神の幼馴染   作:〆鯖缶太郎

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 本日は先に『分岐点』を投稿しているので、まだ読んでいない読者様は先にそちらをご覧ください。


後書き

 これは単なる後書きであり、作者が本作について色々語ったり裏話をするだけです。

 読まなくても本編に支障はありません。

 

 

 

 どうも、作者の〆鯖缶太郎です。

 まず初めに、ここまで続けて読んで下さった読者様。

 本当にありがとうございます(*´∀`)

 

 さて、テンプレ的なのは置いといて、取り敢えずは同時投稿した『分岐点』に触れながら書いていきましょう。

 

 

 

 前から後書きで何度か書いていましたが、今回の第二部完結は本来予定していた内容とは全く異なります。

 そもそも、第二部そのものがほぼアイデアがない状態から書き始めたので、本編の九割以上はその場の思い付きをまとめて書いているんですけどね。

 だからその日の体調や出来事で、きっと全く違う内容が生まれたかもな~と思ったりしています。見切り発車でも何とかなるものです。

 でも、一応最終話だけは予め考えていました。それは第一部から引き継いだ通り、本作のオリ主である青葉とえりなの間には必殺料理を食べさせる約束があるからですね。

 

 創真風に言うのであれば、何かその約束を達成する為にえりなが頑張って。青葉や創真の影響を受けながら成長して。何か最後は必殺料理ができてハッピーエンド!

 みたいな予定でした。

 だから、えりなを中心に書こうかなーってふわふわと考えていたんですね。

 

 けーれーど。

 はい。途中で原作からえりなの母親である真凪が登場。しかも神の舌が何かめっちゃやばい!? まぁでもえりなには青葉がいるから……って。時系列的に何で若菜はえりなの専属なのに真凪を放っておくって展開になるんだ?

 ……ふむ。原作崩壊かな?

 

 まぁ、同様な事が第一部からあるんですけどね。

 創真の母親も青葉がお食事処で出向しだす頃には生きてましたし。感想でもまだ原作で情報が詳しく出ていない段階で質問され、既に私的にはこの歳には死んでいると思っていたり。

 まぁ、それは修正とかしてませんけど、丁度初めて食べに行った時は買い物に行っていたとか適当な理由をつければ何とかなるだろって思ってます。はい。実際に書くとなったら、創真母親の死を受けてとか色々面倒そう。

 

 ですが、今回の真凪が登場したときは流石に言い訳のしようがない。

 だって第一部の時点で若菜が遠月の裏方で働くみたいに書いちゃったし? 薊は若菜の才能を知りつつ真凪を放置していた……? うーん。

 まぁ、実際原作でも真凪よりもえりな優先にしていた節はありますが、だからと言って完全放置は流石になくない?

 そこでまぁ、薊が屋敷を出て真凪の元に会いに行き、事態が予想以上に深刻だったから慌てて若菜に頼み込んだ……みたいなのが一番自然かな~と思ってます。

 

 そして同時投稿した『分岐点』。そこで満を持して真凪が登場。

 別にえりなと真凪の仲が悪いとは私としては思っていないので、何か明るい感じに仕上げてみました。

 青葉とえりなの関係に詳しいのは若菜がいる事と、えりなの屋敷で働く使用人から情報を得ていたって感じですかね。娘の事を気に掛ける優しい母親、特に薊がやらかしちゃいましたからね。

 なので実は、薊も月饗祭の同じ現場近くにいます。ただえりなのトラウマになっているだろうということ、追放されているのもあって表には出ていません。

 多分次があるとしたら流れとしては月饗祭が終わり、客がいなくなったら家族会議的なのが行われ、薊が登場し頭を下げるみたいな?

 うん。個人的には割としっくりくる。そんな感じですかね。

 

 ただ、本来予定していた最終回とずれたのは間違いなく。実際は原作通り、薊の登場で中枢美食機関ができ、何か青葉がえりなに付いて行くとか言って、色々あって……何て感じに想像してました。

 まぁ、仮にその通りに進んでも薊編はそんなに書かなかったと思います。

 散々言ってましたが料理描写はこりごりなので……。スタジエール編とかもサラッと飛ばしちゃいましたし。秋の選抜もダイジェストだし。

 そこはもう、申し訳ないですが皆様の想像力にお任せで……。

 

 

 

 じゃあ本作はこれで終わるの? ってなると思いますが、大体一ヶ月毎にしか投稿しないしダラダラ書いている後書きの内容を覚えている読者様はお分りでしょう。

 まだ終わりません。

 具体的には、本編は終わったも同然です。

 

 今後の本作の予定としては、取り敢えず本来予定していた最終回部分のみを投稿。

 後は若菜の過去についても軽く書こうと思ってます。

 

 若菜の過去……正直書きたくないんですよね。

 何で自分は『一皿目』の時にあんな意味深なことを書いたのか……。別にどこぞの漫画みたく、父親が全く登場しないだけ! みたいにすれば良かったのにね。

 けど、当時の私は思っていたんです。家族の描写で父親が全然でないっておかしくない? じゃあ父親がいない理由を考えねばと。

 そして出来上がったのが、まぁ、はい。若菜の設定上、これなら矛盾はないだろうという暗い過去。

 正直、原作読んでいる人には少しネタバレになるかもしれませんが、薊の過去を知って思いました……。

 

 ――あれ? 若菜の過去と若干似てない?

 

 ……まぁそこまで被ってはないんですが、何か雰囲気が似てると言いますか。

 そして今に至って、やっぱあんまり若菜の過去編を書きたくないなぁ……って言うのが本音です。

 だって書いたら、100%若菜のイメージが損なわれますからね。想像するのと実際に言葉にするのは違うと言いますか。

 なので申し訳ないですが、若菜に関しては気分が乗らずに書かないかもしれません。書いたとしても、読むのは別に気にしないよって方限定かな。

 

 じゃあそれを経て何か続きを書くの? って話ですが、どうでしょうね。

 実際は他にも書こうかなーって思っていたのはあるんですよね。えりなとアリス、リョウがプールに行っていたのでそこに青葉を加えるとか。緋沙子が青葉の事を意識しちゃうルートとか。若菜が本当に狂う前の学園の過去編とか。十傑掘り下げるのもいいし。

 どれも短編って感じで、あんまり上手くアイデアがまとまらなくて結局書かなかったけどね。

 もしかしたらそう言ったのを書くかも?

 

 

 

 と言った所で、十傑から見た青葉の印象でも書いていきますか。

 そう言えば結局、ラーメンマスターは出ず……。本当は宿泊研修の時に講師の立場で出そうかなって思ったんですが、諦めました。

 オリジナルで書いた堂島が講師のやつがありますが、あれを本来 女木島冬輔を講師にしようと思ってたんですけどね。

 山で採れたモノのみを使う山菜ラーメン的な。料理に疎く描写力に乏しい私には不可能でした。

 

 では改めて、十傑から見た青葉の印象と言うなの本音。それぞれの会話口調で書いていきますか。キャラの本音なので、実際ではあまり言わなさそうな事も書くかも。

 

 

 

『遠月十傑 第一席 司瑛士』

 初めは俺ら十傑……というよりは、他の生徒とトラブルもあって心配だったけど それも落ち着いたし、関わってみると意外と真面目で安心したかな。十傑の役割を果たしてくれて、竜胆の分の仕事も受け持ってくれたりだとか、凄く助かっているよ。

 月饗祭の後の定例会で竜胆が書類を放棄するかと思ったら、珍しく……と言うか、初めて「今回は自分でやる」って言ったから。変なモノを食べたんじゃないかと心配しちゃって、やっぱ司がやれって怒られちゃったな。その後、青葉から月饗祭の竜胆についてこっそり教えてもらって少し反省しているよ。

 

 

『遠月十傑 第二席 小林竜胆』

 青葉は定例会の度にお菓子を持ってきてくれるし、話も意外と合っていいやつだなーと思ってた。そう、思ってた。

 まぁそれはいいや。あんま思い出したくないし。アレさえ除けばいいやつだしな。

 だから尻に敷かれるタイプだなって印象だったけど、最近は寧ろ逆かもなって考えるようになってきた。

 そうそう。実は以外と青葉のやつ、人気あるんだぜ? 今どきの女子はああいうタイプの男子が好きなのかねー。私? 私はまぁ……誰だっていいだろ。

 

 

『遠月十傑 第三席 茜ヶ久保もも』

 ももはよく名前に“にゃん”とか付けて、可愛がっている=見下しているって言われるけど、青にゃんだけは特別で意味も全然違うから。

 青にゃんのにゃんは真のにゃん。この世界の何を以ってしてもあの可愛さを再現することはできない。まさに完全体。

 だからももは敬意を払ってにゃんって付けてるんだから、勘違いしないでよね。

 お菓子作りはまだまだももの方が上だけど、それも直に越されちゃうかな。

 早く青にゃんを独り占めしたいなぁ……。

 

 

『遠月十傑 第四席 斎藤綜明』

 拙者自身はあまり会話したことがない。

 故に多くは語れぬが、此方が何も言わずとも察して行動してくれるのはありがたいと思っている。

 彼奴は恐らく流れに逆らわず、空気を読むのに長けているのであろうな。

 

 

『遠月十傑 第五席 紀ノ国寧々』

 まぁ、悪いやつではないわね。

 ただちょっと、恐いかしら。強大な何かを内に秘めている……そんな感じがするわ。うるさいチビと比べたら全く気にならないし、100倍マシなんだけど。

 いっつも定例会の時にお菓子をくれるのよね。皆にって出されたやつは竜胆先輩が基本的に全部食べちゃうけど、後でこっそり袋に詰めたやつを渡してくれるのよ。

 冷めてても美味しいけど、やっぱり出来立てを一度食べてみたいわね。

 

 

『遠月十傑 第六席 一色慧』

 同じ寮に住んでる創真くんと幼馴染って知った時は驚いたね。

 その関係で極星寮にも何度か来てくれて、創真くんが料理勝負を挑んで審査員を務めるってことが度々あるんだけど、青葉くんは別格だ。恐らく遠月の長い歴史で見ても料理の腕前はトップクラス。しかもあれで全力を出していないって言うんだから笑うしかないね。

 極星寮の聖母であるふみ緒さんは何か知っているみたいだけど、詳しくは教えてくれなかったよ。

 青葉くんについては過去を調べようとシークレットな部分が多いし、実に謎の多い人物さ。

 

 

『遠月十傑 第七席 久我照紀』

 芳賀ちんはそうだなー。今一掴み所がないんだよねー。

 ただ分かる事があるとすれば、あれは絶対に怒らせちゃいけないタイプかな。まっ、そんな姿は全く想像できないけどね。

 腕はいいし、研究会にも入ってないみたいだから是非とも中華料理研究会にって誘ってるんだけど、結局いい返事は貰えてないや。

 ……むっ。何だろう。誰かが俺の事をチビって思ってる気がするぞ。

 

 

『遠月十傑 第八席 叡山枝津也』

 そうだな。アイツは金になる。

 だから俺の傘下に是非とも入って欲しいんだが、生憎興味がないらしいんだよな。最初は力ずくでって思ったが、ありゃ分が悪い。

 将来についてはまだ決まっていないようだが、もし俺の邪魔をする存在になるようだったら社会的に潰すのも視野に入れねぇとな。

 勿論、協力するって言うなら大歓迎だ。

 

 

『遠月十傑 第九席 薙切えりな』

 知っているかもしれないけど、青葉くんとは幼馴染だわ。

 お母様の言う通り、付き合えって言われたら吝かではないけど……。けどやっぱり、気持ちがまだ整理できてないわ。

 一緒に遠月に通う様になってから、寧ろお兄ちゃんって感じがするのよね。

 いやでも、最近緋沙子が新しく買ってくれた少女漫画で、兄と妹の禁断の恋っていう展開が……。あーもうっ、やっぱりこの話は無しです!

 え? 幸平くんについて? そ、それは今、青葉くんの事について聞かれてるんだから 関係ないでしょ! 決して話したくないとかではないわ!

 

 

 

 十傑から見た青葉は大体こんな感じですかね。

 やっぱ、後書きを書いている時が一番気が楽ですね。何も考えずに好き勝手書けるのが楽しい。

 

 さて、もし次が投稿されるとしたら本来予定していた最終話。

 題して『Another End』ですかね。

 リアルの事情もあって失踪するかもしれませんが、気長にお待ちください。

 

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