先導者と歌姫 -高みを目指して-   作:ブリガンディ

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ちょっと短めですが、14話に入る前のオリジナル回となります。


イメージ37 異なるようで似た者同士

「(どこにでも指標は転がっている、ね……)」

 

日が進んで、友希那は自室でコンテストに向けた作曲に取り組んでいた。進捗状況としては完成まで後少しと言ったところになる。

指標が足りずに答えが出せないのなら、いっそのこと指標を探しながら別のことをしてしまえと言う結論に至ったのだ。

練習があるのでその前に考えて見ているのだが、いい案がすぐに思い浮かんで来るわけでもなく、作曲用に使うギターを弾いたりしながら、或は体を横にできる場所で仰向けなりながらゆっくりと考えていく。

 

「(もう残された時間は少ない……かと言って焦ってもいけない……)」

 

この前貴之にも言われた通り、焦っていては見つけられるものも見つけられない。

決断の日までにRoseliaのメンバーで顔を合わせられるのは今日で最後になってしまっている為、何としても見つけ出す必要がある。

そんな状況になっているにも関わらず、焦らないでいられるのは貴之の言葉のおかげだろう。

今のRoseliaでの活動を良いものだと思っていると、時折今までの組んでは別れてを繰り返していた時期を思い返した。

 

「(またあの繰り返しになるのが嫌と言うのは、少なくとも自覚できているわね……)」

 

自分はメンバーに満足しないし、メンバーは後ろめたさを感じる。それが今までの活動していた時期のお決まりとも言えるものだった。

やっていた当時でも十分嫌気があったというのに、またやろうものならありとあらゆる意味で耐えられないだろうことが分る為、この道だけは絶対に進んではいけないと結論を下せる。

そうなると残りはRoseliaのメンバーでフェスに出るのか、またはこの前の話しを飲んでしまうのかになる。と言っても、後者は蹴ってやったのにまた持ち掛けられたのだが。

 

「ダメもとで話して見る……と言うのは良くないわね」

 

いっそのこと一度話してみようかと考えたが、これをやって全員が練習に意識を回せないとなってしまっては良くないのでやめておく。

自分の事情を知っているリサも「切られるかもしれない」と考え出す可能性が高いし、知らない三人が「裏切られた」と動揺したり怒りをぶつけられたりして、そもそも練習ができなくなってそのままチームの空中分解すらあり得た。

そう考えると今回はもどかしい想いをするのは自分だけで済む、コンテストに向けて作っている曲は後少しで完成すると伝えるだけに留めようと決める。

このまま隠しているのが申し訳なくて暗い表情になるが、すぐに両頬を軽く叩いて喝を入れる。

 

「暗い事を考えるのは後……今は集中しましょう」

 

少なくともこの後続くだろう道の一つが絶対に嫌と言うのが分かっただけ良しとして、一度作曲に意識を割き直す。

結果として出掛ける時間までには無事に作り終えることができ、伝えるだけだった予定だがそのまま練習までやることを決めた。

家から出た後はリサと共にライブハウスまでの歩くのだった。

作り上げていた曲の名前は『Re:birthday』――。再誕という願いを込めたのは、この曲を歌う時こそ噓偽りの無い新たな始まりだと考えていたからに他ならない。

そして今日の練習で、友希那は結論を出すことになる。

 

 

 

 

 

 

 

*   *   *

 

 

 

 

 

 

 

「た、たまたま居合わせたのが幸運だった……」

 

「本当にありがとうございます……お陰で無事に辿り着けました……」

 

『レーヴ』に向かう途中だった貴之は珍しく行き道途中で迷子になっていた水色の髪を持つ少女を見かけ、道案内をしていた。

なんでも近くにあるショッピングモールへ行こうとしていたのだが、途中で知らない場所まで来てしまっていたらしい。

放っておいたらずっと色んな場所を彷徨っていそうに感じた貴之が声を掛けたことで、今に至る。

 

「もしかして……松原(まつばら)さんはまだこっち来てから間もなかったりする?」

 

「ううん……長い間ここにはいるの。でも私、凄く方向音痴で……」

 

「……へ?」

 

もしそうならしょうがないで終わろうとしたところ、まさかの回答が来て間の抜けた声を出す。

地図を見てても迷ってしまうと言われた暁には、流石の貴之も適した答えが出せなかった。

貴之が道案内をした少女、松原花音(かのん)は超が付くほど方向音痴であり、それは貴之の想像を絶していた。

 

「と、取り敢えず普段からいくような場所は、大丈夫なようにしようか……?後は通って来た道に何があったかとかを覚えたりするといいかも」

 

「そ、そうして見るよ……」

 

お互いに人を待たせてしまっているだろうことから、最後に軽い挨拶だけ済ませて別れた。

――また変に広まなきゃいいけどな……。今回の出来事を振り返りながら少々苦い顔になる。

全ては燐子の時と言い、紗夜の時と言い、お前らどうしてそんなタイミングで鉢合わせるんだと問いたいくらいに情報の補足が速いせいだ。

もし元凶を見つけたのならどうにかしたいところだと思いながら、『レーヴ』に辿り着いた貴之はドアを開ける。

 

「いらっしゃい。今日は遅かったわね?」

 

「ちょっと人助けしてたら遅れました……」

 

「準備はできてるから、いつでも大丈夫だよ」

 

結衣が既にファイトできる状態になっている為、改めて遅くなってしまったことを実感する。

貴之は一言詫びてから準備を済ませ、そこから今日も『ヌーベルバーグ』を制御する為の時間が始まるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

*   *   *

 

 

 

 

 

 

 

「一旦休憩にしましょう。慣れていない曲の練習だから、集中力が早めに切れているわ」

 

ライブハウスで練習して数十分が経過したので一度休憩を挟む。

今回は『BLACK SHOUT』と『Legendary』の通しを行ってから、新曲の練習をすると言う方針でやっていたので普段より少し早めにインターバルを取ることにした。

それに関して特に反対する人は出ないし、そもそもリサとあこが脱力感溢れる声を出したので、挟んで正解だったと友希那は安心する。

一昔前ならもう少し練習してから一度休み、小言を挟んでいたかもしれないのでやはり自分が変わったことを自覚させられる。

 

「今回のこの曲……バラード系の曲調ですね?」

 

「確かに……前の二曲とは反対な感じがしてたなぁ……」

 

先に作って実際にライブで演奏したことのある二曲はどちらかと言えばアップテンポのある曲だが、今回は明白にバラード調の曲である。

早い話が以前とは勝手が大きく変わる為、ここの戸惑いや不慣れで集中の乱れが早くなっていたのだ。

 

「友希那はバラード系も得意だからなぁ~……そろそろ挟んでもってことだったのかな?」

 

「違う曲調のものも取り入れないと、このチームはこう言ったものしかしないと思われる可能性もありますからね……」

 

友希那と関わっている時間の長いリサと、様々なところでバンドをやって来た紗夜は比較的受け入れが早かった。

後々急に別の曲調を挟んだ場合、その曲を練習するに当たってかなり難儀することになりやすいのだ。

今回このような曲調のものを作った理由としてはこれが大きく、この他にも彼女たちなら曲調が変わっても付いて来れるだろうという信頼からも来ている。

 

「コンテストに出る時はこの曲でしたね?」

 

「ええ。そう言うことだから、今日はしっかりとやっていきましょう」

 

紗夜の確認に肯定すれば、燐子が「頑張らないと……」と少しだけ緊張したような表情と、リサとあこの「あっ……今日は厳しめなんだ」と察したかの如く苦い顔が見えた。

それでもすぐに気を取り直して自分たちの調子を取り戻し、あこには燐子が「カッコいい」と褒め、リサには紗夜から「その方が今井さんらしい」と言葉が送られる。

全員が明るい表情をしているので友希那も釣られて笑みを浮かべ、自分の中で答えという部品が組み合わさって行くのを感じる。

 

「(話しを受けたとしても、向こうにこんな時間は無いわね……)」

 

友と話し合って、自分たちだけの音を作り上げる……。ただ技術だけを提供する向こうにそんな世界は無いと確信する。

――元々一度断っているのだから、思いっきり突き付けてやろうかしら?あの時の段階で気づけていればなと友希那は少しだけ後悔した。

とは言えどうしたいかというのはハッキリと出たので、後は当日である明日に告げてやるだけだった。

 

「友希那、どうしたの?」

 

「大丈夫よ。少しだけ入りづらい空気だと思ってただけだから」

 

実際に入り込むのに少しだけ躊躇いの出たタイミングだったが、見てても悪い気分では無かった。Roseliaのメンバーが……自分と一緒にバンドをする仲間が楽しそうにやっているのはこちらとしても嬉しい。

丁度いい時間になっていたので、四人を促して練習に戻ることにする。

 

「(咎は後でいくらでも聞くから……少しだけ待っていてくれるかしら?)」

 

隠しているのだから怒られても文句は言えないし、全て話さなければならない。それが今までの罰だと言うなら甘んじて受けようと友希那は考えていた。

――答えは見つかった……後はやるだけね。内に秘めているものを悟られぬように、友希那はRoseliaの柱と言える立ち位置をこなしていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

*   *   *

 

 

 

 

 

 

 

「ライド・ザ・ヴァンガード!『ドラゴニック・ヌーベルバーグ』!」

 

友希那が答えを導き出した時から進んで、貴之は『ヌーベルバーグ』に『ライド』した。

毎回同じ相手では慣れによる悪癖が出かねないとして、今回は瑞希が相手をしてくれている。

結衣と一真のデッキが両者とも『ロイヤルパラディン』であることから、慣れ過ぎるとそちらを基準に考えてしまいかねない危惧があったのだ。

ちなみに現在のダメージは両者とも5で、瑞希は手札が残り五枚の内、『プロテクト』を一枚保持している。

 

「ぐぁ……!クソォ……!」

 

「まだ完全にとはいかないようね……」

 

「みたいだねぇ……」

 

確実に負担の痛みは減っているものの、それでもまだ残っている。

こればかりは今後も慣れていくしか無いだろうと割り切って、貴之は『メインフェイズ』を始める。

 

「『フォース』を右側のリアガードサークルに設置してそこに『オーバーロード』を『コール』、更に『ヌーベルバーグ』の『ソウルブラスト』!」

 

とにかく攻撃を通すことができればいいので、スキルは迷うことなく発動させる。

これによって『インターセプト』を受ける心配が無くなったので、無理矢理『プロテクト』を発動させればいい状態に持って行けた。

 

「行きます……『バー』の『ブースト』、『ドラゴニック・ヌーベルバーグ』でヴァンガードにアタック!」

 

「この手札ではどうやっても防げないわね……『プロテクト』を発動するわ!」

 

流石にパワー53000の攻撃をまともに付き合うつもりなど無いので、『プロテクト』による『完全ガード』を決行する。

この時の『ドライブチェック』で、貴之は(クリティカル)トリガーを引き当てて見せた。

 

「ゲット……!(クリティカル)トリガー!効果は全て『バーサーク・ドラゴン』に!そのまま『ラオピア』の『ブースト』、『バーサーク・ドラゴン』でヴァンガードにアタック!」

 

「それは『サニースマイル・エンジェル』と『ミリオンレイ・ペガサス』で『ガード』!」

 

パワー33000となった『バーサーク・ドラゴン』の攻撃を、パワー37000まで引き上げて防ぎきる。

しかし、この後の攻撃を防ごうとしても残った一枚は『ハスデヤ』で、『シールドパワー』が足りないと言う憂き目に遭った。

 

「こいつでどうだ……!『ドラゴニック・オーバーロード』でヴァンガードにアタック!」

 

「……ノーガード。私の負けね」

 

『ヌーベルバーグ』のスキルが影響して、こちらはトリガー効果を発動できない。

その為ダメージを受けた段階で敗北が約束されることとなった。

イメージ内で『オーバーロード』の剣に『ザラキエル』となった瑞希が切られた後、『ダメージチェック』ではノートリガーだったが、『ヌーベルバーグ』のスキルがあるのでどの道ダメージ6になるのは決まっていた。

 

「「ありがとうございました」」

 

ファイトが終わったので二人は挨拶を済ませる。

その後確認した貴之の様子は、見た限りだと更に余裕さを増していた。

 

「……一応休む?」

 

「あんまり問題なさそうな気もするけど、一応そうするかな……」

 

座ったら変わるかもしれない。そう思いながら結衣の問いに肯定する。

椅子に座ったら案の定眠気がやって来たので、それに身を任せて睡眠を取ることにした。

そうして目が覚めるまでには僅か20分しか掛かっておらず、四人で困惑することとなる。

 

「貴之さん……何か変なものでも食べました?」

 

「そんなことはねぇぞ……?アドレナリンってわけでも無いだろうし……」

 

瑠美の問いに否定を返しながら、貴之は己の考えも切り捨てる。

 

「体の慣れ……と言うのが一番現実的かしらね?」

 

「私もそう思う……連日『ライド』し続けているし」

 

「やっぱりそうなるか……」

 

今のところ一番納得行く理由がこれなので、一応は納得することにした。

もう一度『ヌーベルバーグ』を使用したファイトはまだ危険と言う判断で今日はここまでとし、挨拶を済ませて貴之は店を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

*   *   *

 

 

 

 

 

 

「いやぁ~、今日も弾いたなぁ~♪新しい曲は慣れて無いから頑張らなきゃ」

 

「向上心があるのはいいけど、手のケアを忘れてはダメよ?」

 

練習が終わった帰り道、リサと何気ない会話をしながら帰っていた友希那は途中で考えにふける。理由はスカウトのことにある。

リサと共に歩いてはいるもののどうしてもそちらに意識が回ってしまっていた。

 

「(いよいよ明日ね……)」

 

先に友希那の答えを言うと、即刻断るつもりでいた。理由は求める音楽はその道に存在しないからだ。

――そもそも一度足蹴にするように断ったと言うのに、どうしてまた話しを持ち込んで来たのかしら?思い返すと少し腹が立った。

 

「友希那……どうしたの?」

 

「新曲の練習を……どうやって行こうか考えていたわ」

 

Roseliaと言うバンドが()()()()()()の話ではあるが、考えていないことはなかった。

――やっぱり悩むかぁ~……練習したてだもんね。とリサは納得してくれたので、一先ず胸の内の追及は避けられた。

今回どこが上手く行っていないかは各人の自己申告と、友希那と紗夜による分析の二つがあるので、ここをしっかりとまとめて行きたいところだった。

 

「おっ……二人とも今帰りか?」

 

「貴之……と言うことはあなたも?」

 

横から聞き覚えのある声がしたので振り向けば、そこには帰り途中の貴之がいた。どうやらバッタリと出くわしたらしい。

そのまま自然な流れで貴之も混ざり、久しぶりに三人で帰り道を歩いて行く。

 

「今日はどうだったの?」

 

「20分だった……もうすぐでノータイムになりそうだ」

 

主語を省くことでリサに何をしているかが分からないように仕向けてくれた友希那に感謝しつつ、貴之は今日の状況を答える。

予想以上に改善が早かったことに友希那は驚きつつも安堵する。これならもう少しで、貴之が倒れて慌てる心配は無くなるだろう。

リサが何の話しをしているかが分からずに困惑しているが、ここは我慢してもらうしか無い。後々教えるから待っててくれと言うのが貴之の胸の内だった。

 

「そっちはどうだった?」

 

「コンテストに向けて新しい曲の練習を始めたところよ。今日出た問題点を纏めて、明日はそこを重点的に練習するつもり」

 

「アタシ結構多かったからなぁ~……」

 

明日と言う単語に反応するものの、今は話すべきでないと貴之は抑え込む。

弱気に見えるリサの言葉を拾った友希那は「今日練習を始めたばかりだから、多少は仕方ない」とフォローする。

フォローを貰って嬉しくなるリサだが、この後「だからこそ、明日はしっかりとやっていくわよ」と言われて困った笑みに変わった。

――その為にも、明日はしっかりしないとね……友希那が気持ちを再確認したところで、三人の家の前まで辿り着いた。

 

「思ったより早いね……久しぶりに三人だったからかな?」

 

「合流した場所もあるんだろうけど、確かに早かったな」

 

場所が場所だった為に学校へ行く時程距離があったわけではない。それ故に歩く距離は少なめだった。

立ち止まっているとそれぞれの家からいい匂いが漂って来て、夕飯ができていることを示していた。

 

「じゃあ、そろそろ上がろっか……じゃあね~♪」

 

リサが手を振ったので、二人も手を振り、彼女が家に入っていくまで見送る。

見送った後自分も一言告げてから家に入ろうと考えていた貴之だが、友希那に呼び止められる。

 

「私の答え……見つかったわ」

 

「そっか……それは何よりだ」

 

友希那の言葉には貴之も安堵する。そうなれば後は隠していたことに対するチームメンバーの反応次第だろう。

と言っても、誰かに見られたりさえしなければ何の問題もなくいつも通り練習するだけだが、スカウトのことがあった以上そう言う気にはなれないのが伺える。

故に、貴之はどうしたものかと考え込む。この件を知っているのは彼女以外には自分しかいないのも大きかった。

 

「ああそうだ……明日の練習場所を聞いてもいいか?」

 

「……?大丈夫だけど、どうして?」

 

「ある意味では俺も()()()だからな……こないだ手伝って貰った礼もあるし、また手伝わせてくれ」

 

ここで言う『共犯者』と言う単語は、お互いに隠し事をしているのが起因する。友希那はスカウトの話し、貴之は『ヌーベルバーグ』である。

また、貴之は話しを聞いている自分が唯一証人にもなれるので、その話しをする時の助けになれると考えてもいた。

それを聞けて、少し安心できた友希那は貴之に練習する場所を話した。

 

「最後までありがとう。貴之は優しいわね……」

 

「それは友希那もだよ……心配させたく無いから隠してたんだろ?」

 

――なんて言うか、不器用だよな……。貴之が苦笑交じりに言うが、すぐ友希那に言い返されることになる。

 

「不器用なのはあなたもでしょう?倒れるところ見せたく無いからって……」

 

「そう言われると敵わねぇな……」

 

友希那に言っておきながら、貴之も彼女のことを言えない立場にいる。

対策されたく無いというのもあったが、一番は自分が『ヌーベルバーグ』を使用して、何度も倒れるところを見られない為に単独行動する意を示したのだから。

似た者同士だなと、親近感を感じた二人は思わず噴き出した。同時に、同じようなものを抱えている人と分かち合うことで、気分が楽になった。

 

「さて……そろそろ戻りましょうか」

 

「確かに……もうお互い待たれてるだろうしな」

 

先にリサが家の中に上がっているので、そろそろ各人の家にいる人が顔を出すかもしれない。なので、そんな手間を掛けさせる前に上がることにした。

――じゃあ、また明日。二人が揃ってこの言葉を口にして、家に上がるのだった。

望むべき運命(明日)を手にする為の選択を迫られる時間まで、もう間もなくとなった。




再び別のチームにいるバンドリキャラを出せました。本小説で出てないのはポピパのメンバーだけですね。原作主人公のいるチームが一番最後と言う意外な結果になりました……。

次回はRoseliaシナリオ14話に入るのですが、ここから20話までに当たって構成変更があり……
14話→15話→18話→17話(もしかしたらすっ飛ばし)→16話→19話(ここで貴之の全国大会が混ざる)→20話
と言う構成になるかと思います。

飛んだり戻ったりと非常に面倒な構成になりますが、楽しんでいただけたら幸いです。
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