やはり俺がバンドを組むのはまちがっている 作:静寂な堕天使クロノス
とりあえずこの回で番外編は一区切りになります。
さらに更新も遅くなってしまってすいません.....
少々別ゲーにハマってました()
話は変わりますがアニメのバンドリ最終回神じゃないですか?
Roseliaの新曲めっちゃよかった.....
皆さんはどの曲が好きでした?
アフグロとのラビワンの合同練習の1日後
俺は再びspaceを訪れていた。
理由は至極単純で普通にその日に予約してたのを忘れていたからである。
やだ、八幡たらうっかりさん。
だけど、昨日はあんま弾けてなかったからちょうどいい機会だったな。
その後も俺はしばらくギターを弾き続けた。
しかし、俺は自分自身の変化に気づかないわけがなかった。
昨日の一件のせいか俺は昔の曲....アブアル時代に弾いていた曲を弾きたい衝動が生まれていた。
昔何度も弾いた曲なのでほとんど覚えてはいるのだが.....
やはり1人だと物足りないんだよなぁ.....
なんてことを思いながらスタジオを出たら.....
「あら?八幡も来ていたのね」
「ん?ああ、お前こそ自主練か?」
「そうよ、日々の練習は欠かせないわ」
「相変わらず真面目な奴だなぁ....」
俺と同じように練習をしに来ていたらしい湊と会った。
「そういう八幡だって頻繁にここに来てるじゃない」
「俺は練習っていうか....ただの自己満足みたいな感じだから」
「そう、八幡はアブアルに戻る気はないの?」
「できることならやっぱり戻りたいとは思ってる....」
「早くしないと後悔することになるわよ、時間は有限なのよ?」
「実はな.....俺たちの学校の文化祭までに戻れるように頼んでみるつもりではある」
「私も早くまたあなたのバンドでの演奏を聴きたいわ」
「まだ少しだけ待っててくれ」
「ええ、それは私のわがままだもの」
なんだかんだ言って初めて会った日からで考えるとこいつとの関わりも相当長いものになってきてるからな。
それに...こいつは俺がバンドにいた頃を知ってる数少ない奴だしなぁ....
「まさか....湊とこんな会話する日が来るとはな.....」
「あら?それはどういう意味かしら?」
「ん?いや、お前も丸くなったなぁって思ってな」
「そうかしら?でも、私が変わったのだとしたらそれはRoseliaのみんなのおかげね」
「お前からそんなこと聞く日が来るなんてお前と会った時には思わなかった」
「あの時はまだ余裕がなかったのよ.....」
あ、やっぱり少し昔話は恥ずかしいんだ....
「まぁそれはお互い様だ」
「たしかにあの時の八幡は余裕のかけらもなかったわね」
「あんま、いじめんなよ俺を」
本当に俺のメンタル豆腐だからな?
というかもはやメンタル弱すぎてもはや水とか言えるまでにある。
「八幡もだいぶ変わったわね」
「そうだな、それもお前のおかげかもな」
「わ、私は別に何もしてないわ」
「そんなことないぞ、お前のおかげで俺は進めたんだ」
「だから私は別に....」
「ん?顔赤いけど体調でも悪いのか?」
「八幡が急にらしくないことを言うから.....少し」
ああ、急に礼を言われて照れてるのか、なんだこいつも俺と同じ側の人間なのか?
「お前友達少ないだろ?」
「どうしてわかったの?」
「いや図星かよ....」
「ええ、昔から積極的に人と話す方ではなかったわね」
「人のことは言えないけど想像が簡単にできんな....」
本当どんだけストイックにやってきたんだよ.....
まぁ、あの歌声なら納得するけどな.....
「そういえば八幡、前にしたあなたの家の猫を見せてくれる約束いつ守ってくれるのかしら?」
あーそういえばこいつにそんなこと言ったことあったらしたな。
アレはその場で終わるものだと思ってたんだが.....
こいつは本気だったか.....
まぁ約束したのは事実だし....
「....お前このあと暇か?」
「特に予定はないわ」
「なら、このあとすぐにでも見せてやるよ」
「.....本当?」
「ああ」
めちゃくちゃ嬉しそうだな.....
「じゃあ早速行きましょう」
「いや、その前に昼飯でもどうだ?」
時間的にもそろそろだし俺の家には今誰もいないから用意もされてないしな。
「そうね、じゃあまず昼食をとりましょうか」
「なんか希望はあるか?」
「特にないわね、八幡に任せるわ」
あー、出た!
男が困る問題ランキングでも上位の質問。
これでガチのとこに行けば引かれるしかといってあまりにも普通なところに行ってもダメな男認定されてしまうという恐ろしい質問だ。
だけどこいつの場合そんなこともないか....
「じゃあ俺の行きつけに行くか」
「ええ、なら案内してちょうだい」
*****
そして俺が湊を案内したのは当然のごとくサイゼだ。
そうサイゼそこはまさにこの世に生まれ疲れ果てた若者の心を癒す楽園、ヴァルハラ、サンクチュアリといっても過言ではない。
いや、それ以上の言葉が相応しいな。
「.....」
「なんか不満だったか?」
「いえ、ここはライブの後によく来るのよ」
「へぇお前らそんな打ち上げ的なことやらなそうだと思ってたんだけどな」
「打ち上げというより反省会ね、その日のライブの反省はすぐにすべきだわ」
「やっぱボーカルが似てると思考も同じなのな」
「どういうこと?」
「いや、俺のいたバンドのボーカルがお前に似てるんだけどよ。いってることがそっくりなんだよ」
「そうなのね....。ぜひ一度話してみたいわね」
「spaceで会ったりしないのか?」
「会ったことも話したこともあるけど....雪ノ下さんだけはあまり喋ったことがないのよ」
「あーそれはアレだ、ちょっと話しかけるタイミングを他の2人に奪われてるだけだ」
「そうなのね、一色さんと由比ヶ浜さんはリサと仲がいいのよ」
「そうなのか?まぁ確かに気が合いそうではあるけどな」
「昔からリサは私のことを心配して自分のやりたいことをできてないんじゃないかって心配してたのだけれど、必要はなさそうね」
「あいつ人当たりいいからな、少しは見習いたいもんだけど」
「そうしたら八幡が八幡じゃなくなるわよ?」
「なんだかんだ言ってお前俺をグサグサしてくるよな.....」
「普段あなたの周りの人がやってるのを見るとついやりたくなってしまうのよ」
「....やっぱここで解散にするか」
「冗談だから許して.....」
「いや、俺のも冗談だから....」
本気で心配そうな顔するなよ、罪悪感やばいから。
つか、どんだけ猫好きだよ....
俺もだいぶだと思ってたが.....こいつには到底及ばないな。
「でも、お前もやっぱ今井のことは大切なんだな」
「当然よ、リサがいなければ今の私はいないわ」
こいつ結構恥ずかしいことをさらって言えるタイプか.....
「じゃあそろそろ行くか」
「ええ、楽しみだわ」
*****
こうして俺の家に向かい出したわけだが....
サイゼから俺の家までは地味に遠い、歩いて20分くらいかかるのでその間は当然のごとく湊と話すことになるのだが.....
先程から湊は猫のことを考えているのか上の空で会話が続かないんだよな.....
今のこいつでも反応しそうな話題は.....
「ところでなんでお前はそんなに猫が好きなんだ?」
「昔、猫を飼っていたの、その時から猫は好きね」
「どんな猫だったんだ?」
「それは....」
案の定猫の話をし出したら会話も続いて俺の家に着いた。
「ここが八幡の家なのね」
「ああ、今日は家に誰もいないから気を使わなくてもいいぞ」
「......人が、誰もいない」
やっぱ男と2人は嫌なのだろうか?
でも小町も今日は絶対戻ってこないしな.....
「それが嫌ならまた別の日にするか?」
「いえ、構わないわ....」
まぁ何かする度胸もないんだけどな。
「それじゃあ.....お邪魔するわね」
「ああ、そこがリビングだから少し待っててくれ」
「ええ」
そして俺が飲み物や色んなものを準備してからリビングに行くと.....
「八幡、猫がいないのだけど」
かまくらを必死に探してる湊の姿があった。
「多分少し待ってたら来ると思うぞ」
「そう....」
残念そうだな....
でもかまくらどこにいるかよくわからないからな.....
「そういえば八幡には妹がいるわよね?今日はどうしていないの?」
「ああ、今日はあいつのバンドのメンバーと出かけてるらしい」
「なんというバンドなの?」
「ああ、ラビワンって言うんだけど....」
「そのバンド....ボーカルが.水色の髪色の人じゃないかしら?」
「ああ、そうだけど」
「最近よく練習しているのを見るわ」
「一生懸命に練習してるからな、いつかライブとかで一緒になったりしたら頼む」
「八幡はシスコンなのね....」
は?別にそんなんじゃねーし?
ただ妹を世界でもトップクラスで愛してるだけだし?
「それにしてもかまくらこないな....少し探してくるから待っててくれ」
「わかったわ」
さて、かまくらはどこにいるかなっと....
とりあえず俺の部屋にはいないだろうから.....
まぁ適当に探してみるか.....
ー5分後ー
いねぇ....
あと俺の部屋だけ見てないけどまさかな.....
「にゃーん」
いたわ、普通に俺の部屋のベッドでくつろいでらっしゃるわ。
とりあえず湊に知らせるか....
「いたぞ、今は俺の部屋にいたから連れてくるわ」
「いえ、私が行くわ」
え?俺の部屋に?
いや、普段から片付けてあるから別に汚くもないし健全な男子が持ってるような保険の教科書も持ってないから入られても問題はないけど.....
「まぁいいけど」
「ならすぐに行きましょう」
うわ、過去一に輝いてる顔見たわ.....
そうして俺と湊は俺の部屋に入ると....
「しっかり片付いてるのね」
「片付けるようなものも少ないからな」
「それで、猫はどこにいるの?」
「ああ、そのベッドの上に....」
その瞬間に湊はすでにベッドに腰掛けてかまくらを撫で始めていた。
「にゃーん」
なん...だと.....
かまくらがすぐに懐く....だと?
俺には未だに懐いてくれていないと言うのに.....
「にゃーん、かわいいにゃ〜」
もうこいつ俺がいるの忘れているだろ、あとで恥ずかしい思いしたりしてた俺は知らないからな?
とりあえずしばらく続いてそうだし俺も本でも読むか.....
こうして俺と湊はしばしの間それぞれの時間を堪能していたのだが.....
気づけば30分程度が立っていたのだが.....
「どうしてこうなってるんだ.....」
「....すぅ」
なんでこいつかまくらを抱いて俺のベッドで寝てるの?
無防備すぎるだろ.....
こいつの寝顔....あどけないな.....
女子の寝顔など小町以外の人のを見るのは初めての経験で見慣れてるなんてことは断じてないからつい見入ってしまったのは許してほしいところ。
そう見てるといくら俺でも少し変な気が起きるわけで....
気づいたらもう少しだけ近くで見ていた。
当然それ以上のことなど考えつかなかった。
そんなことを考えることができないほどにその寝顔は触れれば消えてしまうのではないのかと思うほどに儚かった....
「ただいま、お兄ちゃんいるでしょー?」
その瞬間いつのまにか帰ってきたらしい小町が俺の部屋のドアを開けた.....
「失礼しました〜」
「おい!ちょっと待て小町、誤解だから!」
割とガチで誤解だから!
お前のお兄ちゃん別に女子を連れ込んだわけじゃないから!
「う、ううん、あら?はちまん?」
「お、起きたか湊?」
まだ寝ぼけてるらしいが意識がはっきりしてから多少のごまかしをしとこう....
「寝てしまっていたのね、ごめんなさい勝手にベッドを使ってしまって....」
「いや、それは気にしなくてもいいぞ。かまくらも安心して寝てたしな」
「.....なんだかいつもよりもよく眠れた気がするわ」
「かまくらのおかげじゃないか?」
「そうかしら?なんかそんな感じではなかった気がするのだけど.....」
「まぁ考えてもそれは仕方ないだろ」
「そうね」
それからかまくらも起きてリビングに向かったので俺と湊もリビングへと戻る。
「あ、お兄ちゃん....」
あ、そういえばこいつの誤解を何も解いてなかった.....
「小町ちょっとこっちにきてくれるか?」
「お兄ちゃん、全部は言わなくていいから....。小町は嬉しいよ....こんなごみいちゃんが女の人を連れてくるなんて....」
「お前は母親か、それに俺と湊はそんな関係じゃない」
その後小町に事情を説明してなんとか納得してもらった.....
「なるほど....まぁたしかにこんなごみいちゃんに彼女さんなんてできないよね.....」
「その通りだけどそんな悲しいことを言わないでくれ.....」
「八幡?さっきから何を話しているの?」
「いや、なんでもないから気にしないでくれ」
「どーも、こんにちは!」
「あなたが八幡の妹なのね」
「はい!小町っていいます!」
「あなたたちのバンドが練習してるところはよく見てるわ」
「Roseliaの友希那さんにそんなこと言ってもらえると光栄です!」
「小町、お前湊のことを知っていたのか?」
「そりゃそうだよ!最初は分からなかったけどお兄ちゃんの話を聞いてたところできづいてたよ」
「そう、Roseliaが知られているというのは嬉しいわね」
「この周辺でバンドをやっていてRoseliaを知らない人なんていませんよ〜」
「なんかすごいもんな」
「当然よ、でもまだ満足はできないわ」
「小町、これがRoseliaのストイックさだぞ」
「うん、すごいね。お兄ちゃんも見習いなよ」
「無理だ」
「そこを即答しちゃうのがなぁ....」
「あなたたちも仲がいいのね」
「最近なんかよく言われるなぁ.....」
「そうだな、でも"紗夜"と"日菜"の2人には負けるけどな」
「あら?八幡、いつのまに2人のことを名前で呼ぶようになったの?」
「ほんとだ、雪ノ下さんたちでさえ未だに名字で呼んでるお兄ちゃんが.....」
「いや、2人とも氷川でそうしないと紛らわしいからってだけだから.....」
「そう」
なんで女子ってこういうことですぐに不機嫌になるの?
「試しに友希那さんのことも名前で呼んでみたら?」
「なんでそうなるんだよ、てかそれは湊の決めることというかさ」
「別に私は構わないわよ、どう呼ばれようと関係ないわ」
「じゃあこのままでいいだろ」
「....そうね」
「そういえば湊さんに聞きたいことがあるんですよ!」
「なにかしら?」
「それが....」
その後小町も混ざって話していて結局湊は俺の家で夕飯まで食べていくこととなり流石にそれ以上はと帰ることとなった湊を俺は送ることになった。
「今日はありがとう、いい休息になったわ」
「こっちも結構楽しめた、サンキュな」
「それにしても、八幡の家の猫はかわいかったわね。またいつか会いにいってもいいかしら?」
「ああ、多分小町も喜ぶよ」
「ならまた行かせてもらうわね」
普段のこいつからは少し想像つかないくらい今日は新しい一面を知ることができた気がする。
「じゃあもう家の近くだからここからは1人で大丈夫よ」
「そうなのか、気をつけろよ」
「ええ、心配しなくても大丈夫よ」
そういって湊と俺は背を向けた。
だが俺はここであることをしなければならない気がした。
さっき名前を呼ばなかった時、あいつから違和感を感じたのだ。
そこで振り返り俺は
「友希那、じゃあな」
「ええ、また」
その笑顔は今日1日の中で1番綺麗だった気がした.....
ほんとに最近なかなか文が思い浮かばず駄文となってしまってすいません.....
感想、評価などお待ちしてます。