異世界に行って性転換したけどマイペースに行きます   作:翠(スイ)

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任務は緊張しますねぇ

俺とブランさんは森の中を歩いていた、ブランさんが俺じろじろと見ている気がする。

 

 

 

「失礼、ダージ様は魔物と戦った事はありますか?」

 

 

 

「一回だけですね、戦った事がありません、オークに襲われてその時は、騎士さんに助けて貰ったんです。」

 

 

 

 

「ふむ、困りましたね…魔物と戦った事は無いとは、よし、僕がお手本を見せましょう。魔物と会ったら、僕が戦いますので、ダージ様は僕の後ろに隠れて下さい。」

 

 

 

「はい、分かりました。」

 

 

 

暫く歩くと、その先に赤い花が沢山あった。ブランさんは花の根本をちぎって鞄に入れる。

 

 

 

「これが今回、納品する薬草『紅月花』乾燥した後、粉にして傷口に塗れば治りやすくなるんですよ。ダージ様も僕の真似をして見て下さい。」

 

 

 

俺も花の根本をちぎって、自分の鞄に入れる。ボックスに入れると、変な目で見られそうだし。気になる事があったので、質問しようかな?

 

 

 

「上出来です。このまま行けば、立派なギルドのメンバーに慣れますよ。」

 

 

 

 

「あの、ご質問があるのですか…良いでしょうか?」

 

 

 

 

「はい、何なりと!僕の使う武器とかですか?何故、二つ名が狂香とか?」

 

 

 

 

「えっと、魔法は傷とかを治せるんでしょうか?」

 

 

 

 

「傷を治す魔法…聖女様がその魔法を使えるんですよ?まさか、聖女様をご存知無いと?」

 

 

 

俺は頷くと、ブランさんは大笑いをした。もしかして馬鹿にされてるとか?

 

 

 

 

「ふふっ何もありませんよ?聖女様は治癒魔法を使える人で忙しいんですよ。」

 

 

 

「いっ色んな所に行かないと行けないとかですか?」

 

 

 

「大正解ですよ、さて、薬草は沢山取れましたし、帰りましょうか?」

 

 

「はい!」

 

 

帰ろうとした時、何かの唸り声が聞こえる…獣臭さが徐々に強くなって来る。

 

 

 

「変な匂いが…」

 

 

 

「ダージ様も気付いたようですね、全く運が悪い!戦いましょうか!ダージさんは僕の後ろに!」

 

 

 

巨大な黒い狼が空中を飛び出し、ブランさんに噛みつこうとする。

 

 

 

「甘いですね!僕の香りを食らいなさいっ!ダージ様、匂いを嗅がないで下さいねっ!」

 

 

 

ブランさんは何かをした後、赤い霧状のを黒い狼に吹き掛けた、俺達とは逆の方向に黒い狼は赤い花がある場所に突っ込んだ。

 

 

 

『変な匂いはするけど、大丈夫そう…よく見ると黒い狼、目が濁っているような。一応、警戒しとくか。』

 

 

 

黒い狼は苦しくそうにしながら、俺達の方を向いた瞬間、黒い狼が巨大な人の形になり、唾を垂らしながら、こちらの方に襲い掛かってきた。

 

 

 

「その行動は把握済みですよ…、さあ!踊れ!踊れ!」

 

 

 

黒い狼がブランさんの言葉を聞くと、何故かその場で二足歩行して横に回転をしていた。黒い狼の唾が俺達にめっちゃ掛かっているのだか、臭くてリアルで吐きそう。しかも、ベタついている。

 

 

 

「さあ!とどめのフィナーレです!崖に行ってそのまま落ちなさいっ!」

 

 

 

 

黒い狼が叫び声を上げた後、回転しながら、その場を去ってしまった。ナニコレ?

 

 

 

 

「終わりましたよ、いやー大惨事になりましたねー??」

 

 

 

「ルノさんがブランさんを変態扱いするのが、分かった気がします。」

 

 

 

服がべちゃべちゃじゃないか!透けてないから、大丈夫だけど、どうすんだよ、コレ!

 

 

 

「僕が浄化を使いましょう。浄化は洗浄魔法の一つで滅菌及び殺菌するんですよ、便利ですよねー」

 

 

 

ブランさんに洗浄魔法を掛けて貰うとペタつきが無くなりスッキリした。魔法、凄いなあ。

 

 

 

「綺麗になりましたね、さて、戻りまし…」

 

 

 

 

再び、狼の叫び声がする。上空から、崖に落ちた黒い狼が獰猛な笑みをしながら、俺に向かって爪で切り裂こうとした。

 

 

 

「ダージ様!危ない!」

 

 

 

 

 

アメイジル•ロッドで黒い狼の爪攻撃を弾くと、俺は詠唱をした。した事も無いのに、何故か頭が覚えているのだ。正直、気味が悪い‥けど。やらねばやられる!

 

 

 

 

『破邪 ブレイズアロー!』

 

 

 

紅き光の矢が現れて黒い狼に貫いた、黒い狼は痙攣した後、その場で倒れた。ブレイズアローは火力は高いがMPの変わりにHPを減らす効果がある。俺はその場で座り込んでしまった。

 

 

 

「ダージ様、大丈夫でしょうか?すみません、僕の注意不足です!」

 

 

 

 

「大丈夫です‥」

 

 

 

 

「そ、そうですか‥今後、注意します。可笑しい、狼種は頭が良くない筈。」

 

 

 

俺は黒い狼を死体を見る。毛が針の様に鋭く触ると突き刺さりそうな感じがする。

 

 

 

 

「これは、ザードウルフ‥狼種の変異種です。ここにはいない魔物ですね。恐らく、A以上じゃないと倒せないと思います。」

 

 

 

「A以上‥!」

 

 

 

ヤバイ、めっちゃヤベー奴倒しちゃったじゃん!隠す事も何も出来ねえ!

 

 

 

 

「ダージ様、交渉しましょう!貴方が使った魔法を詳しく説明出来ますか!その事を言って貰えれば、貴方がザードウルフを倒した事は見なかった事にしときましょう。」

 

 

 

 

「こっ交渉を断ると言ったら、どうするんですか‥」

 

 

 

 

ブランさんはイヤらしい動きをしながら、俺に言って来る。魔法ねえ、エレメンタルではスキルと言われてるけど、こっちではどう言うだろう。

 

 

 

 

「マスターに報告します、相当、ヤバイ事が起こるんじゃないですかねぇ。」

 

 

 

 

ギルドの初任務で何かやらかすとか、確かに不味いなあ、しょうがない、正直に言おう。

 

 

 

 

「分かりました。交渉成立します。」

 

 

 

 

「素直でよろしいですねぇ、それでは詳しく説明をお願いします。」

 

 

 

 

俺は深呼吸をした後、ブランさんにスキルについで詳しく話す事にした。変な事が起きなければ良いけど。

 

 

 

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