世界の崩壊とリセット   作:金剛時雨

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今回は拓真以外の視点での出来事です、おまけ回みたいな感じです


第5話 その頃………

・床主湾洋上・国連軍極東方面軍所属空母艦上・日本遠征第2大隊隊長side

 

 

俺は今艦上のデッキで床主市の周りを双眼鏡で見ていたが

 

死体、死体、死体、死体どこもかしこも生ける屍だらけで生存は絶望的だろう

 

だがそんな中極東支部からの要請でとある場所に援軍に向かうことになった

 

総隊長殿が現在床主市で生存者と共に脱出中これを援護せよとの事だった

 

行くのは俺が率いる第2大隊だ

 

他の大隊達は床主国際洋上空港に向かう

 

何でもそこを拠点とし生存者の避難所と補給基地とするらしい

 

周りを見渡しながら考えていると副官が来てヘリの用意ができた事を伝えに来てくれた

 

俺は了承し先に行かせると最後に街の方を見てすぐに副官が来た方向に歩き出した

 

 

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・床主国際空港内・(みなみ)リカside

 

 

ここは洋上空港となっているため橋はなく連絡船で来ることしかできない場所だ

 

だが今やここも血肉と恐怖の地獄と化していた

 

ここには要人や俳優、空港技術者にその家族がいたのだがその中の誰かが()()()らしいのだ

 

おかげで空港の中は地獄と化しSATの私達が応戦したが今や飛行機1機飛ばすのがやっとな状態なのだ

 

 

「嫌なニヤけ面ね」

 

田島「床主市に公演に来てた俳優だよ、元だがな」

 

「ええ、そうね」

 

田島「左右の風はほぼ無風、修正の必要なし、射撃許可確認した」

 

 

相方の声を聞いて私は引き金を引き元俳優の頭を打ち抜き次の元人間の頭を次々撃ち抜いていった

 

大方撃ち尽くし周りを見渡すと奴らの姿はなく

 

ただの死体になっていた

 

 

田島「お見事!奴らは全滅した!」

 

「ふーーーーー」

 

田島「何やってんだ?」

 

「朝から寝ころびっぱなしなのよ?疲れちゃったわ」

 

田島「何なら俺が揉んでやろうか?」

 

 

射撃体勢から起き上がり防弾チョッキの下から自分の胸をマッサージしていたら

 

私の相方の田島が冗談を言ってきた

 

 

「私より射撃がうまくなったらね」

 

田島「それは無理だな警察内でベスト5に入るお前にか?無理だな」

 

「ならあきらめて」

 

田島「日本でお前以上の実力者そんな近くにいないだろ?」

 

「いたわよ?お隣さんに私以上の射撃力を持っている高校生が」

 

田島「マジかよ!?世の中には結構ヤバいやつがいたもんだ」

 

「まぁ彼はある意味でもヤバいやつだったわ」

 

 

彼の素性を調べたら署長に止められたからね

 

まぁ彼の事だから生き延びてるでしょうけど

 

それに彼、確か藤見学園の制服を着ていたわね

 

静香も確かあそこで講師でやってたはず、ついででもいいから助けてくれたらいいのだけど………

 

 

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国連軍極東方面軍基地・ネイサン・グレイ中佐side

 

 

私は今安堵していた

 

先ほどの通信で基地司令の指示でと言ったが実際は大統領専用機から無線機で指示を飛ばしていただけなので

 

もし司令に何かあればこの基地の維持は厳しいだろう

 

その前に彼を早く連れ帰らなければ!

 

 

「各大隊の準備は整ったか?」

 

兵士「はい!現在各ヘリに搭乗、近海に移動用の空母も待機させています!ご指示があればいつでもいけます!」

 

「よろしい、では今すぐに向かうぞ!」

 

兵士「はっ!了解しました!」

 

 

私は愛用の小銃を持ち部下たちと共に硫黄島を後にした

 

だが終始気になっていたこの嫌な予感は果たして何なのか

 

今の私にはわからなかった………

 

 

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床主市高城邸・高城百合子side

 

 

私達は今この地獄が始まってから周りの防備を固め

 

助けれる人達をできるだけ助けて今に至るのだが

 

一部の人たちは現実を見ておらずわけのわからないことを言う始末

 

そんな中彼………拓真君から電話が来た時は正直驚いたが

 

彼なら大丈夫だろうし沙耶の安否を確認を取れたことがうれしかった

 

さらに救助と援軍まで呼んだのだから驚きを飛び越えて呆れてしまっていた

 

彼の正体は知っていたがまさかここまで対応できるとは思っていなかったからだ

 

私はこの事を壮一郎さんに報告するため屋敷の畳のある部屋に入った

 

 

「壮一郎さん」

 

壮一郎「なんだ?百合子、何かあったのか?」

 

「はい、拓真君から先ほど連絡がありました」

 

壮一郎「拓真?神崎の所か?」

 

「はい、彼の話では沙耶は無事学園を脱出しこちらに向かっているとの事」

 

壮一郎「………そうか」

 

 

他の人にはわからないだろうけど私にはわかる

 

壮一郎さんは娘の沙耶の事この地獄が始まってからずっと心配していたのだ

 

表に出さずとも私にはわかる

 

今壮一郎さんの顔に微笑みが見えている

 

おそらく安堵したのでしょう

 

 

「それからこちらに援軍と救助の部隊が来るそうです」

 

壮一郎「それは真か?」

 

「はい、彼いわく援軍は明日に、救助はもうしばらく時間がかかるそうです」

 

壮一郎「そうか、だが救助が来るのなら何も焦ることはあるまい」

 

「そうですね、それにしても拓真君はよくここまでできたものです」

 

壮一郎「うむ、立派な男になったものよ、さすが我が家臣の1人だ」

 

「今は沙耶の護衛も務めてるでしょ?」

 

壮一郎「それもあるがあやつは懐はかなり深い、私でさえ見抜くのが困難なものだ」

 

 

壮一郎さんがそこまで言わせるほどまで成長した拓真にうれしくも思うが

 

それと同時に何か嫌な予感が過っていた

 

けど、原因がわからないからそのままにした

 

それがこの地獄がさらに地獄になるとは思いも知らず

 

 

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アメリカ合衆国上空・大統領専用機・極東方面軍司令side

 

 

俺がこの機にいるのは偶々だった

 

大統領になった友人と食事をしている時にこの惨事が起きた

 

俺達は命からがらこの機に乗り込み脱出したが

 

祖国であるアメリカは今や地獄と化していた

 

私は急ぎ極東方面軍司令部に繋ぎネイサン中佐達に基地を任せさせた

 

本当なら神崎准将に任せたかったが彼はまだ高校生で日本にいたはずだ

 

今頃この地獄で何か策を考えているに違いない

 

私はそんなことを考えながらふと手洗い場で何か作業をしている男性がいた

 

 

「君何かあったのかね?」

 

職員「ええ、ファーストレディの体調が悪いらしく今タオルをと思いまして」

 

「そうか、何かあったら呼んでくれできる限り力を貸そう」

 

職員「ありがとうございます!では………」

 

 

そう言いつつ彼は部屋に戻っていった、それが彼の最後の生きた顔とは知らず………………

 

 

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床主市コテージ神崎拓真の部屋・光城 明音side

 

 

あの地獄が始まった時私は教室にいた

 

皆が逃げまとう中

 

私は教室に隠していたスナイパーライフル(SR)アサルトライフル(AR)を持ち教室を出ると

 

そこにはクラスメイトの友人が腸を食われながらこっちを見ていた

 

まだ生きているらしいが

 

化け物に食われ続けているせいで痛覚が麻痺しているのか痛みはなさそうで食われるたびにビクンッビクンッと痙攣していた

 

ただ目だけはこちらを見ていて唇を動かしていた

 

それは『助けて』なのか『殺して』なのかわからなかったが

 

あれ(化け物)に噛まれてはもう生きていけないだろう

 

私はARの銃口を向けて引き金を引いた

 

最後に見えたのは銃口から見える閃光と共に微笑んで見えた友人の顔だった

 

あれから拓真………………隊長と出会って紫藤達を脅s………座らせて

 

今は彼が使っているコテージまで来ているわけなのだが

 

拓真(結局名前で呼んでと言われた)はいつも未来の事を考えていて

 

射撃力や武術、体術まであるある意味チートだなぁと思ったりするのだが

 

そこがいいとか思っていたりする

 

前までは私とメアリーとの秘密だったのに今は皆に知られている

 

ちょっぴりさみしい気もするけど

 

今1番警戒すべきは宮本さんに高城さん、毒島先輩だろう

 

今の拓真はそれどころではないだろうし

 

でもでも!もしかしたらって考えると………

 

 

「どうしよう………………はぁ」

 

メアリー「明音先輩途中から心の声がもれてますよ」

 

「え………………」

 

メアリー「それに私も拓真先輩の事狙ってるんですからね?」

 

 

メアリー………………恐ろしい子!ってこんな地獄なのに何をやっているんだろう私は………………

 

 

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はい、次回は本編の方に戻ります
次回『短き休息と希里親子』です!
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