世界の崩壊とリセット   作:金剛時雨

19 / 28
お久しぶりです

消滅状態の作者です

とりあえずストックしてる分だけでも今年中に吐き出そうと思います

いつまでいけるかわかりませんからね

それでは本編です


第19話 未来への準備

麗「………で?いつまでここにいるつもりなの?」

 

 

あの騒動から少し経ち俺達はモール内のカフェで一休みしていた

 

婦警さんは他の生存者に状況を説明しに行き

 

変質者は現在も拘束中だ

 

麗は店側におり残りはカウンター席に座っている

 

 

孝「みんな疲れてるからな………」

 

麗「ならいつだったらいいのよ!」

 

明音「確かに麗の言いたい事はわかるかも」

 

麗「そうよ!たった数日で人前で女性をレ〇プしかける奴がいるような場所でどうやって気楽にしろと?あたしも女なのよ!?」

 

明音「まぁそもそも麗に手を伸ばした時点でその瞬間にはよくて風穴で、悪くて挽肉になるかしらね」

 

「皆さん、明音の話を聞いた途端俺を見るの辞めてくれません?」

 

明音「だって事実でしょ?既に冴子には告げたんだし」

 

冴子「~~~~~ッ/////」

 

「確かにそうだ、俺の女に手を出したやつの未来なんて決まってる」

 

沙耶「とにかくよ、宮本、ちょっといい?」

 

麗「なによ?」

 

沙耶「アンタ達の目的を果たすには準備が必要、準備には時間がいる!」

 

冴子「賛成だ、第一に移動手段、それを用いて運べる水と食料の量、通信手段が得られるかどうか、その後で初めて目的地へのルートが決まる」

 

麗「あたしの家までここから歩いて20分なのよ!」

 

「落ち着け麗」

 

麗「でも!」

 

「誰もがそれを理解している、でも今の現状じゃ準備無しだと不可能に近い、それは君も理解しているだろう?」

 

麗「・・・・・・」

 

「こんなこと言うのはあれだが、絶対俺達で親御さんを助けてやるから」

 

麗「そこは"俺"がじゃないのね」

 

「こればっかりはな」

 

 

救えるものなら俺1人でみんなを救ってやりたい

 

でも絶対人には限度がある

 

なら頼れるのは仲間だけだ

 

そんな話からコータがEMPの話題を出してきた

 

確かにEMPは強力な対電子兵器だ

 

ただ質が悪いのが無差別って事

 

軍用、民用問わず被害が出る

 

そのためこの状況ではかなり迷惑である

 

そもそも核兵器を使うこと自体が問題なのは今更である

 

一応電波が通じるものがない場所ならチャンスはある

 

例えば分厚い壁で覆われている金庫やそもそも電子部品を使っていないもの

 

今後の方針はそれを探すことでいいだろう

 

 

「じゃあとりあえず班を4つに分けよう、明音とメアリーは俺と無線機の確認だ」

 

明音「わかったわ」

 

メアリー「はい」

 

「他の女子は銀行とサイクリングショップで使えそうなものを探してくれ、冴子と麗はいざという時は頼む」

 

冴子「わかったよ、拓真」

 

麗「わかったわ」

 

「孝は事務室で電波が遮断されてそうな場所を探してきてくれ、コータは屋上で周囲の監視、できれば逃走経路も探してほしい」

 

孝「わかった」

 

コータ「イエス・サー!あっカメラ屋と本屋に寄ってからにするよ、双眼鏡と地図の予備はあった方がいいから」

 

「わかった、それとここにいる奴らとの線引きだが同じものを求められたら2つある時だけ許可する」

 

 

みんなが頷きつつそれぞれ離れていく

 

俺は先ほど麗が用意したコーヒーを飲み切り

 

2人を連れて他の生存者の連中から離れた所に行き

 

背負っていたリュックから無線機を出す

 

こいつは国連軍指定の無線機で

 

あの時に対EMP処置はしている

 

だが使えるかは別問題だから

 

こうして確認することになった

 

 

「見た感じは電源は付いてるな」

 

明音「ほんとその対EMP対策改修キットだっけ?すごいわね」

 

メアリー「そうですね、少なくとも1発は耐えますから」

 

「しかもこれは至近で受けたわけじゃないからな」

 

 

そう言いつつ無線機の調整を続ける

 

まずは明音やメアリーが持ってる無線機との近距離通信を確認する

 

それが問題ないなら次にやるのは部隊との遠距離通信だ

 

俺は国連軍の指定周波数に合わせた

 

 

「こちら国連軍所属、神崎拓真だ、誰か応答する者をいるか?」

 

??『・・・・・・・』

 

「こちら国連軍所属の神崎だ、付近に展開している部隊は応答願う!」

 

??『……………こちら床主遠征司令部、貴官の識別と階級を述べよ』

 

「国連軍対バイオテロ対策部隊隊長、神崎拓真准将だ」

 

通信士官『総隊長!?し、失礼しました!』

 

「構わない、そこに副官はいるか?」

 

通信士官『ネイサン准将ですね?少々お待ちください』

 

(ん?准将?中佐じゃなくて?)

 

「なぁ明音」

 

明音「何?」

 

「これが起きる前の俺の階級は准将だよな?」

 

明音「そうね、どうしたの?」

 

「副官のネイサン()()がさっきネイサン()()って呼ばれてた」

 

明音「准将?それって戦時特例で昇進したって事?」

 

「普通に考えたらそうなる」

 

メアリー「じゃあ私達も階級が上がっていると?」

 

「多分、君達は少佐だから、大佐って事で」

 

明音「あなたは准将だから………」

 

メアリー「中将、ですね」

 

「それどんなジョークですかね?」

 

明音「残念だけど99%現実よ」

 

「1%の確率のジョークに祈るよ」

 

 

最年少の准将への任官が2年前

 

卒業後は特務少将として司令補佐として扱き使われる予定だったはず

 

なのに少将を飛び越えて中将とか笑えねぇよ、笑う気ないけど

 

確かに准将昇進の会議を総司令部でしたと司令から聞いた時は

 

反対派多そうだなぁって思ってたのに

 

次に話を聞いたらほぼ満場一致で可決したと

 

なんの冗談だよって思ったのに………

 

多分事後処理で中将の件、普通に容認されそう

 

国連軍、未成年を中将にするとか頭大丈夫か?

 

 

ネイサン『総隊長!ご無事ですか!?』

 

「ネイサン………中佐か?私は無事だが聞きたい事があるんだ」

 

ネイサン『何でしょう?何でも言ってください!』

 

「君の階級が准将って先ほど聞いたけど、もしかして俺達の階級も上がってるか?」

 

ネイサン『当然ではないですか!今近くには光城少佐とドレイク少佐もいますよね?』

 

明音「はい、います」

 

メアリー「私もいます」

 

ネイサン『わかりました、先ほどイギリスで復旧した総司令部より通達です"非常時による戦時特例に基づき対バイオテロ対策部隊所属の隊員に2階級特進を命ずる"以上です!』

 

「………戦死宣告か何かか?」

 

ネイサン『いいえ違います、国連軍総司令官とリーアム方面軍司令の連名での命令です』

 

「わかった、命令を受諾する」

 

明音。メアリー『了解しました!』

 

ネイサン『これで晴れて"閣下"と呼べますね』

 

「17で"閣下"は勘弁してほしいけどな、それより状況を報告しろ」

 

ネイサン『はい、現在極東方面軍は日本での掃討作戦を開始しました、他方面の軍もそれぞれ島国やルートが限定されている地域への掃討作戦を開始しています』

 

「大陸に関してはどうだ?」

 

ネイサン『現状、被害が比較的少ないオーストラリア大陸には派遣は決まりました、北アメリカ大陸は米軍が局地防衛から反転攻勢に出始めています、南アメリカ大陸は動きがあまりありません、アフリカ大陸も同様です、一番酷いのはユーラシア大陸で中国及び中東、朝鮮半島、ロシア東部が核攻撃で手出しできません、欧州方面は回復した英軍と国連軍の合同で掃討作戦に入りました』

 

「報告ありがとう、極東軍の詳細と今後の展開は?」

 

ネイサン『現在、北海道、本島、四国、九州、沖縄にそれぞれ展開、本島以外は在日米軍と自衛隊との共同作戦に入ります、本島に関してはここ床主を基点に作戦を展開しますが………』

 

「が?何かあったのか?」

 

ネイサン『地図の状況と偵察機の報告から中継基地の設営地点を決めようとしているのですがまだ決まらず部隊が動かせていません』

 

「一応いくつか候補はあるが………」

 

ネイサン『本当ですか!おい!今すぐ地図を持ってこい!』

 

「あまり期待はするなよ?」

 

ネイサン『大丈夫です!問題かどうかは後で確認を取ります!』

 

「あ、ああ、わかった」

 

 

俺は今までここで過ごした経験と土地勘で場所を指示した

 

まず俺達がはじめにいた藤見学園

 

それから高木邸に各小中高などの学校、警察署などの公共施設

 

どういう場所なのか?

 

防衛面などを俺目線での主観で説明した

 

最後に俺達がいるモールだ

 

ここは既に室内はクリア

 

周りの駐車場の外枠を壁で囲えばヘリの発着場としても十分使える

 

 

ネイサン『…………閣下』

 

「何だ?」

 

ネイサン『これより我々はそのモールに向かいます』

 

「一応聞くが何故だ?」

 

ネイサン『まず既に室内はクリアである事です、少なくともすぐに設営にかかれます』

 

「確かにそうか」

 

ネイサン『それにそこには民間人もいるそうですね?保護もしなければなりません』

 

「わかった、気を付けろよ」

 

ネイサン『お気遣いありがとうございます!総隊長もご武運を!デーモンアウト』

 

「グリム・リーパーアウト」

 

 

さて、思わぬ収穫があったが機器も問題なかった

 

後はこれをあいつらに伝えなきゃいけないけど

 

あの婦警をこちら側に招かないといけないな

 

見た所コータに気があるみたいだし

 

それに俺も決着つけないとな

 

そう決意し俺は明音とメアリーを見る

 

 

明音「??拓真?」

 

メアリー「どうかしましたか?」

 

「明音、メアリー」

 

2人『???』

 

「好きだ」

 

2人『!!!!!?????』

 

「2人の気持ちに気づけず今更何だと思うだろうけどこの気持ちは事実だ」

 

2人『・・・・・』

 

「だけど、まだ他にも告げなければいけない人達がいる、もちろん2人共欲しい、こんな我儘な男だが一緒について来てくれないか?」

 

2人『・・・・・』

 

(なんかこれ、結構クズな発言してないか!?)

 

2人『………はぁ』

 

「ッ!?」ビクッ

 

明音「何を言うのかと思えば………」

 

メアリー「ほんとですねー」

 

「お、怒らないのか?」

 

明音「だって言いたい事は高木邸で言ったもの、私の告白は」

 

メアリー「私はあまり強めに言っていませんでしたが先輩の事が好きなのは変わりませんから」

 

明音「それに愛の重さは私達の方が上だもの」

 

メアリー「そうです、途中から来た人達には負けません!」

 

明音「だからね拓真」

 

メアリー「彼女達もですが私達もしっかり愛してくださいね?」

 

「ああ、もちろんだ」

 

明音「もし足りなかったらこっちから補充しに行くから」

 

メアリー「謝っても許しませんからね?私達は数年待ったんですから」

 

「最善を尽くすよ」

 

 

そうして俺は2人を抱きしめた

 

正直に言うと俺はこの時点で一般的観点から欠落している

 

それでも俺は彼女達を愛するだろう

 

しばらくした後に離れたが

 

顔を真っ赤にしてお互いを見れなかった

 

落ち着いた所でコータの進捗を確認しようと動き出した時だった

 

 

男「大変だ!」

 

 

また問題が起きたらしい

 

 

 

 

 




※にわか知識の部分もあるのでそこは温かい目で誤魔化してください

次回『危険を冒す対価』
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。