やはり俺がバンドを組むのはまちがっている 作:静寂な堕天使クロノス
俺ガイルのあの対決がバンドリメンバーで行われたら....と言う話です。
イベントの報酬3倍って思ったよりも恩恵大きいですね、これからも定期的にやってくれませんかね?
いよいよ今日は2回目の合同練習である。
1度目の後いろいろスケジュールが変わり奇跡的に全員集合できることになっているだけあって1度目よりも充実した練習になるだろう。
....もちろんもう中断させるようなことはしない。
「比企谷君、全バンドが全員揃ったわよ」
「そうか、それじゃあそろそろ始まるか」
各バンドの点呼を取ってくれた雪ノ下から報告を受け俺は全体に向けて話し始める。
「えーそれじゃあそろそろ練習を始めるから前回と同じようにまずは楽器ごと集まって練習を始めてくれ」
「「「「はーい!」」」」
俺の言葉にみんな(一部の人間はかなりの大声で)返事をしてくれる。
「....今度は逃げ出さないでくださいよ?」
「うるせぇ、もうほじくり返すな」
「はーい」
にやけながら俺をわざわざからかってから一色は練習場所へと向かう。
本当に物好きな奴である。
だが本当に今回はなにもなく終わればいいんだけどな.....
「ハチ兄、そろそろ時間じゃない?」
なんて思ってたがその後驚くほど順調に進んでいき気づけばもうそろそろ終了時間だった。
「そうだな、そろそろじゃあ終わるか.....」
俺たち以外は集中していて時間に気付いてなさそうである。
「おーいわるいがそろそろ時間だ、きりのいいところで片付けに入ってくれ」
そうして各自片づけに入り始めた。
今日の練習はかなりいい感じだったのではないだろうか?
「戸山さん、いつもよりものびのび歌えてたわね」
「本当ですか!ありがとうございます!友希那先輩もすごかったです!」
「おねーちゃん!あたしのギターどうだった?」
「こんな時くらい私以外の人に聞きなさい」
「えー、だっておねーちゃんと一緒に練習することもないじゃん」
「....よかったんじゃない、ただ毎回楽譜を無視するのはやめなさい」
「えーだってそっちの方がるんっ!ってするんだもん」
なんて周りの雰囲気もかなりいいようだ。
この分ならイベントも成功しそうだな.....
「よし、じゃあ今日はこれでかいさ.....」
その後片付けもスムーズに終わり解散の宣言をしようとした瞬間.....
「ちょーっとまったぁ!」
認めたくはないが我が妹のアホみたいな声が聞こえてきた......
「.....」
「お兄ちゃん、無視しないで?」
いつもと明らかに立場が違うが小町がこう言うテンションの時には大抵面倒ごとに巻き込まれる。
「....なんだよ」
しかし無視すると後々余計に機嫌を損ねることを知ってるので俺は優しくしかたなく、小町に反応してやる。
え?お前がシスコンだからだろって?
そんなわけないだろ俺はただ小町を世界一愛してるだけだ。
「前もって言っておいたよね、楽しみにしててねって」
「お前がそう言う時だいたい俺がろくでもない目に遭うんだが.....」
「そんなことないって、とにかくみんな来てくれるんだから今更お兄ちゃんだけ変えるなんて選択肢はないよ」
「いや全員どうやって集めたんだよ、てかそんな人数でなにやるんだよ.....」
いや本当によく全員集まったな、我が妹ながら恐ろしい交渉力である。
「ほらほらお兄ちゃん他のみんなはもう向かってるからはやくはやく!」
「わかったからそんな引っ張るな.....」
そしてそのまま俺はなすすべもなく小町に引きずられていくのだった.....
*****
「.....って総武高校じゃねーか!」
そのまま俺が引きずられてきた場所はなんと俺の学び舎総武高校である。
「こんなところでなにするんだよ.....」
「まだ秘密」
あざとく言いやがって....可愛すぎて死ぬかと思ったじゃないか。
流石は俺の天使なだけあるな!
「へーここが八幡先輩たちが通ってる学校なんだね〜」
「ちょ、ちょっとおたえ、どこ行くの!?」
「ふええ....迷子になっちゃわないかな?」
「花音さん、今日はこんなに人もいるので大丈夫です」
既にこの辺で色々起こってるみたいだが.....
というかそれ以前に周りから相当目立ってるぞ.....
「それで総武高校にきてなにやるんだよ?」
「まぁまぁとりあえず家庭科室へGOだよ!」
「いやなんで家庭科室.....」
もし料理するとかいうなら俺は絶対試食係はやらんからな、主に由比ヶ浜や由比ヶ浜や由比ヶ浜が心配だしな。
あれ?なんかおかしかったか今?
「それもまだお楽しみだよ!」
なんか嫌な予感しかしないというかなぜ小町がうちの高校の使用許可を....?
もしかしてからわりとこれ大事なののでは?
「....考えるだけ無駄か....」
そこで俺は考えるのをやめ家庭科室へと進んでいくのだった.....
*****
「....明らかにこれは小町だけのしわざじゃねーな」
家庭科室に入るとなんかクイズ番組みたいな見た目になっている。
しかもこのクオリティ.....
「いやでもまさか....」
そんなことあるわけないよな。
「小町様、準備はこれでよろしいでしょうか?」
「完璧です〜本当にありがとうございます」
「お気になさらず、お嬢様もお楽しみにしていらしたので」
あー背後から全ての回答が返ってきたけど八幡先輩聞こえない。
「それじゃあお兄ちゃんはここに座って!」
そういうと俺はテーブルの一つに案内される。
「あ、ケント君もお兄ちゃんと同じところに座っててね!」
「うん、わかったよ」
ほーういつのまにこの2人は仲良くなってやがんだ?
あとで事情聴取だなこれは。
なんて考えてるうちに全バンドが全員揃ってるようである。
「皆さん今日はお忙しい中小町、いえお兄ちゃんのために集まっていただきありがとうございます!」
とか思ってたらなんか始まったし.....
「本日皆さんに集まってもらったのはですね、イベント前に全バンドでそれぞれ対決をして親睦を深めてもらおうと思って小町が独断と偏見で企画しました!」
「それならこんな人数巻き込むなよ......」
「ところで小町ちゃん」
「はいなんでしょうか香澄さん!」
「一体私たちこれからなにをするの?」
いや俺以外もなにやるのか知らんのかい!
「ふっふっふっ、よくぞ聞いてくれましたね」
あーだめだ、今日の小町完全にアホモード入っちゃってるわ。
「ズバリ!今日はバンド対抗嫁度対決をしていたただきます!」
「.....は?」
「すみませんがそれはどういうものなのでしょうか?」
紗夜も完全に困惑している。
というかみんな小町の発言の意味を理解できていなさそうなのだが....
「あら、面白そうじゃない!」
訂正、1人いたわ。
「うん!きっとおもしろいよ!」
「これは儚いことになりそうだね.....」
「なんかるんってする!」
再び訂正、やっぱ結構いたわ。
「それで具体的にどんなことをするの?」
それでその質問したらもう引き返せないだろうが美竹.....
「そう焦らずに〜これから説明しますので〜」
「う、うん」
普段よりテンション増し増しの小町に美竹もちょっと驚いているようだ。
「今回いくつか対決を用意したので各バンドで代表を決め、代表を決めたあとでくじ引きでなんの対決を行うか決定します!そして審査員の方に勝敗を決めていただきます!」
「ちょっと待て、まさかその審査員って....」
「そう!お兄ちゃんとケント君が審査員でーす!」
「おいまて、でも審査員2人だと少なすぎないか?」
かなりの高確率で2チームの引き分けになるだろ.....
「そういうと思いまして今回ゲストの方々をお呼びしてま〜す!それではどうぞ〜」
誘導されてたか.....
「よろしく....でいいのかな?」
戸塚きたぁぁぁぁ!!!
すでに癒されたから帰っていい?
「戸塚、会えて嬉しいぞ!」
「お兄ちゃん、未だゲストいるんだから程々にね〜」
おっと、俺としたことが戸塚の可愛さにテンションが上がりまくってしまった.....
「我もいるぞ!」
「いやー戸塚まで来てくれるなんてなぁ....」
「おい!我を無視するでない!」
「おい小町、なんでこいつまで呼んだんだよ?」
「なんでいるのか小町にもわからない?」
「お主ら2人揃ってひどいな!?」
相変わらずのリアクション芸人だなこいつ。
「と、とにかくよろしく頼むぞ」
材木座、意外と空気を読んでこのくだりを終わらせたな。
いや、こんだけの大人数の前で喋れなくなっただけか.....
「俺まで来て良かったのかい?」
「げっ.....」
「げっ、とはご挨拶だな」
葉山までいんのかよ、これ審査員身内でしかないなおい。
「そして最後にこの方も!」
え、まだいんの?
「みんなよろしくね」
まさかのユウトさん登場である。
高校生とはまた違った観点にはなるけどよく来れたな.....
「そして回答者側にもゲストチームに参加してもらいまーす!」
まだチーム増えるのかよ.....
「よろしく頼むぞ!」
「わ、私もいていいのかなぁ.....」
平塚先生とまりなさん.....小町さん、この2人にこの対決参加させちゃだめでしょうよ.....
「つか小町はどうするんだ?お前でないと雪ノ下たち1人足りなくないか?」
「そこはしっかり考えてあるよ、小町もどんな対決があるかはほとんど知らないんだ、こんな感じの対決を〜っていうのだけ伝えて黒服の人たちに用意してもらったから.....」
「マジであの人たちに感謝だなこの企画....」
「その分お兄ちゃんしっかり審査員してね?」
「はいよ」
なんかここで適当にやるのは黒坂の人たちに申し訳ないからな.....
「さて、それではこれで全員揃ったので早速始めていきましょう!各チームは代表者を1人ずつ決めてくださ〜い!」
切り替え早いな、おい。
その後各チームは代表者決めで話し合いにはいるのだが.....
「なんか....みんなすごい真剣だね?」
「だよな、なんでだろうな」
ケントも気づいたようだがやたらとみんなやる気が高い、こんな企画もっとゆるく楽しむものでは.....
「おや?比企谷は聞いていないのか?」
「は?どういうことだ?」
「えーと、この勝負に賞品があるらしいんだけど....」
え?戸塚も知ってるの?
もしかして知らないの俺たちだけ?
「ちなみにその商品ってなんなんですか?」
「たしか.....イベント時間的に一つのバンドだけ時間が長くなるんだけど.....」
「その時間に割り当てられる権利....だったかな?」
そりゃこいつらが真剣にもなるか.....
「それともう一つ謎の副賞があるがな!」
「は?まだなんかあるのか?」
「呑気に言っておるが八幡、お前に関わることだぞ」
「は?」
いやまた俺はなにをさせられるんだ?
「うん、たしか八幡を1日好きに使える権利....だったかな?」
おいまて戸塚、その可愛いくて仕方ない口からとんでもないこと言ってるぞ?
「おい小町」
「何かなお兄ちゃん?」
「お前なに勝手に人を商品にしてんだ」
「だってお兄ちゃん暇人でしょ?」
「理由になってないだろ.....しかも誰もいらないだろ俺なんて」
「だから権利なんでしょ?」
「そういうことか....」
権利ならいらなければ使わなくていいわけだからな.....
どの道俺ロクな目に遭わないの確定じゃねーか.....
「てかその場合平塚先生たちが勝ったらどうなんだ?」
「.....あの2人には賞品はないんだ」
ん、ユウトさんがすごい微妙な顔をしてるがなぜだろうか?
「それならあんな真面目にやらなくても...」
「八幡君、あの2人は.....自身のプライドを守るための戦いなんだ....」
あ....そういうことか。
それは必死になるか.....
負けたら嫁度?が高校生以下って烙印を押されるわけだからな。
それをあの未婚を気にしてる2人なら.....負けたら死よりも辛いことかもしれない.....
「それではみなさん代表者はお決まりのようなのでそれぞれ発表していってくださ〜い!まずはラビアルチームの皆さんから!」
「私たちは由比ヶ浜さんでいくわ」
「が、頑張るよ!」
なるほど、料理を引く確率が低いうちに由比ヶ浜を使うって作戦か.....
「それでは続いてポピパさん!」
「私たちの代表は.....おたえ!」
「うん、任せて」
あー対決内容がわからないがとりあえず不安なことだけはわかる。
「それでは続いて〜アフグロさん!」
「あたしたちは.....ひまりで」
「がんばるよ〜!」
空回りしそう感が否めん....
「続いてパスパレさん〜」
「私たちは....日菜ちゃんだよ!」
「まっけないよ〜!」
安心なんだか不安なんだかわからないやつきちゃった.....
「続いてRoseliaさん〜」
「私たちは....あこでいくわ」
「我が闇の力でえーと....ババーンってしちゃうよ!」
あこの場合嫁度?っていう観点では一番低いかもしれないな.....
「次にハロハピさん!」
「あたしたちははぐみでいくわ!」
一番不安なバンド来ちゃったよ.....
「そして最後にSPチームのお2人は?」
「私が行っちゃおうかな」
「任せたぞまりな」
どんなお題があるかはわからないけどまりなさんはこの勝負強いのではないだろうか?
「それでは対決内容を決めるくじは審査員の....彩加さん引いてください!」
「なんだか僕が緊張しちゃうな.....」
か、かわいい。この勝負戸塚が参加してたらなにがあっても戸塚の優勝にするのに.....
「それでは彩加さん!引いたくじに書いてあるお題を読んでください!」
「えーとお題は.....料理...です!」
.....最悪だ、確実に1人はダークマターを持ってくるぞ。
雪ノ下も頭を抱えてやがる....
それに他のメンバーもかなり未知数だな.....
「てか、まず材料は....」
「私どもが揃えてあります」
あ、はいそうですか。
この人たちの行動力マジで怖い.....
「....さっきから思ってたんだがこの黒服の人たちはだれなんだ?」
葉山だけでなく他の審査員も戸惑っている。
そりゃ、初見はそう思うよな。
「....弦巻家の人間だ、行ったことは大抵叶えてくれるらしい.....」
現代版ドラ◯もんのような人間と言ったほうが分かりやすかっただろうか?
「....なんだかこころちゃんの行動力の原点を見た気がするよ」
それを聞いてユウトさんも半分呆れたような感じである。
「うん、できた!」
そうこう言ってるうちに花園が料理を完了したようであ.....早くない?
流石に早すぎないか、まだほとんど料理を開始して時間経ってないんだが.....
「おーっと早速おたえさんが完成一体どんな料理なのでしょうか?」
小町さん今日はもうそのテンションなのね。
「どうぞ」
「えーとその....花園さん?」
「これは....」
葉山と材木座がそのリアクションをするそれは何かというと....
「これ、ただの人参とかを切っただけじゃ.....」
「なにやってんだおたえ〜!!」
市ヶ谷さん、今日もお勤めご苦労様です!
「あはは....おたえらしいっちゃおたえらしいね....」
「ん?だって人の料理って言ってないよね?」
「まさかだか花園.....お前うさぎ用の料理?をしたのか....」
「はい、そうですけど」
「八幡よ、我は今謎の寒気に襲われておる.....」
「流石に....これは」
材木座、葉山、審査員席はみんな同じことを感じてるぞ。
「えー実食はスルーだ」
「本当ならダメって言いたいけど....流石の小町もこれは許してあげるよ」
「ダメだったか〜」
「当たり前だろうが!お前これ結構大事な勝負なんだかんな!」
そのまま花園は市ヶ谷に叱られながらもポピパのテーブルへと戻っていった.....
「....最初からとんでもないことになったな」
「つ、次の料理はなにがでてくるのかな」
「我はなんだか不安になってきたぞ.....」
「流石に....次はまともなのが出てきてくれると思うけど....」
「いやこれも食えなくはないんだけどな」
流石に生野菜をここで食べるのもなんかな....
さて他の奴らは一体どんな感じなのだろうか.....
「えーと次はどうすればいいんだっけ....?」
由比ヶ浜....頼むからギリギリ食えるくらいのものを作ってくれ.....
「うーん大丈夫かなぁ....」
上原は不安気だがああいう陽キャ組は一部除き料理とかやったりしてそうだしまぁなんとかなるのだろう。
実際その手に迷いはない。
「うーんこの調味料をるんっ!って入れて....こっちはるるんっ!て入れちゃおう!」
日菜は独特すぎる調理工程でよくわからないが手つきは慣れてるような感じなので大丈夫そうだな.....
「よーしこっちは準備完了!あとは....えーと」
意外とあこもゆっくりながらしっかりと作っている、宇田川と作ったりするのだろうか?」
「よいしょ....うん!美味しそうにできてる!」
そして北沢も1つ1つ確認しながらしっかり作っている。
「なんだかみんなの前で料理するのって照れるな〜」
と言いつつ手際のいいまりなさんも心配なさそうだ。
....あれ?もしかして意外とこの勝負いい感じ?
「この調子なら心配はなさそうだね、ハチ兄」
「ああ、なんとかなりそうだ.....1人を除いて....」
「え?どういうこと?」
「実食の時にわかる」
「比企谷、お前何も知らないやつにあれを食べさせるのか?」
調理実習で由比ヶ浜のあれを知っている葉山と戸塚は相当に怯えている。
「仕方ないだろ....」
最悪戸塚、ケント、ユウトさんが食べなくてもいいように俺と葉山そして材木座が頑張るしかない。
「....はぁ」
その後も俺たちは恐怖を紛らわすためにも談笑しながらしばらくの間まってたがどうやら各自の料理ができ始めたらしい。
「できた〜!」
まずは日菜か.....
「それでは日菜さん!料理を審査員席まで!」
「はーい、あたしが作ったのは麻婆豆腐だよー」
「おお....」
見た目はなんかちょっと.....辛そうだな
「美味しそうだね、それじゃあ早速....」
1番にユウトさんが口へ運ぶ。
「.....」
かなり辛そうだが大丈夫だろうか?
「か、辛い.....」
まぁ色を見ればそりゃあ辛いだろう.....
「でも...後を引くような旨味もある....辛くてもまだ食べたいと思える....」
「つまり?」
「美味しいよ!」
「日菜ちゃんナイスだよ!」
審査員の高反応に彩も喜んでいる。
「....」
「いったいどうしたの紗夜、なんか複雑な顔してるよ?」
「いえ、なんでもないのですが....日菜は料理も感覚でできてしまうのだなぁ....と」
え?こいつもしかして普段料理しない人間?
「前に調理実習で作ったのをなんとなく覚えててよかったよ〜」
「なんだろう、俺は今猛烈な敗北感に襲われてる」
「ハチ兄、こういう人と比べたら負けだよ....」
「だけど...本当に辛いのに美味しいよこの麻婆豆腐」
戸塚もご満悦のようだしとりあえずはよしとしよう。
「2品目にしてかなりの好反応、他の人たちはどう対抗するのか〜?」
「うう、なんかプレッシャーかかってきちゃった....」
「ひまり、落ち着いてやれよ〜!」
不安げにしてる上原を宇田川が励ます。
「う、うんそれじゃあ....私も完成!」
次は上原か.....
「それでは連続でひまりさんの料理の実食です!」
「私が作ったのは....ちょい足しスイーツです!」
そういい何品かテーブルの上に並べる上原。
「おお、普通にうまそうだな.....」
「辛いものを食べたあとだしちょうどいいね」
「それでは早速いただくのである!」
材木座の言葉を合図に俺たちは上原の料理を口に運ぶ。
「うん!すっごく美味しいよ!」
「そうだね、それぞれに合う工夫がされている」
「よかった〜私普段はちゃんと料理することってなくて不安だったんですよ〜」
....もしかして現代の陽キャって料理しない方が多いのか?
「だとしたらこのスイーツたちはどう作ったんのかな?」
ユウトさんが聞いてくれたが料理経験がなくても作れるのなら実はかなりポイント高いのではないだろうか?
「これはですね、コンビニとかで手に入るようなものを組み合わせて簡単に作れるんですよ。気になるなら後で作り方教えますね!」
俺たちの反応で安心したのかいつも通りのテンションに戻ったようだ。
「うん、後で教えてね!」
まぁ戸塚が満足すれば俺はそれでもうなんでもいいけどな!」
「うう....なんか私も食べたくなってきちゃった....」
「少しくらい我慢しろよ香澄」
周りで対決を見守ってるメンバーも食欲をそそられ始めてるらしい。
「そこはご心配なく審査が終わった後にみなさんで試食タイムにしましょう!」
いやお前も食べたいだけだろ。
「あこもかんせーい!」
「おっと次はあこちゃんの料理だ〜!」
「あこが作ったのはカレーだよ!」
シンプルだが失敗がなくなおかつ家庭的な料理.....
料理のチョイスとしてはベストだろう。
「うん、美味しそうだね」
「そうだね、早速食べてみようか」
なんだかんだ不安だったが最初以外は普通にうまい料理がでよかったな.....
「うん、うまいぞあこ」
「本当?やったー!!」
俺が褒めてやると無邪気に喜ぶ。
本当に第二の妹ができた気分である。
「はっ!なんだか小町的にピンチの予感!」
勘のいい小町は的確に妹の立場の危機を感じたようだが少なくとも今の小町ならあこの方が妹らしいかもしれない。
いやどっちも世界一レベルなのには変わりないのだが。
「....あこちゃん....頑張ったね」
「りんりんもありがと〜!!」
「あこ、頑張ったな」
「お姉ちゃんと前に作ったおかげだよ!」
おっと微笑ましいエピソードも含めて相当の高得点かもしれないな。
「はぐみもできたよ〜!」
いや本当にタイミングいいなこいつら。
「はぐみ....大丈夫かなぁ....」
心配そうに見つめるハロハピの保護者こと奥沢だが果たして.....
「はぐみはコロッケを作ったんだ〜!」
「おお、これまた美味しそうだ」
「揚げたてのうちに食べちゃおうか」
「うむ!美味である!」
「うん、揚げたてで美味しいね!」
「前にとーちゃんに作りかた教えてもらったんだ〜」
「はぐみ!すごいわ!」
「みんなの分も作ってあるから安心してね〜」
「おお〜楽しみだなぁ」
「呑気に言ってるけどお前だけだぞ料理以外のもん出してんの....」
「あれは指定がなかったのが悪い」
「開き直んな!」
思っていた何倍も対決は盛り上がってきているな。
しかも割とレベルが高いのが意外なところである。
「よし!私も完成!」
まりなさんも無事完成したらしい。
「私は無難に肉じゃがを作ってみたよ〜」
なんだろうか、チョイスに嫁度への意識がにじみ出ている.....
「うん、それじゃあ早速いただきます」
「どうかな?」
「うん、美味しいよ」
「よかった〜」
この2人仲良いよなぁ.....
「....」
奥で平塚先生がなにやらすごい顔をしているが見なかったフリをしよう、うんそれがいい。
「すごく美味しいです!まりなさんは普段から料理するんですか?」
「うん、基本的には自分で作ってるよ」
「凄いですね、僕にはできないな〜」
「戸塚君も慣れれば大丈夫だよ〜」
会話を聞いててもこの人なんで結婚できないんだろう?
周りの見る目がないのだろうか?
「あたしも完成!」
はぁ....ついにこの時が来てしまったか.....
「ついに最後の料理が完成だ〜!それでは結衣さん、料理をどうぞ!」
小町に促されて由比ヶ浜が作った料理をテーブルに置く.....
「えーと、これは....なんだ?」
見た目的には.....まさかとは思うけど....
「和風ハンバーグ!」
「「「「「「.....」」」」」」
あまりの料理に審査員全員絶句である。
見た目からしてダークマターすぎる。
「え、えーとそれじゃあ食べてみようか」
葉山がそういうが誰1人として手を出さない。
「ん?どうしたの?」
「お前自分の料理の腕前を知ってるよな?」
「み、見た目はともかく味は大丈夫....多分」
それ絶対ダメなやつじゃん.....
「我は覚悟を決めたぞ!いざ!」
バカヤロウ....死に急ぎやがって.....
「おそらくこの料理、奥に輝きを秘めているのだろう....」
自己暗示をかけてやがる.....
そして材木座が口へとその物体を運ぶ。
「.....がはっ!死す......」
このやろう一口で倒れやがった....
そのペースだと俺と葉山で残りの3人を守りきれんぞ....
「.....比企谷、俺が先に行く」
「....死ぬ気で頑張れよ、じゃないと俺たち以外にも被害が....」
「ああ、任せろ....」
そう言って葉山も一口ハンバーグを口に入れる.....
「.....」
「おい、大丈夫か葉山....?」
こいつ....体勢を保ったまま気絶してやがる.....
くそっ!予定なら俺は一口で終わるはずだったのに.....
むしろほとんど残ってるじゃないか.....
「ヒ、ヒッキー無理して食べなくてもいいんだよ?」
由比ヶ浜がそう言ってくるが流石の俺でも....
「どうしたの、八幡?」
「ハチ兄大丈夫?」
「えーと、無理はしないでね?」
この3人を残して倒れるわけには.....これを食べさせるわけには.....
「あむ!あむ!あむ!」
覚悟を決めて俺はダメージが来る前に食べ切る戦法をとる。
「....なんというか覚悟して無理すれば食べらなくはない....感じだな」
「コメントが微妙すぎる!?」
いや由比ヶ浜に向けて言ったのだとすれば最上級の褒め言葉.....だ....ろ....あ、やっぱダメージ無効にはならないわ.....
そこで俺の意識はばったり途絶えたのだった.....
今回はここまでになります!
いつかこういう話を書いてみようと思ってたんですよね。
もしかしたらあと2本はこの話が続くかもしれません。
全員出場してもらうのでお楽しみに。
(ただまだ2つ対決が決まってないので少し更新遅れるかもです、もし何かこんな対決みたいっていう希望がありましたら感想までお願いします)
感想、評価など残してくれると励みになるので良ければ残して行ってください!
それでは次回予告いってみましょう!
「八幡たち大丈夫かなぁ....」
「多分....」
「世の中に人を倒せる料理って本当にあるんだね....」
「3人には悪いけどボク、少し安心してるよ....」
「ハチ兄たちのおかげで助かりましたね....」
「だから八幡たちが目を覚ます前に次回予告だけ僕たちでやっちゃおうか」
「そうだね、それでは次回やはり俺がバンドを組むのはまちがっているは『絶対にこの対決はなにかがズレている』です!お楽しみに」
「はーいみなさん、お兄ちゃんたちが倒れちゃったので今から皆さんの試食タイムで〜す!」
「....小町って意外とハチ兄にドライなところあるよね」