ボッチのハンドレッド使い   作:リコルト

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駄文だったら、すいません。


三人の同窓会

 

 

八幡side

 

 

「やっぱり仲間との酒は旨いな!」

 

 そう言って普段のクールな性格から想像出来ないような様子で酒を目の前でぐびぐび飲んでいるのは出水さんだ。その隣では、対照的に少しずつ酒を飲んでいる里奈の姿があった。俺?里奈を見ると分かるように年齢的には大丈夫だが、味があまり好きじゃない。俺だけアイスココアだ。

 

 会議が終わった後、各国の代表や会社の社長達は晩餐会をすることになり、国連の近くにある五ツ星レストランに行くことになった。

 

 国連の施設の一つのため、警備はしっかりしているし、各国の代表達の大事な話を他の人が聞いたら困る、そんなわけで、俺達警護はその間、暇をもて余すことになったのだ。

 

 そんな経緯により、仕事から解放された俺は出水さんと里奈と共にヤマトの街並みを再現した地区にある居酒屋で同窓会のような会を開いていた。

 

「そうですね。普段はいつも二人で飲むのが当たり前になっていましたから。ハチマンが来てくれて、お酒も普段より数倍進むわ」

 

 そう言いながら、里奈も出水さんに負けず劣らず酒を口に運んでいく。里奈が酒を飲む姿は初めて見たが、出水さんと比べて酒は強い方なんだな。

 

「普段はいつも二人?他の元メンバー達とは会って食事とかしないのか?」

 

「そうね……私は神聖教会の仕事が忙しかったから、会うどころか、連絡もしてないわね」

 

「俺も会うことは難しいが、連絡だったらするぞ。ほら、ユウジロウとか」

 

 ユウジロウさんか……。確かにチームの前衛同士出水さんとはかなり仲が良かったからなぁ。

 

「へぇ~そうなんすか。今頃、他のメンバーは何しているんでしょうね?」

 

「さぁ……ただ、リベリアの防衛大臣をしている以上、風の噂では軽く活躍を聞いたりしているよ。ハチ君もリトルガーデンのデータ網で一度調べてみたらどうだい?」

 

 出水さんの言う通りだな。リトルガーデンに帰ったら、調べてみるとしよう。案外、近い所で活躍しているかもしれないからな。

 

 

………………………………

 

 

……………………………………

 

 

……………………………………………………

 

 

 近頃の近況や今の仕事についてしばらく三人で語り合っていると、里奈がある事を口にする。

 

「……ねぇ、ハチマン。今からでも、神聖教会に転属する気は無いかしら?」

 

「…………何だと?」

 

 待てよ。それってつまり、リトルガーデンから神聖教会に移籍するっていうことか?

 

「教皇のセリヴィアさんもハチマンの力は認めているし、入れば組織内での地位は私と同じになるわ。ハチマンがいれば、聖騎士達の皆も心強いと思うし、私としてもまたハチマンとパートナーとして仕事がしたいのよね……」

 

 顔を赤らめながらそう話す里奈だが、いきなり過ぎて考えがまとまらない。俺達の様子を見て、出水さんは何故か俺を見ながら頭を抱えているが、一体どういうことなのだろうか。

 

「待て里奈、どうしてそんな話になったんだ?」

 

 俺が訊ねると、代わりに先程まで何故か頭を抱えていた出水さんが答えた。

 

「……実は今、ワルスラーン社はリベリアを含めて多くの国に警戒されているんだ。正確に言えば、社長のジュダル・ハーヴェイだけどね」

 

「ジュダルが?どうして?」

 

「今、彼の元に集まる資金や資源の流れが変なんだ。まるで、何か焦っているかのように早くてね。今回の会議で話にあった『サベージ掃討作戦』を覚えているか?」

 

「確か、近々ヤマトの北の秦帝国にあるサベージの巣を国連主導で掃討する大規模作戦ですよね」

 

 この作戦にはリトルガーデンを初め、出水さんが主導のリベリア軍も参加することになっている。里奈が所属する神聖教会は里奈を含めた武芸者は出兵せず、資金援助する事になってるけどな。

 

「それをわざわざ国連を巻き込んでまで作戦を提案したのが、その()()()()なんだ」

 

「………マジですか?」

 

 それは初耳だった。普通、大規模作戦は早くても実行に移すのには一年近くかかる筈だ。偵察やら、支援物資の補給などがあるからな。けど、今回の作戦は発案から半年もかかっていない。出水さんが焦っているという表現はあながち間違っていないかもしれない。各国が不自然と思ったり、警戒するのは普通の反応だ。

 

「それにジュダル・ハーヴェイには悪い噂、不気味な噂が多くまとわりついている。里奈ちゃんはハチ君を心配して勧誘しているんだよ」

 

 なるほど、そうだったのか。けど……

 

「悪いな、里奈。それは無理だ」

 

 俺は里奈からの勧誘を断った。

 

「……どうしてかしら、ハチマン」

 

「別に里奈と仕事がしたくないわけじゃない。また、肩を並べて一緒に戦いたいぐらいだ。けど、今リトルガーデンを抜けるわけにはいかない。……後輩達が予想以上に優秀なんだ。俺には彼らを先輩として育てる責任がある。それに今離れたら泣きそうな奴がいるからな」

 

 そう言いながら、俺の頭に如月やエミール、レイティアやフリッツ、その他のクラスメイトやクレア達生徒会。そして、サクラの顔が思い浮かんだ。

 

「……分かったわ、ハチマンは良い後輩に恵まれたようね。無理な勧誘はもうしないわ。でも、もし何かあったら、私を頼りなさい。私を含めた神聖教会が総力で助けるわ」

 

「それは俺もだ、ハチ君。君には多くのファンがリベリア軍にも多くいてね。昔の同僚が君を助けなかったら、どういうことかって話だから」

 

 そう言って、二人は興奮するように話すが、規模がおかしすぎる。そこまでしなくても、大丈夫です。下手すりゃ、戦争と誤解されるって。

 

 けど、二人がそう言うなら、無茶かもしれないが、一つ訊ねてみるとしよう。

 

「でしたら、二人にお願いが………」

 

 

…………………………

 

 

 

………………………………………

 

 

 

………………………………………………………

 

 

 ー後日ー

 

 

 

「ここがリトルガーデンか。船の上に学校を建てるとはあの社長もセンスはあるな」

 

「ここがハチマンが所属しているリトルガーデンね。ハチマンが言っていた優秀な後輩がどんな子達か楽しみだわ」

 

 まさか、リトルガーデンで一日だけで良いから指導してくれないかと頼んだら、本当に来るとはな。二人ともフットワーク軽くないか?

 

 

 

 

 

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