異世界に行って性転換したけどマイペースに行きます 作:翠(スイ)
雀らしき鳥の鳴き声が聞こえる、俺はその音で目が覚めるとグレイ君が俺を抱き枕にして寝ていた。グレイ君の腕と足が絡まっていて、俺の色んな体の部分が密着していた。うーん、そのままだと、服を脱がされてしまうかも、俺はイタズラでグレイ君の両頬を優しく引っ張る。
「起きてー」
「うぅ……」
グレイ君の抱き締める力が強くなる。まずいっ!下着の一部がずれそうになってる!強引だか、無理矢理起こそう!グレイ君の耳元に息を吹き掛ける。ふふん!くすぐったいだろ!
「ふぅー」
「うわあっ!」
グレイ君は驚いた後、俺に覆いかぶさる。事情を知らないと事案になりそうな感じだな。グレイ君は俺を見た後顔を真っ赤にしている。分かる~ついつい見ちゃうよな、男のサガって奴よ(笑)この事は言わず、俺はグレイ君に微笑んだ。
「おはよう…グレイ君…良く眠れましたかー?」
「はっはい!?ダージさん、ごっごめんなさぃ!変な所を触ってしまいました!」
「わざとではないので、許します、良かったですねー他の女性の人がいたら、変な目で見られますよー」
「すっすみません…」
「以後、ご注意を…朝ご飯用意します~」
俺達は朝食を食べた後、結界の外に出る準備をする事になった。俺はグレイ君に武器を持ってるかを聞いたが、どうやら、何も持ってないらしい、ウィンドウを開いてから、アイテム欄をチェックする。汎用のレアリティのSSR武器あるなーレベルカンストで付けれるがグレイ君には使えるだろうか。
「ダージさん、考えたんですけど…結界って魔物に襲われない場所何ですよね。ここにいればほぼ安全じゃないでしょうか?」
「良く調べたら…この結界、長時間使われてなかったから不具合で夜と朝にしか発動しないみたい。」
「そんなー!」
グレイ君は残念そうにする。仕方ないよな、帰れたら、結界の件も報告しないと、むーギルドに言うことが多くなるなあ。
「グレイ君に武器を渡そうと思うけど、武器は何か良いかな?」
「ぶっ武器!どんなのがあるんですか?」
ふっふっふ!グレイ君にエレメンタルの武器を全部教えようかなー、俺は倉庫にある武器を全部引き出した。グレイ君はちょっと引いている。
「じゃあ、色んな武器を出してみたから、ゆっくり選ぼうー!」
「ダージさん!武器が多いです!武器が山のようになってますよ!!」
グレイ君は色んな武器を触ったり、武器を素振りをした後、満足そうな顔をして俺に話し掛けて来た。
「ダージさん!僕、この刀にします!」
グレイ君はレアリティが一番高い刀を俺に渡してきた。蒼刀 天空(そうかたな てんくう ) この刀はスキル付きて、周りの敵を一掃できる業物だ。刀身は蒼く、周りに優しい光を纏っている。
「グレイ君、良い装備を選びましたねー」
グレイ君の目の前にウィンドウが表示されて、プレゼントしますか?と言う文字が浮かび上がる。はいといいえの項目があり、俺は躊躇無く、はいを押した。渡す時に注意事項がなかったので、グレイ君はこの武器を装備出来ると言う事だ。
「どうぞ!大切に使って下さいね!技を使う時は心の中で【破光】と言って下さいー」
「わあ!ありがとうございますー!試しに使って見ても良いですか?」
グレイ君は気分が高揚しているようだ。分かるよ!刀は男の浪漫だもんな!俺は頷くとグレイ君は地面に落ちている巨大な葉っぱを何枚か拾ってから積み石のように重ねる。
「行きますよー!!」
グレイ君は天空で葉っぱを切り裂いた。葉っぱは粉微塵になった。うんうん凄い切れ味だなー、ん?何かすーすーする。
「ダージ…さんの着ている服がこ、粉微塵に…」
俺は自分の身体を恐る恐る見てみる、生まれたばかりの姿になっていた。グレイ君を見ると顔を真っ赤にして目を反らそうと努力はしているがチラチラ見ている。俺は冷静に判断しようとしたが落ち着いてられない状態だ!油断した!防御スキル使えば良かった!
「ちょっとぉぉぉぉ!!張り切りすぎだよぅ!おばかさんー!」
「ダージさん、ごめんなさいぃ!うわっ!鼻血っ!」
「あわわわっ!まてまてまてっ!」
○ ○ ○ ○ ○ ○
俺達は現在、結界の外に出て森林の中にいる。道が整備されてない所なので転ばないように慎重に移動をしている。
「ダージさん、ここの道はでこぼこしてますね。」
「うんうん、魔物が来たら戦いにくそうだね、魔物がいつ来ても良いように警戒しよー」
「はーい。」
俺は『見た目装備』をヒーラー装備に切り替えたので、服装についでは大丈夫、試しにモンク装備の『見た目装備』に切り替えると服装が元に戻っていた。仕組みどうなってんのこれ?今の所は魔物の気配は無く、枯れて乾燥した草木を踏み締める音が響き渡る。ちょっと不気味だ。暫く歩いていると人為的に作られた道が見えてきた。矢印の表示は変わっていない。
「平べったい石がありますねー」
「座れそうだから、お昼ご飯食べましょうか?」
「はい、分かりましたー」
昼食は乾燥したパンを昨日残っていたお肉の香草を挟んだ物だ。美味しいけど、お口の水分をかなり持っていく。ちょっとパンが固いなあ。俺はグレイ君に果実水が入った水筒を渡す。
「はい、喉を詰まりそうになったら飲んでねー」
グレイ君は頷くとパンを咀嚼する。喉を詰まった動作をして喉を叩いた後に果実水が入った水筒を飲み干す。俺はクスクスと笑うとグレイ君は恥ずかしそうにしていた。その時だった…獣の声が周りに響き渡る。俺は戦闘体勢に入るとグレイ君も刀の鞘を抜く。
「落ち着いて食事も出来ませんね!!」
「グレイ君、私達の方に何が来るよ!!」
巨木が薙ぎ倒され巨大な岩らしき物が複数転がり落ちて来る。岩が奇妙な動きをすると岩が割れるような開いた。 猿型の魔物で身体と岩が一体化している。雄叫びを上げた後、俺達に襲い掛かって来た。