やはり俺がバンドを組むのはまちがっている   作:静寂な堕天使クロノス

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最近はガチャ引かないおかげで少しくらいはスターが溜まってきました。引きが悪いので数用意しないと.....

今回は久々に過去編ではなく一旦七夕の様子を書いていきます。
果たしてどんな七夕を過ごすのでしょうか.....


番外編5

はぁ.....あちぃもう七月になって完全に夏って感じになってきたな.....

もうこんな暑いなら外に出るんじゃなかった.....

今日は7月6日土曜日暇だった俺は少し前に発売されて読みたかった本を買おうと外に出たのだがとてつもなく暑くて相当公開している真っ最中である。

 

こんな暑い中でて俺隠キャ卒業して陽キャに転生できないかな?

なんてくだらないことを延々と考えて暑さをなるべく意識しないように歩いていると商店街のあるポスターが目に入る。

 

「ん?七夕祭り?そういや明日は七夕か.....」

 

だからといって別段どうといったわけではないのだが.....

どうせこんな祭りに行くこともないだろう。

昔から七夕に興味は薄かった。

七夕など給食で特別なデザートが出たりする程度で特に何か大々的に行う行事でもないし短冊に書いた願いなんて叶わないと知っているのだから小3以降は書いてない。

 

夏だというのにどこか暗い気分で俺は歩いていくのだった.....

 

*****

 

その翌日俺は家でゴロゴロしていた。

そのまま午後へ突入し気づけばもう3時になろうとしていた。

 

「お兄ちゃん今日一日ゴロゴロしてるね」

 

「そりゃ暇だからな」

 

「少しくらいは外に出ないと引きこもりになるよー」

 

「すでに引きこもりではあるから大丈夫だ」

 

「それなにも大丈夫じゃないよ.....」

 

「そんなこと言ってもどこも出かけるところもないだろ....」

 

「そうだよねー」

 

ん?そういえば今日に商店街で七夕祭りがあったな.....

 

「商店街で七夕祭りがあったはずだろ?お前は誰かと行ったりしないのか?」

 

「うーん今の所予定はないかな。みんな受験勉強してるかもって思ってるうちに忘れちゃってたよ」

 

「そうか」

 

「あーでもやっぱり小町も行きたい!もーお兄ちゃんなんで思い出させてくるかなー」

 

「いやそれは完全に逆恨みだからな?」

 

そんなことを言われても俺に非はない。

 

「そんなに行きたきゃ行ってくればいいだろ」

 

見たところ小町さっきまでしっかり勉強していたようだしな。

少しくらいなら息抜きとしてちょうどいいだろう。

 

「お兄ちゃんわかってないわー」

 

いやなんかいつもと口調違う上に馬鹿にされてるんだが.....

 

「どういうことだよ?」

 

「だってそんなお祭りに一人で行っても寂しいだけじゃん」

 

「今からでも人を探せばいいだろ.....」

 

「行くって人はもうどの人と行くかなんて決まってるんだから今更そこに混ざれるわけないじゃん」

 

そういうもんなのか?俺はそうは思わないんだが.....

 

「それならもう諦めるしかないだろ」

 

「うーお兄ちゃんが思い出させてきたからこんなモヤモヤする羽目になってるんだよ、責任とってよ!」

 

だからなんで俺が悪いことにしてるんだよ.....

責任とってよもとりようないだろそれ.....

 

「そんな無茶なこと言うなよ.....」

 

「こうなったらお兄ちゃん!」

 

「は、はい」

 

あまり大声を出すなよ、怖く見えるぞ。

 

「仕方がないから小町と一緒にお祭り行こ?」

 

「妥協枠なのな.....」

 

「当たり前じゃん、むしろ妥協しただけ褒めて欲しいくらいだよ」

 

「最近妹からの風当たり強くないですかね?」

 

「それじゃあお兄ちゃん早く支度してきてね?」

 

俺の言葉は容赦なく無視されて俺は祭りに行くことになったのだった.....

 

*****

 

それから少しして小町と俺は商店街へと向かった。

.....のだが

 

「なんでこんな時に限って雨が.....」

 

「ほんとだよーでもそんなにふられないで済んでよかったね」

 

俺たちが商店街につくかつかないかといったくらいに雨が突然降ってきた。

そこで慌てて近くのファストフード店に入ったというわけだ。

 

「いらっしゃいませー」

 

ん?なんか聞いたことある声だな。

 

「って彩か」

 

そういえばこいつはこの店でバイトしてたな。

 

「えっ彩さん!?ど、どうしてここに!?」

 

落ち着いてる俺とは対照的に小町は大興奮である。

 

「あれ?八幡君この子は?」

 

「俺の世界一可愛い妹だ」

 

「え?八幡君妹さんいたの!?よろしくね!」

 

「はい!実は小町パスパレの大ファンなんです!」

 

「ほんとう!嬉しいなー!」

 

「私も会えて本当にうれしいです!」

 

「それにしても2人ともせっかくの七夕祭りなのに残念だね」

 

「多分にわか雨だろうし大丈夫だろ、止むまで雨宿りさせてもらうぞ」

 

「うん!もちろん!」

 

「ねぇお兄ちゃんせっかくだしポテトたべてこうよ!」

 

「そうだな」

 

「あ、それならちょうど今ポテトの増量サービスをやってるんだよ」

 

「お、ちょうどいいな」

 

「それとじゃあそれとコーラを2つ」

 

「うん、ポテトLとコーラ2つづつお願いしまーす!」

 

「は、はーい!かしこまりましたー!」

 

「あれは松原か?松原もここでバイトしてたのか....」

 

「うん、そうだよ!それじゃあ揚げたてを持って行くから席でお待ち下さい♪ふふふ」

 

「ん?どうした急に笑ったりして?」

 

「あ、ごめんね、ついさっきも全く同じやりとりしたなーって」

 

「お前の知り合いか?」

 

「そうだよ、まだ店の何処かにあるはずだから探してみたら?」

 

それじゃあ見つけたら挨拶しとくか.....

なんて思って空いてる席を探し始めたのだが.....

 

「あれ?八幡君?おーい!」

 

またもや聞いたことのある声だな.....

 

「え?え?日菜さん!?」

 

「よぉ彩が言ってたのはお前のことか」

 

「彩ちゃんがどうかしたの?」

 

「いやこっちの話だ」

 

こんな話を俺たちがしてる間に小町もエラーから立ち直ったようだ。

ちなみに俺と日菜が知り合いだということは訳があって既に知っているはずなのだがやはりいざ憧れの人が目の前にいるとテンパるみたいだな。

 

「え、えっと日菜さんはどうしてここに?」

 

「あれ?この人が前八幡君が言ってた妹?」

 

「ああ、俺の世界一可愛い自慢の妹だ」

 

「あはは!相変わらず妹大好きのシスコンなんだね!」

 

日菜はちょくちょく俺に連絡してくるので妹がいることなど俺の家族状況は全て把握されている。

 

「あ、あの隣お邪魔してもいいですか?」

 

まだ緊張してるが小町がそう聞く。

 

「うん、もちろん!」

 

「ありがとうございます!」

 

そう言って小町は日菜の隣に座る。

そこで俺は日菜の正面に座ることにした。

 

「日菜も七夕祭りに来たのか?」

 

「うん、おねーちゃんを誘ったんだけど断られちゃって.....」

 

そういう日菜はとても寂しそうな顔を一瞬見せたがすぐさまいつもの笑顔に戻る。

 

「だから八幡君たちが来てくれてよかったよ!」

 

事情を知らない小町は空気を読んで静かにしているようだ。

 

「そっか、それより小町いつまで緊張してるんだ?」

 

「だって急に本物の日菜さんだよっ!?そんな普通に喋ってるお兄ちゃんがおかしいんだよ!」

 

そんなことないし俺も最初からこうだったわけじゃないんだけど.....

などという言い訳はぐっと飲み込む。

他人の前で喧嘩はなるべく見せたくない。

 

「八幡君たちは仲いいんだね、2人でお祭り来たんでしょ?」

 

「ん、まぁな」

 

「喧嘩ばっかりだけどね」

 

「でもやっぱり仲いいよ、だってあたしとおねーちゃんがする喧嘩とは違うもん」

 

「そんなことはないぞ、俺たちだってたまに本気の喧嘩してしばらく口をきかなかったりするしな。喧嘩なんてして当たり前だろ兄妹なんて」

 

「ふふ、そうだね」

 

俺の言葉に日菜は笑みを見せた。

その笑顔になぜか少しドキッとしたが俺はなるべくそれを悟られぬように話を続ける。

 

「ねぇねぇ2人ともよかったらあたしと一緒にお祭りを回ってくれない?」

 

「ん?別に構わないぞ。小町も問題ないよな?」

 

「うん!ってちょっと待って」

 

なにやら芝居掛かった調子で話してるが一体なにしてんだ急に携帯なんて見だして.....

 

「あー!今クラスの友達から誘われちゃったから小町はそっちに行こうかなー」

 

昔からのことだが小町はこういうことを言いだした時は大抵ロクでもないことを考えている時だと長年の付き合いで俺は知っている。

 

「あ!友達すぐ近くにいるみたいだから小町行ってくるねー!」

 

そう言って小町は嵐のように去っていった.....

まったくなにがしたかったのか.....

 

「外雨まだ降ってるけど小町ちゃん大丈夫かな?」

 

「.....大丈夫だと思うぞ」

 

妹よ、頼むから兄の苦労を考えてくれ....

 

「そっか!それよりも雨早くやむといいね!八幡君と回れるの楽しみだよ!」

 

「そうか?多分彩とかと一緒に行った方が楽しいぞ」

 

「あれ?いつの間に彩ちゃんのことを名前を呼ぶようになってたの?」

 

「ま、まぁ色々あってな.....」

 

なぜか若干不機嫌そうにそう聞いてくるので俺もつい言い訳をするような口調になってしまう。

最近よく思うのだが俺はというか親父のこともそうだし大帝の男ならわかると思うのだが男っていうのは女子の言うことに逆らえないようにできてるらしい。

 

「ふーんまぁいいや」

 

ほっ日菜がそこを気にすることがなくてよかった。

いや別になんか話せないことがあったとかじゃないけどね?

 

「そ、それよりそろそろ雨が止みそうだぜ」

 

「あっ!本当だ!それじゃあ八幡君一緒に行こう!」

 

「わ、わかったからそんな急ぐな」

 

そのまま日菜に引っ張られるようにして俺は店を出て行くのだった.....

 

*****

 

「それでねーその時彩ちゃんがねー」

 

「いかにもあいつらしいな」

 

その後日菜と2人で話しながら歩いているが少し前までの俺がアイドルの女の子と並んでいるなんて知ったらどうなるかな?

多分信じないな、我ながらわかりやすい思考をしているものだ。

 

「あっ見て見て!『短冊に願い事を』だって!おもしろそうだから行ってみようよ!」

 

「.....そうだな」

 

繰り返すが俺は短冊というものが嫌いなのだ。

願い事を書いて吊るす、それで願いが叶うものか。

それで叶うならいくらでも書いてやるさ。

 

「八幡君はなんて書くの?」

 

「そうだな、『専業主夫になれますように』とかかな」

 

「あはは!八幡君ってやっぱり面白いね!」

 

「いや俺は真面目に言ってるんだが.....」

 

「それが面白いんだって!あたしには考えつかないもん!やっぱり人と関わるのは楽しいよ!」

 

こいつは他人に理解されず、理解もされなかった。

しかしこいつはそれを前向きに捉えることができるんだな.....

俺はそうできなかった、こいつから学ぶことは案外多いかもな。

 

「そういう日菜はどんな願いをするんだ?」

 

「それはまだ秘密!」

 

こいつのことだから十中八九紗夜のことだろうが。

 

「あっここで書けばいいみたいだね」

 

「そうみたいだな」

 

そう言ってからすぐに日菜は願い事を書き始める。

俺も書いたふりだけして誤魔化すか。

 

「日菜?」

 

その時俺たちの背後から何度目かわからない聞き覚えのある声が聞こえる。

 

「おねーちゃん!?」

 

やっぱり紗夜か。

 

「こんなところでなにをしてるの?」

 

「あはは....おねーちゃんに断られちゃったから、八幡君と七夕祭りを見て回ってたんだよ」

 

「え?あ、八幡さんこんばんは」

 

やっぱ気づかれてなかったのか.....

 

「おう、紗夜こそなんでここに?」

 

「私は母に買い物を頼まれたので.....七夕祭りには用はありません。それと日菜その手に持っているのは?」

 

「短冊!お願い事を一緒に書いてたんだ〜」

 

「そう.....」

 

やはりまだ少し距離があるようだな。

まぁそんなすぐに仲良くなるんだったら元から悩んだりなんてしないよな。

 

「おねーちゃん....あの、わわっ!」

 

「ん?どうしたんだ?」

 

あれ?日菜の短冊が.....

 

「2人とも大変〜〜!あたしの短冊鳥がくわえて持ってちゃった!」

 

「「書き直せばいいだろ(じゃない)」」

 

俺と紗夜が同時にそう言う。

しかし本人は

 

「待って〜!!あたしの短冊〜!!」

 

「日菜無理よ!」

 

紗夜がさっきより語気を強めてそう言う。

 

「やだよ!あの短冊にはすごく大切なお願いを書いたんだから!」

 

「だから、取り返したいの!」

 

そういうと日菜は駆け出した。

 

「おい、俺たちも行くぞ」

 

「ああ、もう!」

 

俺たち2人もそれに続く。

 

その後走ること5分。

俺たちが完全に鳥を見失いようやく日菜がその足を止めた。

 

「はぁはぁ結局見失っちゃった....」

 

はぁはぁいや、引きこもりが急に走るとマジで心臓が.....

 

「だから無理だって言ったでしょう」

 

「とりあえずもう少しこの辺りを見てみるか」

 

「うん」

 

「見つかるとも思えませんが.....」

 

まぁそこはダメ元だな。

 

それから少し公園をそれぞれ探したところ.....

 

「なんだよ....本当に落ちてるもんだな」

 

本当に草むらの中にあった。

それを拾い上げる。

 

「そっか、それがお前の願い事か.....」

 

俺は初めて短冊に書かれた願い事が叶うよう祈ったのかもしれない。

そう、俺がカササギならな.....

 

「おーい、2人とも見つかったぞ」

 

「え!?本当に!」

 

「まさか本当に落ちているとは.....」

 

「ありがとう!八幡君!」

 

「おう、だけどそれより疲れた.....」

 

「そーだね、あたしも疲れちゃった」

 

「私もこんなに走ったのは久しぶりだから疲れたわ」

 

「それじゃああそこのベンチに座って休むか」

 

「そうですね、そうしましょう」

 

それから2人が座ったところで俺はこの2人で話して欲しいと思った。

それは単なる俺の下世話であってもしかしたらいらない世話かもしれない。

それでもやってみるか.......

 

「なんか喉乾いたから水買ってくるわ」

 

「わかりました」

 

そう言って俺は 歩き出す。

あとはあの2人次第ってところかな。

 

*****

 

それから俺が飲み物を買って戻るとそこにはまだ話をしている2人がいた。

 

「知ってる?七夕の日に雨が降った時にはカササギっていう鳥が橋を作って織姫と彦星を会えるようにするんだよ」

 

....七夕伝説、それは仕事を怠けるようになった罰に離れ離れにされた2人の話。

俺はこの話をどこか自分に重ねて考えてしまう。

俺は一年以上戻れてないけどな.....

 

「せめて、あの2人のカササギくらいにはなれたらいいんだけどな....」

 

2人はまだ気づいてないようなのでそんなことを考える。

 

「もしかしたら、あの鳥はあたしとおねーちゃんを繋いでくれるカササギなのかもね」

 

「そうかしら?」

 

「ううん、やっぱりあの鳥もそうだけどさ.....最初にあたしたちの橋になってくれたのは八幡君だね!」

 

「ふふ、それはそうかもしれないわね」

 

てかどうしよう、なんか戻るタイミング無くした.....

 

その後続く話にはいるのに俺は1分ほど要した。

しかも話仕掛けた方法も我ながらよくない方法だった。

 

「.....なんて言われて誰も寄り付かないんだけどね」

 

「.....まぁ、日菜が部員なら....」

 

「.....そうなるだろうな」

 

「「八幡君(さん)!?」」

 

「ていうか、それどういう事ー!?もう2人ともー!」

 

「ふふっ」

 

「あっ、おねーちゃんが笑った♪」

 

「本当だ」

 

「別に私だって笑うことくらいあるわ.....」

 

顔を赤らめそう言う紗夜に日菜が嬉しそうに話しかける。

 

「おねーちゃんがあたしの話を聞いてくれたのは久しぶりだよね。ありがとう!」

 

これがこいつらがお互いに踏み出した一歩なのだろう。

もう、こいつらはきっと間違えない。あと少しでこの2人は出会うことができるだろう。

 

その後俺たちは祭りの会場へと戻る。

日菜がすぐさま屋台へと向かっていったので今は紗夜と2人で待っている。

 

「今日はありがとうございます」

 

「なんのことだよ?俺は何もしてないぞ」

 

「いえ、日菜の願いを見つけてくれたので」

 

「お前も真面目だな」

 

「....そのおかげで原因を再確認できましたから」

 

「原因?」

 

「日菜とうまく話せないのは私の問題だということです」

 

「....仕方ないだろ、そんなことはゆっくりやってけばいいだろ」

 

「そうですか....」

 

「お前はなんで俺がアブアルから抜けたか知ってるか?」

 

「いえ、何か事情があるのですか?」

 

「まぁな、全て俺のせいなんだけどよ....今あいつらに俺は手を伸ばしてる」

 

「.....」

 

紗夜は黙って聞いている。

 

「俺は、ここまで来るのに時間がかかったけど手が届く距離まで来た。お前たちも近づいていけば分かり合えるんじゃーねの?」

 

「ふふ、またあなたに助けられましたね、私」

 

「そんな大層なもんじゃないけどな....」

 

こんな風に誰かが救われる日だというのなら七夕も悪い行事じゃないかもしれないな。

 

「おまたせー!」

 

するとそこに日菜が帰ってくる。

 

「あの子ったら....まったく」

 

俺の横で苦笑する少女の顔はまさしく姉のそれだった。

 

その後しばらくは日菜の買ってきた食べ物を食べていざ短冊を吊るすことになった。

 

「2人もせっかくだから短冊書いたら?」

 

「私は別に....」

 

「俺は....書いてみるか」

 

「それならおねーちゃんも書こう!ほらあそこに書くスペースあるから!」

 

そうして俺と紗夜は書くスペースへと向かう。

紗夜は書くことに悩んでいるようだったが何を書くのだろうか。

とりあえず俺も書くか。

 

その数分後に再び日菜とと合流する。

俺も紗夜も短冊を結び終わった。

 

「お前も飾ったのか?」

 

「ううん、あたしは結ばなかったの」

 

やっぱりな、そうだと思っただって....

 

「どういうこと?」

 

「だってあたしの願いはもう叶ったから!『おねーちゃんと仲良く過ごせますように』ってほらねもう叶ったでしょ!」

 

それなら別のことを願えばいいのに....

どこまでも姉思いなやつだ。

 

「だからきっとおねーちゃんのお願いも叶うよ!」

 

「.....そうね、いつか私の願い事も叶う気がするわ」

 

「だといいな」

 

「きっと八幡君の願いも叶うよ!」

 

「.....そうだな」

 

そうきっと叶う、いや叶えてみせる。

 

『いつかまた、4人で演奏できますように』

 

それまで俺は、歩み続ける。

例えそこに橋がなかったとしても.....




今回もお待たせしてすいません!!
7月中にあと2、3話は更新したいと思うので気軽に待っていて下さい。
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