先導者と歌姫 -高みを目指して-   作:ブリガンディ

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メインストーリー13話を予定していましたが、あまりにも短い過ぎるので14話も……それでもまだまだ短いので15話も入りました(笑)。
バンドストーリー単体と比べてどうしても短くなりがちな感じがしますね……。これでも今回のギリギリ7000文字行ってませんが。

ヴァンガードifで乙女なアサカが見れると思ったら一瞬だけだった……と呆然していたところにマスク・ザ・ダークさんが現れて、その後アサカが元に戻って一安心だったりしています。
ところでエミとマスク・ザ・ダークさんの立ち位置って、昔のアニメ……具体的には私の従姉が子供の頃くらいですけど、エミをセーラームーンとするなら、マスク・ザ・ダークさんはタキシード仮面とすれば良いんでしょうかね?(マスク・ザ・ダークさんにはエミへその気はないようですが)
後、前々から思ってましたが、伊吹がギャグ補正のせいで完全に中の人である宮野真守氏になってますねアレは……(笑)。

他にも、ガルパピコの8話はパワーの表記とか見るとヴァンガードなんですけど、ライフの存在とか減り方が遊戯王って……六花でなくとも『なんやこれ』になりますね(笑)。
しかも最後に日菜まで介入してくるし……お姉ちゃん大好き勢凄い……(呆然)。

リアルのヴァンガードで言えば、『The X』四枚目を入手したのでデッキを組んだところ、グレード3が11枚と言う重量級デッキが完成しました……。
これは拘りを捨てずに『オーバーロード』全種がデッキに入ってるせいなんですけどね(笑)。


パーティー16 見えて来た光

貴之が『エクスリームファイト』と言う方法を用いて紹介した、複数を束ねる参考を得た翌日。友希那とリサ、あこの三人はCiRCLへ向かっている。

元々は合同練習の予定だったのだが、他のチームは全員が今行ったらまた衝突するのが見えていたのでキャンセルしたらしく、元々練習だった予定を変更して香澄が気づいたことを話して貰うことに決定した。

 

「それぞれの個性や拘りを、どううまく纏めて行くか、かぁ……」

 

「また難しいのが来たよね……。昨日の貴之がやったアレはあくまでも参考で、ちゃんとしたのにしたいよね」

 

「纏めて一つの形にするのは同じでも、私たちの場合は全員でやらねばいけないものね」

 

貴之は個人で行うのでその辺りはまだ良いが、こちらは25人で意思を合わせて上手くやっていくことになる。

その違いを埋め合わせるのは難しいところだが、何らかの形で貴之がヒントをくれただけでもありがたい話しなので、文句は無いし出させないつもりだ。

 

「昨日おねーちゃんと少し話してたんですけど、あまりいいの思いつかなかったんですよね……」

 

「あれだけの人数に、それぞれの主張があるのだからそこは仕方ないわよ。ひとまず今日の話し合いで、言い落しどころを見つけたいわ」

 

「だねぇ~……幸いにも香澄ちゃんが何か気づいたみたいだし、まずはそこに期待かな?」

 

どうしても人数の関係上難しい面が出てきてしまうので、案を出すのは難しい。友希那とリサも昨日二人でベランダ越しに話し合ってみたのだが、その時もいい案が浮かばず終いであった。

そんな状況下になってしまったからこそ、今は香澄が感じたことの話しが欲しいのだ。

 

「あっ、りんりん!紗夜さんっ!」

 

「ふふっ……丁度同じタイミングだね」

 

花女と羽丘か後江への分かれ道とも言える交差点で丁度五人が合流し、ここからは五人揃ってCiRCLへ足を運ぶ。

移動中に出てくる話しは、昨日のこともあって五バンドが納得できる案が何かであった。

 

「残念ながら、私たちの方もあまり良い案は出てきませんでした」

 

紗夜も紗夜で、少しだけ日菜と話してみたのだが良い案は出てこなかった。

自分たちだけを主観に見るのはダメだと分かっていたので、周りの皆も……と言う方向で考えたら行き詰っていたらしい。

 

「参考はあっても、難しいものは難しいですね……」

 

「ええ。戸山さんの考えを聞いてから、改めての方がいいかもしれません」

 

他力本願のようにも見えるが、考えが出ない以上は話しを聞くのが一番だった。

CiRCLに着いたら早速出入口のドアを開け、中に入る。

 

「おっ、揃って来たみたいだな……」

 

期末試験は終わり、終業式も近づいて来ている為学校が終わるのも早くなっており、貴之はこちらに一足早く来て昼食を済ませ、早速バイトを始めていた。

香澄たちはもう来て部屋の鍵を借りていることを教えて貰い、友希那たちはその部屋のドアをノックして中に入れてもらう。

 

「あっ、来てくれたんですね……わざわざありがとうございます」

 

「大丈夫だよ♪気にしないで」

 

沙綾に出迎えて貰って五人が中に入る。沙綾もRoseliaが来たと言おうとしたのだが、香澄が頭から煙を吹いているのが見えて言葉を失う。

 

「すまん沙綾!何か冷やせるもんが必要だ!おい香澄、しっかりしろ!」

 

「わ、分かった!私カウンター行ってくるから、香澄を休ませて!」

 

有咲の頼みを聞いたことでフリーズしていた思考が戻り、早速カウンターへダッシュする。

他の三人も香澄に軽く声をかけて見るが、反応は鈍い。

 

「えっ?えぇ……?どういうこと?」

 

「先に考えていた……のでしょうか?」

 

考えるのはいいが、一先ず沙綾が戻ってきた時の為に少し奥へ行って道履けだけはしておく。

沙綾は部屋を出てから三分で貴之を伴って戻ってきて、氷と水の入った袋を当ててやるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

*   *   *

 

 

 

 

 

 

 

「あはは……すいません」

 

「急にああなるんだから、心臓に悪いっっての」

 

それから三十分後──。香澄は頭が冷えたことで落ち着き、普通に話せるレベルまで回復した。

Roselia側は何が何だかで分からないまま大慌てになっていたので、一大事にならないだけ一安心である。

 

「頭から煙吹いたって聞いて俺もすげぇ焦ったよ……何をやってたんだ?」

 

「実は……このイベントに参加する、みんなの共通点を考えてたんですけど……」

 

どうやら香澄は昨日から時間さえあれば考えていたようだが、それが全く思い浮かばないそうだ。

考えが纏まらず、今日も来るまでの間に考え込んでいたが、考えすぎてオーバーヒートしてしまい、今に至る。

 

「よ、よかったぁ……落ち込んでるわけじゃないんだね?」

 

「うん、それは大丈夫。ただ思い浮かばなくて……」

 

「先に考えていたのね……」

 

考えている方向性自体はいい所を行っているし、その考え方なら貴之も昨日のファイトを見せた甲斐があると言える。

 

「ただ、それで頭ん中パンクさせるのはちょっと勘弁願いたいな……ある意味では俺のせいでもあるが」

 

「ご、ごめんなさい……」

 

だからといって頭をダメにするのは話しが別であり、そこだけは軽く釘を刺す。

 

「私たちも……少し考えていたんですけど、そこまでは考えられませんでした」

 

燐子が言った通り、Roselia側はどうやって25人で上手くやるかを題に上げはしたが、香澄のように共通点を割り出す考えには至らなかった。

香澄の考え方にはRoseliaも賛成なので、その方針で行くとして、早速大きな難点がやって来る。

 

「うーん……どのバンドも妥協しなさそうだよねぇ~……」

 

「そうですよね……かと言って妥協するのも良くないですし」

 

昨日の今日なのでやりづらいのもあるが、こだわりと妥協の落としどころである。この落としどころを見つけないとまた収拾が付かなくなる可能性が目に見えている。

そもそもこの話しをもう一回するだけでもまた繰り返しになりそうだ──。と、難しく考えていたところにたえから転機となる言葉が飛ぶ。

 

「妥協って……しないといけないのかな?」

 

「え……?」

 

「戸山さんは共通点を見つけたいと言っていたわね?ただそれは、()()()()()()()()()()()()()()……そうでしょう?花園さん」

 

友希那の問いに、たえは頷く形で肯定を示す。そこからたえは、始めてみんなで集まって演奏を聞いた日のことを話す。

 

「あの会場で、色んな音楽が響いてて……一つとして同じものが無くて凄く楽しかった」

 

──私は、どのバンドの音楽も好き。芯があるからこそ、好きなんだと思う。彼女の言ったことは真理だとも言える。

それぞれの芯があるからこそいい音が生まれ、その音が好きだと言える。それ故に何かを諦めろと言われたら嫌になるし、自分たちもそうしろと言われたら嫌だと返す。

 

「みんなが納得できるバンドにしたいから、個性や拘りは消したくない。かと言ってそうすると衝突する……」

 

「うわぁ……堂々巡り過ぎるよぉ~……」

 

決めるに当たってここさえ突発すればいいのだが、同時に一番の難所になっている。

ああすればこうなる。こうすればああなる。こうなると固より頭を使うのが苦手だった香澄が少しずつもやもやを増やして行くが、何かを思いついたようだ。

 

「あっ、そうか……!」

 

「……なんか、めっちゃヤな予感がする……」

 

頭を使うのを嫌い、そんな時に思いついたこと──。口にした沙綾でなくとも、数人はそう感じているだろう。

 

「頭を使うの、やーめたっ!」

 

『……え?』

 

「だって、考えても仕方ないんですよ!それなら行動するしかないじゃないですかっ!」

 

全員して思わず聞き返してしまうのは無理もないことだろう。しかしながら、香澄が言っていることも最もである。

具体的に何をするのか、とりみが聞いてみるものの、香澄は行動するのを決めてはいるが、そこから先は決まっていなかった。

 

「まあ、そんなことだろうと思ったよ……」

 

案の定だったので有咲はやれやれと言った様子で肩をすくめる。

しかしながら、何も悪い答えでは無かったので沙綾はそれを称賛する。とは言え、方法が何もないのは困るので何かが欲しいのだが──。

 

「あっ、演奏……」

 

「そ、そうそうっ!演奏してみようっ!……って、えっ?演奏するの?」

 

完全にテンパっていた香澄はたえの思いつきに対し、反射的に同意したので、改めて聞き返すことになる。

聞き間違いではなく、たえは「もう一度演奏しよう」と肯定の意を返した。

 

「みんなの音楽を聴いた時の気持ち、思い出そう」

 

「初心に帰る、ですか……」

 

「でも、おたえちゃんの言ってること分かりますよ」

 

始めて他のバンドと互いに演奏した時、それぞれの音があってそれぞれの良さがあることは共感している。

そしてそれは、自分たちがバンドを──音楽が好きだからこそである。全員が同じ考えに至ったことで反対意見は無かった。

 

「思い出すのを決めたのまでは良しとしよう……で、どうやって連れてくる?」

 

電話で──と言う方法は拒否されてしまうので得策ではないだろう。そこが懸念されているので有咲は確認を取る。

問われた香澄自身は既に考えを持っているらしく、後はそれを告げるだけだった。

なお、その答えはたえも同じだったらしく、その結果二人で同時に告げる形となる。

 

「「強制連行!」」

 

『……えぇっ!?』

 

いっそ清々しい程開き直った選択肢だと言える。それ故に驚く人もいた。

 

「確かに、穏便に済ませようとしても難しいのだからその方がいいわね」

 

「湊さん……?いえ、ここまで来たらその方が話し合いのテーブルに着かせることはできそうですね……」

 

一方で友希那は後々の流れを考えて同意するし、紗夜もそれに気づいて反対の意見を出そうとして取り消す。

やることは決まり、時間も惜しいので早速行動に出ようとなった。前は急げであった。

 

「とりあえずまりなさんには俺から話しておくから、行ってきな」

 

「ありがとうございますっ!鍵、預けておきますね」

 

こうなれば貴之は彼女らの背中を押すことにして、彼女らが動きやすいように鍵を預かっておく。

誰がどこに行くかを決め、早速十人は手分けして残りのチームを連れていく為に行動を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

*   *   *

 

 

 

 

 

 

 

「とまあ、そんなことがあって彼女らは今出回ってます」

 

「それホント?凄い行動的だね……」

 

ポピパとRoseliaが他のチームを強制連行すべく走っている間、貴之はまりなに事情説明をしておく。

正直に言えば、何も告げずに実行を勧めたのは不味いかもと考えていたが、そんなことにはならず一安心だった。

 

「昨日の今日だからね……確かにみんな来づらいか」

 

「ただ、そのままにしておくと手遅れになるかもしれない……。なら、『嫌な方はどっちだ?』ってことなんでしょうね」

 

あの10人はそのままにして手遅れになるかもしれないのを嫌った。だからこそ行動に出たのである。

一度いい流れが崩れてしまったが、これならまだ何とかなると希望は持てる。

ただし、何も全てが良いかと言えばそうでもなく、とある問題があった。

 

「あれ?遠導君、この後みんな来るんだっけ?」

 

「そうですね。半ば強引とは言え、全員来ますね」

 

「また……演奏するんだよね?」

 

「……そうなりますね」

 

部屋の広さも関係してくるので、そちらに合わせて準備が必要になるのだ。

今回どちらか1バンドだけが動いているならばまだ余裕はあったが、2バンドが一斉に行動しているので、その余裕は無く──。

 

「え、遠導君!機材の準備手伝って!」

 

「分かりました!」

 

こうなるとこちらも大急ぎで準備するしかなく、二人して慌ただしく動き始める。

元々彼女らが使っていた部屋の鍵を開け、必要な機材を皆で演奏しやすい場所に配置していく。

その後直ぐにコードの接続や音が問題なく出るかだけ確認を行い、それが終わった頃に丁度はぐみを連れて来た香澄が戻ってきた。

 

「……あれ?何かやってました?」

 

「き、機材の準備やってた……」

 

「大慌てだったから、間に合ってよかったよ……」

 

自分たちの為に用意してくれたことを理解した香澄は二人に感謝の意を告げる。

この時はぐみに何をするのかを問われたので答えようとしたところ、他の人たちが来たので後回しとなった。

 

「と、とりあえず中に入っちゃって。演奏できる準備はしておいたから、必要なら遠慮なく使ってね」

 

何もしないで困惑させっぱなしなのも悪いので、一先ず促す。

それならばと強制連行を行った10人が、他の人たちを言い聞かせながら中に入っていく。

 

「俺たちのできることはここまでですね……」

 

「うん。後はあの子たちがどうするかだよ」

 

その様子を見送った二人は、少し休憩した後に再び仕事を再開するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

*   *   *

 

 

 

 

 

 

 

「これで大丈夫ね?」

 

「はい!ありがとうございますっ!」

 

一先ず共犯を遂行して貰えたことに香澄は感謝の意を告げる。

はぐみやつぐみのように場所の近い人だったり、こころや日菜のようにそもそも話しをしたら協力してくれる人もいたおかげで、予想よりも早く人を集めることができた。

これも二バンドで素早く行動を始められたことにあり、思ったよりも早く集まれたと思う。

 

「あ、あの……私もう少しで仕事が」

 

「そもそも、いきなり連行して何をするの?」

 

強引に連れ出したこともあり、反応が悪い人も当然出てくる。

前者の千聖は多忙なのもお構いなしなので困っているし、蘭も強引にやられれば少々圧のある問いかけをする。

 

「えっと、その……急ですみません」

 

「無理矢理連れて来たことは、こちらが悪いんですけど……このまま何もしないと進めない気がしたので」

 

こうした以上は苦言を示す人たちが出るのは想像できていたので、燐子がりみのフォローを行う。

思い立ったが吉日かの如き行動に一先ず納得してもらえた為、今回のことを思いついた香澄に説明という名のバトンを回す。

 

「聞いてみたいことがあるんですけど、その前に一回みんなで演奏しましょうっ!フルじゃなくていいので!」

 

「えっ……?何で急に?」

 

問いかけには『私が聞こうとすることに対して明確に答えてもらうため』と告げ、納得させてから各バンドで一回ずつ演奏を行う。

 

「みなさん、演奏した今どんな気持ちでいますか?」

 

『えっ?』

 

「私は凄く楽しかったっ!」

 

この後はいつも通り『キラキラドキドキ』が入るのはお約束だが、彼女の言う『演奏して楽しくなる』と言う気持ちに共感する人たちが次々と出てくる。

 

「実は私、五つのバンドに『何か共通点はないか』って探していたんですけど、それがこの気持ちなんだと思うんです!」

 

「戸山さんの狙いは気持ちの共有よ。そして共有しようとしているそれは、Roselia(私たち)にとって他のバンドよりも足りなかったもの……」

 

香澄の共有しようとしたそれは、バンドをやるに当たっての初心であり、友希那のように技術優先で進むと忘れそうになる物である。

Roseliaは演奏を全く楽しんでいないかと言えば嘘になるが、友希那と紗夜は過去の経歴もあって、ミニライブで自覚するまでは少々不足気味であった。

実際に演奏して抱く気持ちが共通だったことで話しを聞いた全員が納得し、反応が良くなってくる。

──私たちの音楽はそれぞれ違います。と、香澄が言葉を続ける。

 

「でも、音楽をやってる時のこの気持ちって……みんなが一緒だと思う。だから、えっと……」

 

「この気持ちが一つなんだって思っていれば、きっと上手くいく……そうだろ?」

 

言葉が出てこず言い淀んだ香澄の想いに気づいた巴が確認を取れば、頷く形で肯定が返ってくる。

全員が気持ちを共有できるのはもちろんいいが、千聖からは更に来てくれるお客さんすら考慮した意見がやって来る。

 

「私たちばかりが楽しんでいても意味が無いから……この気持ちをお客様にも感じて貰える様なイベントにすればいいんじゃないかしら?」

 

「……なるほど!この気持ち、私たちだけのものにしておくにはちょっと勿体ないですしね」

 

自分たち以外にも来てくれた人すら共有できる内容……それが完成し、実現出来れば真のイベント成功と言えるだろう。

 

「笑顔の()()()()()と言うことね!いいアイディアだと思うわっ!」

 

千聖の言ったことを、こころは更に簡潔に一言で纏めてくれた。

こうしてやることが明確に見えて来た中で、紗夜が一つのことに気付く。

 

「こう言った考えがすぐ出てこない辺りは、私たちの方針の影響でしょうね……」

 

「まあまあ、今すぐは無理でも慣れて行けばいいじゃん……ね?」

 

技術力優先だった故に、柔軟な発想の乏しさはこう言う場面で目立ちやすい。

とは言え、いきなり普段からできる人たちと同じくらいできるようにしろと言われれば無理があるので、リサの励ましは素直に受け入れる。

 

「よかったぁ……みんなに伝わったよぉ~……」

 

「ほらほら、泣くのは後回しだ。大事なのはこの後だからな」

 

香澄の嬉しさによって涙を流したくなる気持ちは分かるが、今は我慢してもらう。

ここまで来たのなら、やるべきことは一つだった。

 

「このイベント、絶対に成功させるぞぉーっ!」

 

皆が「おおっ!」と答えたことで合意を得られた。これによって今回の目的は無事達成となる。

早速打ち合わせ……と行きたいが、流石に予定が間近に迫っている人もいるので無理せずに今日は解散となった。




展開ゆっくりめとかタグに出しておきながら一気に三話分も進んだ回になりました。
変更点としては……

・Roseliaは合同練習の休みを申告していない
・強制連行を行うメンバーが倍増
・友希那が香澄の説明を補足する
・紗夜が自分たちの弱みを自覚するし、拒否の意思を示さない

こんなところでしょうか。ここまでくると残りの部分はかなり変更点が少なくなって来ますね……。後、思ったよりも他のメンバーにヴァンガードを触れさせることができてませんが、最悪別の章で時間を設けられないか検討中です。

この章が終わった後は、Roseliaシナリオ2章へ行く前にRoseliaのメンバーでヴァンガードファイトイベント、イベントストーリー『Neo Fantasy Online -旅立ち-』、アニメ1期のOVAにあった海のイベントorイベントストーリー『夏にゆらめく水の国』を予定しているので、この辺りで挟めるかなと思います。
OVAの海イベントか『夏にゆらめく水の国』がいいかはまた次の話を書いたタイミングでアンケートを取りたいと思います。

没案読みたいかどうかのアンケートご協力ありがとうございました。
もう少し粘ってもいいかと考えていましたが、票数が圧倒的過ぎるのでここで集計終了とさせていただきます(笑)。

次回はメインストーリー16話……と行きたいところですが、あまりにも原作ままになるようなら17話から入ります。

本章完了後に読みたいのはどっちですか?どちらを書くかでNFOイベントを書く順番が変動します

  • アニメ1期OVAの海イベント
  • 夏にゆらめく水の国
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