キーンコーンカーンコーン。この一年で聞きなれたチャイムが校舎中に鳴り響く。普段となんら変わらない音色は、一時だけ今日が卒業式だということを忘れさせてしまいそうだ。いつもと変わらない一日。平和すぎて欠伸が出てしまいそう。こうして窓の外の喧騒を眺めていると、本当は全てが夢だったのかもしれないとすら思える。
「そんな訳、ないのにね」
自嘲気味に鼻を鳴らして、席を立つ。感慨にふけるのは良いけれど、黒板の近くに架かった時計を見れば、もうそろそろ約束の時間だ。こうしちゃいられない。未だにガヤガヤと賑わいを見せるクラスメイト達を尻目に、開けっ放しになっていたドアを潜って廊下へ出る。何度も歩いた道だけど、進級するならこれも最後か。雑多な思考にふらふらしながら、ふと気が付くと自分の足音だけが長い廊下に響いていた。
「お待ちしておりました、有里様」
「あなたは……」
屋上へと続く階段の途中。声に反応して見上げれば、そこにはテオドアと同じく青を基調とした恰好のエレベーターガールが佇んでいた。
「少々込み入ったお話がありますので、勝手ながら人払いをさせていただきました。驚かせてしまったようであれば、誠に申し訳ありません」
「気にしないでいいよ。なんとなくだけど、来るんじゃないかなって予想してたから」
本心を言えば、テオドアが来ると思っていたけど。
「では……。お初にお目にかかります。私、エリザベスと申します。まずは弟のテオドアに良くして頂きありがとうございます。主に変わって感謝を述べさせてもらいます」
「お姉さん、ですか」
そういえば、いつぞやそんな話を小耳に挟んだかもしれない。確か、あの夜は興味を吹き飛ばしてしまう程の事があったから、すっかり意識から抜け落ちてしまっていた。
「有里様のお考えの通りに、本来ならばテオドアがここに立っている予定でしたが、強めにお願いをして交代をしてもらいました」
「え、えっと、それで、一体どんな用事なの?」
「端的に言うならば、事後報告とでも言いましょうか」
浅く目を伏せ、エリザベスは小さく礼をする。
「幾重にも張り巡らされた苦難の糸を超え、旅路を終点まで導いた貴方様に心からの賛辞を。そして、貴方自身の事と、あの方の事について、少し」
平坦な声音が、どうしても取り繕っている様に聞こえたから、私は気付けた。私にとってのテオドアが、あの人にとってのエリザベスだったに違いないと。
「そっか、ああ、安心した。ずっーと一人ぼっちで戦ってた訳じゃなかったんだ」
「話し相手くらいにしか、なれませんでしたが」
「それで十分です。多分、そうじゃなかったらあの人は突き放そうとしますから」
「慧眼、恐れ入ります」
頭を上げ、再び垣間見た表情に笑みは無い。切れ長の瞳と、この世のモノとは思えない美貌が、改めて彼女たちの存在の出鱈目さを教えてくれる。しかし、これで逆に肩の力が抜けた。抵抗は無意味。ましてや召喚器も無いのだ。私に出来るのは話をすること、ただそれだけ。
「単刀直入に申しますと、その銃弾を引き渡していただきたいのです」
「銃弾って、先輩のアレ?」
「はい」
「どうして私が……って、聞くだけ野暮か。でも、どうして?そりゃ危ないだろうけど、そこまで危険物なの、これ?」
これがイゴールたちが動かなきゃならない程の代物だとしたら、なんて物を弟子に渡しているのかと小一時間くらい問い詰めてやりたい気分だ。
「……もしや、気付いておられない?」
「何を?」
「…………いえ、失敬。ならば子細を語ると致しましょう。有里様の未来と、私の結んだ契約についてのお話を」
重さを感じさせない足取りで、これ以上なく優雅にエリザベスは階段を降りてきた。これは、凄い。桐条先輩も大概洗練された動作を取っているけれど、別格だ。何から何までもが完璧に近い。何かが僅かに欠けているとすれば、完璧すぎて人間味が失われてしまっていることか。
「とはいえ、事は単純明快。それ程難しい話ではございません。あの方も有里様と同じく、宇宙のアルカナに到達した者だった、というだけの話です」
「宇宙の、アルカナ……」
気付いた時からなんとなくおぼろげになっていた記憶の一端が蘇る。すっぽりと抜け落ちてしまっている何か。きっと、私にとってはとても大切で、掛け替えのない記憶。
「私は、一つの契約を結びました。旅路のお供をさせていただく代わりに、ほんの少しだけお手伝いをさせてもらう。そんな契約を」
カチリと音を立ててピースが嵌っていく。気持ち悪い感覚だ。当たり前のように、それこそ何気なく口から紡がれるような思い出が、いざ回想しようとすると靄が掛かっていく。何故、自分が屋上へと足を運んでいたのかさえ、今となっては霧の中だ。
「自らの裡で完結した世界。それはまさに宇宙と呼ぶに相応しい。我が主はそう仰って嗤いました。それはそれは愉快そうに」
淡々と語るエリザベスは一秒たりとも私から視線を外さない。
「彼は願いました。自分に奇跡は要らない。本当にそれに頼らなきゃならない奴にでもあげてくれ、と。そうして、ある一発の弾丸がただの弾丸ではなくなった」
「ちょ、ちょっと待って!じゃあ、私が日向先輩の事だけはっきりと覚えてたのって……」
「勿論、弾丸の影響でございます。それは今や、形を持った奇跡の塊。とはいえ、既に力の殆どを失っておりますが」
「あはは……。あんな啖呵切ったのに、これ無きゃ忘れてたとか顔向けできないじゃないですかぁ」
がっくりと項垂れながらため息をつく。個人的には有言実行できてそれなりに誇らしかったので、がっかり感への落差もかなり大きい。一瞬にして鬱になってしまいそうだ。
「そう。欠片の残滓だけでも霧を払う力を有しているのです。それさえ持っていれば、この先有里様の目は問答無用で真実を見通すことでしょう。望む、望まぬに関わらず」
「なんて物作り出しちゃってるんですか、あの人は。死ぬ間際に呪いのアイテム生成するとか、お伽噺の世界の住人でもそこまでしませんって」
「……まあ、お伽噺の住人でも絶対の死を退けたりもしませんが」
「えっ?」
「いえ、なんでも」
さらっと毒を吐いたのではないかと問い詰めようにも勇気が足りない。いや、いやいや。多分気のせいである。絶対と言い切れないのは、彼女が今一つ掴み切れていないから。うん。そうしておいた方が精神衛生上よさそうだ。
「話を戻しましょう。全ては語れないにしても、私見を述べるなど差し出がましいかと自覚はありますが、有里様は知るべきだと存じます。その権利も資格も有しているのですから」
差し出された手の平の上ではためく一冊の青い本。私の知るペルソナ全書にそっくりなそれがいったいなんなのか知る由もないけれど、本質ならば直感的に理解できていた。あれは、旅路の記録である。
「一年。私がハル様に答えを見出してからの記録がここにあります。無論、その終わりまで余すことなくに記された、真なる旅路の記録が」
一つ一つを細かく見ることは叶わないが、ぱらぱらと捲られていく頁が進むにつれてやつれていく姿には良く覚えがある。疎らだった記憶のピースの描く絵は、既に完成に近い。足りない部分こそが重要であり、未だにぼやけているのは自らで無意識のうちにロックをかけた部分だからだろう。
「思い出してください。いったいあの時、ニュクスと相対した時、何があったのかを。そして、自分の未来に何が待ち受けているのかを」
「…………っ」
米神に刺すような鋭い痛みが奔る。深く考えてはいけないと、本能が拒む。アレは、ニュクスは劇物だ。記憶に留めているだけで、正気を侵食していく無垢の悪意。だからこそ意図的に記憶を封じ込めて薄くしたのだろうが。
「いってらっしゃいませ。貴方の中に眠る最後の旅路へ」
薄れゆく意識の隙間に、この世の物とは思えないくらい透き通った声が鼓膜を揺らした。
・・・
「……これで、私の役目も終わり」
「そう、覚悟の上の行動だったのね」
目の前で束の間意識を失っている有里を階段に凭れ掛かるように座らせると、階下から足音と共に声がした。聞き覚えのある声だ。忘れもしない。我が姉、マーガレット。未熟な私と違う、主の右腕。
「勝手はいけないわよ、エリザベス。こんな行動は、主からの指示に無い」
「承知しております。しかし、私はハル様の契約者。何よりも優先すべきは語るまでもありません」
「貴女、変わったわ。少しだけ羨ましい」
マーガレットは妖艶に笑う。人形染みた自分とは違い、とても人間らしく。ちくりと胸を刺す痛み。ああ、これがきっと嫉妬なのでしょう。未熟な私では、あの旅路の深淵までは潜れない。それが、たまらなくもどかしい。
「叱責は……、勘弁してあげる。どうせ後で主からあるだろうし。けど、本来なら私たちから過度の干渉は禁止されていることを、今一度肝に銘じておきなさい」
「……私は、おかしくなってしまったのでしょうか?」
「いいえ。貴女は正常よ。この上なく、ね。はあ、まったく。まさか妹にまで先を越されるとは思わなかったわ。これじゃあ、私が生き遅れみたいじゃない」
そう言って大きくため息をつくと、薄く微笑む。
「それで、彼女は大丈夫なの?二度も見たいと思える記憶じゃないはずだけど」
「問題ありません。記録の再現ならば、またしてもハル様が彼女を護るでしょう。力の大半を失ったあの弾丸でも、その程度には事欠きません」
「護る、ねえ。果たしてそれが救いになるのかは、その人次第だと思うけれど……。無償の愛、だなんて今時流行らないわよ」
「ハル様曰く、ただより高いモノは無い、らしいですから」
「御尤も。貴女も大変な人を見つけたものね」
「はい。ですが、いつの日か託された記録を読み解ける日が来るまで、私は前へと進めるでことしょう」
「ふぅん。破滅の化身のような人生を歩んだ人から未来を受け取るだなんて、なんとも皮肉でロマンチックな話」
「あげませんよ……?」
「要らないわ。かわいい妹の成果を掠め取るような真似する姉なんて真っ平御免よ。そんなことをしたら貴女の大事なパートナーさんに怒られちゃう」
くすくすと、今度は愉快そうに笑って、マーガレットは踵を返す。要件はもう済んだらしい。
「目が覚めて知らない人が増えてたら警戒させちゃうかもしれないでしょう?特に、私は強いから」
「ハル様には敗北したと記憶してますが」
「……ホント余計な悪癖を仕込んでくれたわね、あの男。それが無きゃ感謝で終わってたのに」
「おや、適度なユーモアは会話の華だと教わったのですが」
「ああもう、それでいいわ。そんなことよりも、そろそろ起きるわよ、彼女。今更止めはしないから、責任持って最後までやり遂げなさいな」
振り返らずに階段を上り、虚空から現れた扉を開いて帰っていく。気まぐれか、はたまた思うところがあったのか、どちらにせよ助かった。もしも、マーガレットが強制的に連れ戻そうとしたなら、成す術……くらいはあるが、死闘の末に僅差で敗北を喫したことだろう。偏に私を心配しての行動だが、心配はない。
「残された者の気持ちは、私も理解しているつもりですので」
莫大過ぎる恩に報いたいと思った時、既に相手はいない。これから永い時間を掛けて、私は証明していくでしょう。あるいは、そうすることが生きるということなのかもしれないと、齎された答えや新たに生まれた問いを胸に刻んで。
・・・
吸い込まれてしまいそうな満天の夜空に、純粋すぎる死が輝く。人の意思が介在すらできない圧倒的な死。意味なんて無い。これは正しく死であり、一切の不純物を配した概念だ。事前に息巻いていた倒すという言葉の当てはまらない存在。なるほど、これは絶対の死だ。間違いない。それ以外に形容する術を、私は見つけられない。
「は、はは……。約束破りっぱなし。これじゃ、私の沽券に、関わるなぁ……」
空元気を前面に押し出した私の声。ああ、思い出した。完全に。あの後どうにか綾時君を退けて、そしたら月が……、月が下りてきて。
「……!?」
みんなで仲良くやられちゃって、そしたら声が聞こえたんだ。この一年で関わり合いになったみんなの声が。
「なんで……、あなた動けるの……!?」
私だけが動ける理由は自分でもよく理解できていないけれど、動けるのなら、行こうかと、そう思ったんだ。
「……ごめん、みんな」
止めてくれる仲間を背に、天の回廊を私は昇っていく。手に入れた特別に意味があるのなら、この瞬間に前へと進むためにあった。的外れでもいい。私の勝手な妄想でも構わない。だから、ありったけを、今。
「こうしないとゼロなら、やるしかないでしょ」
高く、高く、不動を続けるニュクスへ向かって真っすぐに。嘘のように軽い体は、なんら阻害されることなく、ニュクスの内包する力の濁流を掻き分けて中へと入っていき、やがて光る卵型の何かのある中心部へと到達した。
「参ったなぁ。こんなの、気合入るに決まってるじゃん」
倒せないのは分かってる。ニュクスは神様みたいなものだ。挑む方がどうかしてる。
「なら、精々抗わせてもらいますか!」
これまで一年間を共にした薙刀を強く握りしめ駆けるも、当然と言わんばかりに弾き飛ばされる。それも、ついでに嘔吐しかけるくらい強烈な衝撃のおまけ付きで。
「まだ、まだまだぁ……っ!」
懲りずに立ち上がって走る。悲しいことに、もう、それしか出来そうにない。無茶無帽の範疇に収まらない特攻紛いは、何の見返りもくれず、気付けば足取りも覚束ない。気力だけで立ってる状態だ。
「あはは。これ、幻聴じゃないといいんだけどっ!」
仲間の声援が、力をくれる。私は一人じゃないと、そう思わせてくれる。
「うん、平気。全然大丈夫じゃないけど……、けど、どうにかなるみたい」
絆を感じる度に、私の中で一筋の希望が育っていった。確証なんてないけど、これは宇宙。自分の存在そのものを対価にして奇跡を起こす終点のアルカナ。泡沫の夢にも似た淡い力だ。
「さてと、じゃあ、いきますか」
そう言って両手で頬を叩いて気合を入れた瞬間、聞こえるはずない声が聞こえた。
「勝者への選別だ。君はもう少しそっちで頑張れ」
気配も全く無いのに、何故だか幻聴だとは思わなかった。そして……。
「返せない貸し、作らせないで下さいよ……」
懐に大切にしまってあった弾丸が光の筋となり、私の力を後押しする。闇を包み込む極光が、目に映る世界の全てを飲み込んだ。
「…………」
そこで、お終い。非日常が幕を下ろし、一気に現実へと引き戻された。
「御気分はいかがですか?」
「あんまり、良くはないかな」
「でしたら座ったままで構いません。こちらの時間にして一分と数秒足らずではありましたが、精神の消耗は計り知れぬものがありましょう」
ふらふらと揺れる視界に荒い呼吸を整えるために深呼吸を二回。肺の中身を全て吐き出して、漸く動悸は治まってくれた。
「……つまり、最後の最期でお節介焼いてったってことでいいのかな?」
「概ねその通りでございます」
「ふ、ふふ、ふふふふふ。そうですか。どうにか借りを返せたと思った矢先にそれですか。ふふふふふふ」
一周回って段々と腹が立ってきた。複雑すぎる感情を纏めるには丁度いい落としどころかもしれない。
「なーにが、君が気に病むことは無い、ですか。あの腹黒先輩は。やってる事、矛盾しまくってますって。命救われて、気にするななんて無理にですよ」
「正確には救われておりませんが」
「……えっ?」
独白を妨げたエリザベスの言葉に、緊迫した空気が霧散する。
「えっ?じゃあ、今の記憶とかいったいなんだったの?えっ?ええっ?」
「落ち着いて下さい。私は、正確にはと申し上げました」
的外れに感動していたかもしれない可能性と、自分に酔っていたような台詞を思い出して頬が仄かに紅潮する。これは恥ずかしすぎる。穴があるなら入って入口を埋め立ててしまいたい気分だ。
「そも、有里様は自らの成した偉業に対する認識を改めるべきです。絶対の死と称されるニュクス。その絶対は決して軽くは御座いません。何をしようと覆らないからこそ、絶対と呼ばれるに足るのです。貴女はそれを退けられた。未来を尊ぶ貴方だからこそ」
「命懸けだったみたいだけどね」
「そう、有里様は命を対価に差し出した。自ら道に納得をした結果を、あの人が穢すなど有り得ません。貴女の死は避けられません」
血色の良さや、冷や汗がひいたのを確認すると、エリザベスは頷いて歩き出す。
「あの方が残された物は些細な猶予。いづれ、有里様の命は尽きるでしょう。今日ではないにしても、明日か、それとも明後日なのか、はたまた十年後なのか。人が望むようなありふれた一生をおくれないかもしれません。ですが……」
そこで一旦言葉を止めると、階下へと向かって足を動かしていた彼女が、振り返った。それは、淀みなく、心の底から美しい動作だった。
「遥かな未来から目を逸らさずに、その時まで生きていくこと。それこそが、命のこたえ、ではないかと、私は思うのです」
振り返って嬉しそうに両手を広げたエリザベスの笑みは、とても綺麗だった。人形らしい面影は無く、あれは、そう、まるで太陽のような暖かい笑顔。ああ、この人になら、託してもいいだろう。いいや。渡すなら、彼女しかいやしない。心の底からそう思えるほどに。
「うん。確かに。いつまでも頼ってばっかじゃ、カッコつかないし。これは、貴女が持ってるべきかな。私は十分過ぎるくらい支えてもらったし」
「ありがとうございます。貴女に感謝を……」
最初と違い、今度は直角に近いくらい深く礼をし、階段を下へと下りていく。日向春一に関わった者同士、もうちょっと話をしてみたかったけれど、追いかけたところで無駄だろう。それに、私が向かう道はそっちじゃない。
「うーん。結局、今まで通りってことだよね?」
人はいつか死ぬ。そんな誰もが目を逸らしがちな現実を受け入れて生きていく。なら、やっぱり私は先輩に大きな借りが出来てしまった。
「ふふ。じゃあ、行こうか」
未来へと向けた私の旅路は、どうやらもう少しだけ続くらしい。時間はいつだって有限だ。何をしようか迷ってしまうけれど、まず手始めに、あの人の言った陽だまりを探してみようか。そんな戯言片手に鼻歌を歌いながら、私は階段を上っていく。足取りは未だかつてなく軽やかだ。何せ、日向先輩の残してくれた時間があるなら、私の足は遠い未来まででも歩き続けることができるのだから。
一先ず完結です。
おまけでP4U乱入とかも考えたのですが、とりあえず一旦終了とさせていただきます。
最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございました。