お久しぶりです、作者の金剛時雨です
最後の投稿が2021年07月28日
約1年半ぶりの投稿になります
読者の皆様方は大変長らくお待たせしました
諸事情により執筆できていませんでした
詳しくは活動報告にあげれたらなと思います
それでは本編です
みんなと合流して早1時間
まず俺と冴子の逃亡劇を話し
今は孝の横にいる彼女……………
俺達と分かれて少し移動した所で《奴ら》に襲われている高校生の集団がいたらしい
《奴ら》の数が少なかったとの事で孝達が殲滅したが無傷なのは有瀬だけで
他の連中は死んだか噛まれていたらしい
事情を聞いている間にそいつらも死んで《奴ら》になりそうな所で処理したとの事
有瀬は行く当てがないので一緒に行動する事になったらしいが
その時助けに来た孝の勇姿(?)に惚れたらしく今まで孝にくっ付いて来ていたとか
「さてと有瀬、俺の事は聞いているか?」
有瀬「ええ、明音から聞いたよ、後私の事は智江でいいよ、私もあなたの事を名前で呼ぶけどいいかな?」
「ああ構わない、さて早速で悪いが智江の両親はどうしてる?」
智江「お父さんは事故で他界してる、お母さんは時間からして家だからわからない」
麗「智江と私の家はご近所だからママと一緒にいるかもしれないわ」
「それなら一緒に助けれるからいいんだけどな、とりあえず今後の方針に変更はないな?」
みんながそれぞれ頷くのを確認すると
ショッピングモールの中を見渡す
コータ曰く出入口は完全に封鎖されており
生存者は約11名
何故"約"を付けるかって?
このモール広いからね
他にもいるかもしれないじゃん?
で、ここを仕切ってる(仕切り切れていないけど)のは新米婦警が1人
指導していた先輩婦警は本署に応援に行ってまだ帰ってきていない
本署で応援を呼べずむしろ"戻るな"と命令されたか
噛まれて《奴ら》になったか
どちらにしろ、戻ってくる可能性は低いな
それにこの場合危険なのはその新米婦警だ
前者なら警察という組織に絶望する
後者なら警察はまだ信用はできるが助けが来ないという絶望する
確率がほぼ皆無の選択肢としてはその先輩婦警が応援を連れてくること
まぁ今考えても意味がないので俺達は中に進む
まずは使ってる武器を隠す事
これに関しては先に孝とコータが隠し場所を決めていたらしく
そこに隠した
場所について?
・・・・・・・
黙秘権を行使しておこう
少なくとも今は
ただ女性陣から見たら少し冷たい目で見られそうだとヒントを言っておく
それからその生存者達がいる場所まで行くと
何やら騒いでいた
まぁ見た所当てどころのない苛立ちをあの新米婦警に八つ当たりしてるってところかな?
男「あんたは俺達を足止めする権利はないんだ!あるのは俺達を助ける義務だ!」
孝「これは……………」
コータ「ダメだね、あの人達」
「ククッ」
コータ「拓真?」
「変なセリフを聞いたなぁって思ったら笑いが出てきたのさ」
孝「??どういうことだ?」
「いやなに、さっきの男のセリフがおかしくてな」
男「何がおかしいんだ?」
「なんだ聞こえてたのか?」
男「調子に乗るなよ、子供が」
「子供?もう国は死んだのにまだ現実を見ていない大人よりは確かに子供の方がマシかもな」
男「何だと!?」
「あんたさっき言ったよな?”俺達を止める権利はない”ってなら出ていけばいい」
男「だが警察は俺達を守る義務があるだろ!」
「あるだろうさ、だけどな?
男「なっ!?」
「あんたは出ていけばいい、警察に止める権利は確かにない、だが彼女はここに残る人達を守る義務がある、違うか?」
男「な、ならみんなでここを出れば……………」
「それにその皆は賛成してくれるかな?」
男「そ、それは……………」
「フンッその程度の知恵しかないならまだ婦警さんの義務の方が立派だな」
男「クッ……………」
「コータ、例の物を婦警さんに渡せよ」
コータ「え?……………ああ!あれね!」
察してくれたコータは新米婦警の所である物を渡した
それは警察の制式拳銃のS&W M37エアウェイトだ
銃を周りに見えるようにコータが婦警に渡す
現代日本で本物の銃を一般人が見ることは少ない
だが婦警はその銃が本物であると証明した
当然だが銃という存在がいかに強いかだけなら一般人でもわかる
だがコータは残弾数が俺らを除く一般人の連中の分しかない
っと伝えている
その意味がどういう意味か
現実逃避気味の大人達は理解したのだろう
俺も昔、教官から聞いた事がある
ある英国の陸軍士官や教官相当の人が
古い銃を使ったり、槍を持っていた
そいつらは兵士や訓練兵が逆らうと容赦なく攻撃した
"俺達はお前らを殺す権限がある"と物理的に教え込むんだ
だがその効果はある
少なくとも隊の規律は保たれる
コータが彼らに言ったのはそういう事だ
だがそれは人を撃つ覚悟のある人間の場合に限る
彼女は警官だ
民間人を守るためにいるわけであって
民間人を撃つ事は仕事柄
もしくが彼女の個人としてもほぼ不可能に近いだろう
それを彼らが完全に理解した時
果たしてここの秩序は保てるだろうか?
さっきからコータの彼女の抑止力を語っているが
沙耶も同じ事を話している
そんな話をしているとメアリーが近づいてきた
メアリー「先輩」
「どうした?」
メアリー「静香先生が見当たらないのですが」
「何だって?」
静香「キャアアアアア!!」
『ッ!?』
俺達は悲鳴の聞こえた方に走る
場所は寝具などが置いているコーナー
そこの1つのベッドで寝かけていたであろう静香先生
で、ベッドの手前で鉈を持って近づいてくる男性
「おいやめろ!」
男性「黙ってろクソガキ!」
「黙らない、その人はこちらの大事な仲間だ、手を出してもらっては困る」
男性「ならどうする?俺を殺すか?」
「正直その方が楽だがな」
男性「まるで殺した事があるような口ぶりだな?」
「実際に殺してるからな」
男性「何だと?」
「だから殺してるんだよ、人を」
男性「狂ってやがる、何故笑いながら言える!?」
「それだけ俺が悪魔に魂を売りまくった結果さ」
婦警「何をしてるでありますか!」
男性「あっ?…………ッ!?」
婦警「武器を捨ててその人から離れなさい!これは警告であります!!」
明音「拓真!」
「何もするな」
明音「いいの?」
「むしろ今俺達が銃を出すのは不味い、彼女は一応警官だ」
まぁ警察自体も組織として今も成り立っているかは怪しいがな
そんなことより今はあの婦警だ
警告で銃を向けるのはまだいいが
さっきから腕が震えている
あれではもし撃った時に静香先生に当たるかもしれない
「コータ」
コータ「何?」
「その辺の物を使ってアレを無力化してくれ、できれば殺さなくていいもので」
コータ「イエス・サー!」
「明音は一応銃を出せるようにしとけ」
明音「わかったわ」
俺も紅桜で構える
コータはその場を一時去り
みんなで婦警と男性のやり取りを見続ける
婦警「今すぐその人から離れ武器を捨てるであります!さもなければ……………」
男性「フッ撃つってのか?ブルってるのに本当に撃てるのか!?」
婦警「・・・・・」
男性「撃てるもんなら撃ってみろ!」
(あっいいの?)
明音「撃っちゃダメよ」
「………どうしてわかった?」
明音「だってあなただもの」
「いや、どう見てもあいつのセリフが悪い」
シリアスとは何か?
そんな出来事起きているが現実はかなりヤバイ
俺は視線をコータが向かった方を見る
そこは工具店
日常なら助かる道具屋だが
非日常で考えるならあそこは一種の武器庫だ
銃器があまりない日本では
ああいう店はある意味宝庫かもしれない
考えている間にコータが出てきた
しかもかなり良い笑顔で
手元に持っているのはワイヤーと取っ手に使われいるであろう金具
彼は即席でできた絞殺武器で男性の後ろに回り込む
次の瞬間男性の首にガッツリとワイヤーが食い込んでいた
男性は取ろうと手を伸ばしているが
食い込んだワイヤーを取れるわけがない
男性「ガッ!?」
コータ「無駄だよ、肉に食い込んでるから外せない」
男性「アガッ!?ガッ!グッ!?」
コータ「で、どうする?お巡りさんの警告に従うか、それとも………………ぼくに殺されるか」
男性「・・・・・・」ゴトッ
コータ「ふんっ!」
「よし、孝は奴を拘束しろ、冴子は静香先生を保護、コータよくやった」
コータ「拓真の指示のおかげだよ」
「そうか?だが工具店に目を付けたのは流石だ」
コータ「えへへ、ありがとう」
男性の方は孝が拘束して
明音が男性が暴れないか監視
冴子は静香先生を無事保護した
コータは素直に褒めたためか
凄くニヤけてる
一方あの婦警さんは未だに銃をおろしていない
婦警「え?え?え?」
沙耶「もうイイし!」
婦警「え?」
沙耶「もう済んだの!終わったのよ!」
婦警「あ、あの!あ、あさみは………」
麗「落ち着いて、彼が助けてくれたから」
コータ「・・・・・」コソコソ(逃亡中
「コータ?」
婦警「コータ…………さん」
沙耶「ハァ!?」
明音「彼にも春がは来たのね、展開がどっかの小室と同じに見えるのは気のせいかしら?」
「気にしたら負けだ」
明音「それもそうね」
とにかく一旦はこの状況は終焉を迎えたが
この先の事を思うと頭が痛くなりそうになった
次回『未来への準備』