やはり俺がバンドを組むのはまちがっている   作:静寂な堕天使クロノス

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UAが10万超えてました!
多くの方に見てもらえて嬉しいです!

もう直ぐRoseliaの水着の復刻もくると思うのでまたスター貯めないと.....



第36話

暑い夏、なぜ人はそれを尊いものとしてたらあるのだろうか?

友達や恋人とたくさん一緒に居られるから?

それとも行事が多いから?

海のような夏独特の楽しみがあるから?

ともかく多くの人は勘違いしがちだがそもそも夏というのは嘘と欺瞞に満ち溢れているのである。

 

同時に遊びに誘われた時に片方には「ごめーん用事があって行けないからまた今度一緒に遊ぼ!」とか送ってその裏別の友達とめっちゃ遊んでたりとか夏祭りの瞬間だけ恋人がほしくて7月の頭くらいに告白するやつ急増するけど夏祭り終わったらあっさり別れるとかそんな風に様々な人間関係の露悪的なものを垣間見ることができる季節と言っていいだろう。

つまりだ、夏に人と関わらず家に引き困っていればそんなトラブルに悩まされることもない。

つまり夏休みはどこに出かけず家にいるのが1番なのである。

 

「ねぇお兄ちゃん、明日はせっかくみんなで海に行くんだからもっと楽しそうな顔したらどうなの?」

 

「俺が人の多いところが苦手なことを知ってるだろ?」

 

「うん、でもお兄ちゃんライブの時は平気じゃん」

 

「いや、海とライブ会場全然違うから.....」

 

「とにかく!お兄ちゃんは!もっと!高校生らしく!遊ぶべきだよ!」

 

わざわざ俺に刺さるよう強調して言ってきやがる。

というかそもそもお前のその発言も十分中学生っぽくないわ。

 

「あー善処するわ」

 

「お兄ちゃんそう言って何もやらないのはもうバレバレなんだよ.....」

 

「ほう、小町も俺のことがよくわかってきたじゃないか」

 

「もっと捻くれてなければなー」

 

「いや別に俺捻くれてとかないから」

 

「あーはいはいわかったからはやく明日の支度しちゃってよ」

 

理解するとともに扱いが雑になっていくのはなぜだろうか?

それでも世界で戸塚と並んで1番かわいいけどな!

 

「そういや小町、俺結局集合場所とかしか聞いてないけど明日は誰が来るんだ?」

 

「雪乃さんたちとーあと彩加さんたちとーあと葉山さんも来るって言ってたかな?」

 

「え?なんで葉山いるの?」

 

「お兄ちゃんそれは流石にごみいちゃんだよ.....」

 

「いやだってあいつがなんで1人だけで参加なんだよ?」

 

「予定が合わなかったんじゃない?」

 

「でも男子が俺と材木座しかいなかったからいいか」

 

「お兄ちゃんが若干デレた、けど彩加さん忘れないで?」

 

「いやだって戸塚は女の子だろ?」

 

仮に戸籍が男なのだとしてもそれは世界が間違ってるので問題ない。

待てよ、海に行けば合法的に戸塚の水着が見れる?

 

「おい、小町早く支度しよーぜ」

 

「なんか急にやる気満ち溢れてるのはいいけど絶対ロクでもないこと考えてるよね.....」

 

結局この日俺は戸塚な水着を想像してしまったためか夜2時ごろまで寝付けなかった。

 

*****

 

翌日のなかなかに朝早く俺と小町は家を出て駅へと向かった。

ここから海まで電車で移動するためだ。

小町はみんなと出かけるのが嬉しいのかかなり上機嫌だ。

 

「あっ!八幡たち来たよ!」

 

「おはよう戸塚!夏休みの間会えなくて寂しかったぞ!」

 

戸塚が声をかけてきてくれた瞬間さっきまで感じてた眠気も一瞬で吹っ飛んだ。

いや、戸塚が毎日起こしてくれるなら俺絶対に寝坊も二度寝もしないわ。

いやでも起きなければもう一度起こしてもらえるのか......?

やっぱり二度寝はするわ、絶対。

 

「僕も寂しかったよ八幡、今日はその分楽しもうね!」

 

ああ、かわいい......

 

「久方ぶりだな、八幡よ!今日は生命の誕生の地へと向かい存分に力を蓄え用ではないか!」

 

なんかうるさい声が聞こえるけど何言ってるのかわかるけどその事実がいやなので無視しよう。

 

「それで戸塚はどんな夏休みを過ごしてたんだ?」

 

「無視!?八幡お願いだからそれはやめて!」

 

おい、若干素が出てるぞ......

 

「なんだよ、だったら普通に今日は海行って楽しもうとか言えよ」

 

「はっさすがは八幡我の言葉を皆にわかりやすいようにしたのだな」

 

「だったら最初から誰でもわかるように喋れ」

 

お前のせいで戸塚との会話の時間が減ったじゃねーか。

 

「それでどうどったんだ?」

 

俺はもう一度戸塚に同じような質問をする。

 

「うーん、部活だったりバンドの練習ばかりしてたかな」

 

「さすが戸塚!練習熱心なんだな!」

 

「そんなことないよ」

 

照れてる顔もかわいいなー。

 

「おにいちゃーんちょっと来てー」

 

小町が少し先から呼んでいる。

一体なんだ?

 

「おはようございますっ!八幡先輩!」

 

おい、まてなんでこいつがここにいるんだ。

たかよく見たら後ろにも.....

 

「お久しぶりですね、八幡先輩」

 

もう1人厄介なやつもってかさ.....

 

「なんでお前らここにいるの、戸山?」

 

そう、俺の前に立っているのはポピパの5人だ。

 

「そりゃあ海に行くからですよ!」

 

「いや見てわかるわけないだろ」

 

「八幡君たちも海に行くの?」

 

「ああ、そうだぞりみ。一緒に行けるなんて嬉しいぞ!」

 

「あはは、香澄の時とテンションが違う.....」

 

「まぁ香澄だしいいんじゃね?」

 

市ヶ谷、お前もだいぶ戸山の扱いが手馴れてきたな.....

 

「というか八幡先輩が海に行くなんて意外」

 

花園、俺もそう思ってるわ。

 

「なんだ、ただの気まぐれだよ」

 

まさかかわいい戸塚に誘われたからなんて言えないしな.....

 

「いやーお兄ちゃんが普通に人と会話できてるなんて.....」

 

「お前は俺のおかんか、ていうか悲しくなるからそういうこと言うなよ」

 

とか俺がいろんなやつといる間に他のメンバーも続々とやってきていたようで残るはあと雪ノ下たち3人だけだ。

 

「ごめーんまった?」

 

集合時間の五分前にその3人も来たのでこれで全員揃っただろうか?

 

「よし、それじゃあ行こうか」

 

まじで葉山もいるのな.....

 

「うん!」

 

「では、早く切符を買いましょう」

 

「そうだね!」

 

こうして俺たちは海へ向かうのだった。

 

*****

 

「ついたー!!」

 

「由比ヶ浜さん、急に大声を出さないでほしいのだけれど.....」

 

「まぁまぁ今日くらいいいじゃないですか」

 

「ようやくついたね」

 

「待ちくたびれたのである!」

 

「沙希さんも兄妹を連れてこなくてよかったんですか?」

 

「うちは人数多いからね、誰か1人だけってわけにもいかないから」

 

「なるほど〜」

 

海についてそれぞれ違った反応を見せている中俺はむしろテンションが下がってきている。

いやね、戸塚がなるべく人の少ないところを探してくれたんだけどね、それでもやっぱ一定数は人がいるじゃん?

俺的には人が多いのはちょっとな.....

 

「相変わらず、こういうところは苦手なのか?」

 

「.....お前みたいなやつとは違うからな」

 

「実は俺もそんなに得意ではないんだけどな」

 

「嘘つけ」

 

「本当さ、人混みが好きなやつなんていると思うか?」

 

そう言われるとそんな気がするがこいつに丸め込まれたみたいで悔しいな。

 

「そういうわけだ、なるべく楽しもうぜ」

 

「はいはい」

 

そうは言ってもこいつは結局楽しめるんだろうな。

そんなことを思いながら俺も海へと足を運ぶのだった.....

 

「あっ!八幡先輩!海ですよ!海!本当に海なんですね!」

 

とりあえず戸山、人の回想中に アホすぎる語彙力晒しながら乱入してくるのやめてくれない?

 

その後海は駅からほど近い場所にあり実際に人も結構少なくて意外と俺の憂鬱も杞憂で終わりそうだ。

 

「で、俺たちはいつまでここで待ってればいいんだ?」

 

現在俺は葉山と材木座とともに水着に着替えて待っているところである。

ちなみに戸塚はトイレに行ってから着替え始めたため俺たちが着替え終わった後に更衣室へと入っていった。

 

「お前女子が着替えてくる間待つのはお約束だろ?」

 

「そうである!と言っても我はラノベの中でしかそのような展開は見たことがないがな!」

 

「いやなんで材木座は誇らしげなんだよ.....」

 

「そうしないと悲しくて泣いてしまうからだ!」

 

「もういい、それ以上言うな材木座」

 

「ははっ、やはり君達は仲がいいね」

 

「それはない」

 

「いいのか?八幡、我泣いて転がるぞ?」

 

「めんどくせぇ報復しようとすんな」

 

「ヒッキー!」

 

この声は由比ヶ浜か、てことは女子メンツも着替え終わったみたいだな。

 

「待たせてしまったかしら?」

 

「いや!今来たばかりである!」

 

材木座、お前それもラノベ知識のセリフだろ、言ってやったぜみたいな顔すんなうざいぞ。

 

「ねぇねぇお兄ちゃん、せっかく小町たちが水着に着替えてきたんだから何か言うことはないのかな?」

 

「は?別にそんなの....」

 

「な、い、の?」

 

「言わなきゃダメか?」

 

「とーぜん!」

 

おい、小町以外のやつ止めろよ、絶対こいつ楽しんでるから。

俺をいじり倒したいだけだから。

 

「その、なんだ、似合ってんじゃねーの?」

 

「え?なんですかそれ?妹に頼まれたから仕方なく褒めたみたいな体裁を気取って私たちを全員まとめて口説いてるんですか?ちょっと先輩にしては頑張ったなとか思わないでもなかったですけどみんなまとめて同じ褒め方をするのは流石にひどいと思うので次からはしっかり1人1人に感想を言ってくださいごめんなさい」

 

「いや、お前の言った通り言わされただけだからな.....」

 

それに心なしか今俺別に振られてなかったよね?

 

「あんたも相変わらずだね」

 

「少しくらい同情してくれてもよくないですかね?」

 

「そうしてもあんたがもっと傷つくだけじゃない?」

 

意外と優しい川なんとかさん、ごめん、最近どうもお前の名前忘れがちなんだよな.....

 

「おーい!みんなー!」

 

この声は戸塚?

今振り返れば.....水着の.....戸塚が.....

見たら99%俺は死ぬ.....

だが.....俺は....死すら恐れぬ....

 

「どう....かな....?」

 

ぐばっ!

これは想像以上の.....

正直上裸で来られたら終わりだったがパーカーのようなものを着ているのでその心配はなかったか.....

 

「似合ってる、やっぱり戸塚は何を着ても似合うな!」

 

「褒めすぎだよ.....八幡.....」

 

あ、やばい、死ぬ、萌え死ぬ。

 

「なんか私たちの時と反応違くないですか?」

 

「そうだよね、ヒッキーはさいちゃんに甘いし.....」

 

「....別に私はどうでもいいのだけれど」

 

「うちの愚兄がすいません.....」

 

なにやら話しをしてるようだが戸塚に夢中な俺には聞こえないぜ!

 

「それより、そろそろ海に行こうよ!」

 

「そうだね、あたし速く遊びたい!」

 

「小町もです〜!」

 

「じゃあ俺は荷物番してるわ」

 

「お前ならそう言うと思ってたよ.....」

 

「ちなみに我も荷物番に回る、少々原稿をすすめたいのでな」

 

進んで荷物番になった俺が言えることでもないが海にまで来てそれかよ.....

 

「そんなわけでお前らは遊んでこい」

 

「俺も残るよ、たまには男同士話したいこともあるしな」

 

え?材木座だけでもお腹いっぱいなのに葉山まで残るの?

 

「え?それなら僕も.....」

 

「いや、戸塚は行ってきてくれ」

 

ここに居られると俺の心臓がやばいくらい速く動き続けて最悪死ぬまだにある。

 

「でも.....」

 

「楽しみにしてたんだろ?」

 

おい葉山、お前俺が言いたかったことを言うんじゃねーよ。

 

「じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかな」

 

「じゃあ荷物よろしくね!お兄ちゃん!」

 

「おう」

 

そう言って水着をまとった女子たちは海へと向かっていくのだった。

 

「それで葉山、なんか用でもあるのか?」

 

小町たちが海へと向かった後材木座はすぐに執筆に入り集中してるためかこちらに一切の関心を示していない。

こうなったら静かでいいんだけどなぁこいつ。

 

「そんなに疑うことないだろ」

 

「お前実は腹が黒いからな、信用ならん」

 

「それこそ風評被害だよ」

 

「そうやってヘラヘラしててなに考えてるかわかんないからな」

 

「そりゃ考えてることなんて誰にもわからないだろ」

 

「で、本当のところは?」

 

「まぁ、用というか話がしたかったのは事実だ」

 

「ほらな」

 

「まぁそう言うなよ、それで本題だが、お前最近話題のバンドのALLYを知ってるか?」

 

「知らないな.....」

 

「まぁ本当に最近のことだし知らなくても仕方ないか、そのバンドがこないだテレビに出てたんだがそこでこんな話をしててな.....」

 

葉山の話をまとめるとそのバンドのリーダーが当初ギターは別の人間が担当する予定だったがスカウトを断られてしまったため今のメンバーになったということ。

そしてその男はギターが本当に天才と言われるレベルだったがつかみどころがないというかそれ以外のことにはやる気も興味もなく目も濁っていたということ。

.....ってあれ?これって.....

 

「俺はリーダーの言う人間の特徴を完璧に網羅してるやつを知ってるんだが?」

 

「誰のことだろうな?」

 

「これ、お前のことだろ。中3くらいの」

 

なんで年代までわかるんだよ!?

まぁもう小町にも話したし隠すことでもないからいいんだけどな.....

 

「その通りだ」

 

「やっぱりか、お前はどんな人にもそう言われるよな」

 

「確かに目が濁ってるとかよく言われてたな」

 

今はだいぶ改善されているらしいが。

 

「そこじゃない」

 

そこで葉山は雰囲気を変えておよそ海には似合わない真剣なものとなる。

 

「お前が、天才って言われることだよ」

 

「そんなん俺が言ってるわけじゃねーだろ」

 

「それでもだ、はっきり言うとな俺はいまでも悔しくてしょうがない」

 

「それ以外全部大敗してるだろうが」

 

「そう茶化すなよ、1番負けたくないものだけ負けてるってのはくやしいもんなんだよ」

 

確かにそれはそうなのかもしれない、だが俺にその気持ちはわからない。

傲慢だが俺は1番負けたくないと思えたもので負けたことは....負けたと思ったことは.....ない。

 

「でも勘違いするなよ、そんなことで別にお前を嫌いになったとかじゃないんだ。ただ、もうこれ以上負け続けるつもりはない、それだけだ」

 

こんなところにも俺に劣等感を感じてたやつがいたのか。

俺も....そろそろ自覚したほうがいいのかもしれない。

俺は台風のような存在なのだと.....

 

「追いつかせるかよばーか」

 

俺は今初めて他人のことを考えたのかもしれない.....

海に来てそんなことに気づくとはな.....

 

「お兄ちゃん!もうそろそろお昼を食べに行かない?」

 

「まだ早くないか?」

 

「混む前に行きたいじゃん」

 

「そーですよ!八幡先輩!行きましょう!」

 

「まぁそれもそうか.....ってなんで戸山がいるんだよ!」

 

は、俺がキャラ崩壊寸前のツッコミを.....

 

「海で遊んでたら会ったからそのままポピパのみんなと遊んでたんだよ」

 

「そうか、葉山どうする?」

 

「そうだな、俺も混雑は避けたいしいま行ってしまおうか」

 

「材木座は無視でいいか」

 

「.....」

 

いつものテンションでこないところを見ると本当に集中してるのかもしれない.....

まぁどうでもいいか!

 

「よし、行くか」

 

「うん!」

 

誰も材木座のことを尋ねないあたりどんな扱いを受けてるのかわかるものだ。

 

「あっ、八幡たち呼んで方くれたんだね」

 

「はい!」

 

ああ、小町と戸塚が......

一緒にいるなんて.....

儚い.....

今思ったけど瀬田の迷言って使い勝手がいいな。

 

「あれ?そこにいるのは八幡?それに結衣たちも!」

 

この声は....

 

「あ、リサちゃん!どうしてここに?」

 

「どうしてってRoseliaで海に遊びに来たんだよー!」

 

「Roseliaが?」

 

「そーそーあたしが友希那を頑張って説得してねー」

 

「あれは説得ではなく脅迫よ、リサ」

 

そう言って今井の後ろに立っているのは間違いなく湊でその後ろにいるのは間違いなくRoseliaのメンバーだった.....

なんだろうか、この先面倒ごとになりそうな予感.....

 

こうして波乱の海での午後は幕を開けていくのだった.....

 

 

 




というわけで次回は海の午後を書いていきますねー
UAも10万を超えたのでより皆さんに楽しんでもらえるよう頑張ります!

感想、評価など励みになるので是非残していってください!
それでは最後に次回予告いってみましょう!

「えーと雪ノ下なんでそんな説教する気満々なんだ?」

「こないだあなたが次回予告をサボったと小町さんから聞いたからよ」

「ちっ、小町余計なことを」

「何を人のせいにしているの、だいたいあなたは以前から.....」

「ちょ!雪ノ下ストップ!これじゃ次回予告終わっちゃうから」

「それもそうね、なら先に次回予告を済ましてしまいましょうか。次回は湊さんたちとも合流してさらに騒がしい間に合うようね、次回やはり俺がバンドを組むのはまちがっているは『なぜこうなったのかを比企谷八幡は考える』よ、よければ見ていってちょうだい」

「今のうちにこっそり.....」

「逃げたら承知しないわよ?」

「.....はい」
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