ワールドトリガー 《蒼の騎士》、軌跡の果てに 作:クラウンドッグ
これまでの積み重ねによる信頼が主たる理由ですが、クロウがB級に上がって以降、個人ランク戦をやっていない事にも起因します。(vs三雲は例外)
これは刀也の意向によるもので、クロウのトリガーセットがバレないようにするためです。
B級になり、トリガーをフル装備できるようになったクロウはA級でもエースを張れるくらいには強い…という設定です。
「B級ランク戦初日、夜の部を実況していきます。本日の解説者は…王子隊の蔵内隊員、そしてもう一方…昼の部で鮮烈なデビューを果たした夜凪隊の夜凪隊長にお越しいただきました」
B級ランク戦初日、夜の部が始まろうとしていた。
実況席にはA級5位嵐山隊の綾辻。解説にはB級5位王子隊の蔵内と刀也が座っている。
「対決するのは15位松代隊、16位吉里隊、18位海老名隊、22位玉狛第二の4つ巴となります。
夜凪さん、蔵内さん、今回の注目すべきポイント、あるいは部隊はどこでしょう?」
「まあ、玉狛第二だよな。トリオンモンスターの雨取千佳、白い悪魔こと空閑遊真、立ち上がった英雄、三雲修……B級下位じゃ頭抜けた実力を持つ部隊である事は確かでしょう」
「それでも、昼の部で夜凪隊が見せたような完勝は難しいかもしれない」
刀也が玉狛第二を注目すると言えば、蔵内はその見立ては甘いのではないかと指摘する。
「…松代隊か」とすぐに理解した刀也の言葉を継ぐように絢辻が説明する。
「なるほど、確かに松代隊には落としにくいポジションであるトラッパーの箱田隊員がいます。彼を落とせるかどうかでポイントが変わりますね」
そこで、ステージが決定したようでそれがモニターに表示される。選択されたマップは市街地A、昼の夜凪隊と同じステージを選んだ玉狛第二の意図が読み取れる。
「選択されたステージは市街地A。これにはどんな意図があると思われますか?」
「市街地Aは標準的なマップ…どのポジションが有利とかはないステージだな。だからこそ、実力差がはっきり出る。……玉狛第二は圧勝する予定なんじゃないですかね」
「ヨナさんに同意だ」
市街地Aについての意見は刀也と蔵内で同じだった。しかしやはり問題は松代隊のトラッパー。……玉狛第二なら力業で撃破できるかもしれないが。
「そういえば先ほど、三雲隊長を“立ち上がった英雄”を表現されましたね。それはどういう意味でしょう?」
そこで、とうに終わったはずの話題が掘り起こされる。自分で言っておいてなんだが恥ずかしいセリフである。しかしそんな様子はおくびにも出さず、刀也は“ヨナさん”のキャラクターを貫徹する。
「おれはね、1度も折れない鋼の精神の持ち主よりも、1度折れてしまったとしても、それでも立ち上がる人間の方が好きなんだよ。………先の大規模侵攻で三雲は1度心が折れてしまった。理由は知らんが、自分を支えていたものが根幹から崩れ落ちてしまった気になっただろう。
おれはそんな三雲を見ていられず、とある言葉を送った」
「とある言葉とは?」
「力というのは所詮、己に続くものでしかない。
振るうのはあくまで“己”の魂と意志ーーー、最後にはそれがすべてを決する。
………渋くね!?」
最後の一言がなければ渋かったであろう。
しかし、その刀也のセリフに蔵内が食いつく。「それは精神論か?」と。言われた刀也はわざとらしくニヤリと笑い、
「太刀川あたりが聞いたら、精神力云々で勝負が決まるわけがないとか言いそうだけどね。まあそうさな、精神論だよ。けど、精神が肉体を凌駕するのは、医学的に証明されてるもので、ピンチに突然強くなる…というのも実は非現実じゃないんだよ。ほら火事場の馬鹿力ってやつ。体を壊さないために脳がかけてるリミッターを解除する…という仕組みらしい。
まあ、生身の話なんですけどねー!」
オチがそれかよ、とばかりに観客たちが失笑する。
しかし、と刀也は続けない。道化ぶるのもいいが、それだけで穢していい言葉ではない事を理解しているからだ。
「そろそろ始まるようだ」
一段落したところで蔵内が視線をモニターに集める。各部隊が転送され、ランク戦が開始された。
序盤に松代隊と吉里隊が遭遇し、それぞれ1人ずつ落ちた所を遊真が強襲。一気に5点を獲得する。自分を除く隊員の敗北を受けて松代隊の箱田が自発的に緊急脱出。海老名隊と玉狛第二の一騎打ちとなる。
海老名隊はバッグワームで身を隠すも、雨取千佳のアイビスによる砲撃で炙り出され、そこを遊真に撃破される形で2人が退場、残るスナイパーが勝ち目なしと見たか自発的に緊急脱出をして玉狛第二の勝利が決定した。
「ここで乙川隊員が緊急脱出、決着がつきました。9対1対1対0…玉狛第二の勝利です!これで玉狛第二はB級9位に浮上、次の対戦相手は鈴鳴第一、漆間隊、諏訪隊の四つ巴となりました!」
高らかに玉狛第二の圧勝を告げる綾辻が、刀也と蔵内に総評を求める。
「インパクトのある試合でしたね。とにかく玉狛が強い!しかし、今回はあくまで力押しでしかなかった。……それでどうにかなるだけの実力差があったからこの結果だったものの、中位に行くと話は違う。作戦立案能力が問われる事になるでしょう。玉狛第二の真価が問われるのはそこからになるでしょうね」
「今回は玉狛の強さに目が行くが、松代隊の箱田、海老名隊の乙川が自発的に緊急脱出したのはある種の英断ではあるが、粘ってみても良かったのではないかと感じた。ランク戦はあくまで部隊同士の模擬戦だ。実戦を想定しなければ意味はない……精進してほしい」
刀也、蔵内と続き、聞き届けた綾辻が締めてB級ランク戦1日目が終了した。
☆★
「夜凪隊の次の相手は11位の那須隊、12位の荒船隊だよ」
1日目の結果が出て、夜凪隊はB級8位になった。上位部隊には入り損ねたが刀也は「中位の方がポイント獲り易いからいいじゃん」と言っていた。
刀也が那須隊と荒船隊について説明している中で、クロウはふと荒船の名を思い出した。大規模侵攻でランバネインと戦った際にアシストしてくれたのが荒船という男ではなかったかと。
「マップ選択権があるのは荒船隊だから…たぶん選んでくるのは市街地Cかな。スナイパー有利マップだから。あと那須も障害物は関係ないとばかりにバイパーで攻めてくるだろうから注意で」
軽く説明したところで、刀也は言葉を切って「んじゃ」と部屋を出て行った。個人ランク戦をやりにいったらしい。孤月以外のトリガーの感覚を取り戻したいらしく、最近は時間ができたら個人ランク戦に興じている刀也であった。
クロウも刀也に着いていきたい欲求はあったが、トリガーセットの内容がバレない内は禁止だと釘を刺されている。三雲との模擬戦でスラスターを見せたためさらに厳しく取り締められている状況だ。
今日も今日とてクロウは隊室でレイガストを振る。生身とトリオン体の性能の差は埋められないものだが、自己の認識を改める事はできる。
生身の感覚で踏み出しても、トリオン体では出遅れるなんて良くある話だ。そのせいでまだ刀也に勝ち越せていない。……今は刀也も八葉一刀流のトリガーを禁止されてノーマルトリガーのみで構成したトリガーセットなので、そのせいで負けてるのもあるが。
夜凪隊の隊室は刀也の部屋を改修したものであり、他の部隊の隊室より広い。これは刀也が室内で剣を振り回せるような広さが欲しいと懇願した結果であり、今はクロウがそれ広さを活かして訓練に励んでいた。
「…もうちょい、だな」
レイガストを振り回し、クロウは呟く。
生身とトリオン体での認識の齟齬が埋まるまで、もう少し。次のランク戦までには仕上げて見せる、と意気込んでクロウはさらに深くレイガストのグリップを握りこんだ。
☆★
「お、どしたこれ?」
刀也が個人ランク戦のブース前に到着すると、そこはわずかに賑わっていた。
その中心にいたのは遊真と緑川、米屋に村上だ。どうやら遊真と村上がランク戦をやる流れになっているようだった。
「あ、ヨナさんじゃん」
次のB級ランク戦で玉狛第二と村上の所属する鈴鳴第一が対戦する事になっている。村上は対遊真を想定し、その仮想敵を求めてこの場に来たそうだが当の遊真を見つけ、村上の目的を知った遊真が「それなら自分が相手になる」と言い出したらしく、村上のサイドエフェクトを知る米屋らが止めようとしているところに遭遇した刀也だった。
「みんながウソをついてないってのはわかる。だからその理由が知りたくなった」
皆の制止を聞きなお好戦的な笑みを浮かべる遊真に、刀也も忠言を向ける。
「マジでやめといた方がいい。次のランク戦で勝ちたいなら、ここで村上とやるのは悪手だよ」
「ヨナさんまで…」
刀也が止めてもまだ遊真のやる気は失われない。確かに相手の戦い方を掴むために模擬戦をやるのは効果的だ。しかしそれで得られる効果が村上は他者と段違いなのだ。そしてそれこそ、遊真と村上の個人戦を皆が止める理由でもあった。
「村上、言っていいか?」
「はい、かまいません」
遊真は勝つために村上を観察しようとしたのだろう。だが、その観察が逆に敗北につながっているのだとしたらどうするか。遊真の性格を把握するために、村上のサイドエフェクトについて刀也は説明した。
強化睡眠記憶……人は眠っている間に記憶の定着を行うのだが、村上はそれが他人より優れているのだ。何かを体験してから眠れば、村上はそのほぼ100%を自分の経験に反映できる。そんなサイドエフェクトについて。
それを聞くと、さすがの遊真でも渋面をつくった。それでも「やめとく」と言わないのは歴戦の経験からかどうかは刀也にはわからない。あるいは刀也の思惑を察して、思考のクセを掴ませないようにしているのか。
「あ、だったらさ〜」
押し黙った遊真に変わり米屋が口を挟む。いい事を思いついたと言わんばかりの表情で、
「ヨナさんがそれぞれの相手をするのはどう?」
そんな突飛な事を言い出した。
米屋の発案は、刀也が遊真も村上のトリガーを借りて、遊真のトリガーを使って村上と、村上のトリガーを使って遊真と模擬戦を行う…というものだった。
「まあ、いいけども」
その個人戦では自分のトリガーを使わないため、もちろんポイントの移動はなしだ。今さらポイントを稼ぎたいとは思わないが、スリルが減るのは少しばかりいただけない。
しかし先輩としての寛大さを見せつけるには良い機会かもしれない、と刀也は米屋の発案を受け入れた。
遊真と村上も了承し、ここに変則的な模擬戦が開始された。
☆★
「お手並み拝見」
そう言うと遊真は素早く踏み込んでスコーピオンで切りつけて来る。刀也はそれをレイガストのシールドモードでガードし、孤月で遊真を切り払おうとするが、遊真は後退して孤月を危なげなく避ける。
村上鋼のトリガーセットは
メイン
孤月
旋空
シールド
フリー
サブ
レイガスト
スラスター
シールド
バッグワーム
となっている。レイガストをシールドとして使う攻守のバランスの取れた剣士といった印象のトリガーセットだ。
村上の戦い方を真似ようとすれば、確かにできるだろう。しかし、それはしないと模擬戦の前に断っておいた。
だから今の刀也は村上のトリガーを使い、その影法師に徹するのではない、村上のトリガーを使う夜凪刀也なのだ。
「スラスター、オン」
攻めに転じる刀也。村上ならここでどっしりと構えたであろうが、刀也は自分の戦い方を貫く。超直感による回避力を頼りにした攻撃に偏重したスタイル。
刀也はスラスターを起動し、シールドチャージの要領で遊真に肉薄するが、遊真にとりロングレンジからのスラスターなど見てから避ける事さえ可能だ。ギリギリまで引きつけてから横に回避し、ついでとばかりにカウンターを放つも刀也もそこまでは織り込み済みであり、スコーピオンの刃を孤月で受けると、スラスターの勢いを回転に変じさせ足払いを仕掛ける。
遊真は跳び上がり足払いを避けるが、同時にそうさせられたのだと気づく。
跳び上がってしまえば空中で身動きは取れず、そのまま断ち切られるのみだった。
「旋空孤月」
そんな感じで5本勝負は終わり、最終的な戦績は3対2で刀也の勝利だった。
☆★
「おー、おつかれさん」
ブースから出た遊真の頭をわしゃわしゃと撫でる米屋。刀也はトリガーを村上に返しながら「さすがですね」と賛辞を受ける。
今度は村上が遊真のトリガーを使用する刀也と戦う番だ。
自分のトリガーを渡しながら遊真も「さすが」と刀也に話しかける。
「クロウさんとこの隊長……やっぱ強いね」
「そりゃそーだろ。ヨナさんはボーダーでもかなりの古株だしな」
そこに米屋と緑川が混ざり、会話は雑談の様相を呈してきた。
「おれが入隊してきた頃にはもう個人ランク戦にはあんまり顔を出してなかったみたいだけど、かなり強いってのは聞いてたよ」
緑川は「そういえばまだヨナさんとやった事なかったなー」と続けてごちる。
「ブレード型トリガーは全部マスタークラスだったな。弾トリガーもかなり使ってたっけ?」
米屋の問いかけに「ああ、そうだな」と答えた刀也は肩をすくめて軽く笑う。
「まあ一応オールラウンダーってやつだよ」
孤月:10103
スコーピオン:9352
レイガスト:8588
アステロイド:8003
ハウンド:6098
バイパー:5020
メテオラ:4085
刀也と村上がブースに入り、模擬戦が開始される。
「どっちが勝つかな?」
遊真は素朴な疑問を口にする。
「鋼さんじゃないかな。なんたってNo.4攻撃手だし」
それに村上だと答える緑川。米屋もそれに賛同する。No.4という数字はそれだけの重みを持っているのだ。
「ヨナさんがフル装備ならわからないけど、白チビのトリガーじゃ厳しいだろ」
刀也が個人ランク戦でバリバリやっていた頃を思い出しながら米屋は言うがしかし、彼らは失念していた。
村上が勝ち越せていない数少ない相手である影浦…、刀也のサイドエフェクトが彼のサイドエフェクトに似ているという事実を。
☆★
「…っと」
苦戦している、と刀也は感じていた。頬につけられた一条の傷からわずかにトリオンが吹き出す。村上の堅実な戦い方はちょっとやそっとじゃ崩せない。自分のトリガーならいざしれず遊真のトリガーという事もあり刀也は劣勢を強いられていた。
遊真のトリガーセットはメインとサブにスコーピオンとシールド、あとはバッグワームのみというシンプルなもの。グラスホッパーでもあるかと思っていたがアテがはずれた。
「さすがに…No.4は伊達じゃないか」
攻めあぐねているのは村上も同じだ。大振りには手痛い反撃が待っている事を知っている。迂闊には攻撃できない、が。だからこそ村上は踏み込む。
スコーピオンは攻撃に偏重したトリガーだ。耐久力はさほどない。刀也が孤月を使っている感覚で受けに回れば、その防御を突破できるはずだと村上は考えた。
しかし村上の予想通りに動くほど刀也も甘くはない。常に右にサイドステップを踏む刀也は、村上のレイガスト側に身を置き、孤月からの攻撃を遠ざけていた。
刀也はそうして村上の攻撃を凌ぐが、そのままでは自分も攻撃が届かない。なんせシールドモードのレイガストが目の前にあるのだから。今もチビチビとスコーピオンで切りつけているが割れるまではまだまだかかりそうだ。
ならーーー、と刀也はさらに一歩踏み込む。
至近距離。剣の間合いからさらに距離を詰めた盾の間合いだ。この距離ならシールドバッシュが有効であり、村上はスラスターを起動して盾で刀也を強かに殴りつけた。
が、しかし確かな手応えはあるものの、それは人のものではなく。
半透明のシールドの中でニヤ、と笑う刀也。動かせない代わりに耐久力を上げる、シールドを固定モードで起動して刀也はシールドバッシュを防いでいた。
その刀也の足下のアスファルトが砕けているのを見て村上は思い切り上半身を仰け反らせた。スウェーバックというやつだ。
その直後、地面から突き出た刃が村上の頭があった空間を通り抜けていった。刀也はレイガストの殴打を防ぐと同時にスコーピオンを地面に潜らせて攻撃するもぐら爪を仕掛けていた。
しかしそれも歴戦の村上には通じず、ゆえにここまでは予想通り。
もぐら爪を避けるために大きくのけぞった村上は、すぐに攻撃できる体勢ではなかった。刀也はシールドを解除するとスコーピオンを突き出した。村上はレイガストでガードしようとするが、突如としてスコーピオンの刃がうねり、レイガストの防御を避けて村上のトリオン供給器官を貫いたのだった。
「ーーーマンティス」
ライバルとも言える男の技を、刀也が使うとは思ってなかった村上は驚きを声にした。それは影浦が考案したスコーピオン二本を無理矢理繋げる技術。鞭のようにしなるスコーピオンの動きはまさしく千変万化と言えるだろう。
そんなこんなで5本勝負が終わり、最終戦績は3対2で刀也の勝利だった。
☆★
なんとか村上に勝ち越し、先輩としてのメンツは立たせた刀也は疲労困憊の様子でブースから出て大きくため息を吐く。
「ふひぃ〜、疲れたー」
刀也と同じくブースから出てお疲れ様です、と言う村上にはまだ余裕がありそうで刀也はムッとした顔をつくる。
「なーんか余裕だなぁ、村上。手ェ抜いてた?」
「いや、全力でしたよ。負けました、さすがはヨナさん」
「なんかバカにしてない?気のせい?」
「気のせいですよ」
「扱いが雑だわ。確信」
遊真たちと合流すると、刀也はトリガーを遊真に投げ返し、「これで満足か?」と遊真と村上にレビューを尋ねる。
「まあ…うん、参考にはなったよ。ありがとうございました、ヨナさん」
歯切れが悪い遊真。本当はもっと村上の戦い方を知りたかったのだろうが、本番の事を考えるとメリットよりデメリットの方が大きいと考えた末の結論だ。後悔はなさそうだが、満足げでもない。
「俺も助かりましたよ、久々にヨナさんとやれて楽しかったですし」
村上もまた軽い様子で感謝を告げる。2人のレビューは☆3くらいに落ち着きそうだった。刀也は「そう?ならいいんだけど」と返事をして。
「あ、ヨナさんヨナさん。だったら次はおれとやらない?」
そこに米屋が割り込んできた。緑川も「おれもー!」と顔を出し、「それならついでにおれも」と村上が笑う。「じゃあおれも」とさらに遊真まで加わり、
「よぉし、いいだろう!順番に並べぃ!ぶっちのめしてやるわぁ!!」
後輩たちに詰め寄られ、半ばヤケになった刀也はそう叫んだ。
こうして刀也はボーダートップクラスの攻撃手たちと個人戦をやる事になったのだった。
なんだかんだで全員に勝ち越したという………
刀也は狙撃トリガーとトラッパー用トリガー以外ならほぼ全てのトリガーを使いこなす事ができます。ただバイパーは苦手。
四年以上ボーダーに所属している刀也は色んなトリガーに手を出した過去があるわけです。
一時期は《スーパーオールラウンダー》と呼ばれていたが「なんかバカにされてない?」という事で却下された渾名でした。
☆★
2019/7/28修正
ROUND2の玉狛第二の相手を香取隊→漆間隊
那須隊を10位→11位、荒船隊を11位→12位