やはり俺がバンドを組むのはまちがっている   作:静寂な堕天使クロノス

1 / 70
素人ですのでおかしなところも多いと思いますが温かい目で見ていただけると幸いです。


第1章
第1話


いつからだろうか...

自分のギターが奏でる音がひどく退屈に聞こえるようになったのは

 

俺の中から、あのキラキラした輝きは、あのドキドキした光景は

どこに行ってしまったのだろうか....

 

あまり思い出したくないことを夢に見た

一瞬にして俺が全てを失ったあの日のことを...

 

しかしあれは俺が全て悪いのだろう。

 

 

あいつらの苦しみも理解せず、あいつらを傷つけ続けた

そんな俺のせいなのだ。

 

 

 

 

「...久しぶりに見たな、あの夢」

はっきり言うと最悪の目覚めといっていいだろう

しかし今日は新学期が始まる日、高校2年生となる俺には学校という社蓄の養成所に行く必要があるわけで...

 

「はぁーダルい...」

などと言いつつ支度はテキパキしていく。

やだっ!

八幡たらすっかり社畜根性を身につけてる!

などと茶番を心の中で繰り広げていると

ノックもなしに俺の部屋の扉が開き俺の愛しの妹である小町が顔をのぞかせた。

 

「お兄ちゃん起きてる〜?」

 

「起きてるぞ〜、というかしっかりノックしような?お兄ちゃんのプライバシーを守ろうな?」

 

 

「お兄ちゃんが月曜からしっかり起きてるなんて珍しいね〜

雨どころか雪でも降ってくるかもよ?」

 

こ、こいつ兄の言葉を無視しつつさらに俺をディスってきただと...

 

 

「あのなー、今は春だよ?雪なんて降らないよ?

新学期くらい俺だって早く起きるんだよ」

 

「へーお兄ちゃんでも新学期を楽しみにするんだね〜、かーわいい」

 

 

などといつまでも俺をいじる小町を横目に俺は部屋の片隅にあるギターケースを見つめた。

しかしもう俺が人の前であれを引くことはないだろう...

もう、あんな思いをするのはごめんだ。

 

 

「も〜お兄ちゃん話聞いてる?とにかくもう朝ごはんできてるから早く支度して降りてきてね」

 

 

感傷に浸る俺にほおを膨らませ小町は部屋を出て行った。

もう一度ギターケースを見てから俺も部屋を出ていくのだった...

 

 

*****

ー総武高校 2年F組ー

 

2年生になったからといって俺は浮かれたりしない

俺はやっぱ洗練された孤高の人間だからな

ハーッハッハッ

 

言っておくがあれだ、俺はぼっちではない。

ただ友達がいなくて学校でいつも一人でいるだけだ。

 

だから別に「また同じクラスになれたね〜」

とか言えなくても寂しくなどない。

ほ、ほんとだからな!

 

 

「やっはろー!ヒッキー

て、どうしたの!?目が腐ってるよ?」

 

こんなにも俺に馴れ馴れしく話しかけてくるやつなど

この高校には1人しかいない。

 

「ほっとけ、目ならいつでも腐ってるだろ」

 

「自覚あるんだ...」

 

俺に話しかけてきたこの少女の名は由比ヶ浜結衣

...俺のバンドのメンバーだったことから今でも

俺と話してくれる数少ない人の1人だ。

まさか同じクラスだったとは...

 

 

「お前は相変わらずなんだな...」

 

「ちょっ!それどういう意味!?」

 

「いや相変わらずアホの子なんだなって思ってな...」

 

「なっ!アホの子とかいうなし!ヒッキーきもい!」

 

...こんなやりとりもずいぶんと久しぶりだ。

今思えば中3のあの時からあいつらとはほとんど会話していない。

 

 

「悪かった悪かった」

 

 

「すっごい適当に謝るなし!

はぁ、ヒッキーも相変わらずみたいだね...」

 

「当たり前だろ?人はそう簡単には変わらないんだよ」

 

「そうゆうところだし...」

 

俺に呆れていた由比ヶ浜はそこで表情を変え

 

「ヒッキー、あのね今度の日曜日にあたしたちライブするのよかったら来てくれない?あれからまたいっぱい練習したんだよ!」

 

俺が抜けても由比ヶ浜たちは3人でバンドを続けている。

たびたび由比ヶ浜や一色は俺をライブに誘ってくれるのだが、

俺は1度たりとも行ったことはない。

 

「ああ、行けたら行くわ」

 

いつも通りの返事に由比ヶ浜は一瞬悲しげな顔を浮かべたが

すぐにいつもの笑顔になると

 

「うん!待ってるね!」

 

そう言って由比ヶ浜は俺の席から離れていった。

こんなやりとりをするたびに俺の胸は締め付けられるような感覚に襲われる。

きっとそれは愚かな俺への罰なのだろう。

しかし考えずにはいられない。

 

 

「俺は、、どこで間違えちまったのかな...」

 

そんな俺の独り言は教室の喧騒に紛れて消えていった...




文書を書くのって難しいですね。
読んでくださった方ありがとうがとうございました。

4月ながらに追記ですがよければ最後まで読んでくださると嬉しいです、この辺りよりはマシな文章となっているので......
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。