ボッチのハンドレッド使い   作:リコルト

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問題!雪ノ下陽乃は雪ノ下雪乃と絶縁する、⭕か❌か?

正解は………

by2040年から来た仮面ライダーより


姉と妹の対立

 

陽乃side

 

 

私は雪乃ちゃんの話を聞いて思わず怒りがこみ上げそうになっていた。貴女は比企谷君をそこまで軽蔑するんでしょ?私が不愉快だと思う程に。それなのにどうして貴女はリトルガーデンに来る意味があるのかしら?

 

 

「詳しく教えてくれるかな?」

 

 

私は雪乃ちゃんに平常を装って訊ねてみた。

 

 

『比企谷君に復讐するためよ。姉さんは知ってるかしら?雪ノ下建設は今、総武高校のあの件について情報統制をしたら何者かによって再び掘り起こされて挙げ句の果てには情報統制をしていたのがバレて多大な被害を受けているのを。今はワルスラーン社に再び大きな出資をして何とかワルスラーン社の影で生き延びている状況なのよ。きっと比企谷君がワルスラーン社を通じて漏らしたんだわ。姉さんも文化祭について関わっていたでしょう?姉さんも彼に弱味を握られて何を漏らされるか分からないわ。あんな男が私達をよそに楽しく過ごしているのが許せないわ。だから彼に復讐するために私達に協力して頂戴。』

 

 

「雪乃ちゃん?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いい加減にしなよ?」

 

 

私はもうこれ以上雪乃ちゃんの話を聞くのが耐えられなかった。それと同時に私の怒りを抑えるのも。

 

 

「比企谷君がクズだって?貴女達三人の方がクズよ!貴女達は比企谷君が総武高校に居た間、何事もなく生活を送れていたでしょ!それは比企谷君が貴女達の無理なお願いを引き受けてその責任も彼が引き受けてくれたからよ!それを貴女達は自分達の生活が送れなくなったからという理由で比企谷君に復讐するだって?ふざけるな!元はと言えば貴女達が悪いんでしょうが!それに私が比企谷君に弱味を握られている?ふざけたことを言わないでくれるかな。彼はそんなことはしないし、私を許してくれたわ。復讐に協力しなさい?する筈がないでしょ!頭おかしいんじゃないの!」

 

 

『ね、姉………さん?』

 

 

はぁ……はぁ……こんなに大声で怒ったの何年ぶりかな。雪乃ちゃんも驚いているようだけど。

 

 

「雪ノ下建設が何とか生き延びている?私の知ったこっちゃないわ。私には関係ないから」

 

 

雪乃ちゃんには言わないけど、リトルガーデンに武芸者をサポートするためにスカウトされた時点で私の就職はワルスラーン社だと決まっている。雪ノ下建設を継ぐという定められた人生から抜け出した私にはもう雪ノ下建設など本当に関係ない。

 

 

「少なくとも私は貴女達に協力はしないよ。もし入りたいなら自分の実力で入りなさい。まぁ、比企谷君が生徒会をしている以上貴女達はブラックリストに入っているかも知れないからリトルガーデンには実力を示しても入れないかも知れないかもね。総武高校に居た方が良いんじゃない?来年受験でしょ?」

 

 

これは雪乃ちゃんへの最後の警告よ。私があれだけの事を言って反省して大人しくしているならまだ雪乃ちゃんをまだ見捨てないわ。でももしあれが無意味ならその時は……

 

 

しばらく間を残すと、携帯電話の向こうから雪乃ちゃんが喋ろうとする雰囲気を感じた。さぁ、答えは……

 

 

『黙りなさい!姉さんが協力しないなら結構よ!私達は彼のような偽りの実力と違って自分達の実力で入るわ!私の実力はあのクズ、いやクレア・ハーヴェイ以上なのを証明してみせるわ。私があんなクズを入学させる腐敗したリトルガーデンを変えてみせるわ!』

 

 

………どうやら伝わんないどころか、挙げ句の果てにはリトルガーデンをも侮辱か。クレアさんに聞かれたら何を言われるか。仕方ない………

 

 

「どうやら伝わんなかったみたいだね……なら私からも言わせてもらうよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう貴女を妹とは思わないわ。絶縁ね」

 

 

『え………?』

 

 

「雪ノ下雪乃、今から貴女と私は赤の他人だよ。これ以上私に関わらないでくれるかな。後、もし貴女がリトルガーデンに入れても貴女のそのふざけた意思が有る限り貴女の居場所はどこにもないから」

 

 

『ちょ……姉さ「私を姉さんと呼ぶな!」……』

 

 

私は最後に雪ノ下雪乃が私のことを未だに姉さんと呼んだので、怒鳴りながら携帯電話を切った。

 

 

まさか、雪乃ちゃん……雪ノ下雪乃があんなことを考えていたとわね。妹ながら愚かね。

 

 

私は携帯電話を初期化する。もう私には妹だった女と連絡をする必要はない。彼女以外と連絡をするなら大抵はリトルガーデンから支給されたPDAで大丈夫だからね。

 

 

次、リトルガーデンが何処かに停泊したら携帯電話を売りに行こうかな。そこそこの値段で売れると思うんだけど。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

雪乃side

 

 

 

プー……プー……

 

 

くっ、携帯が繋がらないわ。

 

 

「ゆきのん?どうだった?」

 

 

そう言って隣で由比ヶ浜さんと葉山くんが私を心配そうに見ていた。

 

 

「駄目ね。まったく取り合ってくれなかったわ。それに姉さんに絶縁される始末よ。私が何をしたというのかしら?せっかく親切に比企谷君との縁を断ち切らせようとしたのに」

 

 

「恐らくだが、比企谷のハンドレッドには人を洗脳する力もあるかもしれない。だからリトルガーデンの人や陽乃さんがあんなに比企谷を庇うのかもしれない」

 

 

「ヒッキー、キモッ!人を洗脳するとか人間として終わってるし。」

 

 

「……そうね、葉山くんの言う通り姉さんは比企谷君に洗脳されているに違いないわ。私が救ってあげないと」

 

 

「そうだね、ゆきのん」

 

 

「ああ、陽乃さんと一緒にリトルガーデンをあのクズの魔の手から救ってあげよう」

 

 

「でもリトルガーデンに編入するには意地でも試験に合格しないといけないわ。試験まで死ぬ気でやるわよ」

 

 

私がそう言うと、由比ヶ浜さんと葉山くんは頷いた。居場所が無いですって?それはあのクズが洗脳しているからでしょう。待ってなさい、私が皆を救ってあげるから。

 

 

 




⭕だ。
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