東方桃幻隊 ~Battle of Popstar – Word War vision~   作:小林ミメト

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 今回は、少々短めですがどうぞお楽しみください。
 


第十一弾:インサイド霊夢’sヘッド

 霊夢は、今後の自分の私生活を守るためにデデデを追いかけまわしていた。

「私達から金を巻き上げようったってそうはいきませんからねー!!」

「なんのことゾイ!?」

「しらばっくれたって無駄なんだからねー!」

霊夢は、なおも恐ろしい形相で陰陽玉を放ちながらデデデを追いかけた。

「わしは、プププランドの住民から巻き上げるつもりだったのだゾイ!!」

デデデの言葉に霊夢は、すさまじい速度で脳内会議を始めた。

その中には赤い巫女服を着たいつもの強気な霊夢とちょっと気弱な青霊夢、すべてを許す白霊夢、金がらみの脳会議のみ出席する黒霊夢の四人の霊夢がいた。

ノーマル霊夢は机をバンと叩くとこういった。

「これより脳内会議を始めるッ!デデデの発言を真に受けてみようと思う霊夢は?」

この言葉にすぐさま手を挙げたのは白で、それを見て恐る恐る青も上げた。

霊「白、理由を言いなさい。」

白「愛の力ですべてを許す。愛と寛容の真心が真の巫女であると私は思うからです。」

黒「ケッ!なーにが愛よ。そんなもの持ってても腹の足しになりゃしないわ。」

霊「・・・青は今の彼女たちの発言についてどう思う?」

青は急に振られたので慌ててひっくり返ってしまった。

 黒「ドジだなーお前。」

 霊「青、大丈夫?」

 青は半泣きになりながらも立ち上がり、スカートについた埃を払って涙を拭いた。

 青「だ、大丈夫です。あ、あのね・・・私は白の意見を尊重したいです・・・。」

 黒「ああ~ン!?おめえ何様のつもりだ!そこは俺の意見を尊重すべきだろうが!」

 青「ひっ!」

 霊「黒、そう言うことを言うもんじゃありません!ここは公平に・・・。」

 そういわれた黒は、何やらスカートのポケットから紙らしきものを取り出して霊夢に握らせた。

 黒「霊夢さんよー。これでいいだろぉン?なーに心配ないさ。俺の意見はこうだ。」

 何やら霊夢に紙を握らせてごにょごにょ話した。話し終わった後、霊夢の顔は悪だくみをする悪女の微笑みになっていた。

 白「黒!あんた霊夢さんに何を握らせたのよ!」

 黒「おやおや~。愛の力で許すんだろ~?」

 白「それとこれとは違います。」

 霊「違わないわ!」

 青「霊夢さん?」

 霊「黒の意見はこうよ!まず、デデデの悪だくみを許さずに引き続き追いかける。そして捕まえたら彼の悪だくみを世にばらすの。ついでにナイトメアの復活もね。そしたら市民から謝礼金がもらえると思うって!」

 そう言った霊夢の目はキラキラ輝いていた。

 白「霊夢さん!お金目当てに走ったらそれこそ巫女失格だと思います。しかもわいろまでもらっちゃって。」

 霊夢はそういわれて慌てて札束を後ろに隠した。

霊「な、何言ってるのよ!私はみんなの意見を聞いて公平に判断したまでよ。」

 慌てて隠したためか、一枚のお札が青のところまでひらひら落ちてきた。

 青「これなーに?」

 青が拾った瞬間、霊夢はものすごい形相で青にとびかかってきた。

 霊「マネエエエエエエエエエ! /(;゚Д゚)/」

 青「きゃああっ!」

 青はとっさの判断で霊夢の襲撃をよけた。

 霊「それは神、間違った。紙ヨオオオオオオ!口に入れたら危ないから返しなさーい!」

 青「そこまで子供じゃありませんから!」

 とか言いながら、青は霊夢の顔があまりにも恐ろしすぎるので、冷や汗をかきながら逃げ回った。

 白「青!こっちに渡して!」

 青「日本ラグビーアイルランド戦勝利!おめでとおお(ノ・ω・)ノオオオォォォ-おお!(9/28)」

 青は狙ったのか天然なのかわからないが、空気抵抗をもろに受ける一枚のお札を訳の分からないフレーズとともに白に向かって思いっきり投げた。

 白「おいいいい!どこ投げてんのォオオオ!!」

 黒「霊夢!そこで白に日○タックルだ!」

 白「おまえものっかるなー!しかも怒られる気がするー!」

 霊夢は目をランランに血走らせた状態で白に突っ込んで来た。

 さて、こちらは本物の霊夢。突如、脳内乱闘が始まったため頭痛が起きていた。

 「いつつ・・・。考え過ぎたら頭が・・・。」

 霊夢はとうとうあまりの痛さにしゃがみこんでしまった。

 「なんだかよくわからんが今のうちゾイ!」

 デデデは何とかエスカルゴンの部屋に逃げ込んだ。

 「ぜえ、ハア、ぜえ、ハア、何とか逃げ切ったゾイ。だが、ここにきてしまえばこっちのものゾイ。」

 にやりと笑うデデデの前には、霊夢たちの能力を吸い取る機械にセットされた四つの饅頭が置いてあった。

 「ガハハハ!これさえあればわしは天下無敵ゾイ!」

 デデデは顔に劇画調の影を作り不気味に笑った。

 「グッフッフ・・・ではいよいよこのレバーを倒して自作魔獣を完成させるゾイ。」

 その時、後ろの入口の扉が勢いよくあいた。

 「やっと追いついたわ!」

 「ででっ!」

 同時に雷もなり、廊下の窓から刺した雷の光が仁王立ちの霊夢を妖しく照らしていた。

 「きたか・・・だがもう遅いゾイ。」

 そういうとデデデは、放出と書かれたレバーを下に倒した。

 すると、レーザービームのようなものが機械の下から出現し饅頭に直撃した。とたんにまぶしい光が部屋全体を包んだ。

 霊夢はあまりのまぶしさに片手で顔を隠した。

 「クウッ!なんてぇ強い・・・光なの・・・!!何が起きるの一体・・・?」

 




 次回、霊夢に立ちはだかる真の敵とは!?

 魔理沙は五人相手に勝てるのだろうか!?

 お楽しみに(-ω-)/
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