やはり俺がバンドを組むのはまちがっている   作:静寂な堕天使クロノス

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次のドリフェスに友希那さんが限定キャラとして登場!
....という夢を見たので今からスター貯めてますw
最近はスターもなかなか貯まらなくて苦労してますが.....


第26話

 

 

その扉の先にあったものを俺はなんと形容したらいいのだろうか?

それは言葉に尽くせないカオス、あるいは某猫型ロボットアニメのガキ大将のシチューそんな言葉くらいだろうか。

 

「やっぱりここはこうしましょう!そっちの方がみんな笑顔になれるわ!」

 

「さっすがこころん!それならきっとみんな笑顔になるね!」

 

「ふふ、とても儚い意見だね」

 

「あ!花音に八幡!戻ってきたのね」

 

「あれ?でもミッシェルがいないよー?」

 

「あ、あのねミッシェルは用事があるから帰ったよ」

 

「やはりみんなの人気者というのは辛いものだね....だが、どんなに距離が離れようと私たちとミッシェルの心は1つだ」

 

あーなんだろう、こきゅう、たのしい.....

 

「は、八幡君大丈夫?目が、目がまずいことになってるよ!?」

 

いやだってむりじゃん!

こんなのツッコミきれないじゃん!

 

部屋に入って見えたホワイトボードには何が書いてあるのかよくわからないし、この3人はなんでミッシェルが着ぐるみだということに気づかないのか意味不明だし、そもそもこいつらがこんな感じでなんで会話が成り立つのかわからないし、だいたい俺のツッコミも長すぎるし!

 

はぁはぁ.....なぜこんなにこいつらといると疲れるんだ.....

特に喋ってもないのに心中のツッコミだけで体力が半分くらい持ってかれたぞ.....

 

「あーこいつらのことは適当に流さないと持たないですよ....」

 

奥沢いつのまに....

だがお前の言う通りだ....

 

「苦労してんな、お前ら.....」

 

「その気持ちが嬉しいです....」

 

「でも....3人とも真剣に考えてくれてるんだよ?」

 

「それでもこれでよくやってこれたな....」

 

「それは....美咲ちゃんのおかげかな...」

 

「いえ、花音さんにも助けてもらってますよ....」

 

ポピパの戸山と花園も相当だがこの3人はそれをはるかに凌駕している。

例えるのなら戸山たちが初期の●ジータくらいだとしてこの3人はフ●ーザくらいだ。

 

「いつまでそこに立っているの?早く次のライブの話をしましょう!」

 

「はぁ....なんで俺こんなことに巻き込まれてるんだろ.....」

 

「本当にご迷惑をおかけしています....」

 

「お前が謝らなくてもいい....」

 

とりあえず席に着いたが聞きたいことは山ほどある、まともな回答が返ってくるとは思えないが....

 

「まずお前らは何を話し合っているんだ?」

 

「それもちろん、世界中を笑顔にする方法よ!」

 

「あーつまりどういうことだ?」

 

「ふふっ、私たちの目的は世界を笑顔にすること....つまり....そういうことさ」

 

「説明になってねーよ!」

 

はっ!しまった俺としたことがハイテンションツッコミをかましてしまった....

俺、そういうキャラじゃないのに.....

 

「あーつまり要約すると今度幼稚園で子供達に向けてライブをするんですけど....そのライブについて話し合ってます」

 

要約というかもはや別の言語じゃん....

てか、奥沢だから突っ込まなくてもほんとだってわかるけど幼稚園でライブも聞いたことないぞ.....

 

「はぐみたちはね、よく幼稚園や病院の子供達に向けてライブをするんだよ!」

 

 

「こないだの病院でのライブは特に素晴らしいものだったね....あのミッシェルの手品はとても儚かった....」

 

「今度はきっともっとすごいものを見せてくれるわよ!」

 

「うわー!はぐみ今から楽しみでしかたないよ!」

 

「ふふ、元気のいいお姫様だね...」

 

あーなんだこいつら、すきあらば話を脱線させる天才なのか?

そしてすでにこの空気感に適応してる俺は俺でなんなんだ.....

 

「今までよくこいつらの意見まとめられたな....」

 

「えっと、それは慣れてますので....」

 

「曲を作ってるのも美咲ちゃんだもんね、本当にいつもご苦労様」

 

「花音さん....本当にその心遣い心に染み渡ります....」

 

こっちもこっちで違う意味で重症だな.....

 

「で、結局どんなライブにしたいんだ?」

 

「それは、また子供達を笑顔にできるようなライブよ!」

 

「そのためには....以前とはまた違ったことをしなくてはいけないね.....」

 

「やっぱりそうだよね、はぐみもっとあの子たちに笑顔になってほしいもん!」

 

悪い奴らじゃないのはよくわかるんだけどなぁ.....

こいつらは普通の人間が聞いたらバカにするようなことを本気でやろうとしているのだ、まぁバカなのは事実なのだが....

 

「それで、結局どうするの、こころ?」

 

「そうね、それならこんなのはどうかしら」

 

「なになに?こころん、早く教えて!」

 

「曲の終わりになったら私とミッシェルで空を飛ぶのよ!そうすればきっと笑顔になれるわ!」

 

「いや、それは無理だから....いろんな意味で」

 

間髪入れずにツッコミを入れる奥沢、うん確かにその案は採用したくないだろうな。

 

「それならこんなのはどう?」

 

「なにかな、はぐみちゃん?」

 

「曲が終わる前にみんなで子供達に向かってコロッケを投げてキャッチしてもらうんだよ!」

 

「それすっごくいいわね!お腹もいっぱいになるわ!」

 

「いや、それは幼稚園児相手には危ないだろ....」

 

それにキャッチできなかったコロッケ勿体なさすぎるだろ....

 

「それならば、こんななのはどうだろうか?」

 

「期待はしてないけどとりあえず言ってみろ、瀬田」

 

「私がミッシェルとともに華麗なダンスを披露するのさ」

 

「それは楽しそうね!」

 

「いや、ミッシェルの足だとそんな器用に踊れないから....」

 

「いえ、私どもが改良すれば十分に可能なことです」

 

「いえ、とりあえずもう少し話し合ってみるのでまだ待っててもらえますか?」

 

「はい、それでは必要があればいつでも相談ください」

 

「毎度ご苦労様です」

 

.....今の誰!?

なんで奥沢は普通に対応できてるの?

え?あいつもなんだかんだやばいやつでは?

 

「えっとね、今のはこころちゃんの家にいる人たちで私たちのライブの手助けをしてくれるんだ」

 

「通称黒服の人です」

 

「まんまだな」

 

「でもいつも黒服の人たちの行動力はすごいよね....」

 

「たまに現実離れしたこともしてきますからね....」

 

ちょっと怖いからどんなことがあったかは聞かないでおくとして結局会議も進んでないじゃん、てかさなんで俺ここにいるんだっけ?

 

「美咲たちは何か考えはないの?」

 

「うーん急に言われても考えつかないなー」

 

この状態で考えつけるやつの方がすごいけどな....

 

「いやさ、思ったんだけど....さっきの案を普通に他の方法で実行すればよくないか?」

 

「それは、どういう意味かな?」

 

「例えば弦巻の案は実際に飛ぶのは無理があるから例えば天井のあるところでライブするのならロープで弦巻を吊るしてみるとかさ、北沢の案は普通にライブが始まる前にコロッケを配ってライブ中に食べながら見れるようにするとかさ、瀬田の意見なんかはミッシェルとってより普通に園児と踊れるような踊りを考えて一緒に踊ってみるとかさ」

 

「八幡すごいわ!あなたの意見なら私たちのやりたいことがぜーんぶ叶えられるわね!」

 

「まぁ確かにそういうふうなことならできるかも.....」

 

「それに子供たちも喜んでくれそうだね!」

 

「今までよりもさらに儚いライブになりそうだね.....」

 

相変わらずこいつの言うことはよくわかんねぇ....

儚いってまずなに?

 

まぁとにかくアイディアも出たしこれで俺も帰れるだろ.....

 

「もうこんな時間なのね!それじゃあ今日の作戦会議はここまでにしましょうか!」

 

「そうだね、私もそろそろ帰らなきゃ.....」

 

この流れですぐに帰ってしまえばもう大丈夫だろう....

 

「じゃあまた明日もまた集まってもっと素敵なアイディアを出し合いましょう!」

 

はー明日も集まるのか....

ご苦労なことで....

 

「それじゃあ明日もよろしくね!八幡先輩!」

 

え?

 

「八幡がいてくれるおかげで次のライブはより良いものとなりそうだ」

 

え?なんで俺も参加の流れになってるの?

 

「本当にすいません....うちの3バカが」

 

「もうこの際乗りかかった船だと思うわ....」

 

なんか無断で行かなかったら家まで来て強制連行されそうな気しかしないし.....

 

もう悩んでも仕方ないし....とりあえず帰るか....

 

「は、八幡君!今日は本当にありがとうね」

 

「ん?本当に気にしなくていいからな、あんまお礼言われると違和感しかないからな」

 

「それじゃあ....またね」

 

「おう、また明日」

 

*****

 

それから俺とハロハピは何度か集まってライブについて話したいな今日はライブ前日から準備である。

当然のごとく俺も駆り出された。

ほんと普段働かないやつを働かせるとかどんなブラックバンドだよ....

 

「すいません次こっちお願いします」

 

「おう、任せろ」

 

「ねぇねぇみーくん、ここの飾りだけはこんな感じでいーの?」

 

「あーちょっと待ってて今行くから」

 

こんな感じで現場は大忙しで準備をしている。

 

あの3バカもよく働いている。

なんかあいつらの場合バカだけど一生懸命でほっとけないというか....

なんだかんだ....こんな風なのもたまには悪くないとさえ俺に思わせちまったくらいだしな。

 

「んじゃ、もう少し頑張りますかね....」

 

「ご苦労様八幡君、私も手伝うよ」

 

「おお、サンキュー」

 

「これを飾り付ければいいの?」

 

「ああ、高いところは俺がやるから松原は下の方を頼む」

 

「うん、わかったよ」

 

あの時、こいつに声をかけなかったら、それ以前に商店街に行かなかったら、そう考えたら俺がこいつらとこうしてこんなことをしているのも運命ってやつかもな。

最近いろんな人に会って、らしくもなく運命なんてものまで信じ始めてるな、俺。

 

変われたんだな、多分俺も。

もう、十分ではないだろうか、あいつらの元に帰るのに俺は、もう.....

 

「八幡君?こんな感じでいいかな?」

 

「おう、いいんじゃないか?」

 

「八幡君の方も大丈夫?」

 

「あ、悪い少しボーっとしてたわ。すぐに終わらせるから」

 

「それじゃあ私もやっぱり手伝うよ」

 

「でも多分届かないんじゃないか?」

 

「ここにある踏み台を使えば大丈夫だと思う」

 

「そうか、なら頼むわ。気をつけてな」

 

その後も俺たちは2人で準備を進めていった。

 

「松原?大丈夫か?届かないなら後で俺が...」

 

「後少しだから....」

 

爪先立ちになってるけど大丈夫か?

転んだりしないだろうか?

 

「あっ、届いた!ってきゃあ!」

 

「松原!」

 

台の上でバランスを崩す松原俺は夢中で駆けだす。

 

「ふええ....いたたたって八幡君!」

 

状況を説明しよう今俺は松原を抱きとめる形で下にいる。

つまりだ、今....俺は.....

 

「わ、悪い、とっさに助けに入ったんだが....間に合ってよかった。怪我はないか?」

 

「う、うん大丈夫だよ....また助けてもらっちゃったね」

 

「....お前が怪我をしたら....明日のライブで子供達を笑顔にできなくなるだろ」

 

「八幡君....」

 

「それはそうと松原....悪い、上からどいてくれないか?その...距離が....」

 

「ふええ!ごめんね、すぐにどくから!」

 

なんか、俺最近ラブコメ主人公って言われても仕方ない気がしてきたわ.....

まぁ俺はあんな主人公みたいに女子に好かれたりはしないがな!

.....はぁ、リア充とか全員爆ぜないかな。

 

 

「は、八幡君!目が、目がなんかこないだよりもすごいことになっちゃってるよ!?」

 

「ははは、気にしないでくれ松原ただちょっと世の中のリア充全員に対して呪ってるだけだから....」

 

「ふええ、もしかして頭でも打ったの!?どうしたらいいのかな〜!?」

 

その後俺たち2人は奥沢に見つけられて無事事態は収束した。

悪いな、俺たちまで迷惑かけて....

 

*****

 

翌日のライブは大成功だった。

そりゃハプニングもいろいろあったさ。

 

「それじゃあ次はあの曲行くわよ〜!」

 

「え?ちょっとそれじゃ順番が....」

 

こんな感じで曲の順番が入れ替わったり.....

 

「ほら、みんなで踊ろう!」

 

園児が乱入してきたり.....

 

「よければそこのご婦人達もどうぞ」

 

最終的には保母さんまで巻き込んでのはちゃめちゃライブとなった....

 

さらに言うなら....

 

「八幡も一緒に演奏しましょう!」

 

「え?でもギターなんて持ってきて....」

 

「八幡様、こちらに用意してあります」

 

「なんで俺のギター持ってんの!?」

 

なぜか俺まで参加させられた....

あの黒服の人たちどうやって俺のギター持ってきたんだよ.....

 

まぁそんなこんなでライブも片付けも終わり....

 

「はぁ...疲れた」

 

「でも、八幡とてもいい笑顔だったわ!」

 

「そうだよ!途中から八幡先輩すっごい楽しそうだった!」

 

「そうか?俺はただただ疲れたんだが....」

 

「楽しんでする苦労は苦痛を癒すもの...つまりそういうことさ」

 

「だからどういう意味だよ....」

 

「薫さんの言葉を理解しきるのは不可能ですよ」

 

「だろうな....」

 

それでも、まぁ確かにちっとも楽しくなかったといえば嘘になるが....

 

「はぁ、もう次は手伝ったりしないからな」

 

「でも、今回は本当にありがとうね。私も楽しかったよ」

 

「まぁ、いつもより3バカを抑えてくれて本当にハロハピに入って欲しいくらいですけどね」

 

「でも、やっぱお前らは5人でハロハピなんだろ?」

 

「そうね、でもまた八幡が私たちと笑顔になりたいのならいつでも言ってほしいわ!いつでも私たちは歓迎するわ!」

 

「あっそ、もうごめんだよ」

 

いつか、また....くらいなら考えといてやるけどな.....

 

「それじゃもう疲れたから帰るわ、またな」

 

「ええ、また会いましょう!」

 

*****

 

あいつらはもう見えないしもういいか、本当はもう少しだけ抑えておきたかったんだけどな....

 

「楽しかったぜ....」

 

多分俺は今珍しく笑ったんだろうな、気持ち悪さとかない純粋な顔で...'

やっぱり俺は素直にはなれなそうだな

 

今度は苦笑を浮かべ俺は家への道を歩くのだった....




今回はここまでです次回からは夏休み編に入っていきたいと思います!

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