BLEACHの世界に最強になって転生 番外編   作:アニメ大好き

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お待たせしました。
今回2人目の死刃による侵略です。

タイトルから誰が出るかは想像がつくと思いますが、どの世界を侵略すると思うか分かりますか?
その答えはすぐに明らかになる。

ヒントは丁度一年前くらいになるアニメ作品です。

それではどうぞ。



3話 最強の魔王 降臨 前編

何の変哲もなかった引きこもりのゲーマーがひょんな事からエフル族の【シェラ・L・グリーンウッド】とヒョウ族の【レム・ガレウ】に異世界に召喚されてしまう。しかもその姿は自身が愛用していたキャラクター【魔王ディアヴロ】の姿だった。

 

自身に付くはずだった首輪がシェラとレムに付いてしまいそれを解除する方法を探し出すと約束する。

 

しかしこの世界に来てから教会の信者の一人に襲われたので力の差を見せつけたり、シェラを連れ戻しに来たエルフの軍勢を追い返したり、魔王軍の幹部と戦ったりと色々あった。

 

そんな最中、レムの身体の中にいた魔王【クレブスクルム】は復活してしまう。しかし長い間眠りについていた為その姿は人間の少女であった上に記憶を失っており魔王としての面影はなかった。魔王である事を隠す為に【クレム】と言う偽名を使うことした。

 

ところが魔王崇拝者であった女騎士【アリシア・クリステラ】の策略によってクレムは暴走し街を破壊しようとした。しかしシェラとクレムの呼びかけによって暴走は収まり事態は終結した。

 

その後ディアヴロはアリシアの頼みで魔王軍の幹部【エデルガルド】を治療し自らの死をもって此度の罪を償おうとするアリシアを説得して和解させる事に成功する。

 

その後フラついたディアブロを介抱しようと女性達がなんと裸で攻め寄って来た為ディアブロの断末魔のような叫びが夜の街に響いた。

 

 

 

しかしこれが自分達にとって最後の楽しい時間になろうとは思ってもいなかった。

 

 

 

 

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「己ェ…エデルガルドめェ…」

 

長い2つの鼻(?)を持つ魔族【オウロウ】がエデルガルドと言う魔族の失態及び逃亡に怒りを露わにしていた。

 

「二度も失敗した上にあのヒューマンの小娘を連れて逃げるとは…」

 

エデルガルドはある人間の女…アリシアと協力して魔王クレブスクルムを復活させる事に成功したかに思えたが、思わぬ事態により魔王の復活は失敗しオウロウか率いてきた魔族の大軍勢は無駄足に終わってしまった。その罪を償わせようとした際に一緒にいた人間の女と元に逃げたのだ。

 

「絶対に許さん!エデルガルド貴様には必ず制裁を加えてやる」

 

オウロウは拳を握りしめエデルガルドに裏切りの代償として制裁を与える事を誓った時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ならその制裁とやらは私がしてやろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突如上空から声が聞こえた。オウロウはその声が聞こえてきた方を向くと月の光に照らされる6つの人影があった。

その内の1人ーーー黒と白の服を着た金髪のが地表に降り立つと、後の5人もその者の後ろにへと降り立った。

 

「何だ貴様?」

 

「何、貴様が今言ったその制裁とやらを私達が代わりに引き受けて挙げようと言っているのだ」

 

「フン、貴様のようなヒューマンの助けなど必要ない。それにヒューマンの分際で我々魔族にそのような口を叩くとは身の程を思い知るがいい!」

 

オウロウが背後の魔族達に命令を下さそうした直後、男が右腕を振るうと物凄い衝撃波が彼の横を通り過ぎて行った。それと同時に複数の悲鳴が響き渡った。

後ろを振り返るとオウロウーー彼から見て左後方にいた魔族の軍勢が消し去られそこから数メートルは地面が抉れていた。

 

「なっ!?」

 

「…これでも私が人間だとでも思うか?因みに今のは私の力の半分も出していないぞ」

 

男は白と黒が混じったオーラを纏うように表面にへと出す。そのオーラにオウロウ含め残りの魔王軍は驚愕していた。

 

「なっ!?この感覚は魔王様と同じ!?貴様…一体何者だ!」

 

「私も魔王だ。と言ってもお前達のこの世界とは違う世界の魔王だがね」

 

その言葉にオウロウは驚愕した。何故なら以前【魔王クレブスクルム】が復活しお迎えに上がった時、その隣にいた男も魔王と名乗った。しかも【異世界の魔王】っと。そして今目の前にいる男もその魔王と同じ異世界の魔王と言っているのだから。

 

「だが私は慈悲深いからな。許してやってもいいぞ?」

 

「な、何だと!?貴様、我々魔族を馬鹿にしているのか!」

 

「そういう貴様こそ魔王である私を馬鹿にしているのか?何ならここで私と戦ってもいいのだぞ?そうなった場合お前達がどうなる分からない訳ではないだろう?」

 

その質問にオウロウは言葉を飲む。半数の魔王軍の兵士達を消したあの力が半分以下ーーつまり全力を出された場合間違いなくここにいる魔族達は自身も含めて消滅させられる。終いにはこの世界にいる全ての魔族が壊滅させられるだろう。

 

「そう身構えるな。先程も言ったが私は慈悲深い。今の発言も許してやってもいい」

 

「ほ、本当か?」

 

「勿論だ。だが()()許してやるとは言っていない。その分の代償としてこちらの条件を呑んでもらおうじゃないか」

 

「…何が望みだ」

 

「何簡単な事だ。それはーーー」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

夜が明け朝日が昇った次の日ーーーーアリシアは新たな人生の目標を見つける為旅立つ事にした。そして今目の前にいるデュアブロ達に別れを言うところであった。

 

「それでは…アリシア・クリステラ…行って参ります」

 

「お元気で」

 

その言葉の後にレムが手を前に差し出す。その行動にアリシアは驚きつつも自分も彼等の仲間である事を理解し笑顔を浮かべる。手を差し出そうとした瞬間…

 

 

 

 

 

 

バリィィン

 

 

 

 

 

 

 

…街中に何かが割れるような音が響き渡った。

 

「何だ?」

 

「何が起こったの?」

 

「皆さん大変です!」

 

ディアブロ達が困惑していると慌てて走ってくる一人の女性ーーー魔術師協会の長である女性【セレスティーヌ・ポードレール】が2人と護衛と一緒に近づいて来た。

 

「どうしたんですか、セレスティーヌさん」

 

「街を守っていた魔族除けの結界が何者かに破壊されてしまいました!」

 

その言葉に皆驚愕した。

 

この街には魔族除けの結界が張られていたから魔族に襲われる事はなかった(物に擬態しての侵入は防げなかったが)。その結界破壊されたと言う事はつまり…

 

 

 

「セレスティーヌ様大変です!大量の魔族が街に攻め込んで来ました!」

 

 

 

…案の定大量の魔族が襲撃して来た。

 

大量の魔族の軍勢は街の建物を至れり尽くせり破壊し始め、人々は恐怖し悲鳴を上げながら逃げ惑う。

ディアブロは異世界の住人とは言え元は人間。こんな悲惨な光景を黙ってみているわけがない。

 

「我は侵入してきた魔族共を片付ける。シェラとネムは街の者達を安全な場所にへと誘導しろ!」

 

「うん」

 

「分かりました」

 

「ディアブロ様、私もお手伝いさせてください!」

 

「分かった。アリシアは我と一緒に魔族の撃退を頼む」

 

「はい!」

 

「私は結界の修復を急ぎます!」

 

「頼むぞ。ではアリシア行くぞ!」

 

ディアブロとアリシアは暴れ回る魔族の軍勢の中にへと飛び込んだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

結界が破壊される少し前ーー

 

昨晩オウロウと接触した金髪の男ーー〇〇はディアブロ達がいる街【ファルトラ】の入り口にへと着地し羽根を収納する。

 

「この街にお前の言っていた魔王と裏切り者がいるのか?」

 

「はい。しかしこの街には我々魔族除けの結界が張られておりまして入るには少々困難かと…」

 

この街に張られている魔族除けの結界は強力な為オウロウのような上位魔族でも破る事は困難(透明なのでその事を教えている)。

昨晩クレブスクルムが街中で暴れ結界が少し弱まっているかもしれないがそれでも簡単に破ることは出来ないだろう。

 

 

 

ーー普通の魔族ならーー

 

 

 

「…結界?」

 

〇〇は街の入り口に目を向けると透明な結界が見えているかのように睨みつける。暫くそのまま睨みつけていると「フン」と鼻で笑い左手を前に出し結界に触れる。

 

すると掌から黒い霧のようなものを流し込み結界を侵食していく。軈てその触れていた部分から皹が入り始め、その皹はたちどころに広がっていき鏡が割れるような音を立て砕け散った。

その光景にオウロウ含める魔族の軍勢は驚きを隠せなかった。

 

「まさか魔族除けの結界を意図も簡単に破壊するとは…」

 

「当たり前だ、あのようなもモノ〇〇様の手にかかれば赤子の手を捻るようなものだ」

 

オウロウの驚きに〇〇本人ではなくその後ろに控えている背の小さい小柄な男が自信満々に答える。

 

「さて、では始めるとするか。お前達5人は魔族共を連れそれぞれ散り散りになり、この街の至る所を破壊するのだ」

 

『畏まりました〇〇様!』

 

「オウロウ、お前は私と来い。お前が対峙したその魔王と会いたい。この中でその姿を知っているのはお前だけだから」

 

「はい」

 

「よし…では行け!」

 

『ハッ!!』

 

〇〇の命令を受け〇〇と一緒に現れた5人はその場にいたオウロウを除く魔族達を連れそれぞれ散会しオウロウと〇〇はゆっくりと街に足を踏み入れ中に入って行った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「【エクスプロージョン】!」

 

『ギャアァー!』

 

「ハッ!」

 

「ウワァー!」

 

侵入してきた魔族の軍勢を迎え撃つ為ディアブロは魔術でアリシアは剣術で魔族を次々と倒し街の人々を助けていた。

 

「ふん。口程にもない連中だな。アリシア貴様の方はどうだ?」

 

「ディアブロ様、私の方も問題ありません」

 

「そうか。…此処らの魔族共は粗方片付いたな。シェラ達と合流するとするか」

 

「はい」

 

周りの魔族をある程度倒したので程度ディアブロ達はレム達と合流しようと移動しようとした時…

 

 

 

「見つけたぞ!異世界の魔王よ!」

 

 

 

…彼等の前にオウロウが現れる。

 

「オウロウ様!?どうしてこちらに!?」

 

「ん?エデルガルドと共にいたヒューマンの小娘か。本来なら裏切り者のエデルガルドと共に始末したいところだが、今は貴様と構っている暇はない。用があるのは……お前だ異世界の魔王!」

 

「…我にだと?一体なの用だ?まさか我を倒しに来たとでも言うのか?」

 

「本当ならそうしたい所だが、貴様に会いたいと言う方が来ているのでな」

 

「我に会いたいだと?フン、どこぞの馬の骨かも知らない奴と会っているほど我は暇でないのだ!」

 

 

 

「なら、その相手が貴様と同じ魔王ならどうだ?」

 

 

 

オウロウの後ろから2人の会話に入り込み、ゆっくりと足を進ませる第三者。オウロウはその者に向き直りまるで敬うかのように跪く。

 

「あいつがお前の言って魔王か?」

 

「ハイ、その通りでございます」

 

オウロウの答えに〇〇はディアブロに視線を向けると奇妙な薄ら笑いを浮かべる。それはまるでーー実に楽しめそうなオモチャだーーと言いたげに。

 

「さて、先ずは自己紹介からいこうか」

 

 

 

「我が名は【ルーチェモン】!傲慢の魔王にして世界最強の魔王【ルーチェモン】様だ!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ディアブロは今目の前にいる人物に困惑していた。

 

「(なんだコイツ。コイツから発せられるオーラは!?クレブと同等、いやそれ以上だ。今まで色んな奴を見てきたけど、ここまで化け物じみた奴は見たことがないぞ)ルーチェモン?【傲慢の魔王】と言うことは貴様も魔王なのか?」

 

「あぁ、そうだ。だが只の魔王じゃない。全世界に於いて最強の魔王だ!」

 

「フン、驚いた。まさか貴様も我と同じ魔王とはな。しかし世界最強とは大きくでたな。世界最強の魔王はこのディアブロなのだ!貴様のようなキザっているだけの奴が最強の魔王とはーー片腹痛いわ!」

 

ディアブロは内心戸惑いがあるが何時もの魔王モードで強気の言葉を発する。

 

「貴様!ルーチェモン様に向かってなんと言う事を!」

 

オウロウはディアブロのルーチェモンに対する無礼な発言に怒りの発言をする。しかしディアブロは今のオウロウの台詞の中に気になる部分をみつけた。

 

「待て、貴様今奴のことを【様】付けしたな?まさかそいつの部下になったとでも言うのか?」

 

「その通りだ。我々は昨晩ルーチェモン様と出会いその絶対的な力を目視した。我々は命を失いかけたがある事を条件に許しを得た。それはーー」

 

 

 

 

ーーーーお前達が私の従属官、謂わゆる部下になると言うのなら許してやるぞーーーーー

 

 

 

「最初は勿論悩んだ。しかし傘下に降った暁には、この世界を我々魔族のものにする事を約束してくださったのだ。だから我々は傘下に入ったのだ!」

 

内容を聞くと半強引的な気もするが、実はあの時ルーチェモンによって消し飛ばされた魔族はそのルーチェモンの力によって蘇り、その感謝の意も込めて従属官になったのだ。

 

「オウロウ様!それではクレブスクルム様を見限るのですか!?」

 

「フン、あんな不完全な魔王様などエデルガルドの奴が復活に失敗した時から見限るっとる。それにワシはこの方に仕えると決めたからのォ」

 

オウロウのその言葉にはなんの迷いもなかった。完全にクレブスクムを見限りルーチェモンに着いて行くと言う。

 

「話は終わったか?そろそろ私はこの魔王と証明したいのだよーーーーーどちらが真の最強の魔王かをね」

 

「それは我も同意見だ。まぁ、貴様のような後からノコノコと現れた()()の魔王など我の敵ではないがな」

 

ディアブロは何時もの魔王スタイルでルーチェモンを愚弄し余裕の態度を見せる。オウロウは「偽りの魔王」と言われた瞬間、今にでも「その身体を引き裂いてやる」と言わんばかりに殺気を放ち前に出ようとするがそれをルーチェモンが手を上に上げ静止させる。

 

「お喋りはここまでにするとしよう。私は忙しいからな。これ以上貴様と呑気に話をしている暇はないのだよ」

 

「なら一瞬してにカタをつけてやろうーー貴様の敗北でな!」

 

互いに睨み合い静寂が訪れる。その場にいた者は魔王2人を除いて何時間にも感じられた。

 

「【ダーク・バレッド】!」

 

最初に動いたのはディアブロだった。杖の先端から無数の黒い塊が高速で放たれる。

 

そのままルーチェモンに直撃すると思われたが、何と当たる寸前に黒い塊はまるで煙のように消えてしまった。ダメージどころか無傷である。幾ら魔王とは言えど擦り傷ぐらいは負わせると思っていた為驚愕した。

 

「驚く事はないだろう?それともこの程度の攻撃が私に効くとでも思っていたのか?」

 

「…フン、そんな事は分かっている。ただ貴様の実力を確かめただけだ。【ライトニング・バレット】!」

 

再び杖の先端に魔法陣が展開され紫色の雷がルーチェモンに直撃し煙が舞い上がる。しかし煙が晴れると涼しい顔をした無傷のルーチェモンが立っていた。オウロウでさえダメージを与えた技だが一切ダメージを受けていない。

 

「どうした?これで終わりか?」

 

「まだだ【フリーズゾーン】!」

 

杖の先から魔法陣が出現し青い球体と二つの円陣がルーチェモンを包み込み一瞬にして氷に閉じ込めた。

 

「ルーチェモン様!」

 

氷に閉じ込められたルーチェモンの姿にオウロウは声を荒げる。だがその心配も束の間。氷がギシギシと音を立て始めると一瞬にして砕け散りルーチェモンが涼しい表情で出てくる。

 

「フン、この程度の氷で私を凍りつかせると思っているのか?だとしたら心外にも程がある」

 

ルーチェモンは右手に見えない何かを握るとお返しと言わんばかりにそれを投げ飛ばす。ディアブロは見えない何かによって吹き飛ばされ後退する。

 

「お前がさっき言った言葉をそのまま返してやろう。この程度で魔王を名乗るなどーーー片腹痛いな!」

 

「クッ、ならこれならどうだ!【フレア・バースト】!」

 

ルーチェモンの周りに3つの光る球体が囲うように現れそれぞれが結びつくようにエネルギーを発生させると1つずつ順番に爆発を起こす。

 

爆炎が上がる中ディアブロはこれで少しはダメージを負った筈っと思っている。そうであってほしいと願っている。

しかし願いは直ぐに砕け散る。突然炎の中心から物凄い風圧が発し炎を吹き飛ばすと白いオーラを纏ったルーチェモンが姿を現わす。

 

「ふ〜ん、今の攻撃は先程のに比べれば良かったぞ。」

 

「ッ!?(そんな!これだけの攻撃を受けて殆どダメージを受けていないだと!?マジでバケモンかよコイツ!?)」

 

「終わりのようなら、今度は私の攻撃に移らせてもらうとしよう。食らうがいいーー【パラダイス・ロスト】!!」

 

ディアブロの前まで高速で移動すると超高速の拳を連打で打ち込む。

 

「ウワァァーーーー!!」

 

今まで発した事のない苦痛の痛みの悲鳴をあげる。

 

暫くして攻撃が止み怯むディアブロ。しかしそれで終わる筈もない。ルーチェモンはその隙に片足でディアブロの身体を蹴り上げる。

その後収納していた羽根を出し羽ばたかせ上空を舞うディアブロと同じ高さまで上昇する。そして身体を逆さまにし、両足でディアブロの両脇を左手で両脚を固定。最後に前髪を書き上げるポーズをして重力沿って急降下を開始。これがルーチェモンの必殺技の一つーーーー【パラダイス・ロスト】。

 

身動きが取れないディアブロはそのまま真っ逆さまに落下していき地面に大きく打ち付けられた。地面は大きな地響きを立て大地が揺れ地割れが起きる。その中心に逆さまになったままのディアブロの足を抱えるルーチェモンの姿があった。

 

「ディアブロ様!」

 

アリシアはディアブロに近づこうとしたが、一瞬にしてルーチェモンが目の前に現れディアブロにした事と同じように高速の拳を連打で何発も打ち込まれる。

 

「ーーーーーーーー!!」

 

言葉にならない悲鳴を発しその隙に上空にへと蹴り上げられ同じ高さまで上昇し逆さまにされ、両脇、両脚を固定され落下し地面に叩きつけられ、同じように地面が揺れ大きく揺れた。アリシアを離すと倒れているディアブロに目を向ける。

 

「やれやれ、この程度で伸びてしまうとは同じ魔王として恥ずかしい。寧ろそれしかいいようがない」

 

地面に倒れるディアブロを冷めた目で完全に見下した口調で言う。

ディアブロは身体を起こし立ち上がる。そして傷口から発せられる緑色の光ーー己の魔力で身体の傷が癒す。

 

「ほぉ、これは驚いた。魔力で傷を癒す事が出来るのか。しかしそれもいつまで持つかだな」

 

「クッ(確かに傷が治るとは言え、奴の言う通り魔力がいつまで持つか。一気に大技で決めるか?しかし、それもかなりの魔力ポイントを消費してしまう。どうすれば…)」

 

ここで大技を放ち一気に勝負を決める手もある。しかし大技はその分自身の魔力ポイントを大きく消費してしまう。かと言ってこのまま戦っても無駄にポイントを消費してしまう。何とかしてこの場の打開作を考えていると……

 

 

 

「ルーチェモン様只今戻りました」

 

 

 

…上空から声が聞こえると5つの人影がルーチェモンの後ろに降りる。その5人の内3人は何かを抱えていた。その抱えていたものを見てディアブロとアリシアは驚愕した。何故ならそれはーーー

 

 

 

 

 

「…シェラ……レム……」

 

 

「……エデルガルドさん…」

 

 

 

 

 

…避難活動をしている筈のシェラとレム、そして魔族であるが自分達と一緒に歩む事を決めたエデルガルドーー彼女達がボロボロにされた姿であったからだ。

 




この作品を見た時「絶対ルーチェモンと戦わせたい」と思いました。

だって「事実」最強の魔王に「ヘタレで偽りな」自称魔王を懲らしめてもらいたかったんですもの。
ディアブロファンの皆さんすみません。

次回はディアブロ達が戦闘している間にシェラやレム達に何が起こっていたのか、その話を投稿予定です。
ルーチェモンの従属官の正体もそこで判明します。
ヒントは2人は魔王つながり、残る3人は中の人つながりです(メタイよ!)

いつになるか分かりませんが、気長にお待ちいただけると幸いです。
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