「あっ……もう『かげろう』対決の決着が出てる……」
「ホントだ……貴之さん絡みもあって、出回り早いね」
決勝が始まる少し前──。友希那を省くRoseliaのメンバーと裕子で、燐子の携帯電話を使って『tube』で呟きを探って見ていた。
全国大会の時と同じく『ヴァンガード甲子園』のネタで昨日から大盛況しており、『かげろう』対決の話ももう出てきている。
「……宮地の人たちは大変ですね」
「だね。あの『リンクジョーカー』の評価は賛否両論……それ以外にも、グレード4に関しては否定的な感じ多いね」
あまりにも出回りが少なすぎる……と言うか、颯樹の影響で初めて目にした人の多い『リンクジョーカー』はその隠蔽性の高さでかなり荒れた評価となっている。
一応、存在しない違反『クラン』ではないかと言う疑惑は公式が直々に確認して存在するものとなっているので、そこは時間の流れで解決するが、すぐには収まらないだろう。
とまあ、『リンクジョーカー』の方は一時的なものなのでいいが、グレード4に関してはかなり問題であり、瑚愛の作り出した波に乗れるものは全くもって現れず、ついていけない旨を呟いている人たちが非常に多かった。
やってみればいいんじゃないかと言う声も出てきてはいるが、貴之の「全国大会のようにどうしても勝ちたい理由が無ければ、あんなことはしなかったし、必ずしも使う必要はないことを証明する」と言う、全国大会優勝者すら使用を躊躇う程の代物であることが諦めに拍車を掛けている。
「貴之君たちが……最後の希望みたいになっちゃってる」
本当はそんなこと気にせず戦いたかっただろうが、そうも言っていられない事実を目の当たりに、裕子も胸が苦しくなる感覚がした。
一番最初にグレード4を使用した一真も「自分で蒔いた種を他人に刈るのを託すしかできないことが、本当に悔しい」と言っているので、本当に想定外の事態に動いていることが伺える。
ここまでの確認ができたと同時、決勝の開始が告げられたので、調べを終えて試合を見ていくことに集中する。
まず最初に挨拶と同時にオーダーが発表されるのだが、その結果が次の通りになった。
先鋒 谷口俊哉VS盛谷颯樹
次鋒 刻風詩織VS篠崎弘人
中堅 大神大介VS神上竜馬
副将 青山玲奈VS秋津一真
大将 遠導貴之VS羽月瑚愛
「よし……これは大方狙い通りだな」
大介の言った通り後江の狙いはこの段階で殆ど達成できているので、後は各々がやりきるだけである。
貴之を瑚愛にぶつけ、彼が打ち倒すことで希望の未来へ進みだす──。これを絶対条件に、俊哉個人として用のあった颯樹に当たらせる。この二つを両立できた段階で、大当たりを引けている。
今回一番の鬼門は副将戦である為、なるべく玲奈の負担を減らして上げたいところであり、一番の課題になっている。
「じゃあ、行ってくる」
「おう。思いっきり決めて来い」
「いつも通りやれば大丈夫♪焦らないでね」
「勝って、兜の緒を……締めに行こう」
見送られた俊哉と、対戦相手の颯樹がファイト台を挟んで立ち会った。
「また会えたな」
「……まさか、そこまで歓迎されるとは思ってもみなかったよ」
もう気にしていないと言いたげな俊哉の表情を見て、颯樹はあれこれ悩むのは無しにした。
こうして挑んでくるのならば、どう乗り越えるのか。そして、自分に何を伝えたいのか──それに注目しながら戦うことを決めた。
「「スタンドアップ!」」
「ザ!」
「「ヴァンガード!」」
二人の宣言が、ヴァンガード甲子園決勝の始まりを告げる合図になった。
出て来るのは『ゴーユーシャ』と『ルチ』。ここまでは今までの流れからして当然であった。
「僕の先攻……」
颯樹は最初のターン、『ガヰアン』に『ライド』してターンを終わらせる。
後攻になった俊哉も、最初は『ダイブレイヴ』に『ライド』した後はそのまま攻撃を行う。
攻撃に対して颯樹はノーガードを選択し、『ドライブチェック』と『ダメージチェック』は双方ノートリガーで、颯樹のダメージが1になってターンが終わった。
「(ここまでは大体殆どのファイターと同じ。後はここからどうなるかだ)」
「(二回目をする相手は殆どいなかったけど、ここまで前向きに再戦しているのは彼が初めてだな……)」
『ギアリ』に『ライド』しながら、颯樹は俊哉が他人と全く違う様子を見せていることに気付く。
大体のファイターは上昇思考が強くない限り次は拒否されてしまうし、その拒否しないファイターも出来ればやりたくない顔ばかりするのだ。
俊哉もそうなのかと言えば違い、あの再戦を待っていた顔である。今までのこともあり、困惑してしまったのが少し申し訳なかった。
『メインフェイズ』で前列左側に『エルロ』、後列左側に『ジャヱーガ』を『コール』し、攻撃に移る。
「じゃあ、『ギアリ』でヴァンガードにアタック」
「ノーガード。さあ来い」
「(大丈夫。あなたならきっと勝てるわ……)」
この試合で、誰よりも勝ちを信じると同時に、それを願っているのは紗夜だった。
大会一日目の前夜に、「全勝で優勝出来たら話したいことがある」と告げられており、それをとても楽しみにしている。
颯樹の『ドライブチェック』はノートリガー、俊哉の『ダメージチェック』は
「次、『ジャヱーガ』の『ブースト』、『エルロ』でヴァンガードにアタック」
「それも一旦ノーガードだな。『ダメージチェック』……」
その結果はノートリガーで、俊哉のダメージが2になってターンが終わる。
「俺は『ダイドラゴン』に『ライド』だ」
『メインフェイズ』で前列左側に『コスモビーク』、後列左側に『ダイブレイヴ』を『コール』し、『コスモビーク』と『ダイドラゴン』のスキルを発動させる。
この鉄板的な行動を取った後、俊哉は攻撃に移る。
「じゃあ行くぞ……『ダイドラゴン』でヴァンガードにアタック!」
「うん……ノーガード」
それ故に、ファイトしている颯樹も久しぶりに自然な笑みが出た。
『ドライブチェック』が
「次は『ダイブレイヴ』の『ブースト』、『コスモビーク』でヴァンガードにアタック!」
「それもノーガード。『ダメージチェック』……」
その結果は
「今回は大人しめね……」
「確かに。ちょっとダメージ抑え目だよね」
この大会の中でもかなりダメージが少ない終わり方をしている為、次のターンは少し大人しめの動きをすることになるだろう。
だが、問題はこの次が対戦した殆どのファイターが圧された相手であり、俊哉がどうするかである。
「分かってると思うけど……」
「二回目立ってる俺が怖気づくと思うか?」
「なら、心配はいらないか……」
俊哉の意思を確認した颯樹は、そのまま自分のターンを始める。
「ライド・ザ・ヴァンガード……『
『グレイヲン』が呼び出された瞬間、会場にどよめきの声がちらほらと聞こえる。
それだけこのユニットが警戒され、恐れられている証拠でもあった。
「昨日も見ていたけれど、あの『デリート』のせいね……」
一番警戒されている理由はこれであり、いきなりヴァンガードの能力をゼロにされるのはこの上なく恐ろしい力であった。
ただ、俊哉が他の人と明確に違うのは宮地以外で唯一一度対戦経験があり、それ故に耐性が付いていることである。
「(さあ、どうやって攻略するかな……)」
「大丈夫だ。俊哉は目の前にちゃんと集中できてる……」
肝心の俊哉が問題なく対面できているので、そこに貴之は安堵する。
『フォースⅠ』をヴァンガードに設置した後、『メインフェイズ』では前列右側に『アルバ』、後列右側に『黒門を開く者』を『コール』し、『黒門を開く者』は登場時、相手リアガードが二枚以下なので『ソウルブラスト』をすることでスキルを発動し、山札の上から二枚を確認する。
その内の一枚である、ヴァンガードのグレード以下を持つユニットの『ドロヲン』を後列中央に『S・コール』する。
「さて、君にはこれで二度目だね……奪い取れ『グレイヲン』」
「(幸いにもグレードは保持される。ダメージも少ない……防ぐ場所さえ間違えなければいい)」
少なくとも全てノーガードで、
この直後、『ドロヲン』がスキルで『ソウル』に置かれる代わりに、ユニットを一体──今回は『コスモビーク』を『バインド』された。
「じゃあ早速、『グレイヲン』でヴァンガードにアタック」
「いきなり来るならそれでいいか……ノーガード!」
後列のリアガードがいない今、素のパワーは『ブースト』込みで『グレイヲン』が一番下となる。
『ツインドライブ』は一枚目がノートリガー、二枚目が
対する俊哉の『ダメージチェック』は一枚目がノートリガー、二枚目が
その後トリガー効果のパワーを回された『アルバ』の攻撃はそのまま受け、この時はノートリガーだった。『エルロ』の攻撃は手札にある『ジャスティス・コバルト』を使うことで防ぎ切ったところで颯樹のターンが終わる。
「あそこまで冷静に対応している……。慣れているのか?」
俊哉の落ち着きぶりを見た宮地のメンバーは予想外であることを示していた。
本人が後ろを嫌がったのもそうだが、『リンクジョーカー』と言う希少性と
とは言え、ここで決められなければ次もあるので、果たしてそこまで俊哉に耐性があるかどうか──と言ったところであった。
「トランスディメンジョン!『ダイユーシャ』!」
『フォースⅠ』をヴァンガードに設置した後、前列左側に『コスモビーク』、前列右側に『ダイドラゴン』、後列右側に『ダイランダー』後列中央に『キルト』が『コール』される。
この時、『キルト』のスキルで手札の一枚を捨てることで『ダイユーシャ』のパワーが10000プラスされる。
「(……!『アーミー・ペンギン』!?)」
手札から切ったユニットを見て、颯樹は俊哉のデッキに
あの選択は手札を捨てる必要がある場合、迷わず選べるからと言うことも意味している。
「よし、先ずは『ダイランダー』の『ブースト』、『ダイドラゴン』でヴァンガードにアタック!」
「それはノーガード。『ダメージチェック』……」
結果はノートリガーで、颯樹のダメージが3になる。
「じゃあここで一旦……『キルト』の『ブースト』、『ダイユーシャ』でヴァンガードにアタック!」
「流石にそれは拒否しよう……『コスモリース』で『完全ガード』!」
『ツインドライブ』は一枚目がノートリガー、二枚目が
その後の『コスモビーク』の攻撃は貰い、『ダメージチェック』では
「なんて言うか、あの並びアニメみたい……」
鋼鉄の勇者と異星から来た存在──。その並びがあこに連想させた。
状況としては互角で、次のターンが大きな転換になりそうである。
「これを見せるのは初めてだね……これを見てもまだ、君は平気でいられるかな?」
「……まだ先があるってことか」
まだ新しい
颯樹の試合は全体的に早く、大抵『グレイヲン』を出せば勝ちの段階に持って行っていたせいでもう一体がいるなんて考えられないのである。
「刹那の力を奪うもう一つの存在……ライド・ザ・ヴァンガード!『
青と白の体を持った存在は、『グレイヲン』と同等かそれ以上だろう力を持っていることを予想させた。
これには俊哉も確かに圧を感じるが、まだ平気だと言えた。
「(一回目の効果が出てるな……他の人よりも動ける!)」
「俊哉……大丈夫かな?」
「大丈夫……だと思うのですが……」
リサの疑問に、紗夜は明確に答えられない。故に信じるしかなかった。
「登場時、『カウンターブラスト』と『ソウルブラスト』をして、『グレイドール』のスキル発動!相手リアガードを一枚『バインド』。更に、グレード3から『ライド』しているのなら、相手ヴァンガードを『デリート』する!」
──鋼鉄の竜を縛り、鋼鉄の勇者を消し去れ!このスキルで『ダイドラゴン』が『バインド』、俊哉が乗っていた『ダイユーシャ』は『デリート』されると言う非常に危険な状態となる。
『フォースⅠ』はヴァンガードに重ね掛けされ、後列中央に『ガヰアン』が『コール』されると言う万全の状態になる。
「さあ、決着を付けよう。『黒門を開く者』の『ブースト』、『アルバ』でヴァンガードにアタック」
「ノーガード。『ダメージチェック』……」
結果は
「先にこうしてしまえば、後が無くなる……『ガヰアン』の『ブースト』、『グレイドール』でヴァンガードにアタック」
「なら仕方ない……『ダイヤモンド・エース』で『完全ガード』!」
『ツインドライブ』は一枚目が
更に言うと、颯樹に『完全ガード』がある以上ここで防いでしまってはもう次が無いので、ここを素通しするしかないのである。
「最後だ……『ジャヱーガ』、『エルロ』。我が前に挑戦者を差し出せ」
「一か八か勝負だ……。頼むぞみんな!ノーガード!」
「何っ!?これを素通しだって!?」
その選択には対戦相手の颯樹ですら動揺した様子が見えていた。
「いや、そうか。ここから勝つには、これ以上手札を削れないんだ……」
「パワーを出すためにはこれしかない、か……」
俊哉ができる唯一勝ち筋に気付いている後江側は、これでダメだったら仕方ないと考えていた。
この選択には一真や瑚愛もまさかなと考え始めていた。『ディメンジョンポリス』側の勝ち筋と言えば、もうそれしか残っていないのだから。
イメージ内で『ジャヱーガ』と『エルロ』に連行された俊哉が、『グレイドール』となった颯樹の右腕に貫かれると言う光景が映され、一部の人がゾッとした様子を見せる。
「これで、君も消えて……」
「終わりって言いたいのか?」
遮られてどうしたのだと思えば、イメージ内では二体の『ゴーレスキュー』が俊哉を連行した輩を突き飛ばすと同時に、颯樹の魔の手から引き剝がし、早急かつ正確な応急処置で治療して見せたのである。
その結果を表すかの如く、二枚とも
「お見事。凄い勝ち意識だ……だけど、君の愛用していた勇者は形なしになってしまっている今、どうするんだい?」
「そうだな……一つ質問するけど、お前に取って、勇者はどんな存在だ?」
「……えっ?」
この問いに、颯樹はすぐに答えを返せなかった。
これには殆どの人が考え込むが、ここで問いかけた俊哉と同じくそんな様子を見せないのは貴之と紗夜の二人だった。
「俊哉、お前の答えを教えてやれ……」
「あなたの出した答えで、今度こそ助けて上げて……」
「俺の場合、勇者は『絶対に勝利する存在』でも、『何があっても負けない存在』でもない。時に理不尽に遭って、心が折れそうになることだってある……」
そんな二人が祈る中、俊哉が颯樹の答えを待たずに話し出す。
俊哉からすれば自分が否定した二つは勇者ではなく、『英雄』であり、彼らは負けると同時に歴史から消えることがザラなので、颯樹が自分に投げかけたものはこちらが近いと考えている。
「俺が思う勇者ってのは、そうやって理不尽な目に遭って、心が折れそうなことがあっても諦めずに立ち上がって、最後に勝ち切って世界や誰かを救う……そんな人だと思ってる」
「それが勇者だと言うなら……君は、ここから折れずに勝つって言うんだね?」
「ああ。最後の手だてがある以上、俺が諦める理由にはならない……!」
その宣言から俊哉のターンが始まるが、『ライドフェイズ』のスキップ宣言がされ、後江のファイター以外全員が動揺した。
「いいぞ!そのまま進め、俊哉!」
「どの道勝つにはそれしかない!行け!」
何を考えてるんだと言う不特定多数の考えも、信頼できる人の考えが後押しするなら迷わず進める。
『メインフェイズ』では前列右側に『ダイドラゴン』を『コール』した後、『ダイドラゴン』と『キルト』のスキルを発動させて『メインフェイズ』を終わらせる。
これで直接アタックすればパワー25000とギリギリではあるが、要求数値は満たしていた。
「じゃあ行くぜ……!俺自身でヴァンガードにアタック!」
「っ……!?『コスモリース』で『完全ガード』!」
──気圧された!?自分の選択を宣言した時、颯樹は俊哉から得体の知れないものを感じていた。それがこの選択を強要したのだろう。
『ツインドライブ』では案の定二枚とも
「今この瞬間、勇者は再び立ち上がる!トランスディメンジョン!『究極次元ロボ グレートダイユーシャ』!」
先程
『フォースⅠ』はヴァンガードに重ね掛けされ、万全な状態で後三回の攻撃が残っていた。
「(まさか、こんな形で逆転されるとは……!)」
『コスモビーク』、『ダイドラゴン』の攻撃は残された手札と『インターセプト』を使って防ぎきるものの、これで『グレートダイユーシャ』の攻撃は素通しする羽目になってしまった。
「決めるぞ……!『キルト』の『ブースト』、『グレートダイユーシャ』でヴァンガードにアタック!」
「ノーガード。さあ、勝負!」
『ツインドライブ』は見事に二枚とも
イメージ内では俊哉の操縦する『グレートダイユーシャ』が『グレイドール』となった颯樹に目掛けて真っ直ぐに突撃し、そのまま両手で持った剣で胸を深く貫いた。
「(ありがとう。この僕と二回も、それも自分からファイトを挑んでくれて……)」
──そんなのは君が初めてだ。無意識化で伸ばした左手が『グレートダイユーシャ』の右肩に届き、それに満足するように光となって消滅する。
『ダメージチェック』は最初二枚こそ
「『グレートダイユーシャ』……あの時のノーガードは、それが理由だね」
「『完全ガード』が見えたらあれしかなかった……けど、信じて良かった」
やったことは全て無駄ではなかったことが証明され、颯樹は素直に完敗の旨を告げる。
「けどまあ、それはまた後でとして、言いたいことが一個あるんだ……」
「……言いたいこと?」
──どんなことだろう?と、気にしていたところに俊哉から右手が差し出される。
颯樹を救い出す為に必要で、それでいて最も簡単な言葉──。
「楽しいファイトだった。
「……」
それは相手側から再戦の促し。ただそれだけだが、これが一番大事である。更には『リンクジョーカー』を認めた旨は大きく、それは他のファイターたちが考え出す等の認識を改める促しとなった。
この行動に颯樹は胸の中にある引っ掛かりが取れたように感じ、それを迷わず右手で取った。
早い話、互いが敬意を示す握手である。
「こちらこそ、またファイトしよう。宣言通り誰かを救える勇者さん」
「……ん?どういうことだ?」
「いや、気にしないで」
こうして決勝戦の先鋒は俊哉の勝ちに終わり、颯樹の抱え事が解決されることになる。
「全勝お疲れ様。行ってくるね」
「ああ。詩織も頑張れ」
それは俊哉が見事に全勝したことにも繋がり、紗夜との約束を果たしたことにもなった。
「俊哉君……本当に良かった」
俊哉の促しを見た颯樹の変化を感じ、彼が見事にやりきったのを確信した紗夜は、安堵して目尻に涙が浮かんでいた。
彼と何かあったことは察せるが、それ以外は詳しく知らないので、一先ず次の試合が始まるので落ち着くようにRoseliaと裕子は促した。
「(紗夜、もう少しだけ待っててくれよ……)」
憂いが無くなった俊哉は、後は全員の勝利を祈るのだった。
この決勝戦が終わった後、後日談で何が見たいかのアンケートを取ります。
期限は副将戦を投稿するまでとします。
後日談でどんな話を読みたいですか?
-
貴之らの年末
-
貴之が原作世界へ遊びに行く
-
貴之が紗夜ヒロインの世界へ遊びに行く
-
アニメバンドリ2期のどこかの話
-
アニメバンドリ3期8話での話
-
この物語から10年後の話