頑張りました、暖かい目で見ていただけるとありがたいです。
感想を書いてくださると次回作がでるかも?
宜しくお願いします。
雲がちらついてる橙色の空。
きれいとは言えない空気。
『……ここ、どこ?』
寝転がった状態のまま、少女は呟いた。
どれくらいそうしていただろうかどんどん目の前に広がる空が暗くなってきた、埒が明かなかったのでムクリと上半身だけ起こした。
キョロキョロと座ったまま回りを見回してみる。
『…ガラクタばっかり、何か建物の上?』
右を見ても、左を見ても木材やレンガが無造作に置かれていた。見える限り塀に囲まれて、少女の真後ろに扉がついた長方形の壁が見えるだけ。
身体に怪我が無いことを確認しつつ、そっと立ち上がり少女の腰上ぐらいまでしかない塀まで近寄った。
ひょいっと下を覗くと、ここが寂れた倉庫のような場所だということが分かった。
『何ココ、何処かの戦場跡みたいなんだけど。』
向かいの建物の窓は割れて、いつから使われていないのか分からないが酷く荒れていた。
『取り敢えず、今持ってるものを確認してから…ん?誰か来る?』
少し離れたところから何かが近づいてくる音が聞こえてきた、すぐさまその場にしゃがみこみそっと下の様子を伺う。
BRRRRRR。。
『あれって確か自動車ってやつだったかな?いったいいつの時代よ。』
自動車?から肌の色が白い男たちが男の子達を連れて降りた。
『なんか穏やかじゃ無さそうね、悪いやつらの人質かも。』
男たちは男の子達に怒鳴りながら何かを突きつけ、少女のいる建物の向かいにある建物へ消えていった。
『話してる内容は分からないけど、聞こえる限りだと英語を喋ってるみたいね。意志疎通が出来ない訳じゃなさそう、良かった。ん?』
VROOOOM SCREECH
『…今度はバイクだったかしら?へぇ、なかなか綺麗な顔してるわね。でも、何だか闇を感じる不思議な子ね。』
下では何やら話し合いをしていたが、流石に内容までは分からなかった。
しばらくするとその場にいた男たちは向かいの建物へ消えていった。
『…あいつらが居なくなるまで、ここで過ごすしかないね。…荷物の整理しよ。』
しゃがんだまま後ろ向きにゆっくり進み、立ってもバレない距離まで離れてから立ち上がった。振り返りそのまま倒れていた場所まで戻り、傍らにあった手荷物を開けた。
『…アンダースーツの予備2つ、マルチデバイス2セット、細雪と淡雪が各2セット、マルチドローンプレート…うん6枚とも壊れてないし、充電器もある…充電できると良いけど。食糧も缶詰があるから何とかなる、気候は寒くもなく暑くもないからここでも過ごせそう、後は情報を集めたい所だけど…。』
広げた持ち物を缶詰1つとマルチドローンプレートを2枚残し、後は片付けて覗き込んでいた塀にしゃがんだまま向かいそこで食事をした。
『…ムグムグ(男の子達と後から来た綺麗な男の子は良いとしても、あの男たち特にスーツ着てたデブと綺麗な男の子と対峙してた男…あれには関わりたくないわね。)』
ふと目線を上げる、辺りはすっかり暗くなり幽かに星が瞬いていた。
『…ゴクン。星、あんまり見えないわね。デバイスも繋がらないし、よく分からないわ。修理は出来ても新しい物は作れないのに。』
食事を終え、徹夜で過ごすことにする。
『…本当なら一枚でも布があれば良いんだけど、仕方がないわね。』
塀に背を預け両ひざを立て荷物を抱え込むように座り、デバイスとマルチドローンプレートをいじりながら時間を潰す。
どれくらい時間がたったのか、空が白んできた。
『…ん?下が騒がしい。』
ヒョコっと下を覗き込むと向かいの建物から男の子達と綺麗な男の子が飛び出してきた。それを追う男たちが、走り回っている。
『逃げ出したのね、なかなか機転が利くじゃない。逃げ切れると良いのだけれど…あっ。』
しばらく男たちを観察していると、綺麗な男の子と男の子が連れ戻されてきた。
『あら?1人いないわね。外に助けを呼びに行けたのかしら?なら軍関係の人でも来るかも…私、不法入国で捕まらないといいのだけれど。』
向かいの建物では、男たちがあわただしく動き回っている。ここから逃走するつもりのようだ。
『…男たちの目当ては、あの綺麗な男の子で男の子は人質。幼子を盾にするなんて、ダサいわねアイツら。』
空が大分明るくなってきた頃、下では新しい自動車?が一台追加された。
『…移動するきね、……ん?なんだか騒がしいわね。あれは、あの子達の仲間かしら?』
打撃音と銃声が鳴り響き、誰かの名前のようなものを叫んでいるのが聞こえた。間を空かずに、サイレンのような音が近づいてきた。
デブ以外の男たちが逃げ出すなか、デブは綺麗な男の子に銃を向けていた。
『…あの子が危ない!でも、気づかれたら。』
男の子が男を振りほどこうとしている。
『ああもう悩んでる場合じゃない!マルチドローンプレート起動!いけ!!』
デブが綺麗な男の子に向けていた銃が走りよっていこうとした男の子に向いた瞬間、マルチドローンプレートがピンポイントバリアを展開し男の子を守った。
綺麗な男の子が男の子に駆け寄る、間に合ったみたいだ。デブが逃げだし、綺麗な男の子が後を追う。
『ふう、間に合った。けど、見つかったかなあ?』
マルチドローンプレートを遠回りさせながら回収したが、今下にいる青少年の中で話ができそうな紫色のモヒカン?の男の目線が、こちらを向いているのが分かる。
『…ここから逃げるにしても、地の利はあちらにある悪そうなやつらは居なくなったみたい。…なら歌ってここに誘い出しましょうか、彼を。』
その目線は紫色のモヒカン?の男を向いていた。
『スゥ(伴奏もデルタ小隊のみんなもいないけど、歌で彼らの敵ではないと伝えるしかない!)』
少女は今いる塀から下から自身が見えない位置まで下がり、両目を閉じ彼女が好きな自分達のグループの歌を紡ぎだした。
▷▶▷▶♪GIRAFFE BLUES♪◀◁◀◁
2番目の歌詞を歌っている途中で、ココへと繋がる扉がゆっくりと開く音が聞こえてきた。
少女は歌を止めず、両目を閉じたまま音のした方へ身体ごと向いた。
日の光りに照らされた少女は、背中中程の白銀色の髪を風になびかせ、前髪は眉上で切り揃え両サイド耳横の髪をみつあみでまとめている。(分かりやすく言うとアイドルタイムプリパラの幸多みちる(というかミーチル)で服装はダリアオリエンタルインディゴコーデです。)
扉から誰かが近づいてくる足音が聞こえたが少女は最後まで歌いきりゆっくりとその瞳を開けた。
少女の前にはモヒカン?の男が2~3mほど離れた場所に佇んでいた。
数分ほどそのまま見つめあっていたが、少女の方から口を開けた。
『すいません、ここは何処ですか?』
「……はい?」
この出会いが運命を変えていくことの分岐点だとは誰も気付かないのであった。
名前はまだ決めていないので少女と書いています。
作中でも書きましたが、見た目も声もアイドルタイムプリパラのミーチルそのものです。性格等はちがいますが。
ショーターに一目惚れしている。
少女は、歌エネルギーの研究者の1人でもある。三雲がワルキューレに入る前の戦場で複数のフォールドに巻き込まれてbananafishアニメ第2話のあの場所に着いた。
流れとしては、ショーターと共に行動してアッシュのお兄さんを同じ要領で救い、ショーターと別れ歌でお兄さんを正気に戻し、ショーターに渡した超小型通信機(後にショーターが伊部さんにこっそり渡す)を頼りにシンたちやアレックスたちとゴルツィネの屋敷に潜入し(ショーターがbananafishを打たれる日と同日)超小型通信機を通して歌を届けながら屋敷にいるやつらを倒していき火をつけて全員で脱出ショーターを歌で救い両想いに…みたいな?
感想をお願いします。