やはり俺がバンドを組むのはまちがっている   作:静寂な堕天使クロノス

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今回は唐突にネタが思い浮かんだので番外編です。
すいません、本編のネタが考えつかなかったとも言います.....



番外編2

俺は暇すぎて今日ブラブラと商店街を歩いている。

え?聞いてないって?そんなこと言うなよ。

本当に暇なんだから。

 

「でもマジですることないな.....」

 

商店街に来たが特に用もなく結局家にいた時と何も変わらない。

えー俺こんな暇な日なんだか久しぶりすぎてどう過ごせばいいか分かんないだけど......

俺はいつの間に社畜に.....

 

これも戸山と出会ってからのこと.....

....なんだかんだ楽しかったからいいんだけどな。

 

俺がそんな風なだいぶ恥ずいこと考えていると不意に.....

 

「あ!八幡君!」

 

えーとこの声は....

 

「やっぱ日菜か」

 

「うん!それで八幡君はどうしてこんなところにいるの?何か用事でもあるの?」

 

「いや、そのなんと言うか....」

 

ただ暇って言えばいい話なのだがなんかそれは俺が寂しいやつみたいでなんとなく言えない.....

 

「ん?もしかして暇なの?」

 

ぐはっ!さすが天才.....

あっさり俺の事情を見抜きやがった.....

 

「あ、ああ特にやることがないからな。それでなんかしようと商店街に....」

 

「ならあたしと一緒に遊ぼうよ!」

 

「もしかしてだが、お前も....」

 

「うん、暇だよ」

 

.....お前もかい、なるほどだからこんなぼっちの俺に話しかけてきたのか。

 

「本当はおねーちゃんと遊びたかったんだけどお姉ちゃんバンドの練習だからって....」

 

なんか、想像がめちゃくちゃ簡単に着くんだが.....

 

紗夜に必死にしがみつく日菜の姿が.....

 

でもどうせ暇だし断る理由もないんだが....

そうなるとこれってあれだろ?

ほら、男女が2人で遊びまわるのって言うのわ....

で、デートってやつじゃないのか.....

 

いきなりそんなことは....ハードルが....

 

「で、どうするの八幡君?無理にとは言わないよ〜?」

 

いや、こんな美少女とデートできるとかご褒美でしかないが誰かに見られたら日菜が困るのでは.....?

 

「他の人たちに見られたりしても大丈夫なのか?お前アイドルだし.....」

 

「別に問題ないよ〜。それに....八幡君とならそんな噂立てられてもいいし.....」

 

後半はなんかよく聞こえなかったが.....

まぁ本人が大丈夫って言ってるし大丈夫か?

 

「じゃあ、よければ.....」

 

俺がそう言うとその瞬間に日菜は満面の笑みを浮かべる。

 

「やったー!じゃあ早く行こーよ!」

 

そう言いつつ日菜は俺の手を引いて歩き出す。

その瞬間に不覚にもドキッとしてしまった。

 

「お、おう」

 

が、それを極力悟らせないようにして俺は日菜に引かれるままにして歩き出すのだった。

 

*****

 

まず最初に俺たちはショッピングモールを訪れた。

 

「どの店から見ていく?」

 

「そうだな〜?まずは服から見てみようよ。八幡君の服も選んであげようか?」

 

なんかそれは怖い気がする、とてつもなく俺で遊びだしそうな気がする.....

 

「いや、特に服は今必要ないから....」

 

「そっかー、ならあたしの服選びに付き合ってね?」

 

「あんま大層なことはできないからな?」

 

「そんな難しいことは頼まないって〜」

 

こいつの空気感はいつも楽しげでこっちまで楽しかなってしまうような感じだ。

俺とは正反対だな....

 

そんなこと考えながら俺は日菜を待っていた。

なぜかって?

考えてやれよ、試着室入っていったんだよ。

 

その後少し待つと日菜が出てくる。

 

「どう似合ってる?」

 

正直に言おう、めちゃくちゃ可愛い。

だけど、なんて言うんだこういうのって付き合ってもないやつが褒めたりしていいのだろうか?

 

「聞いてるの?八幡君?」

 

「あ、ああよく似合ってると思うぞ」

 

日菜が少し不機嫌そうに聞いてくるのでつい普通に褒めてしまった.....

 

「ほんと!?じゃああと何着か試着するからまた感想教えて!」

 

そう言うと日菜はまた試着室に入っていく。

てか、こういうのって普通聞いた側が照れたりするものじゃないのか?

そんなことを思いながらも俺は日菜の次の格好を楽しみに待つのだった。

 

*****

 

それからも日菜は何着か試着をして結局その中から数着を買って店を後にした。

ちなみに荷物は俺が持っている。

 

「八幡君は優しいね」

 

「いや、小町に...妹にそうするように言われ続けられたからな....」

 

小町曰く、そうした方がポイントが高いのだそう。

 

「それでも、ありがとね!」

 

素直なのは美徳だよね、ふとそんなことを思った。

そして、気がつくとそこそこ昼飯どきになってきた。

 

「もうそろそろ昼にするか?」

 

「そうだね」

 

こうして俺と日菜は昼食を取ることになった。

 

*****

 

俺たち2人が来たのは全国チェーンのハンバーガー店だ。

せっかくだしもうすこしおしゃれな店にでも行こうかとも思ったが特になんでも日菜曰く面白いものが見られるとのこと。

 

「いらっしゃいませ〜!!」

 

ん?なんかこの店員の声聞いたことある.....?

 

「やっほー彩ちゃん」

 

「日菜ちゃんまた来てくれたの?ありがとうね。でもこの時間帯は忙しからこの前みたいなことはしないでね?」

 

何したんだよ....

 

「わかってるって、今日は1人じゃないし」

 

「え?誰かと一緒なの?」

 

「うん、ていうかあたしの後ろにいるよ?」

 

「え、あ、は、八幡君!?な、なんで日菜ちゃんと一緒に....」

 

確かにめちゃくちゃ慌てふためいて面白いがこれでこいつ大丈夫なのか?

 

「ほらほら〜他の人に迷惑かからないように早く注文させてよ〜」

 

な、なんか日菜遊んでないか?

 

「ううっ、それではご注文はいかがいたちますか....」

 

噛んだな

 

「噛んだね」

 

「ううっまたやっちゃったー!」

 

こいつのこういうところはもはや才能の域に達してるというのがよくわかった。

 

*****

 

注文は結局そこそこな時間がかかってしまい後ろには少し列ができていた。

その人たちに申し訳なさを感じながらも俺と日菜は空いてる席を見つけて座る。

 

「そういえば結局テストはどうだったの〜?」

 

「ん?ああ紗夜のおかげでいつもよりいい成績だったぞ」

 

「ふーん、おねーちゃんだけ?」

 

なんかプレッシャーを感じる.....

いやな、日菜も教えてくれたには教えてくれたのだが.....

その説明は俺には高度すぎるというか....

はっきり言って何を言ってるのかさえわからないくらいに教え方はヘタだった。

 

「ひ、日菜もありがとうな」

 

「うん!どーいたしまして!」

 

それでもやっぱりお礼くらいは言っといた方がいいよな、日菜の機嫌をとるためにも.....

 

「日菜はどうだったんだ?」

 

「あたしはいつも通りだったよ」

 

ちなみにこいつのいつも通りは学年トップクラスらしい。

これは紗夜からの情報、勉強さえやらなくてもできるとか羨ましすぎる.....

 

「そんなことより聞いてよ!」

 

「ん、なんだ?」

 

こんな感じで俺と日菜はゆっくりとおしゃべりしながら昼食を済ませるのだった....

 

*****

 

昼食を済ませると俺たちは次の目的地を決め始めたのだが......

 

「どうする?どこか行きたいところはあるか?」

 

「ん〜?八幡君は?」

 

と、特にやることもなかった2人、行きたい場所なども互いにない。

このままだと最初と特に変わらないな、マジでどうしよう?

 

「とりあえずぶらぶらしてみる?」

 

「そうだな、気になった所に寄ればいいか」

 

こうして俺たちは商店街をぶらぶらし始めたのだが.....

 

「あっ!あのお店に行ってみようよ!」

 

「あ、ああ」

 

「次はあっちのお店に〜」

 

「お、おう」

 

「あ!あのお店もるんっ!って来た!」

 

「わ、わかった」

 

なぜだ?なぜ俺たちはほとんど進んでいないんだ?

どんどん新しい店に入っていくからなのか?

いや、きっと妖怪のせいだな。

うん、そうだな。

 

ていうか日菜の持ってる荷物が増えてきてるな....

あのペースで店に入っていれば当たり前か.....

 

「荷物、持ってやろうか?」

 

「え?いいよ〜あたしが買ったものだし」

 

「いや、俺手ぶらだから気にすんな」

 

「優しいんだね〜」

 

そう言いつつ荷物を半分くらい俺に渡してくる。

全部持ってやるのにな。

 

でももう結構いい時間だな

次のところで最後くらいだろうか.....

 

「あ、八幡君!次あそこに行こうよ!」

 

そう言って日菜が指をさしたのはゲームセンターだった。

 

「でも時間的にあそこが最後だな」

 

「わかったよ〜」

 

俺と日菜は並んでゲームセンターに向かうのだった.....

 

「ねーねーまずはあれやろーよ」

 

「ん?エアホッケー?いいけど.....」

 

「やったー!それじゃあさ負けたらジュース一本奢るっていうのはどう?」

 

「罰ゲームか....まぁいいぞ」

 

ほんとに子供みたいだな.....

仕方ない、ここはひとつ勝たせてやるとするか.....

そう思いながら俺は100円を入れた。

 

 

 

.....のだが結果を言おう。

 

15対0だ。

どちらが0かって?

俺だ.....

 

「あはは〜八幡君よわ〜い」

 

「いや、お前が強すぎるだけだろ.....」

 

ほんとにこいつなんなの?

逆にできないことがなんなの?

 

「お前ほんとになんでもできるよな.....逆にできないこととかあんのか?」

 

「そりゃあるよ〜、彩ちゃんみたいに一生懸命にできないし、麻弥ちゃんみたいに機材に詳しくもないし、千聖ちゃんみたいに周りを見れたりもしないし、イヴちゃんみたいにいろんなことに挑戦したりもできないよ」

 

俺はこいつのことを誤解してたな.....

てっきりこいつはまるっきり他人のことが理解できないのかと思ってたんだが....

 

なんだよ、ちゃんと周りに信用して理解しようとしてるんだな。

 

「パスパレのみんなはね、あたしにいろんなことを教えてくれたんだよ!」

 

「大切にしろよ、そんな仲間に出会えることなんてそうなんどもあることじゃないからな」

 

「八幡君が言うと説得力がないよ〜」

 

前言撤回だ、こいつはまだ人の気持ちを考えれてないわ

 

「俺にだって友達の1人くらいはいるから、多分」

 

「そこ多分つくのおかしくない....」

 

日菜のこの表情は初めて見たな。

できれば女子にこの表情はされたくないけど.....

 

「べ、別にいいだろ」

 

「.....もし寂しいならあたしがなってあげるよ?」

 

......なんか今日のこいつはたびたび俺をドキッとさせてくるな。

しかも、友達って入れろよ.....

俺以外なら勘違いしてるまでにある。

 

「寂しかねーから大丈夫だ、でももしどうしてもって言うならなってもらってやるよ.....」

 

我ながらほんとに下手くそなコミュニケーションだな.....

 

「ふふっ、なら八幡君のために今は友達になってもらってあげるよ」

 

な、なんか含みのある言い方っていうか期限付きなの!?

だって今はって言ったよ!?

何それ怖いって、なら大丈夫だって.....

 

「それじゃあさ八幡君、最後にプリクラ撮らない?」

 

え?今こいつなんて言ったんだ?プリクラ?それはもしやあの噂に聞くリア充御用達のあの四角い機械のことか。

 

俺は今まで縁がなさすぎて撮ったことないからぶっちゃけ少し興味があるけど.....

 

2人で撮ったらなんかそのほんとにデートっぽいし.....

 

「早く早くー!」

 

な!?もうあんなとこまで.....

仕方ない俺もこの際素直になるか....

 

「ちょっと待てよ!」

 

俺はそういい日菜を追いかけた。

 

「じゃあ早速撮ろうよ〜」

 

「俺初めてで勝手がわからないからとりあえず任せたわ」

 

「やっぱり初めてだったんだ〜」

 

だからやっぱりとか言うなよ.....

 

とか思ってる間に日菜はもう撮る準備を進め終わったようで....

 

「ほらほらもう始まるよ!」

 

「お、おう」

 

俺は噂でしか聞いたことがないがあれだろ?

プリクラって機械からいろんな指令がきてそれをこなしながら撮るんだろ?

 

『まずは彼氏さんが後ろから彼女を抱きしめて〜』

 

は?え?ちょままちょっと待って?今この機械なんて言ったの?

なんでそんな指令がくんの?

え?これカップルがやるやつじゃないの?

 

「な、なんでこんなこと指示してくるんだよ?」

 

「そりゃカップルのモードで始めたしね」

 

は?今この子なんて言った?カップルモードで撮り始めた?

なんでそんなことしたの?

 

「こんな恥ずいことやれるわけないだろ.....」

 

「え〜一回くらいいいじゃん、後の指示は...やんなくてもいいからさ」

 

そう言うが恥ずかしいものは恥ずかしいし.....

 

「じゃあもしやってくれなかったら大声で人を呼んでみようかな〜」

 

こ、こいつ考えられる限りでもかなり面倒くさい脅しをしてきやがった....

断ったらガチでやりそうなんだけど、え?やるしかないの?

 

「....この一回だけだぞ」

 

瞬間日菜の顔がほのかに赤くなる。

なんだよ、お前も恥ずいならやるなよ.....

 

「じゃ、じゃあいくぞ」

 

「う、うん」

 

俺は日菜を後ろから軽く抱くようにする。

こうしてみるとこいつが本当に女の子であるのがわかるっていうか....

ドキドキが止まんねぇ.....

これ絶対今俺顔真っ赤になってるな.....

 

その後の指示はより恥ずいようなこともあったがそれは約束通り普通に撮らせてくれた。

 

その後加工の時には日菜は俺を近寄らせてくれなかった.....

なんだよ、ちょっとやってみたかったのに.....

 

「できたよ〜、はい!これ八幡君のぶん」

 

「おお、サンキュ」

 

そう言って俺は受け取り無くさないうちにとりあえず財布の中にしまう。

もしこんなの落としたら俺も日菜も終わりだからな.....

 

俺はこのプリクラを絶対に他の人に見せないと決めた.....

 

*****

 

あの後ゲームセンターを出た後俺は日菜を家の前まで送っていくことにした。

そこそこ暗くなってきてたし荷物も多かったしな

話してると日菜の家はもうすぐそこになっていた。

 

「八幡君のおかげで今日は楽しく過ごせたよ〜。ありがとね!」

 

「俺も暇だったし気にすんな」

 

「またいつか一緒に遊ぼうね!」

 

「いつかな」

 

「じゃバイバーイ!」

 

「おう、じゃあな」

 

日菜が家に入るのを見届けてから俺も家に帰り始めた。

 

*****

 

その夜のこと俺は自室で今日のことを思い出していた。

 

「そういや、日菜とのプリクラまだよく確認してなかったな....」

 

確か、財布の中にっと.....

 

ああ、あったあった。

 

そして見て俺は新たな発見をする。

 

「ほんとに恥ずかしいなら....やるなよな」

 

あの後ろから抱きしめていたプリクラに写っていたのは顔を真っ赤にした俺と同じくらいに顔が赤い日菜の顔であった.....

 

後日クラスメイトに日菜といるところを見られていて雪ノ下たちに問い詰められることになったのはまた別の話......




今回は日菜ちゃんメインの回でした。
またこんな感じで何人か1人ずつデートさせていく予定です。
気長に自分の推しキャラの番が来るのを待っていてください。

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