ヴァンガードifのOPやEDを見ていて思ったのですが、伊吹とスイコの背丈があまり変わっていないのはスイコが高いんでしょうかね?それとも伊吹が低いのか……(汗)。
時間は遡り、ミニライブが終わった直後に遡る。
今日のライブでどうだったかや、ここの人たちは似ていて、ここは違う等も気づけるところが増えてきた。
「真っ黒なのは、やはり闇に潜むためですかっ!?」
「えっ?いえ、そんなつもりはないんですが……」
「あれ、違うんだ?実際にそうだったらかっこいいのに」
「この衣装のコンセプトなんですけど……」
そんな後者である三人とされた燐子、イヴ、はぐみは三人でRoseliaの衣装について話していた。
実際の予想と違うのは少し残念だったが、細かいところに気を配っている事まで知れたのは話しを聞いた二人に取っても、理解してもらえた燐子に取っても収穫となったそうだ。
今回のライブを終えたたえが五バンドに関する評を下したことが、香澄にとある提案を呼び起こす。
「いろんな人たちがいて、いろんな音楽があって……まるで、
「……それだ!それだよおたえっ!」
「うわぁっ!?おま……」
急に出てくるなと言う有咲のツッコミもよそに、香澄はみんなでパーティーをしようと提案を出した。
彼女がいきなりこう言った提案をするのはいつものことなので、沙綾はそこを気にせず先を促す。
「今日のライブをやってみてね……『合同ライブ』って言うにはなんかちょっと堅苦しいかな~って思ってたんだ」
それ故に香澄は今回のことは『合同ライブ』ではなく、『パーティー』の方が合っていると感じた。
香澄の言い分はよく理解できるので、有咲も同意を示し、りみはどうするのがいいかを問う。
「おお……それは丁度いいタイミングだね♪」
「まりなさん、何かあったんですか?」
「実はさっき、オーナーと話してたんだけどね……」
りみたちの話しを拾って、まりなは今後のことを話す。
ポピパの五人は元々そのつもり満々だったので、すぐに賛成してくれる。
「なるほど……面白そうじゃん」
「今なら、もっといいのができそーですね?」
周りの人たちも乗り気であり、反対の声が出ないでそのまま可決となった。
決まったところで日程を説明し、そこまでに完成させて欲しいと言うお願いは出るが、やる気となった25人の前には関係なかった。
「みんなっ!頑張ろ~っ!」
香澄の呼びかけに皆が「おおっ!」と同意の旨を返し、話しは締めくくられるのだった。
* * *
「さて……行きましょうか」
「ああ。それじゃあ一足早く行ってくる」
「二人とも気を付けてね~」
放課後デートを終えた翌日。今日からイベントに向けた打ち合わせが始まるので、小百合に見送られながら玄関を出る。
貴之は彼女らが話し合う時間に講習会の講師としてファクトリーに赴くので、同時に出た形である。
ちなみに行き道が途中まで全く同じなので、リサもそこに混ざって三人で向かうことになった。
「話し聞いた時はビックリだったぜ……みんなに任せるって言うしな」
「私たち、かなり信じられているようね」
「それだからこそこれなんだし……上手くやって行きたいよねぇ~♪」
オーナーたちの選択はどうやら嬉しかったようで、二人のやる気が入っているのが見えた貴之は安心する。
イベント主催側が丸投げしてしまって大丈夫なのかと不安に思っていたが、この様子なら杞憂に終わってくれるだろう。
「このイベントが終わったらどうする?」
「そうね……」
リサの問いに、友希那は少し考え込む。
思い出を作るのも確かにいいが、自分たちは上を目指す為にも何かしたいと考えている。
前者に関してはあまり得意ではないので、そちらはリサやあこたちに任せた方がいいと判断し、友希那は後者の方で答えを出す。
「どこかで合宿する時間を作りたいわね……。夏休みになるのだから、その時は思い切ってできるはずよ」
「合宿かぁ~……うんっ、確かにいいね♪後でみんなと話してみようよ」
自分たちの技術を更に伸ばす為、やっておきたいことだった。
意外なことに、これは場所さえ良ければ思い出作りにも一躍買ってくれる可能性があるので、非常にいい選択と言える。
すぐには動かないが、賛成が得られ次第予定を組み立てて行くことにする。
「(俺もそう言うの探してみるか……何かあるはずだろうし)」
彼女らに負けじと自分が上に行くべく、貴之も考える。
店内大会に出ようものなら蹂躙になってしまうので、それは間違ってもできない以上他の方法を探すことになる。
どこかから声が掛かってくれれば楽なのだが、そんな都合よく行くわけないので地道に探していく方針にする。
「一旦ここまでだな……暫くここにいるから、何かあったらまた来てくれたら答えるよ」
「ええ。また会いましょう」
ファクトリー前に到着したので、貴之は店内に入っていく。
ここからは二人で移動し、暫くすると集合場所のファミレスに到着した。
「あっ、友希那さ~んっ!リサ姉~っ!」
「まるで示し合わせたかのように同時ですね?」
「後、私たちが最後みたいですね」
Roseliaの五人は同時に到着し、しかも自分たちが最後であることが判明する。
とは言え集合時間に遅れているわけではないので、そこは問題にならない。寧ろ全員しっかり時間通りに来たので喜ばしいことだった。
人の少ない時間にしたのは25人で話し合う以上どうしても場所が必要になってしまうこと、それから周りの人たちへの配慮である。
「えー……お集まりのみなさん!本日はお日柄もよく……」
「いや、そう言うのいーから。イベントの内容について話し合うんだろ?」
これをやっていたらキリがないので、有咲は香澄にさっさと先を促す。
最初に決めるのはイベント名で、これに関しては香澄が元々考えていた名前があるのでそこから入ってみる。
「イベントの名前なんだけど……『ガールズバンドパーティー』はどうかな?」
ミニライブの時に考えていた『合同バンドと言うよりはパーティーに近い』、『ガールズバンドだけで集まっている』。この二点から香澄はこの名前を思いついた。
また、この時紗夜からは『パーティー』の単語に置ける意味合いが補足説明され、その単語の最適具合が理解される。
この後押しが幸いして、イベント名は満場一致で賛成になる。
「やったあ!決まりっ!」
「それで、肝心の内容はどうするの?どんなパーティーにするのか考えないと」
香澄の喜んでいるところに蘭が問いかけた瞬間、Roseliaの五人は互いに顔を見合わせる。
どことなく冷や汗を浮かべている五人は、揃ってみんなもそうかと察してしまった。
「どうしよう……あこ、凄く嫌な予感がする」
「宇田川さんもでしたか……私もです」
「大丈夫かな……これ?」
「途中で……収集がつかなくなりそうですね」
「けれど……無言を貫くわけにもいかないから、話すべきところは話しましょう」
こんな時に貴之程鎮火剤として機能できる存在でないことを、五人は悔やんだ。
何しろ自分たちも意見を出す側であり、彼女らと同じく着火剤側の人間である。
──せめて、自分たちだけでも変に衝突しすぎないようにしよう。正直難しいところではあるが、そう決めずにはいられなかった。
「やっぱり、世界中を笑顔にするパーティー……これしか無いわねっ!」
「ブシドーパーティーはどうですか?例えば……」
『(……早速ズレたのが飛んできてる!?)』
イベント内容と言う名の闇鍋に、早速火種が二つも放り込まれたことでRoseliaの五人が内心で大慌てになる。
あまりにズレたのはダメだと言った方がいいのではないか?と考えていたところに、蘭が舵取りするかのように「音楽ライブパーティーでしょ?」と釘刺しをした。
もちろんそれだけでは終わらず、自分の意見も出す。
「他のバンドとセッションしてみたりしたい」
「セッションを通して何か掴めるかも知れないし、私は賛成よ」
蘭の提案は非常に賛成しやすいものであり、友希那のみならずRoseliaの五人はこの方向で舵取りしたいと考えた。
言い切った後の友希那が思いっきりありがとうと言いたげな目をしていたので、あなたもかと蘭は冷や汗を流す。
「あ、そっか……そうすればおねーちゃんと一緒に演奏できるんだ……!」
「それはいいけれど……あなたは『Pastel*Palettes』のみなさんと協調性をしっかり持つのよ?」
「大丈夫大丈夫♪それをやった上でだから」
──なら、いいけれど……。実際に普段どうしているかを見ていないから何とも言えないが、彩を助けたいと行動した以上それがないわけではない。
随分甘くなったなと紗夜は自分を振り返るが、俊哉にああ言った建て前、以前自分に戻ることはもうないと確信もしている。
この後ミュージカル風にと薫が提案を出すものの、あまりにも難易度が高すぎたりするのもあって反応は良くなかった。
結果として蘭の提案した方向で行くことが決まり、どのタイミングでやるべきか等に話しが移る。
「バンドの繋ぎ目にセッションをいれて、音楽を繋いで行くのがいいと思う」
「それぞれのバンドの曲を一曲ずつカバーしあうのはどうですか?」
蘭がセッションのタイミング、麻弥がみんなでライブをやるならと一つずつ提案を出す。
お互いのバンドをカバーするのも、複数のバンドで一つのバンドの曲をやるのも、どちらも悪くない、良い提案だと言える。
これなら一先ず大丈夫かな?と様子を見ていた香澄やRoseliaも安心していたが、ここに来て新しい火種が放り込まれる羽目になる。
「それもいいけど、私たちやライブハウスのことを知ってもらえるようにMCは入れた方がいいと思う」
MC──『
これの導入はイベントの目的である『ガールズバンドの応援』を考えたら、確かに入れてもいいのかもしれない。
ただし、入れるにしても色々と難しいところがある為、無条件で全員が頷くわけではない。
「確かに、目的としては理解できますが……時間が足りないようにも思えますね。セッションをするのであればそれぞれのチームどうしで練習の時間も必要ですし、カバーを行うならそこでもまた練習の時間ができる……」
──そうなった場合、MCの確認や練習を行う分の時間を割ききれないのではないでしょうか?一番の懸念材料は、紗夜の言った通り時間にある。入れた方がいい理由は理解できても、実行できるかはまた別である。
この一声で面白そうだからやってみたいと考えていた人がもう一度考え直したのだから、紗夜の制止は全く無駄にはならない。
と言いたかったのだが、これまたもう一つ問題がやって来てしまう。しかも同じMCの下りでだ。
「
──お客さんを盛り上げる為にも、トークだって大切なバンドとしてのスキルよ。千聖の主張は一見正しいように見えるが、主語に大問題がある。
これが『私としては』や、『私は』と言ったように個人的な見解であればまだ落ち着いて考えることができただろうが、『アイドルバンド』と一括りにしてしまったことが不味かった。
25人もいるのだから、当然個人の主観が他の人と同じにはならない。全員の主観がバラバラだと言われた方がまだ納得できるくらいである。
「……それ言ったら、アイドルなのそっちだけですよ?」
そうなると一括りにされて不服な人もいるし、こうして面と向かって否定の意志を示してくる人もいる。
明らかに揉め事に行きそうな流れを見て、紗夜はとうとう両手で頭を抱えて顔を落とした。
「さ、紗夜?大丈夫かしら?」
「すみません湊さん……こうなるとは思っていませんでした」
一旦落ち着いて欲しいと願って意見を出したら、揉め事に発展しそうになっている。自分たちだけでも衝突しないように気を付けていたのに、結果として促すことになってしまったのでショックを受けていた。
あまりにもいたたまれないので、慰めの言葉を送りながらどうにかして紗夜を落ち着かせる。
「こ、こないだの打ち上げではあんなに楽しそうだったのにぃ~!?」
当然、この現状を見て司会をやっていた香澄も慌てる。音楽のことになったのでこだわりが強くなるのは仕方ないと思っていたが、ここまでくると予想外である。
話しを戻さないと収集が付かなそうなので、一先ずMCをどうするか確認するが、こころはどっちでもいいと言ってくれたが、残った人たちで賛成と反対が綺麗にすっぱり半分に分かれてしまった。
ここまで綺麗に賛否両論だと収集が付かなそうな気もしてくるが、今度はカバーをどうするか聞いてみるが──。
『
「う、うわぁ……これ悪化してねーか?」
最早抑えに回らないとどうにもならなそうだと有咲も判断し、どう声を掛けるかを考えてすぐにこう伝える。
「と、取り敢えず今回は保留にして、また今度話しませんか?このままだと平行線になるだけだし……」
『あっ……』
自分たちの現状がどんなものかに気づき、全員がやってしまったことに気付く。
ちなみにRoseliaも抑えに回ろうとしていた身だったので、有咲の起点にとても安堵していた。
有咲が止めた通り、今日中に決められそうにも無いので、今回はここで解散となる。
「ごめん、頭冷やしてくる……」
「ごめんなさい。私も仕事があるからこれで……」
「今日は終わりね?それなら行きましょうっ!」
平常運転が出来ている人は少なく、殆どの人が気まずさや罪悪感を感じて店を後にしていく。
「あ……あれ?Roseliaの五人、まだ残ってるよ?」
「あ、あの……大丈夫ですか?」
「す、すみません。落ち着いたら私たちも上がりますので……」
「紗夜、抑えようとしたら結果として煽ったことに参っちゃってねぇ……」
まだRoseliaが帰らないのでどうしたものかと聞いてみたが、物凄く申し訳ない気持ちになる。
「う~ん、何かいいヒントがあればいいんですけどね……。なんかこう、バラバラなのが纏まる感じの」
「そうね……次の為に探しておきましょうか」
──貴之に聞いてみようかしら?そう考えたところで、友希那は思わず笑みがこぼれた。
「……?友希那さん、どうかしましたか?」
「どうやら、私も結構染まっているみたいだわ」
『……?』
その一言で思わず笑みを浮かべるRoseliaに対し、分からないポピパの五人は互いを見合わせて首を傾げた。
* * *
「なるほど……それで俺のところに来たってわけか」
「ええ。何かあるかもしれないと思ったの」
場所は移ってカードファクトリーの店内。講習会を終えて間もない貴之に話しを持ちかけた。
正直なところ、貴之が口を挟んだら更にヒートアップしてしまいそうなので、今回は止めるで手一杯だったのだろうとも思える。
自分を頼ってきた理由は『それぞれの拘りが強いところ』を、『一つに上手く纏める手段』の一例があるかどうかであった。
「公式の大会だと使われねぇけど、一個だけならあるぞ」
「貴之……『エクストリームファイト』方式をやるのか?」
──何それ?この場で話しを聞きに来ていたRoseliaとポピパは首を傾げる。
「普段やってるファイトの場合って、一つ『クラン』のユニットでのみ構築したデッキで戦う『クランファイト』って方式なんだけど、今からやろうとするのは複数の『クラン』を使ってデッキを作ることが許されるんだ」
「複数の……じゃあ、『ブラスター・ブレード』と『ドラゴニック・オーバーロード』が同じデッキに入れられるってこと?」
リサの問いに、今日いる後江組の四人が全員して頷く。聞いたところ難しそうではあるが何だか楽しそうだとも思えた。
「楽しそうだけど……デッキ作るの大変じゃないですか?」
「あぁ……確かに難しいよ。組み合わせが自由な分、コンセプトがあやふやになったりもするし……」
玲奈もお遊びで組んで見たことはあるが、当時はあまりにもバランスが悪すぎて普段通りのデッキでやった方が全然動ける有様だった。
同じ時期に組んだ貴之も、『オーバーロード』という強力な起点が存在するが、決め手が存在しないと言うちぐはぐなデッキを作った経験がある。
このようにデッキを組むのは難儀するが、彼女らにヒントを与える意味では作って一度ファイトすべきだろうとも思えた。
「よし、『エクストリームファイト』用のデッキは俺が作ろうか。このルールでできそうな……それでいて今回の悩みにヒント出せそうなデッキは思い浮かんだ」
「早いな……ちなみにどんなコンセプトだ?」
俊哉の問いには見てからのお楽しみと返すが、まあ『エクストリームファイト』だからこそお楽しみだなと納得する。
何を作るのかと思うが、一つだけ分かっていることはあるのでそこだけ確認をする。
「使うのでしょう?『オーバーロード』」
「そりゃ勿論」
「……まあ、ここばっかりはネタバレしてもいいか」
他の人なら止めようとしたかもしれない大介だが、そこだけは別に問題ないとした。
というよりも、貴之が『オーバーロード』を使うことなど予想通り過ぎるので、勿体ぶる意味はないだろう。
「よし。これで出来上がりっと……」
それから三十分の時間を掛け、貴之のデッキは完成した。このデッキは今回の一戦の為に組んだ限定のデッキである為、ファイトが終わった後は解体予定となっている。
この他にも、このデッキの為のケースが用意できていないのも大きく、参考に写真を取るかデッキ内容のメモを取るかになるだろう。
「(このデッキが、何かのヒントになればいいんだが……)」
貴之がこの『クラン』を作るにあたって、三つの制約を自分に課せていた。
一つ目はバンドごとの拘りを表す為に『自分の意志を貫く』。これによって『オーバーロード』の使用は確定させている。
二つ目は五バンド存在することから『五つの『クラン』を使ってデッキを構築する』。ここは徹底するべく、多くても少なくてもいけないとかなり厳しめにしてある。
そして三つ目は『普段から自分が使うユニットはフィニッシャーとして採用しない』。五つのスタイルや音が合わさった結果、新しいモノが生まれる意味合いを込めたのだ。
今回の方針が彼女らのイベントを成功させるきっかけになることを、願わずにはいられない。
「あれって早い方なんですか?」
「普段の『クランファイト』用だったら『ちょっと早いかな?』くらいで済んだんだけど……『エクストリームファイト』用でその速度ってホント?」
沙綾の問いに、玲奈が少々困った笑みを返す。想定外だったようである。ちなみに『クランファイト』用でも五分で今のデッキの基盤を完成させる辺り、貴之はデッキ構築がかなり早い。
ちなみに貴之がここまで早く構築できたのは、耕史と『エクストリームファイト』ルールで時々遊んでいたことと、イメージ力トレーニングとして真司とも遊んだことがあるからだ。早い話が経験値である。
「さて、後はファイトして実践していくんだが……」
「あっ、それなら私が相手してもいいかな?」
貴之が声を掛けようとするよりも早く燐子から声が掛かる。
これもとあることを頼むのに、貴之が名乗り出たならそのまま乗っかってしまおうと考えた結果になる。
「燐子ちゃん、何かあったの?」
「実は前に、デッキを組み換えたんですけど、ファイトするタイミングが無かったので……」
練習とその他諸々もあって、タイミングを見失っていたのである。
そう言うことならと、貴之は一度入れ替え用のカードが入っているケースを片付けて反対側に座ることを促す。
この状況を見たポピパの五人は、大丈夫かと思いながら恐る恐る友希那の方を見るが──。
「ふふっ。そんなに心配しなくてもいいわよ?」
『全然平気……?』
──何をそんなに慌てているの?そう聞いてきそうなくらい友希那は平然としていた。寧ろハラハラした様子を見せるのはリサである。
実際、昨日も二人して放課後は出かけているし、元々10年近くの初恋が実ったのもある為、そんなすぐに離れることはないだろう。
「このままだと、今井さんが誤解を招く原因になるかもしれませんね?」
「確かに。そろそろこの行き遅れ予備軍を煽ってもいいかもな……」
「えっ……?二人ともどうしたの急に」
──後で釘を刺しておこう。二人して顔を見合わせて頷くと同時、貴之と燐子がファイトする準備を終えていた。
ここからは再び原作を複数話分入れていく形になるかもしれません。
今回の変更点としては……
・Roseliaの衣装に関して燐子がしっかり話すので、誤解したまま進んだりはしない
・蘭の出した意見に対して、友希那がほぼ無条件で賛成
・MC導入に対して、紗夜が理由を提示して遠慮の旨を示す
・有咲の一声で、多くの人がヒートアップしていたことに気付く。
こんなところでしょうか。今回の部分はかなり変化が少ないことになりました。
次回は『エクストリームファイト』用デッキという縛りプレイを行う貴之と、デッキを組み替えた燐子のファイトになります。
また、この時貴之のデッキは新シリーズのカードのみで構築されるものです。
本章完了後に読みたいのはどっちですか?どちらを書くかでNFOイベントを書く順番が変動します
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アニメ1期OVAの海イベント
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夏にゆらめく水の国