世界の崩壊とリセット   作:金剛時雨

9 / 28
遅くなりすみません!
では本編です!


第9話 望まぬ形での再会と騒動

はい、こんにちは神崎拓真です

 

俺は今大隊長と打ち合わせをしている

 

 

「では、今空港制圧の部隊はもう向かっているのだな?」

 

ジョナサン「はい、現在は制圧中との事なのでもうすぐ完了するでしょう」

 

「そうか、次に我々の行動だがそちらは何か指示を受けているか?」

 

ジョナサン「いえ、総隊長をお守りせよとの指示以外は受けていませんね」

 

「では、輸送部隊が来たら民間人と一心会の人達を連れて脱出しろ」

 

ジョナサン「総隊長は?」

 

「俺は友人達と友人達の家族を連れてからこの地獄を脱出する」

 

ジョナサン「了解しました、その際はまた連絡をしてください」

 

「わかった、俺はこれから総帥に会ってくるから、部隊に伝達しておけ」

 

ジョナサン「イエス・サー!」

 

 

俺は明音とメアリーに総帥に会うことを伝えると百合子さんに案内されてとある部屋に入るとそこには一心会の主である高城 総一郎氏がいた

 

 

「お久しぶりです、総帥」

 

壮一郎「久しいな、元気にしてたか?」

 

「ご配慮感謝します、元気にしています」

 

壮一郎「なら良し、して今回の要件は久しぶりの会合ではあるまい」

 

「はい、前に奥様に話しましたが輸送部隊がこちらに向かってきています」

 

壮一郎「その事は聞いている、娘も助けてくれたことも感謝している」

 

「それが家臣の務めですから」

 

壮一郎「そうか、してそちらの要件は?」

 

「ヘリ発着用に敷地を開けて頂けませんか?」

 

壮一郎「そういうことなら構わないぞ」

 

「ありがとうございます」

 

壮一郎「拓真よ、1つよいか?」

 

「何ですか?」

 

壮一郎「お前はこれからの世界どう見る?」

 

「それは俺の口からは言えません、俺はあくまで部隊単位の指揮官です」

 

壮一郎「では家臣として問う!」

 

「………………少なくとも当分は沖縄や硫黄島などの島か、北海道、四国、九州が日本政府が維持できる可能性があります」

 

壮一郎「政府は今機能しているのか?」

 

「……………………ここから先は第1級の情報統制下での話になります」

 

壮一郎「聞いた場合は?」

 

「我々が現在主要としている基地で拘束というなの保護を行います、一心会全員が」

 

壮一郎「その程度なら構わない、話せ」

 

「わかりました、現在日本政府は機能を停止しています、今自衛隊は北海道、四国、九州の各橋を米軍と共に封鎖中、警察や消防、救急は全て自衛隊指揮下に編入されています、海上自衛隊は日本海に展開している艦艇以外は今言った場所の港に移動を開始、米海軍第7艦隊は『シャイロー』、『カーティス・ウィルバー』以外は全艦横須賀を出航、現在は硫黄島に向け航行中です」

 

壮一郎「今後政府が復活はするのか?」

 

「今の所は不明です、しかし政府関係者が無事に脱出できたという報告は上がっていません、自衛隊無線を傍受して情報収集していますがほぼ全員死亡していますのでおそらくは……………………」

 

壮一郎「そうか、わかった」

 

「こちらから個人で1ついいですか?」

 

壮一郎「なんだ?」

 

「土井さんに会わせてもらえませんか?」

 

壮一郎「……………………構わない、百合子案内を」

 

百合子「わかりました、こちらです」

 

「はい、では失礼します」

 

 

俺は襖を閉め百合子さんでついて行った

 

とある部屋の1つに入ると首と胴体が切断された男性がいた

 

彼は総帥の友人にして俺に優しくしてくれた数少ない人だった

 

 

「こんな形でお会いしたくありませんでした、できれば……………………できれば生きてお会いしたかった!」

 

百合子「・・・・・・」

 

「……………………もし次お会いできればあの世で会いましょう」

 

 

俺は彼を最後に一目見直した

 

彼の顔は総帥に踏まれたためか潰れて目玉が飛び出たままだった

 

部屋を後にした後百合子さんとは別れ俺は無線機に口を近づけた

 

 

「総帥にヘリポートの許可を取り付けた、第3,4中隊で作業を開始せよ」

 

ジョナサン『イエス・サー!』

 

「私は少し席を外す」

 

 

俺は屋敷を出て池まで来るとそこには冴子がいた

 

綺麗な着物姿で

 

俺は一瞬呆然としたがすぐに立て直し近づく

 

 

「冴子」

 

冴子「拓真君か」

 

「ここで何をしているのかと思えば、錦鯉ですか」

 

冴子「ああ、見事なものだ」

 

「ええ…………………………冴子」

 

冴子「どうしたんだい?」

 

「その着物姿似合ってますよ」

 

冴子「ッ!?…………………………あ、ありがとう///」

 

沙耶「何勝手に人の家でイチャついてるわけ?」

 

「沙耶」

 

冴子「…………………………私は、いや()()()も機嫌がいいわけではないよ」

 

沙耶「理由をわかっているわけね、あなたも」

 

「何の話をしているんだ?」

 

沙耶「拓真はあの場にいなかったわね」

 

「ああ」

 

沙耶「私達だけで話し合ったの」

 

「話し合い?」

 

沙耶「そう、昨日と変わらない今日、今日と変わらない明日を当然のものとして受け入れる幸せは失われたわ!!……………たぶん、永遠に」

 

冴子「そうだ、あの懐かしい世界はすでに滅びた、よって君が口にした設問に戻るわけだ」

 

「設問?」

 

沙耶「ええ、飲み込まれるか、別れるか!どちらかを選ぶかでこれからの全てが変わる」

 

「……………俺はどちらにせよ、みんなについていくぜ」

 

沙耶「あの兵隊はどうするのよ?」

 

「床主空港で基地化が時期に始まる、彼らはそこで合流する」

 

冴子「私は<奴ら>以外の命も奪っている、介錯だったつもりだが……………いや、介錯とは子供のなすべきものではなかろう」

 

沙耶「アタシだって自分が生き残るためにクラスメイト達を気にせず動いた、間違っているとは思わないけど、子供が教わる正義とは全然違……………どうしたの?」

 

冴子「今見知った顔が……………」

 

「あれは!」

 

 

今のはバス残留組の生徒で確か紫藤のシンパだ

 

てことは紫藤がこの場所を狙ってる!?

 

時々聞いていたが途中からあまりよろしくない声が聞こえていたから録音機に繋げて放置していたがしくったか?

 

俺は無線機に手を当てようとしたら総帥の声が聞こえた

 

 

壮一郎「なにを騒いでいる!!

 

冴子・沙耶・拓真『!!』

 

 

俺達は急いで声のした方へ向かうとそこには一心会のメンバーに囲まれたコータがいた

 

周りをよく見ると部下達も気づいたのか武器を構えながら近づいてきていた

 

俺は手で警戒を解かせる

 

とりあえず様子見だ

 

おそらくコータのやつ武器を外に持ち出して一心会の人達にバレた感じかな?

 

 

男性A「か、会長!」

 

男性B「こ、このガキが銃をオモチャと間違えてやがるんで」

 

壮一郎「少年、名を聞こう!私は高城壮一郎、憂国一心会会長だ!

 

コータ「ひっひっひ、平野コータ藤見学園2年B組出席番号32番です!!」

 

壮一郎「声に覇気があるな、平野君!ここにたどりつくまでにさぞ苦労したことだろう

 

百合子「あなた、この子は………………」

 

壮一郎「所属するクラスと拓真から知れた」

 

百合子「まぁ」

 

壮一郎「どうあっても銃は渡さぬつもりか

 

コータ「駄目です!嫌です!銃が無くなったら俺は………………()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!自分にできることがようやく見つかったと思ったのに!!

 

壮一郎「できることとはなんだ?

 

コータ「そ、それは………………」

 

 

もうそろそろいいかな

 

これ以上の会話はコータにはキツイし無駄だ

 

俺はコータの後ろから前に立ち塞がる

 

 

「沙耶の護衛ですよ」

 

コータ「た、拓真!」

 

壮一郎「沙耶の護衛だと?

 

「はい、彼の射撃技術には感服を覚える所があります」

 

壮一郎「だが本来の護衛は貴様であろう?

 

「左様でございます、しかしいくら自分が戦闘に特化していたとしても沙耶を護衛し続けるのは困難です」

 

壮一郎「だから彼を?

 

「はい、彼なら沙耶を守れると信頼したからです、不満がございますなら私の首を()ねてください」

 

冴子「拓真君!?」

 

沙耶「拓真!?」

 

コータ「そ、そんな!?」

 

 

他の皆も言葉には出さないが呆然としている

 

メアリーと明音は後ろで武器を構えながら見守っている

 

ジョナサンも騒ぎに気付きこっちに来て部下を抑え込んでいた

 

しばらく沈黙が続く

 

 

壮一郎「………………まぁいい、今回の件は不問とする、それに今お前に消えてもらうのは困る、特に優秀な家臣であるお前がつくったチャンスを不意にしたくはあるまい」

 

「ありがとうございます」

 

壮一郎「よい、借りた恩を返したまでだ」

 

「そうですか、中佐!」

 

ジョナサン「はっ!」

 

「あそこの壁の裏にいる学生を捕まえろ!スパイだ!」

 

ジョナサン「はっ!おい奴を捕らえろ!」

 

兵士「「はっ!」」

 

 

去って行く兵士達を見送りながら

 

俺は安堵してしまった

 

今になって思う

 

やはり死ぬのは怖い

 

いや死ぬのが怖いんじゃない

 

みんなを残して死ぬのが嫌なんだ

 

みんなをこの地獄に残して先に死ぬのが心残りだったんだ

 

俺はその事を顔に出さず

 

中佐達の所に向かう

 

まだまだ苦労は続きそうだ

 

騒動もまた、な

 

 

 

 

 




これからも投稿間隔が開くと思いますが
よろしくお願いします
次回『作戦変更とゴミ処理』
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。