やはり俺がバンドを組むのはまちがっている 作:静寂な堕天使クロノス
まぁこんなとこ見てる人はいませんかw
最近いろんな人に評価してもらえるようになって嬉しいです!
これからも必死に書いていくのでよければ感想や評価どんどんください!
バンドリ初めて1年と2ヶ月くらいで星4が21人ってどうなんですかね?(課金は1万円いかないかなくらいしかしてません)
雪ノ下たちとともにspaceを訪れて一夜が明けた。
次の日の放課後にはちょうど委員会もあったため3人で作業をしているところだ。
「楽しみだね〜、ライブ!」
「そうだな、俺も初めて見るから楽しみだ」
まぁ本当は最初覗いた時に見てるけどあんなの聞いたうちにきっと入らないだろう。
「それにしてもゆきのんも興味あったんだね!」
「確かに意外だったな、お前は来ないかと思ったんだが」
「ただの気まぐれよ、それに事の発端は私だもの」
生真面目な奴だなぁ。
それと同時に素直でもねぇなぁ。
とか言ったら100倍になって帰ってくることは火を見るよりも明らかなのでグッと俺の心の中だけに抑える。
「でもオーナーさんもいい人だよねぇ」
「そうね、私たちにここまでのことをしてくれる義理もないはずなのに」
は?いい人?
「いや、由比ヶ浜、それは勘違いも甚だしいぞ」
「え?だっていい人じゃん?」
「それはまだあまりあの人と関わってないから言えるんだよ」
「まぁ比企谷君のことは放っておきましょう、聞いても特に得はないわよ」
「お前は俺の扱いそろそろ雑過ぎないかな?」
「あら、だってそういうのが好きでしょう?」
「そんな特殊な感性は持ってねーよ」
「てっきり女子に罵られて喜んでいるのかと思ってたわ、M谷君?」
「それは悪意しかねーだろ.....」
「あはは.....でも本当に楽しみ!あー早くライブの日にならないかな〜」
「楽しみにするのは結構なのだけど、テストも近いのだからしっかりと勉強しておいたほうがいいわよ」
「うーテストの話はやめて〜」
ちなみに由比ヶ浜だが俺の予想通りなかなかのバカだった。
まぁ本人にやる気がないわけではないのでそのうち改善される.....かも?
ちなみに雪ノ下もやはりというか勉強はできるのだった。
俺?俺はまぁ一般的に言ったらできるくらいだと思う.....
「じゃあさ、ゆきのん!今度あたしに勉強教えてよ!」
「別に構わないわ、ただ一切容赦はしないわよ」
「うん!」
俺はテスト勉強は1人でやるのがモットーにするつもりだ。
.....別に友達がいないからとかじゃない。
本当だからな?
「比企谷君もあまりギターばかりやらずに勉強もしっかりやることね」
「へいへい、忠告ありがとうございます」
まぁそこまでひどい成績を取らなきゃいいんだけどな。
「よしっ!作業終わった〜」
そんな話をしていたらいつの間にか作業も終わっていた。
これで今日もspaceに行けるな。
「ねぇヒッキー」
「なんだ?」
「ヒッキーは今日もspaceに行くの?」
「行くけど」
「あたしも行ってもいいかな?」
「知らん」
「酷くない!?」
「それは俺の許可なんていらないだろ、こないだオーナーがもう答えを教えてるはずだぞ」
「そーだけどやっぱ不安じゃん!」
「だからって俺に聞くな」
「べつにいーじゃーん」
由比ヶ浜はすっかりとドラムに夢中になったようだ。
このままだと自分のドラムを買う日もそう遠くないんじゃないか?
「ゆきのんも行く?」
「そうね、私も行こうかしら。比企谷君と2人だと由比ヶ浜さんが何をされるか分かったものではないし」
「ヒッキーきもっ!」
「なんで俺が手を出す前提なんだよ.....」
そんなこと考えたこともないし考えたとして実行する度胸がないわ。
「由比ヶ浜もそんなに簡単に信用すんなよ.....」
「だって、ヒッキー目濁ってるし」
「関係ないわ」
「まぁ見た目が不審者じみてるのは間違いないわね」
「今この状況を作った本人が何を言ってるんですかね.....」
はぁこんな風に誰かと軽口を叩き合う日々が来るなんてな.....
悪くないもんかもな.....
*****
結局俺たちは3人でその日spaceを訪れた。
「こんにちはー」
いつものように入るとまたもう恒例となりつつある受付の人への挨拶をする。
「あら、八幡君また両手に花の状態で来たわね〜」
「邪推しないでください、本当にこの2人に失礼になりますよ」
「まったく君も男の子だね〜」
だめだ、まったく聞いてない。
これはもう諦めた方がいいかな。
「あの、オーナーは?」
「ああ、もうすぐ来ると思うわよ」
「そうですか」
そう言うと俺は2人の方へと向きを変える。
「だそうだからちょっと待ってるか」
「そうね、あなたは受付の方と話してればいいのではないかしら、エロ谷君?」
「おまえ〜谷で俺の悪口作るのやめない?それにそれ風評被害にもほどがあると思うんだが?」
「こないだからニヤニヤしながら話していたじゃない」
「いや、普通にあの人は年上として俺で遊んでるだけだから.....」
「ヒッキーって同級生よりも年上の人と喋ってることが多いよね」
グサっ!
八幡のハートに超特大ダメージ!
八幡は倒れた。
「ん?どしたのヒッキー?」
「彼のことだから変なことで心理的ダメージを受けただけでしょう」
「ん?そうなの?なら大丈夫だね!」
何がだよっ!
てか実行犯お前だからな!
ふぅ、ツッコミを入れたらだいぶダメージも回復したな。
さすが俺今まで伊達にダメージおいまくったわけじゃないな!
「待たせたね」
「あ、オーナーさんこんにちは!」
「おや?あんたたちまた来たのかい?」
「はい」
「また弾かせてもらえますか?」
「ふん、勝手にしな」
途端に由比ヶ浜は顔に出しまくって喜んでいる。
雪ノ下も心なしかそんな感情なのではないかと思う。
「それじゃ行くよ」
その後は俺はいつも通り練習をこなしオーナーは由比ヶ浜たちの方につきっきりだった。
正直俺はその方が楽なので助かっている。
あれ?これできるだけあいつら連れてきてた方がいい?
いや、どうせ2人ともすぐに弾けるようになって俺のところに戻ってくるか.....
にしても本当に由比ヶ浜は楽しそうに弾いてるな。
思ったよりずっと早かったみたいだな、見つけ物見つけるの。
あいつの勘ってやつも少しくらいは信用してやるか。
雪ノ下も懸命に覚えようとしてるまるで誰か負けたくない相手でもいるかのようだ。
あの2人もすっかり俺と同じように演奏することに夢中になったようだな。
「ハチ、手が止まってるよ」
「悪かったな!」
そんなことを考えている最中にそんなことを言われた俺は自分の考えてたことを振り払う意味も込めて取り敢えずギターの練習を再開するのだった.....
それからもう少し練習したところで今日の練習は終わりとなった。
「それじゃあもう一度言っておくがライブは次の日曜の6時30分からだ、遅れたら入れないからね」
「わかりました!」
「おう」
「はい」
俺たちはすでに待ちきれないと言うように返事をする。
「あんたたちもわかりやすいねぇ」
「子どもだから別にいいだろ?」
「生意気なガキの間違いだね」
「たしかに比企谷君はそうとしか言えないわね」
「お前は何目線で言ってんだ!」
なんだろう.....ここ1ヶ月間でギターとツッコミまで上手くなってきてる気がする.....
*****
その後も俺たちは各々の日々を過ごしてついに日曜日となった。
現在の時間は5時、俺は2人との待ち合わせ場所についたところだ。
見る限り2人の姿はまだない。
集合時間ぴったりだしもういるかと思ったんだけどな。
「待たせてしまったかしら?」
「いや、本当に今来たとこだ」
「あなたが言うなら嘘ではなさそうね」
「それは俺が気が使えないからって意味か?」
「あら?よくわかったわね」
少しくらい悪びれたりしないかなぁ.....
「別に.....それくらいにはお前とも話したからな」
そう言うと雪ノ下は少し意外そうな目で見てきた。
「あら、それは思い上がりにもほどがあるのではないかしら。そもそもその言い方だとあなたと私が友人のように思えてしまうからやめて欲しいのだけど」
しかしすぐにいつもの調子で俺を罵倒してきた。
「お前いくら俺でもそろそろ自殺しちゃうよ?」
「そんなことを本人に言えてるうちは大丈夫ね」
「お前は人をなんだと思ってるんだよ.....」
「あら?比企谷君って人だったの?」
「お前それまじで人格否定だからやめてくれる?」
「善処はしてみるわ」
「それ絶対直さないやつじゃん.....」
「ごめ〜ん!遅れちゃったー」
そんなことを話していると由比ヶ浜が駆け足でやってきた。
「待った?」
「ああ、少しな」
「むぅ、ヒッキー気が利かなすぎ!」
「いや、お前が遅れてきたからだろ.....」
本当なんで女子ってこんな理不尽なの?
するとそんな俺の心情を読んでのことか雪ノ下が言い放つ。
「ほらね、さっき言った通りでしょう?」
あ.....本当だ.....
なんかあっちには俺のことを見透かされてるみたいでやだな.....
「それでは行きましょうか」
「うん、本当に楽しみだな〜!」
普段なら由比ヶ浜を子どもみたいな奴と言ってるところだが実のところ俺もだいぶテンション上がってるんだよな。
やべ、柄にもなくドキドキしてるな。
そのあとは3人でspaceへ向かいついた時にはすでに人がちらほらといた。
どうやらこのspaceのライブに出るためには相当な努力が必要ならしくその分ここのライブは見応えがあるとネットに載っていた。
「あれ?そこにいるのは結衣ちゃん?」
「え?あっ!ゆり先輩!なんでここにいるんですか?」
ん?誰だ?由比ヶ浜の知り合いっぽいけど.....
大人っぽい人だなぁ。
「うーん、それは内緒かな?それよりその2人は結衣ちゃんの友達?」
「はい!学校で委員会が一緒で....それで3人とも最近楽器を弾くようになって.....そしたらオーナーがライブに招待してくれて!」
テンション上がりすぎて説明がいつにもまして下手くそになってる由比ヶ浜を見て苦笑いしつつその先輩は俺たちの方を向く。
「こんにちは、私は牛込ゆり。同じ学校なんだけどわかるかな?」
「はい、噂には聞いてました」
え?この人有名人なの?
もしかして俺だけ置いてかれてる?
「あなたは雪ノ下さんだったっけ?あなた私たちの学年でも噂になってるよ〜」
え?そしてまさかの雪ノ下も有名人?
「そうなんですか?まぁ興味はないですが」
「あはは、噂通りの子だね〜。そして君は?」
「比企谷八幡です」
「八幡君?ああ、もしかして4月に転校してきた子?」
「え、はい、そうですけど.....」
なんで知ってるんだ?
と言う俺の疑問はこの人に一瞬で見破られたらしい。
「ああ、私水泳部に入ってて部活の1年生に聞いたんだ〜」
.....水泳部
は?いけないいけない俺としたことがちょっとした煩悩にまみれてしまった。
「それにしても結衣ちゃんが楽器を始めるなんて〜」
「最初はヒッキーのギターを聞きにきたんですけど.....」
なんて由比ヶ浜と牛込先輩は談笑してる。
それを見て俺と雪ノ下も時折飛んでくる質問に答えた。
なんたなリア充ってこんなにも周りに話し振れるの?
隠キャ代表みたいな俺でさえ会話に参加できてるみたいに見えるじゃないか、素晴らしい。
「それじゃあ私は行くね〜」
「先輩も1人なら一緒に見ませんか?」
「ううん、私も友達と来てるから」
「そうですか」
「じゃあ一緒に楽しもうね〜!」
そう言って牛込先輩はライブハウスの中へと入っていく。
それから俺たちもライブハウスに入るとすでにオーナーが待っていた。
「ようやくきたね、私も忙しいからあんたたちについているわけにはいかない。だから注意事項とかを先に伝えておくよ」
そう言うとオーナーは俺たちにライブの説明とかをしてくれた。
「それじゃあ楽しんできな」
そう言ってオーナーは去っていった。
そんな注意事項とかを聞いたらすでに時間が6時を過ぎていたので俺たちは伝えられていた場所へと向かう。
ふーオーナーの計らいで俺たちは見やすい位置に入ることができたな。
こういうところは本当に気の利くババァだ。
「あと少しで始まるまるね!私ペンライト持ってきたんだけどヒッキーたちも使う?」
「用意がいいなお前.....」
こいつのことだから遠足前の小学生並みのテンションでライブまでの時間を過ごしていたのだろう.....
「じゃあ俺は一応持たせてもらうわ」
嘘だ、本当はライブ始まったら使うつもり満々である。
.....こいつらにバレないようにな
「私は遠慮しておくわ」
こちらの反応も予想通りだな、まぁこいつがペンライト振ってるのは想像がつかないしな。
「あ!もう始まるよ!」
すでにテンション最高潮の由比ヶ浜がステージを指差すとそのいう通りもう始まるようだ。
俺もそろそろ抑えることが難しかなってきていた。
もう俺も由比ヶ浜とほぼ変わらない顔をしているのだろう。
でも今はそんなことも気にならなかった。
*****
それからライブは進んでいく。
俺たち3人はみんなライブに夢中になっていた。
どのバンドもみんなが本気で楽しそうで自分の全てを出し切った演奏をしていた。
そして次は最後のバンドのようだ。
もう最後かと正直に残念だという気持ちが出てくる。
「皆さん、こんばんは!今日も盛り上がっていきましょう!」
するとステージに最後のバンドが出てくる。
.....ん?待てよ?今喋ってるのって....?
「あ〜!ゆり先輩だ!え?なんで?なんでステージに立っているの?」
突然のことで由比ヶ浜はパニックに陥っている。
「落ち着いて、由比ヶ浜さん。考えてみれば不思議ではないわ。さっき秘密と言っていたのは私たちを驚かさせたかったからでしょう」
なるほどな、それで秘密ってわけか。
「うわー!ゆり先輩のバンドなんて楽しみだよ〜!」
こちらはテンションが150%まだ振り切れている由比ヶ浜、エキサイトしすぎてステージに上がったりしないよな?
「それじゃあいきます!聞いてください、『Don't be afraid!』」
それから俺たちは今までよりもさらに心を高ぶらせた。
音が奏でられるたびにワクワクが止まらない。
キラキラと輝くステージから目が離せない。
演奏が終わったあともその余韻は残り続けた。
気がつけばライブが終わっていて俺はspaceの外にいた。
「すごかったね.....」
「ええ....」
雪ノ下たちも俺と同じように余韻につかってる状態らしい。
その熱に浮かされるかのように由比ヶ浜が呟く。
「やっぱりあたし、バンドがやりたい」
その熱はろうそくほどの小さな熱だったのだろう。
しかし今日その熱は燃え上がって確かに一つの炎となったようだ。
「ヒッキー、ゆきのん、私と私とバンドをやろうよ!」
もう、俺も自分の中の熱を自覚していた。
もう、断ることなど考えもしなかった。
「ああ、俺もバンドがやりたい」
あとは1人、あと1人の少女の答えを待つようにその場は静寂に包まれる。
「私は.....私は......私も.....やってみたいわ」
雪ノ下も.....その熱を感じていたようだ。
「うん!これから始めよう!あたしたちのバンドライフを!」
こうして俺たちは一つのバンドを結成したのだった.....
*****
「....とまぁこんな感じだな小町も覚えてないか?あの日小町も行きたいっ!なんて言ってたんだが」
「うーん、覚えてないなぁ」
「そっか、まぁこの日から俺たち3人はバンドを組んだんだよ」
「そっかーそんな話があったんだね、へぇ〜お兄ちゃんが誘ったわけないとは思ったけど.....結衣さんが言い出したのか〜」
「そのことは本当に感謝してる、あいつがいなかったら俺はもうギター弾いてないかもな」
1人だと、楽しみ方に限界があるからな。
「でもさ、それならいろはさんはいつお兄ちゃんのバンドに入ったの?」
「あーあいつはな、もう少しあとだったなぁ」
「へーだって一年生の時は文化祭も出てないでしょ?」
「ああ、さすがに間に合わなかったからな」
「そしたらお兄ちゃんたちがバンドを組んでるなんて誰が知ってるの?」
「じゃあ教えてやるよ、あいつはな.....」
今から俺が語るのは俺たちがバンドとして本格的に動き出すまでの話.....
今回はここで終了です。
次回がいろはの加入回です!
個人的に俺ガイルの中だといろはが1番好きです。
前回更新が遅かったので今回は頑張って早く書きました。
これからは土曜か日曜に固定更新できるようにしようかなぁ.....
励みになるので感想、評価などお願いします。
それと誤字脱字報告してくれる人もありがとうございます!
(誤字多くてすいません.....)