やはり俺がバンドを組むのはまちがっている   作:静寂な堕天使クロノス

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暇つぶし程度にでも読んでくださる皆様本当にありがとうございます。
何かしら反応があるたびについにやけてしまいますねw


第19話

小町がバンドに入ってすでに1週間が経った。

その間に俺は小町はもちろん戸塚、材木座さらには川崎までもがそのバンドであったことをことあるごとに話すようになっていた。

俺としては戸塚と話す機会が減ってしまいちょっとショック.....

 

しかしそんなことも言ってられない事情がある。

それは俺にとっていや全学生の敵。

そう、期末テストが近づいているのだ。

 

いや、まあ俺自身は別に成績が悪いわけではない。

現に今もこうして家で勉強している。

....今は休憩中だが

そりゃ数学はひどい点数だがそれは国語で十分にカバーできている.....はずだ。

 

テストが近づいてくるとクラスの中でもその話題が増えてくる。

ここで朝寝てるふりをしてる時に聞こえてくるテストの話題ランキングを発表したいと思う。

べ、別にたまたま聞こえただけだし。

その話を俺もしてみたいとか思ってねーし。

後テスト勉強サボりたいとも思ってねーからな?

 

では早速第3位.....

 

「私、あの教科やばいんだけど〜」

 

これはあれだな主に頭の悪い奴らが使ってるケースが多い気がする。

これを言ってる奴は大抵他の教科も大してできていない。

まぁたまに俺のように本当に1教科だけが出来ない奴もいるが.....

 

それでは続いて第2位.....

 

「早くテスト終わらないかな〜」

 

まあこれはわからんでもないどころか俺も大いにそう思っている。

だが、だいたいこれを言った後に友達と

 

「テスト終わったらカラオケ行こーぜ!」

 

と言った具合の展開を見せることがほとんどなのでぼっちには縁がない言葉とも言える.....

 

それでは映えある(?)第1位だ。

 

「私今回全然勉強してない〜」

 

はっきり言おうこれに関しては言ってる奴の8割がウソだ。

ソースは中学生の頃の俺。

そう、あの時はみんな勉強してないって言ってたし勉強しなくていいか〜という気持ちでテストを受けひどい結果だったのは俺だけ.....

なんであの時からウソだと気づかなかった俺.....

ほんとにあの時俺を騙した奴、許さないからな?

(八幡は直接話したわけではない)

 

しかも俺の周りのやつは勉強ができる奴が多いんだよなぁ.....

雪ノ下やら葉山は毎回学年トップ2だし、一色もなかなかの高順位だし.....

 

そういや、戸山たちは勉強できんのかな?

今度聞いてみるか......

 

なんて1人で考えていたらかなりの時間が経ってしまっていたので俺は慌てて勉強を再開するのだった。

 

*****

 

せっかくの土曜日!テスト前だから勉強するかぁ!

....とはならずに俺は今spaceの前にいる。

 

なぜかというと.....まぁ単純に俺がテストを忘れていて予約を入れてしまったからだ。

息抜きにはいいか....と思って結局きてしまった.....

 

というか、最近の傾向から言ってspaceに入ったら誰かに会う気がする.....

 

「八幡さん?そこで何をしているのですか?」

 

最近の俺の予感はよく当たるなぁ....

 

「おう、氷川。練習か?」

 

「はい、少し自主練習を....」

 

「そっか、やっぱりお前は真面目だな」

 

「あ、ありがとうございます」

 

なんか氷川の顔が少し赤くなった気がするが風邪でも引いているのだろうか?

 

「無理はしすぎるなよ?体調崩したら元も子もないからな」

 

「は、はい.....」

 

なんかあの日以来氷川の態度が変わった気がするんだよな

なんか急に名前で呼び出したりするし、前より俺に話しかけてくれるようになったし......

 

「というか、八幡さんの学校ではまだテスト前なのでは....?」

 

「あ、ああそうだが。ま、まぁ息抜きとかいうやつだ....」

 

「そうなのですか?八幡さんは勉強はしっかりとしているのですか?」

 

「国語は学年トップクラスでできるぞ。というかお前の学校はもうテスト終わったのか?」

 

「いえ、私もまだですね。」

 

「なんか氷川は勉強もできそうだよな....」

 

「いえ、そんなことはないですよ?こないだも学年2位でしたし....」

 

え?何この子もしかして俺が思った以上に勉強できる人だったの?

なんで学年2位で悔しがってんの?

 

「ふ、ふーんやっぱすごいんだな、今度教えてもらいたいくらいだな」

 

俺は前まではそんなに勉強する方ではなかったのだがバンド抜けた後は勉強することで気分を紛らわせたりもしていた、数学はできるようにならないから勉強しなかったけどな。

 

「別に私は構いませんよ?」

 

「え?まじでいいのか?」

 

「ええ、明日にでも」

 

俺にしても悪い話ではないな.....

 

「なら、頼むわ」

 

「そうですか、なら明日の午前からで構いませんか?」

 

「ああ、問題ないぞ」

 

「では、この時間にこの場所に.....」

 

こうして俺は頭いい人から勉強を教えてもらえることになったのだった.....

 

*****

ーその夜ー

 

紗夜は自室でベッドに寝転びながら今日のことを思い出して悶えていた。

 

「まさか、こんな簡単に八幡さんを誘うことができるとは....」

 

あの一件以来私は八幡さんのことがその、す、好きになってしまったの.....

それでずっと八幡さんと色々なことをしてみたいと考えていたのだけれど.....

あんなにも簡単に誘えるとは思っても見なかったわ.....

本当に幸運な1日ね.....

 

「あれ?お姉ちゃんどうしたの?なんかすごいるんっ!ってしてるね」

 

「日菜、部屋に入る時にはノックをしてたあれほど....」

 

また勝手に双子の妹である日菜が部屋に入ってきていた。

八幡さんのアドバイス以来頑張って前よりは普通に話せるようになったのだけれどまだやはり少し棘のある言い方になってしまうわね.....

 

「それよりも日菜、あなた明日はどこかに出かけたりするの?」

 

「ううん、明日はお仕事もレッスンもない日だから家で過ごすよ〜」

 

「そう、明日はお客さんが来るから大人しくしていなさいよ」

 

「お姉ちゃんにお客さん?珍しいね〜」

 

「え、ええ。一緒に勉強する予定だから静かにしていてね」

 

「わかったよ!」

 

せっかく八幡さんが来てくれるのに.....日菜に邪魔されたらたまらないわ。

 

日菜が部屋から出て行ったあとも紗夜は明日のことを考えるのであった.....

 

*****

ー翌日ー

 

そのは俺は氷川の指定した時間より10分ほど早く着いたのだが氷川はすでに俺を待っていた。

 

「おはようございます、八幡さん」

 

「おう、でこれからどこへ行って勉強するんだ?」

 

「言ってませんでしたか?私の家です」

 

え?今なんて言った?氷川の家でやるって言った?

 

「今日両親は留守にしているのでなんの問題もないですよ?」

 

それならいいのか?いや、いいはずはないよな....

だが、教えてもらう側として場所を変更して欲しいとは言いにくいしな.....

 

「わかった、じゃあ案内してくれ」

 

俺は氷川の厚意なら甘えることにした。

 

「はい、こっちです」

 

氷川と俺はその後氷川の家まで15分程度歩いた。

もう少し家から近い場所を待ち合わせ場所にすればよかったのに....

その15分の間に俺は氷川といろんな話をした。

 

「では八幡さんは中学校に入学する前からギターを弾いていたのですか?」

 

「まぁ色々あってな.....」

 

こんな俺のことだったり

 

「氷川は部活とかやっているのか?」

 

「ええ、弓道部に所属しています」

 

「イメージにぴったりだな」

 

なんで氷川の話であったり

 

「前から小町のやつは部屋に入る時にノックをしなくてな....」

 

「私の妹もです....何回もやめるように言っているのですが.....」

 

「お互い妹には苦労するな.....」

 

なんて愚痴話もしたな。

 

そんなこんなで氷川の家までの15分は案外早く感じた。

 

「ここですね」

 

「へーここが.....」

 

「では、どうぞ」

 

「お邪魔します....」

 

女子の家なんて片手で数えられるくらいしか入ったことないぞ.....

 

「あ、お姉ちゃん!おかえり〜」

 

緊張してる俺とは対照的な緊張感のかけらもない声が聞こえた。

そちらを振り返るとそこには.....

 

「この人がお姉ちゃんのお客さん?」

 

気のせいじゃないよな?俺がそう思うのも仕方ないだろ

こないだ会ったばっかのパスパレのメンバー氷川日菜が立っていたのだから.....

 




今回はここまでとなります。次回は氷川家での勉強の様子を書く予定です。
それと、感想や評価を残してくださると励みになるので是非お願いします。
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