異世界に行って性転換したけどマイペースに行きます   作:翠(スイ)

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お話は頭が痛くなりますねぇ

 

馬車が停まる音がして、俺はその停まった振動で目を覚ます。重い瞼をゆっくりと開くと日の光が差し込んだ。周りの風景がはっきりと見えてきて、ギルド「フリミア」の看板が目の前に見えた。そうか…俺は戻って来れたんだな。

 

 

 

「お、だぁじ!おはよう!良く眠れたみたいだな!」

 

 

「おはようございます…ぺリアルさん。」

 

 

 

「ダージ様、ギルドの中に入りましょう…皆さんがお待ちですよ。」

 

 

 

 

俺は深めに深呼吸をしてギルドの玄関のドアをゆっくりと開く。ルノさんが俺の方を見た瞬間、泣きそうになって俺を抱き締めてくる。

 

 

 

 

「ダージちゃん…!!無事だった…?」

 

 

 

 

俺は頷くと抱き締める力が強くなってきた。痛くは無いが柔らかいものが沢山当たってしまう…リゼさんがちょっと鼻が何故か赤くなっててちょっと泣きそうな雰囲気だ。

 

 

 

「話は聞いたわ!!ルノがキミの事をすっごく!!心配してたわよ!もう!何よ!アンタは平気そうな顔をして!!」

 

 

めっちゃ怒ってるるぅ!とりあえず、謝るかあ…

 

 

「すっすみませんでした…」

 

 

「アンタは悪くないわよ!!チッ!アタシも心配して損したわ…まあ、無事で良かったわ。」

 

 

 

フールさんが俺を見ると安堵していた。俺、色々と迷惑掛けちゃったな…フールさんが俺達に声を掛ける。

 

 

 

「皆!ダージさんが戻って来たよー!話したいのは分かるけど、ダージさんに色々お話を聞くから、皆はいつも通りにする事!ブラン、君も一緒に来て。」

 

 

 

「分かりました。ダージ様、ご案内をしますね…」

 

 

 

俺は頷くと、フールさんのお部屋?に行くことになった。ギルド長室かな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洋風のインテリアで椅子の座高と机が普通の大人よりも低い。俺でも座りやすくなっている。俺とブランはソファーに座っていて、机に紅茶と茶菓子が並んでいた。フールさんは紅茶をゆっくりと飲んだ後に、俺に優しく問い掛ける。

 

 

 

「ダージさん、ブランとウイナに話は聞いたよ…無事で良かった。サンゴの馬車に擦り付けた馬車の方が見つかってね。賠償金は既に受け取り済みだよ。」

 

 

 

フールさんが俺の目の前に何か入っている麻袋が置かれた。重厚な金属音が聞こえる。

 

 

「はい、ダージさんの分、普通の人だったら目が眩むほどの金額が入っているからね、どうぞ。」

 

 

「ひぁ…」

 

 

俺は絶句しているとブランがフールさんに話し掛ける。

 

 

「マスター、グレイ様とはお話はしましたか?」

 

 

「うん、明るい男の子だったよ。話を聞いた所、ダージさんとお友達で同じ出身らしいから、何処かのギルドに入って無さそうなら、このギルドに入れようと思うんだ。」

 

 

 

和気藹々(わきあいあい) とフールさんとブランが色々話していると、ドアの叩く音がする。フールさんが入って良いと伝えると、ペリアルさんが入って来た。

 

 

 

「よぅ!話は済んだか?」

 

 

「丁度終わった所さ、どうしたんだい?」

 

 

「いやあ、だぁじに迷惑掛けちまったからな…賠償金の半分だ!受け取れ!メンバー全員と話し合って決めたんだぜ!!」

 

 

 

フールさんに渡して貰ったよりも大きい巨大な麻袋が目の前に置かれる。俺は巨大な麻布を見て、困惑と緊張と焦りと罪悪感が脳内で同時に起こって混乱してしまう。ブランが俺に声を掛けた。

 

 

 

「ダージ様!顔が真っ白になっていますよ。」

 

 

「ダイジョウブデスダイジョウブデス…」

 

 

フールさんが微笑みながら、ペリアルさんの方に近付いて来る。笑顔だけど、悪寒が止まらない嫌な予感がする。

 

 

「ペリアルさん、ダージさんが混乱しているでしょう?少し考えてから話した方が良いですよね…分かりましたか?」

 

 

フールさんの目を見ると目を閉じてるように見えるが、う、薄目だ…めっちゃ怒ってる。フールさん、怒ると敬語になるんだな、覚えておこう。ペリアルさんがフールさんに謝っていた。頭の整理が完了して、俺はちょっと冷静になった。

 

 

「ペリアルさん、お話があるんですが、大丈夫でしょうか?」

 

 

「おう?大丈夫だか?」

 

 

「私、ジャバラを脱退しようと思います。」

 

 

 

ジャバラを脱退するのも理由がある。一つ目は俺がいると一部のクエストが受けれなくなってしまう事だ。今後のクエスト関係でペリアルさん達に迷惑を掛けるかもしれない。後はイエイトさんだ。ギルドの輸送任務も俺がいなければこんな事が起きるのもないだろう。要するにうざったいから、今のタイミングでさっさと脱退した方が楽になるとは思う。イエイトさんの事はどーでも良いのだ。

 

 

 

「だぁじ、脱退する理由を聞きたい…」

 

 

 

「私がいるとジャバラの皆さんにご迷惑をお掛けになるからです。」

 

 

 

「そんな事は無いぞ、馬車の件は別件で滅多に起きる事は無いんだ。」

 

 

 

俺とペリアルさんが話していると、フールさんがため息を吐いた後、俺とペリアルさんに話し掛けてくる。

 

 

 

「ダージさんが気になるのは任務の事だよね、実際に色んな任務を調べたんだけど、ローロがいると任務を受けれなくのがほどんどだね。ジャバラの全員に負担も掛かりやすいと思うんだ。」

 

 

 

 

ペリアルさんが暫く悩んでいると、呻き声を上げた後、いきなり俺に向かって土下座をした。

 

 

 

「だぁじ!すまねぇ!! 俺は軽率な考えをした!!ごめんなあ…ごめんなあ…」

 

 

ペリアルさんが大泣きをする。ちょっと驚いたが、俺は席を立ってから、ペリアルさんの目の前に来た後に、お辞儀をする。

 

 

 

「ペリアルさん、短い間でしたが、ありがとうございました!」

 

 

「ジャバラに脱退する書類は僕が書いて置くから、ダージさんは色々大変だったから一週間、休養して下さいね。」

 

 

 

「はっはい!分かりました!」

 

 

一週間もか、長い休みになるが出来る事が増えるな。お金も沢山貰ったし。甘えさせて貰おう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○ ○ ○ ○ ○ ○

 

 

 

 

 

休養一日目、朝の十時に起床して背伸びをする。色々整えてから。お出掛けの準備をする。ローロの守護腕輪の不備無いかの確認に行く所だ。昨日の夜、俺にお手紙が来てから見てみるとナダンさんの宛のお手紙だった。どうやら、守護腕輪に何かの反応があったので、来てほしいとの事、服装はルノさんとグリーンさんに貰った服だ。恥ずかしい。ローロ判定所の時間が長くなければ、ルサ王国にも行く予定だ。

 

 

 

「ダージ、何処に行く?」

 

 

 

グレイ君が俺に話を掛けてきた。俺がジャバラを脱退する事をジャバラの人達に伝えると一部を除いて、俺に謝ったり慰めたり色んな事が起こっていた。イエイトさんは黙りだか、グレイ君はギルドに加入して、ブランとジャバラの人達に指導して貰うらしい、良かったあ。

 

 

 

「野暮用~それが終わったら、お買い物とかする予定だよ。」

 

 

 

今後、イエイトさんは話し掛けたり何があっても無視をする事にした。面倒だからね。触らぬ神には祟りなし。

 

 

 

「お、お買い物…一緒に行っても良いかな?」

 

 

 

あっグレイ君にローロに関しての事は教えて無かったよな、どうしよう。人は千差万別(せんさばんべつ)、もしも……いや、いずれはその事はバレる。覚悟を決めるか。

 

 

 

「わあ、デートのお誘いかな?」

 

 

俺はグレイ君をからかうと、グレイ君が凄く顔を真っ赤にする。うんうん、ピュアで可愛いねー

 

 

 

「からかうのは止めてよ~行こう!」

 

 

俺とグレイ君はお出掛けする事にした。まずはローロ判定所からだ!!

 

 

 

 

 

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