やはり俺がバンドを組むのはまちがっている   作:静寂な堕天使クロノス

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昨日のハロハピ放送局の3周年情報盛り沢山ですごかったですね!
16日がすごい楽しみになりました。
特にMorfonicaは期待してます、今日公開されたMVのフルバージョンもよかったので楽しみです!

みなさんが特に楽しみなのはなにかよければ教えてください。


第47話

「はぁ.....」

 

なぜ俺がこんなため息をついているのかというとこれから俺がしなければならないことの疲労を考えてのことだ。

結局あれから3日が経ったがその間に正式に俺とケントがバンドへのオファーをしに行くことが確定した。

 

と言っても俺たちが知り合いのバンドなので実際にオファーに行くのは4バンドなんだけどな。

それで手分けした方がいいという話になったまではよかったのだが.....

 

「おい待て雪ノ下、もう一回言ってくれ?」

 

「あなたにはRoselia以外の3バンドを担当してもらうわ」

 

なんで?普通に半分こでいいじゃん。

 

「今井君はRoselia以外に知り合いがまだいないからよ」

 

「そうだよ、ヒッキーだって初対面の人たちにいきなりオファーなんてできないでしょ?」

 

「そうですよ、それに先輩どうせ暇なんですしいいじゃないですか」

 

「いやお前練習が減っても色々やることあるから」

 

「ロクでもないことでしょうし聞かないわよ」

 

最近こいつら慣れてきたせいでこの先のくだりやらなくなってきたなぁ.....

ってそんなこと考えてる場合じゃなかった。

 

「それとも、あなたが今井君を無理させて知らない人に頼みに行かせたいのならこれ以上は言わないわよ」

 

そんなこと言われて人見知りのケントを行かせられるわけねぇ.....

これはいわゆる選択権を与えられてないやつである。

いや待てよ、ラビワン側にも男子はいるのだからそこに頼れるんじゃないか?

 

「材木座とかは?」

 

「彼がそんなことできると思う?」

 

ですよねー

 

「ちなみに彩ちゃんも部活の都合で無理って言ってたからね」

 

希望は......終えた.....

 

「.....全て仰せのままに」

 

いつか俺の立場がもう少し良くなることを祈りながら俺は抵抗をやめたのだった.....

 

*****

 

その後雪ノ下たちはラビワンとの練習を開始して今日はもうお役御免になった俺とケントはもう帰ることにした。

 

「ハチ兄ごめんね、オレのせいで無理させちゃって......」

 

「別にお前が気にする必要はない、最初から覚悟してたことだしな」

 

ケントがRoseliaだけというのは正直本当に予想していたことであり他のところに最初頼まれていた戸山たちが行くのかどうかが俺の勝負だったからな......

 

「それでケントはいつ頃Roseliaに話に行くんだ?なるべく頼みに行く期間揃えたいから教えてくれ」

 

「あ、オレは今週末にも行こうかなって思ってるよ」

 

「お前の場合リサに話せばそれで済みそうなのにわざわざ行くなんて偉いよな」

 

「ハチ兄に任せてるんだからオレがサボっちゃだめでしょ」

 

本当こいつはこういうところが可愛いやつだなぁ......

 

「そうか、そういやケントってリサと湊以外のRoseliaのメンバーに会ったことはあるのか?」

 

「うーん面と向かって会ったことはないかな」

 

へーそんなもんなのか。

ライブの後とかに姉に会いに行ったりしないのか。

昔の小町はすぐに来たもんなんだが。

 

「みんな優しい奴だし大丈夫だろうけどな」

 

「リサ姉に話をたくさん聞いてるから、オレもそこまで心配してないよ」

 

「とにかく頑張れよ」

 

そういうと俺はつい小町でついてしまった癖でケントの頭を撫でてしまう。

 

「ハチ兄、さすがにそれは恥ずかしいって.....」

 

「わ、悪いつい妹にやる癖が....」

 

「でもやっぱり力が抜けたりはしないんだ.....」

 

「どういうことだ?」

 

「ううん、なんでもないよ」

 

「?.....そうか」

 

「うん、それじゃあハチ兄オレはここで」

 

「おう、じゃあな」

 

ケントも頑張るんだし俺も働かないとな......

 

「はぁ.....」

 

しかしその後も俺のため息が潰えることはないのだった......

 

*****

 

次の週末俺は早速オファーに向かうことになり俺の最初に向かうのは

Afterglowのところである。

既に話があるということを小町を通して伝えてあるので全員揃っているはずだ。

集合場所はCiRCLEになってるから練習の前にでも聞いてくれるのだろう。

 

「で、珍しく俺が一番乗りか」

 

さすがに頼みに行く立場で遅刻はしないように家を出てきたが1番に着くとは思っていなかった。

 

「あ!もう八幡先輩いるじゃん!」

 

「モカがパン選ぶのに時間かかったから遅れちゃったじゃん.....」

 

「ふっふーモカちゃんはパンへのこだわりが強いからね〜」

 

「ごめんなさい遅れちゃって......」

 

「いや、まだ時間前だから気にするな」

 

「それでアタシたちに話ってなんですか?」

 

脱線しかけていたレールを宇田川が戻してくれる。

練習前だし手短に説明しないとな.....

 

「もしかしたら知ってるかもしれんが.....」

 

その後俺は手短に説明をして出来る限り参加してほしいという旨を伝えた。

 

「面白そう!出ようよ蘭!」

 

さすが上原、聞いた瞬間にこの反応である。

 

「CiRCLEにはお世話になってるから断るのもあれだしね〜」

 

青葉も乗り気のようだ。

 

「他にはどんなバンドが出るんですか?」

 

まぁ気になるよな。

 

「実は今俺ともう1人がこうやってオファーしてる状態だ....だからまだ確定してるのはPoppin'Partyとアブアル、ラビワンの混合バンドだけだ」

 

「なるほど....それで暇になった八幡先輩がオファーに駆り出されてるんですね」

 

一言多いわ。

 

「ちなみにこれから声をかける予定なのはRoselia、パスパレ、ハロハピだな」

 

「そうですか」

 

美竹は平静を装っているがRoseliaの名前出た瞬間のライバル意識のむき出し感がなにもごまかせていない。

 

「つぐはどう思う?」

 

「私も....出てみたいかな」

 

おお、もしなしてこのオファー俺がおもってるよりイージーモードだったりする?

 

「おっつぐも乗り気か!」

 

誰1人としては反対なしで決まったのはマジで説得の手間が省けていいな。

 

「まぁ断る理由も特にないですし引き受けますよ」

 

「もおーらんそこは素直に出たいって言うところでしょ!」

 

確かに素直に言わないと可愛げはないわな。

 

「そんなんだと八幡先輩も愛想尽かしちゃうよ〜」

 

「別にそれはどうでもいい.....」

 

「お前それ本人の前でさらっと言うのやめろ?今すぐ死にたくなっちゃうから」

 

「脅し方が斬新すぎる.....」

 

「だ、ダメですよ八幡先輩そんなことを思ったら!」

 

「羽沢、お前くらいだよ俺にやさしくしてくれるの.....」

 

「そ、そんな私は普通に接してるだけで.....」

 

そんな風に照れてるところとかマジで戸塚や小町に並んでのエンジェルぶりを発揮してる。

 

「つぐの優しさは世界一だからね〜」

 

「かといってモカは甘えすぎな」

 

「つぐーともちんが厳しいよ〜」

 

「言われたそばから甘えに行くなよ」

 

青葉さんの雰囲気独特すぎてついていけねぇ.....

 

「お前周りの人に甘やかしてもらったらと後々辛い目にあった時苦労するぞ?」

 

周りから厳しい対応しかされない俺でさえ辛いのだから。

 

「なんか一瞬すごい悲しい感じがしたんだけど.....」

 

「うん、あたしも感じた」

 

「それはともかくだお前たちは出演するってことでいいのか?」

 

これ以上話が長引くと俺のネガティブスイッチが入りそうだったので無理やりにでも話を打ち切る。

 

「はい、あたしたちは出させてもらいます」

 

「おう、まりなさんたちには俺の方から伝えるわ」

 

「ありがとうございます」

 

「最初からそう言ってばよかったのに〜」

 

「モカ、うるさい」

 

「そうだよモカ、蘭はいじっぱりなんだから」

 

「ひまりも」

 

「だなー本当に困ったもんだぜ」

 

「3人ともいい加減に......」

 

「そ、その辺でやめとこう3人とも、蘭ちゃんも落ち着いて......」

 

うん、羽沢もたいへんだな。

 

だが1つ目のバンドはスムーズに出演が決まってよかった。

 

「それじゃあ練習頑張れよ」

 

「はい、そっちも頑張ってください」

 

「おう」

 

こうしてアフグロと別れた俺がCiRCLEから出ようとした時ちょうどケントがこちらに向かってくるのが見えた。

 

「ハチ兄も今日だったんだね」

 

「おう、俺はちょうど今終わったところだ」

 

「オレはこれからだよ」

 

「俺は終わったし手伝おうか?」

 

「いやいいよ、オレが説明するよ.....けど不安だからいるだけいて欲しい.....かも」

 

「おう、任せろいるだけなら得意だ」

 

「それってどういう意味なのさ.....」

 

「Roseliaはもういるのか?」

 

「うん、オレは練習終わりに話を聞いてもらうことになってるから」

 

「俺もそうしとけばよかったな.....」

 

ほうすればもう少しゆっくり説明できたんだが.....

 

「でもハチ兄はOKもらえたんでしょ?」

 

「そうだけどなんでわかった?」

 

「いやダメだったならハチ兄は全面的にそういうオーラ出るから」

 

え?そうだったの?もしかして今まで周りの奴らが俺の感情を読めたのって俺がそういうオーラ出してたからなの?

 

「ちなみにキノ姉たちがわかるのはまた違う理由だと思うよ」

 

「お前も既に読んでるじゃねぇか.....」

 

本当に俺の心の声ってもしかして周りに聞こえてたりとかするの?

 

「ケントお待たせ〜待った?」

 

「おや、八幡さんもいるのですね」

 

「ああ、俺もケントと同じ目的で動いてるからな」

 

「なんかそれって秘密のミッションみたいでかっこいい!」

 

「.....それでお話というのは.....なんなんでしょうか?」

 

「ああ、それは今からケントが説明してくれる」

 

「それじゃあ聞かせて頂戴」

 

Roseliaはアフグロと違ってスムーズだな、話までの流れが。

 

「ケント頼むぞ」

 

「うん」

 

不安そうにしてたケントだが説明は俺なんかよりうまくRoseliaの5人も一回でわかったようだ。

 

「つまり私たちにそのイベントに出て欲しいということかしら?」

 

「うん、そうだよユキ姉」

 

「どうしますか?」

 

「あたしとしては出てみたいかな〜。まりなさんたちのお願いなら尚更ね」

 

「あこも出たいです!」

 

「ですが、この間しばらくは練習に専念すると決めたばかりでしょう」

 

「そうね、しばらくは私たちだけで目標のために練習したいわね」

 

くそ、紗夜と湊を説得しないとダメとは.....

これは攻略難易度高いぞ.....

 

「そこをなんとか頼めないか?」

 

ケントだけでは押し切れないだろうと判断した俺も加勢する。

 

「ですが私たちの時間も限られていますし.....やはり参加するのは難しいかと.....」

 

真面目な性格な奴はこういう時は本当に面倒だな。

 

「ユキ姉、本当にまりなさんたちも困ってるからそこをなんとか.....」

 

「ケントの頼みでもダメよ」

 

そして面倒なのはその真面目なやつがもう1人いることだ。

 

「ごめんね〜2人ともこの2人がこう言ってるからさ、今回は無理っぽいかも」

 

「そうか.....」

 

ここまで頑なに断られてはこれ以上押すのも無意味だろう。

 

「.....あの、すいません.....」

 

ここで今まで黙っていた白金が声をかけてくる。

 

「.....私も出てみたいんです......そのイベントに」

 

おお、ここに来て更なる援軍がきた。

 

「だよねさすがりんりんわかってる!」

 

「でもハッキリ言って私たちのメリットが少ないのです。今回は見送った方がいいでしょう」

 

「.....私は.....一概にそうとは言えないと思います」

 

「どういうことかしら?」

 

「.....この前のspaceのライブで.....いろいろなバンドとステージに立って.....それが私にとっていい刺激になりました.....それは皆さんも同じじゃなかったでしょうか?」

 

「確かにあの後はみんないつもよりもっとやる気だったもんね〜」

 

「あこもなんか他のバンドに負けずにもっと上手くなりたいって思った!」

 

「確かにあれから雪ノ下もいつもより練習がキツかったな」

 

「そうなんですか?」

 

そうか、ケントはそこから入ったからわからないのか。

 

「ああ、普段はあれよりほんの少しだが軽めの練習だ」

 

あまり期待させてはいけないので表現をマイルドにさせてもらう。

 

「で、2人はどうだったの?」

 

「確かにそれは否めないですね」

 

「そうね、私たちもまだまだだと思ったわ」

 

「.....私たちの実力を知るためにも.....出る価値があると思います」

 

このまま押し切れるか.....

 

「.....ちなみに今回声をかけてるのはあのspaceのライブにいたバンドたちだぞ」

 

追い討ちとばかりに俺が呟く。

要するに湊たちに今回のイベントのレベルが立つ価値があると思えるものだと思わせればいいわけだ。

 

「オレたちが頑張ってオファーするから信じて出てくれないかな?」

 

「.....そうねそこまで言われて断るのもあなたたちを信用してないみたいよね」

 

「.....ですね、八幡さん、私たちもそのイベントに出演させてもらえますか?」

 

「ああ、願ったり叶ったりだ」

 

「はぁ.....ハチ兄ありがとね」

 

「俺は何もしていない」

 

「そんなことないって」

 

「いや、ほとんどお前がやったことだ。胸を張れ」

 

「.....ありがと」

 

俺は感謝されるのは苦手だしこうやって人を褒めたりするのも苦手だ。

だけどケントの前では不思議とそれができる。

 

「ケント.....」

 

リサの声が聞こえるけど気のせいかな、なんか.....

 

「え?リサ姉どうして泣いてるの?」 

 

あこの言うとうりリサは目に涙を溜めている。

 

「いやだって.....ついこの前まで人見知りだったケントがそんな風に言ってくれる仲間に会えたんだと思ったらさ.....」

 

いや、俺も人のこと言えた義理じゃないとは思うけどそれはブラコンじゃない?

 

「リサ姉、流石にそれは恥ずかしいんだけど.....」

 

流石のケントも恥ずかしさ半分で後は普通に引いてそうである。

 

「よかったね.....」

 

そんなことお構いなしと言わんばかりにリサはケントに近づくとその頭を撫でる。

 

「ふにゃ.....」

 

途端にケントはまるで甘えてる猫のように力が抜けた声をだす。

 

「ケント、まだリサに撫でられるとそうなるのね」

 

「.....仕方ないでしょ」

 

まぁ確かにリサってそういうところあるよな。

なんか具体的には言えないけど。

 

「今井さんも姉弟で仲がいいんですね」

 

それを見て紗夜がそう呟く。

こいつも姉妹関係で苦労してるからな.....

 

「でもお前だって最近日菜といい感じなんだろ?」

 

毎日のように紗夜のことをメールで送ってくるし......

 

「.....そうですね、前よりはずっといい関係だと思います」

 

「まだこれから歩み寄ればもっといい関係になれる、俺はそう思うぞ」

 

「.....なんだか......皆さん羨ましいです」

 

「どうして?」

 

「.....だって私は兄弟はいませんから」

 

一人っ子の白金は兄弟に憧れたりするのだろうか。

 

「でもあこはりんりんのことももう1人のお姉ちゃんみたいにおもってるよ?」

 

「ふふ....あこちゃんが妹なら毎日楽しそう」

 

そう言う白金の顔は本当にうれしそうだ。

 

「それじゃあ、まりなさんたちには俺たちの方から伝えとくわ」

 

このままでは話が脱線したまま終わりそうだったので最後にそう締めておく。

 

「ありがとうございます」

 

「それじゃあユキ姉イベント楽しみにしてるね」

 

「ええ、期待して待ってて」

 

これでなんとか2バンドの出演が決まった。

しかし俺はまた来週この2バンドより難易度の高いところに行かなければならない。

そう思う俺はため息をつきつつ小町をいつもより甘やかしてやろうかななんて思いながら家へと帰るのだった.....




今回はここまでです。
そして次は久しぶりに番外編を挟んでから次の話に行きたいと思います。
次回の番外編のヒロインはつぐの予定ですのでファンの方楽しみにしていてください。

感想評価など励みになるので良ければ残していってください。

番外編は基本的に本編の最新話から見て過去のお話になるので上手い次回予告思いつかなかったのでカットします。
すいません......
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