やはり俺がバンドを組むのはまちがっている   作:静寂な堕天使クロノス

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本当に更新遅れてすいません.....
リアルがだいぶ忙しく書く時間が取れませんでした.....



次のドリフェスはいつ来るかビクビクしてます。
友希那さんが実装されたらマジで当てたいなぁ.....
推しが出にくいのはオレだけですかね?

カバー曲に春擬き来たのはだいぶ嬉しかったですね!


第32話

俺たちがライブに行きバンドを組むことになって一夜が明けた。

正直未だ興奮冷めやらぬといった感じである。

これから俺のバンド生活が始まるぜ!

とか思いもしたが次の日も何も変わらない時を過ごしている。

今日も委員会の作業がある。

最近は文化祭も近づきこれからは文化祭関連の活動もあるそうだ。

 

はぁ、めんどくさいなぁ.....

 

「どうしたのヒッキー?目が腐ってるよ?」

 

「由比ヶ浜さん、それは元からよ」

 

「そうだけど、なんかいつもよりも酷いじゃん!」

 

「いやだってこれから面倒なことばっかじゃん、俺は働かないで学校生活、できれば社会人になっても働かずに生活を目標にしてるんだよ」

 

「想像してたよりダメ人間だった!?」

 

「はぁそんな考えでよく今まで生きてこれたわね」

 

「いや俺の人生ごと否定するのやめてもらえますかね?」

 

やり直せるなら生まれた瞬間からやり直したいわ。

 

「それに、別にいやなことだけじゃないでしょう?」

 

「そうだよ!あたしたちこれからバンドやっていくんじゃん!」

 

「いや、そりゃそうだけどさ」

 

「それともヒッキー本当は嫌だった?」

 

なんか知らぬ間に俺がだいぶクソ野郎みたいになってきてるんですけど.....

 

「んなわけねぇだろ」

 

実際俺だって相当浮かれてるのだ。

昨日の夜だってステージの上に立つ自分たちを想像したりした。

 

「俺だって.....楽しみだよ」

 

そう俺が続けると2人とも相当に意外そうな顔をする。

 

「ひ、ヒッキーが素直になった.....?」

 

「明日は雪が降るかもしれないわね」

 

え?なんでこんな意外そうな顔されてるの?

それに雪なんて降らないから.....

 

「雪ノ下こそ、いつもと変わらないように思えるけどな?」

 

ここで俺が反撃の一手に出る。

 

「当たり前でしょう」

 

バカめ、かかったな。

 

「え?ゆきのんは嫌だったの......?」

 

俺が狙ってたのは初めから由比ヶ浜のこの反応だぜ?

 

「いえ.....そのそういうわけではないのだけれど.....」

 

俺だって今まで何も見てこなかったわけじゃない。

雪ノ下が由比ヶ浜に若干弱いことも知っている。

 

「じゃあ....ゆきのんもあたしとバンドやりたいって思ってる?」

 

「え.....その.....それは今言わなくてはいけないのかしら?」

 

「だって.....ゆきのんがそう思ってなかったら嫌じゃん.....」

 

「その.....私もあなたたちと一緒にバンドをしたいと思っているわ」

 

「ゆきのーん!!!」

 

途端に由比ヶ浜は雪ノ下にダイブといっても過言ではない勢いで抱きつく。

 

「急に抱きつかないで欲しいのだけど.....」

 

雪ノ下が戸惑っている。

これは非常に面白い光景と言っていいだろう。

 

「え〜いいじゃん!」

 

そう言いつつも抱きつくのをやめない由比ヶ浜。

そろそろ光景が百合百合しいものとなってきた。

てか俺いつの間にか空気になってね?

いや、いつもだったわ。

 

.....泣きたくなってきたわ。

 

側から見たら百合2人に空気であることを悲しむ男が1人。

うん、カオスだな。

だんだん冷静になってきたころ由比ヶ浜もようやく雪ノ下を解放した。

 

「それで....いつから練習するんだ?」

 

「出来るだけすぐ!」

 

由比ヶ浜さん、もう少し頭のレベルがわからないような発言できませんかね?

 

「そうね、やるならば出来るだけ早いほうがいいことに越したことはないわね。なら、いつの日が予定が合うのか確認してみましょう」

 

こういう時の雪ノ下は本当に頼りになる。

なんてことを片隅に思いながら俺は今月の予定を思い出そうとした.....

 

のだが、よく考えたら俺に予定なんてあるはずもない。

 

.....泣きたくなってきたわ

 

「そうしたら.....この日が予定が合うのではないかしら?」

 

「そうだな、じゃあその日にするか」

 

「うん!あたしもそれでいいよ!」

 

とりあえず練習の日にちが決まったところでちょうど作業が終わった。

 

「それではその日にまとまって練習をしましょう。比企谷君予約を頼めるかしら?」

 

「え、めんど.....」

 

「.....頼めるかしら?」

 

「はい.....」

 

雪ノ下のオーラに負けて俺はあっさりと折れた。

なるべく雪ノ下には逆らわない方向で行こう.....

今更ながらな決断をしながらspaceへと向かう俺であった.....

 

*****

 

ついにバンドを組んでから初めて練習をする日となった。

正直に言おう、だいぶ楽しみにしてて若干寝不足だ。

俺としてはこんな経験初めてである。

 

「でも早く着きすぎたかな.....」

 

そう、今は練習開始1時間前である。

それなのに俺が今いるのはspaceの前である。

 

「とりあえず時間潰すか.....」

 

「あれ?君は八幡君、であってるよね?」

 

「うおっ!」

 

「あはは、そんなに驚かなくてもいいのに」

 

「えっと、牛込先輩でしたっけ?」

 

「おっ、覚えててくれたんだね」

 

「いえ、こないだのライブでかっこよかったので.....」

 

「また嬉しいことを言ってくれるね〜」

 

俺としてはとてつもなく珍しいことなのだがほぼ初めて話す人とまともに会話している。

 

「八幡君もギターを演奏してるんだっけ?」

 

「はい」

 

よくそんなこと覚えてるな、こないだ確かに由比ヶ浜が少しそんなことを言ったけども。

 

「さては今こう考えてるね?よくこの人あの程度の会話を覚えてるなって?」

 

するとよほど意外だと思ってたのが顔に出てたのかゆり先輩がドンピシャなことを言ってくる。

 

なんか最近女子ってみんなエスパーなんじゃないかって思えてくるんだけど.....

 

「私も今度聞いてみたいな〜。比企谷君のギター」

 

「.....まだ人に見せられるような腕じゃないですよ」

 

「えー結衣ちゃんや雪ノ下さんには見せてるのに?」

 

「いやそれは成り行きというかなんというか.....」

 

「そんな風に1人だけ仲間はずれなんてお姉さん悲しいな〜」

 

「あんまからかわないでくださいよ.....」

 

「あれ?バレてた?」

 

お姉さんとか言い出した時点でな.....

これは誰でも流石に気づくと思うんだけどな.....

 

「やっぱり君って面白いね。誤解のないように言っておくと私は君のギター聞きたいと思ってるのは本当だよ」

 

「.....また、いつかきっと見せますよ。あいつらと一緒に」

 

「あいつら?比企谷君は誰かとバンドを組んでるの?」

 

「はい、ていっても結成してまだ間もないですけどね」

 

「ふーん、さては今日がその初めての練習でしょ?」

 

もうマジでなんなの?

絶対この人俺の心を読めてるでしょ?

 

「君1人で待ってるんだからきっと早くに来すぎちゃったんでしょ?」

 

「なんでそんな呼吸するみたいに俺のことを読み取るんですか.....」

 

「普段は絶対にできないけどね、君の今やってることなら私にも心当たりがあるからさ」

 

「てことはつまり先輩も.....」

 

「実は練習まであと30分くらいの時間があるんだよね.....」

 

この人ってもしかして案外天然.....?

 

「だから少しおしゃべりでもしない?」

 

「まぁいいですけど.....気の利いた話なんてできませんよ?」

 

「そんなの最初から期待してないから大丈夫だよ!」

 

.....この人やっぱ天然?

それも八幡キラー持ち?

俺今の一言だけでメンタルのライブがほとんど持ってかれたよ?

 

「あ、違う違う期待してないっていうのは言葉の綾っていうか.....」

 

いや今更フォローされても......

 

「ただ私の質問に答えてほしいな〜って思っただけなんだよ」

 

「別に答えられることなら」

 

俺にどんな質問しようっていうんだよ。

 

「じゃあまず一つ目、比企谷君は誰とバンドを組んだの?」

 

「それは、由比ヶ浜と雪ノ下とです」

 

「やっぱりそうだったんだね〜」

 

やっぱりってなに?

この人読心だけじゃなくて未来予知もできるの?

普通俺が女子2人とバンド組むなんて予想できる人なんていないぞ?

 

「なんでわかったんです?」

 

「んーなんていうのかな〜?ライブの前に君たちと話した時にこの3人がバンドを組んだら面白そう!って思ったんだ」

 

「はぁ.....」

 

感覚的すぎて俺にはよくわからないな.....

 

「それに君たちすっごい仲よさそうに話してたしね」

 

「いえ、それはないです」

 

「即答でだいぶ酷いこと言うね......」

 

俺の返答に先輩は苦笑気味な顔をする。

 

「だってあいつらと会話してるとかなりの高確率で俺だけが精神ダメージを食らいまくってるんですよ?」

 

主に雪ノ下から。

 

「君が今言わなかったこともなんとなくわかったけどそれ絶対に本人の前では言わない方がいいと思うよ.....」

 

「言いませんよ、そんなこと言ったら雪ノ下に何されるかわかったものじゃないですから」

 

いやマジで下手したら夜道で襲われるレベル。

 

「八幡君も鈍いと言うか何というか.....」

 

先輩が何かつぶやいているが小声でよく聞き取れないな。

 

「何言ってるんですか?」

 

「いや、気にしないで独り言だからさ」

 

そう言われると余計に気になるんだけど......

とりあえず置いておくとするか、うん諦めの精神って素晴らしいものだよな。

 

「それにしても君たちのバンドなんて将来が楽しみだな〜」

 

「将来だなんて大げさですよ」

 

「ううん、君たちはきっとすごいバンドになるもん!」

 

ここまで期待されると卑屈になることさえバカみたいに思えてしまう。

 

「その、ありがとうございます」

 

俺が素直に感謝を伝えると先輩は驚いたのか目を丸くしている。

本当になんで俺が素直なことを言うとみんな驚くのだろうか。

全く俺がひねくれ者みたいじゃねーか。

 

「そんなに驚かないでください」

 

「ああ、いやごめんね。なんか君そういうこと言わないタイプの人だと思ってたからさ」

 

いや事実そうなんだけどさ、それでもさやっぱり驚くのは酷いと思うんだ?

 

「俺は別に捻くれてるわけじゃないですから」

 

「自覚ないんだ.....」

 

また小声で何か言っているがまたもや俺には内容がわからない。

 

「あのね比企谷君、あの2人にはしっかりと自分の気持ちを伝えてあげてね?」

 

「はぁ、わかりました」

 

どういうことかはわからないけど先輩は少し心配そうにそんな言葉をかけてくれる。

 

「あとさ、気になってたんだけどその3人で誰がボーカルやるの?」

 

そう言われて初めて気付くが俺たちのバンドはまだそれぞれの担当楽器さえ曖昧でボーカルも決まっていない。

 

「まだ決めてませんでした」

 

「そっか、私的には雪ノ下さんとか向いてると思うんだけどな〜」

 

「確かにあいつの声って綺麗ですからね」

 

雪ノ下ならボーカルも軽々こなしそうというのは容易に想像がつくところだろう。

 

「また話し合ってみます」

 

「うん、そういうことは思い立ったがってやつで早いうちに決めないとね」

 

「はい、いつか俺たちの演奏をすごいって言わせてみせますよ」

 

「おっ、言うね〜。楽しみにしてるよ君たちと同じステージに立てる日をね」

 

「ええ、少し待っててください」

 

「それじゃあ私はそろそろ行くね、暇つぶしに付き合ってくれてありがと!」

 

「いえこっちも暇だっので」

 

「じゃあまたね!」

 

「それじゃあまた」

 

そう言って牛込先輩はspaceへと入っていった。

その後グリグリのメンバーも入っていくのを確認して俺は完全な暇人に逆戻りした。

 

「お!ヒッキーやっはろー!早いね!」

 

「ん?まぁな」

 

まさか楽しみすぎて早く来すぎたとは言えないし.....

 

「ヒッキーはむしろ遅刻しそうだな〜って思ってたよ!」

 

「うっせぇぶち●すぞ」

 

「扱いが雑だしすっごい物騒だ!?」

 

「冗談だ」

 

「だよね〜」

 

「半分は」

 

「どっちの方がほんとなの!?」

 

「後半」

 

「まさかの物騒な方!?」

 

「冗談だ」

 

いちいち反応が大きいからついからかってしまうんだよな。

実際今も面白い反応見せてくれたしな。

 

「随分と楽しそうね?」

 

「あ!ゆきのん、やっはろー!」

 

「こんにちは2人とも待たせてしまったかしら?」

 

「私は今きたとこだよ!」

 

「俺もそこまで待ってないぞ」

 

嘘である、この男実は1時間くらい前からバッチリ待っていた。

 

「そう、比企谷君は遅刻してこないか心配だったのだけど」

 

みんなしてどうしてそんなことを考えるんだよ......

確かに多分これから遅刻しだすと思うけどさ.....

 

「いくら俺でも1回目は遅刻しねぇよ」

 

「何回したら遅刻しだすのかしらね?」

 

「まず遅刻しだすことが前提なんだね.....」

 

「とりあえず今はスタジオに入らないか?」

 

そろそろ入れるしな、1時間も立ってたから早くギターを弾きたい。

 

「そうね、それじゃあ行きましょうか」

 

こうして俺たちの1回目の練習は始まった.....

 

*****

 

「あー疲れた〜」

 

「そうね、初めてだからと言うのもあるけど大変だったわね」

 

「早く帰りたい.....」

 

「ヒッキー本当に引きこもりだね.....」

 

今日の内容としてはまず担当の楽器の確認。

これは由比ヶ浜と俺に関しては今まで自分の練習した楽器にすることとした。

そしてボーカルだが話し合いの結果やはり雪ノ下が担当することとなった。

雪ノ下はボーカルに専念することに決まった。

その後は練習をして今に至るというわけだ。

 

しかし問題点もいくつか出てきた。

一つ目が.....

 

「そしたら曲を作らないとだよね.....」

 

そう俺たちはまだ曲を作ってないためみんなで共通の音を奏でてるわけではないのだ。

 

「それはまた私が挑戦してみるということになったでしょう。次の練習までには原案くらいは考えてくるわ」

 

こいつなら完成版を持ってきそうで怖いんだけど.....

 

そしてもう一つが.....

 

「それよりもベースを弾ける人を探さなければいけないわね」

 

そう、俺たちのバンドにはベースがいないのだ。

 

「それはもう全員で探すしかないだろ」

 

「でも誰も心当たりないんだよね?」

 

これはかなり深刻な問題で俺と雪ノ下はそもそもの知り合いが少ないので見つけるのが容易でないし由比ヶ浜もベースが弾ける知り合いはいないらしい。

 

「そうだ!隼人君なら知り合いにベース弾ける人がいるかも!」

 

「確かあいつもギター弾いてるんだっけ?」

 

「そう聞いてるわね、では由比ヶ浜さんお願いできるかしら?」

 

「うん!聞いてみるよ!」

 

「じゃあ今日は解散ってことで」

 

「ええ、それではまた」

 

「うん、またね!」

 

こうして俺たちの練習は始まった。

そしてこの後ある出会いを照らすかのような夕日を背に俺は家路へとつくのだった.....




今回はここまでです!
更新遅れた上にいろはを出さずすいません.....
次の話ではしっかりと登場させます。

感想、評価など励みになるので是非残していってください!
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