異世界に行って性転換したけどマイペースに行きます   作:翠(スイ)

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甘い物は大好きですねぇ

 

次の日、ブランがギルドに行かないので、俺はギルドの任務は休みになった。一日、ゴロゴロしたいが、我慢だ。この世界の情報と元の世界に戻るヒントを探る為、ルノさんに図書館があるか、聞いて見る。相変わらず、周りのヒソヒソ話が聞こえる。

 

 

 

「図書館、本を読むの?」

 

 

 

「自分、あんまり、薬草と魔物には詳しく無いので、本を見てから学ぼうかなと思いまして。」

 

 

 

「ダージちゃん、良ければ、私も行って良い?見たい本があるの。」

 

 

 

げっ!なるべく一人で行きたいけどなー、漫画的な表現でルノさんの目がキラキラ光ってる気がする。しょうがない。断るのは失礼だし。

 

 

 

「良いですよー」

 

 

 

ルノさんがにやりと笑う、ちょっと不気味だ。

 

 

 

「マスター、今日は任せても大丈夫?」

 

 

 

「分かった、丁度、リゼが来たから、交代するから」

 

 

 

メイド服を着た、黒猫の獣人がルノさんに投げキッスをして来た。俺を見ると変な顔をしながら、俺の方に来る。

 

 

 

「アタシの名前はリゼ、アンタが噂の新人の子?ルノから、聞いたわ‥最初に言っとくわよ!ルー」

 

 

 

「リゼの猫耳は癒される。一生撫でたい。」

 

 

 

「てくにしゃん、ふにぁ!」

 

 

 

リゼさんが何かを言い掛けた時、ルノさんがリゼさんの頭を撫でる。リゼさんが変な声を出しながら、その場で座り込んでしまった。

 

 

 

 

「ダージちゃん、この子はリゼ、私の同僚でもあり、私の幼馴染、ちょっと口は悪いけど、優しい子だから、よろしくね。」

 

 

 

 

「にゃっ!何言ってんの!ルノ!」

 

 

 

 

「話の途中だけど、ごめんね、リゼ、今日はルノと交代出来る?」

 

 

 

 

「あっはい、大丈夫ですっ‥えっ!ルノ、今日、用事あるの?」

 

 

 

 

「交代した後、ダージちゃんと図書館に行く予定。」

 

 

 

 

リゼさんが若干涙目になっていた。そして、俺の方に近付いた後に小声で俺に話し掛ける。

 

 

 

 

「ルノに変な事をしたら、キミを爪研ぎ代わりにするから、覚悟しなさいよ?」

 

 

 

 

その言葉を聞いた途端、ちょっと震えてしまった。嫌な汗が若干出てしまう。そして、リゼさんは仕事場に戻って行った。

 

 

 

 

「ダージちゃん、何か言われた?」

 

 

 

「何も言われてませんよ?」

 

 

 

 

しかし、同性に変なことねぇ‥いや、普通はありえないんだけど、例外はいるし、リゼさんはそれを警戒して、俺に警告したのかな?まあ、良いや、それは置いといて、ルノさんと図書館行かないとね。

 

 

 

「良かった、着替えるから、ちょっと待ってね。」

 

 

 

「はーい、分かりましたー」

 

 

 

ルノさんがその場を去ると昨日の会ったスキンヘッドの男とネズミの男の獣人が何故か俺の隣に座ってきた。呼吸するのが辛くなってきた。

 

 

 

 

「よう、クソ餓鬼!今日は任務しないのか?」

 

 

 

「シルヴの兄貴!今日は変な匂い野郎が休んでるッス!」

 

 

 

「いやー居なくなって、精々するぜ!」

 

 

 

マスターが呆れた目で男達を見ている。俺は気を紛らわす為に飲み物を注文する事にした。マスターにオススメを聞くとしよう。

 

 

 

 

「マスター、オススメのお飲み物はありますか?」

 

 

 

「えっとね、ミルクセーキがオススメだね!」

 

 

 

卵ねえ、この世界の卵の衛生面とか大丈夫だろうか、まあ、そう言うの気にしたら、食べれないしな。

 

 

 

 

「それでお願いします。」

 

 

 

飲み物を待っている間、足をぶらぶらしたりしていたら、また、例の男達が話をはじめた。しかも、大声で‥

 

 

 

「知ってるか?ローロの一週間の付き添い任務、相当、金が貰えるらしいぜ〜」

 

 

 

「そりゃあ、当たり前ですよ、シルヴの兄貴!相当、負担掛かりますー、ローロだから!」

 

 

 

 

 

男二人の笑い声が聞こえる、好きでローロにはなってないんだけどな。

 

 

 

 

 

「はい、ミルクセーキ、お代は払わなくて良いよ、ごめんね。」

 

 

 

 

多分、あの二人の事だと思う、申し訳ない気分になる、礼をした後、マスターに渡して貰った、ミルクセーキを飲んで見る。美味い!バニラアイスクリームを液状化した状態だ、コレ!思わず、にやけてしまう。

 

 

 

 

「っ‥‥不覚だわ‥」

 

 

 

「ダージちゃん、こんな顔もするんだ‥」

 

 

 

ギャー!ルノさんとリゼさんに気持ち悪いと顔してるの見られてた!良く見ると、男達が消えていた。ちょっと呼吸がしやすくなった様な気する。

 

 

 

「さて、ダージちゃん、図書館、行こう?」

 

 

 

「はーい!」

 

 

 

「ルノがいるなら、安心だね、二人共、行ってらっしゃい!」

 

 

 

俺とルノさんは図書館に行く事になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○ ○ ○ ○ ○ ○

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルノさんが俺の体をチラチラ見ているような‥あっこれは嫌な予感がする。

 

 

 

 

「ダージちゃん、図書館で本を見た後、買い物に行きたい、良いかな?」

 

 

 

げっ!着せ替え人形になるパターンじゃん!嫌だね!これをキッカケに変な扉開いたら、どうすんのさ!クソー嫌われるのも嫌だしなー。

 

 

 

 

「はい、行きましょうかー」

 

 

 

 

お世話になってる人には断りにくいよ!しょうがない…

 

 

 

 

「ダージちゃん、ありがとう、ここの通りを抜けると…マエダ図書館に着く、ルサ王国では一番大きい図書館。」

 

 

 

 

前田…前田!?ちょっと待て!明らかに日本人の名前だろ!よし、希望が若干あるぞ!多分!

 

 

 

「ダージちゃん、見えたよ、これがマエダ図書館。凄い。」

 

 

 

 

其処には立派な高い塔があった。上空の雲を突き抜けており、見た物を絶句させるような塔である。最初にこの国に来た時、この塔が何故か見えてなかった。それはどうしてだろう。俺はその事について考えながら、マエダ図書館に入るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

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