人類最高の神の味覚の持ち主――薙切えりな。
 料理界において『神の舌』と称され、恐れられる彼女の過去を知る者は少ない。
 月饗祭で明るみになった薙切薊との関係。しかしその過去には、まだ知られていないもう一つの真実があった。
 遠月から消えた伝説の女生徒。そして、その子供が遠月へと編入するまでの物語。
 『神の舌』が認めた『神の手』。遠月に新たな旋風が巻き起こる。