これからの人間関係や考え方について、結構書いてあるかも。
「ロニーって、ハリーの双子の姉妹なんでしょ?昨日は聞きそびれちゃって。あんまり似てないのね。」
「この帽子……、一番のお気に入りなんだけど……ハリーにサインをもらってきてくれないかしら……。」
「あなたって、ハリーの双子のお姉ちゃん?妹?どっちかしら?とにかく、ハリーに自分についての本を読んでみるように勧めといてもらえない?」
次の日、同室の女の子たちにかけられた言葉で“ハリー”が入っていないものはなかった。これが同室の三人だけなら、笑顔でそうよ、と答えたものだが、寝室から出ると、初めて顔を見るような上級生がハリー、ハリーと言うのには少し参った。中でも一番無遠慮だと思った質問はこんなだ。
「きみも、十年前のハロウィーンの日、そこを見てたんだよな。死の呪文で人が死ぬところって、どんな感じだ?死の呪文が跳ね返るところは?例のあの人を覚えてるのか?ほんとにあいつは死んだのか?見てたんだろ?」
これには、ロニーも少しムッとした。肩幅のがっしりはった、二年生には見えない彼は忘れているかもしれないが、あの事件で死んだのは、見ず知らずの他人じゃないし、私は遠巻きに見てた野次馬じゃない。
「ハリー、大人気だね。」
やっとの思いで大広間にたどり着くと、ロンとダンが朝食をとっていた。同室の三人と大広間まで来たのだが、さんざんハリーはハリーはと聞かされ、いい加減うんざりしてきたところだったロニーはロンの軽い一言に安心した。
「よかった。私、どうしようかと思ったよ。二人までハリーハリーって一日中うっとりした顔されたら……。」
「そりゃあ、僕、昨日ある程度聞いたもん。」
ロンがあっけからんと言った。
「そこは、もっとロマンチックにしてよ。私は、ハリーポッターの姉としての私じゃなくって、ロニーポッターとしての私に飢えてるの。」
ロニーが芝居がかった身振りで言うと、ダンが盛大にカボチャジュースを吹き出した。
「さすが、ロニー・ポッター。」
「さすがダン・マッキンノン、テーブルマナー以外は完璧。」
ロニーがジュースがべっとりついて、オレンジ色になったローブを見て肩をすくめた。
「また寮に帰らなくっちゃ。初日そうそう遅刻かも。」
「大丈夫、一時間目は魔法史だってさ。ビルが、魔法史はさぼってなんぼだって言ってた。」
ロンが時間割を見て安心したように言った。
「ホグワーツの首席様が言うんだから間違いないさ。」
結局、数分程度遅れる予定だった魔法史の授業には、三十分の大遅刻をした。
ホグワーツは、魔法学校だ。建物自体が魔法だ。例えば百四十二ある階段のうち、間違いなく半数近くは何らかの魔法がかかっていた。金曜日にはいつもと違う場所につながる階段、真ん中あたりで一段消えてしまうため、必ずジャンプしなくてはいけない階段、いくら上っても、上れば上るほど下へ下がっていってしまう階段……。さらには、壁や扉も厄介だった。同じところを正確にくすぐらないと開かない扉、丁寧にお願いしないと開かない扉、実は扉じゃなくて、ただのタスペトリー……。
第一、ホグワーツではモノというものがあるべき場所にとどまっていない。肖像画の絵たちは、勝手にお互いを訪問しあっているので、目印にしようにも、全く意味をなさない。鎧だって、きっとその気になれば歩けるだろう。
ゴーストも、ゴーストに慣れていないロニーにしてみれば、見るたびにヒヤッとした。ほとんど首なしニックなどは喜んで新入生に道を教えてくれたが、ポルターガイストのピーブスは、道に迷ったときに出くわすと、本当に厄介だった。ゴミ箱を頭の上からぶちまけたり、足元のじゅうたんを引っ張ったり、間違った道に誘導したり、後ろから忍び寄って鼻をつまみ、「釣れたぞ!」キーキーと声をあげたりした。仕返しをしようにも、ピーブスは空中をふわふわと漂っている。今のところ、一週間がたっても、ロニーたちの報復方法はチョークをたっぷりしみこませた濡れぞうきんを投げつけることぐらいだった。しかしこれにも、欠点がある。第一に、濡れぞうきんは重いので、ただでさえちぎれそうなカバンがミシミシと不吉な音を奏でることだ。第二に、ピーブスはすばしっこいので、なかなか当たらない。ロニーはそれでも、多少は当てていると思ったが、ダンやロンは時々監督生や先生の顔を直撃したりして、大量に減点を食らっていた。ロン曰く、半分近くを正確にピーブスの顔に当てるロニーが異常なのだ。
ピーブスより厄介だと言えるかもしれないのは、管理人のアーガスフィルチだった。飼い猫のミセスノリスとのタッグは最強で、ミセスノリスにいたずらの現場が見つかろうものなら、二秒後にフィルチがリュウマチの足を引きずりながら飛んできた。フィルチは(双子のウィーズリーには負けるかもしれないが)城中の誰よりもよく秘密の階段や抜け道を知っていた。
教室への道にある程度慣れ、ピーブスを狙うダンとロンの濡れぞうきんのコントロールが定まって来ても、ホグワーツでの生活に安心はできなかった。魔法というのは、ただ杖を振って呪文を覚えれば済むものではない、ロニーはそのことに気づかされた。
水曜日の真夜中には、ホグワーツで一番高い天文学の塔に上り、星や星座の観察をした。次の日は寝不足だ。
週に三回ある薬草学の授業では、ずんぐりと小柄なスプラウト先生と不思議な植物やキノコについて、観察、勉強した。
初日の一時限目、ビル曰くさぼってなんぼの授業は、案の定、とてつもなくつまらなかった。ロニー、ロン、ダンの三人は初回の授業に三十分遅れたにもかかわらず、悠々と十五分の睡眠をとった。教室に入っていった時点で起きていたのは、ハーマイオニー・グレンジャーただ一人だ。
「妖精の呪文」は、小さなフリットウィック先生の担当だった。本を何冊も積み上げた上に立ち、教壇からちょこっと顔をのぞかせて講義をしたが、授業自体はなかなか楽しかった。
マクゴナガル先生は厳格で聡明そのものだった。授業を始めます、という言葉の次に聞かされたお説教の内容はこうだ。
「変身術は、ホグワーツで学ぶ科目のうち、もっとも複雑で危険なもののひとつです。いい加減な態度でわたくしの授業を受けるものは出て行ってもらいますし、二度とクラスには入れません。はじめに警告しておきます。」
それから先生は机を豚に変えサッとまた机に戻した。
皆は、早く試したくてうずうずしていたが、間もなく、家具を動物に変えるまでになるには、まだまだ時間が必要だと気付かされた。さんざん複雑なノートをとった後、マッチ棒が配られ、それを針に変えてみせるという課題が出されたが、これがなかなか難しい。
ロニーは何とか、針のカタチをしたマッチを生み出すことに成功したが、マクゴナガル先生がマッチ箱でこすると、火が付いた。それでも、まあ良いでしょうと、五点をもらえたのだから、驚きだ。ダンの針は木製ですぐに折れてしまったし、第一、何かを縫うには太すぎた。ロンの針などは、びくともしなかった。しかし、ロンのように針を全く変身させることができなかった生徒が大半で、完璧な針を生み出すことができたのはハーマイオニーただ一人だった。マクゴナガル先生はめったに見せない寛大な微笑みを彼女に向け、十五点をグリフィンドールに与えた。
皆が一番楽しみにしていたのはクィレル先生の、闇の魔術に対する防衛術のクラスだったが、これは全くの肩透かしだった。クィレルは終始おどおどして授業どころではなかったし、頭のターバンからはおかしな匂いがプンプンした。先生は、ターバンは吸血鬼をやっつけたときに、アフリカの王子さまがくれたものだと言ったが、どうも怪しい。ディーン・トーマスがターバンについて質問した時に、気まずそうに天気の話を始めたからだ。双子のウィーズリーは、吸血鬼に襲われないようににんにくを詰めていると主張した。
ロニーは他の生徒に比べ、たいして後れを取っていないことに安心したが、一方で、同室のハーマイオニーに負けたことが悔しくもあった。ご親切なことに、「針は火をつけるものじゃなくて、何かを縫うものよ。形だけじゃなくって、モノの本質を理解しなくちゃ」なんてアドバイスをくれものだから、ロニーとしても、心に火が付いた。ぜひとも、学年主席の座を彼女から奪ってやろう。
金曜日は、魔法薬学の授業があった。
「スネイプはスリザリンを贔屓するってみんなが言ってる。」
ロンがオートミールを食べながらふがふがと言った。
「マクゴナガルは全然なのに……。本当だったら不公平じゃない?」
ロニーが教職員テーブルのマクゴナガルを見ていった。今日も口は真一文字に結ばれている。
「ホントかどうかはすぐ分かるさ。でも、僕の母さん、スネイプと同級生だったんだけど、学生時代からやなやつだったて。」
ダンがすっと席から立ち上がって言った。
「じゃあ、私のお父さんとお母さんも、同級生だったの?」
「うん、まあ。君のお父さんなんか、犬猿の仲だったらしいぜ。廊下で目があえばお互い魔法合戦さ。」
ダンが肩をすくめた。
驚いたことに、話しながら地下に向かっていると、目の前に魔法薬学の教室があった。全く迷わずたどり着いたのだ。
授業が始まると、魔法薬学のクラスが最悪だということがはっきりとした。
「このクラスでは杖を振り回すようなバカげたことはやらん。それでも魔法かと思う諸君が多いかもしれん。ふつふつと沸く大鍋、ゆらゆらと立ち上る湯気、人の血管の中を杯めぐる繊細な液体の力、心を惑わせ、感覚を狂わせる魔力……諸君のすべてがこの見事さを真にを理解するとは到底期待しておらん。吾輩が教えるのは、名声を瓶詰めにし、死にさえふたをする方法である。ただし、諸君がこれまで教えてきたウスノロよりましであればの話ではあるが。」
スネイプは、授業を始めるの一言もなく、開口一番そう告げた。大演説の後は、クラス中が一層シンと静まり返った。
スネイプは教室の中をぐるりと見回して、突然、「ポッター!」と叫んだ。スリザリンとグリフィンドールの合同授業だったので、ハリーとロニーが二人そろって顔をあげた。
「ああ、それでは、ミスター。」
スネイプが薄い唇をめくれ上がらせた。
「アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えるとなにになるか?」
ハリーは困ったようにドラコを見たが、ドラコが答えを教える前にスネイプが口に嘲り笑いを浮かべた。こんな問題、教科書を隅から隅まで暗記してないと分からない。
ハーマイオニーは空中に高々と手をあげた。
「では、ミス。弟のおまけだろうが……、頭のほうは分からんからな……、ベアゾール石を見つけてこいと言われたらどこを探す?」
ロニーにはこの答えが分かったような気がした。ハーマイオニーにモノの本質を理解しろと言われたのが悔しくて、一夜漬けで読んだ教科書に載ってたような気がするだけだから、正直、自信はないけど……。
「ヤギの胃の中。」
ロニーが態度だけは尊大に、眉を吊り上げていった。
「正解だ。ではもう一問。モンクスフードとウルフベンの違いは?」
スネイプは値踏みするようにロニーをにらみながら言った。
「たしか、どちらもトリカブトのことです。第十六章に載っていました。一つ質問ですが、このクラスでは、魔法薬を真に理解できていない生徒に、いきなり上級生の範囲を教えるんですか?最初の質問なんて、六年生にならないとやらない高度な魔法薬だって、教科書にも書いてありました。」
今度は自信があったので、ロニーはスネイプをにらみ返しながら嘲った。
スネイプは、それでもひるまずに、フンと小さく言った。
「君の無礼で、グリフィンドール一点減点。父親と同じで、どこまでも傲慢だな。容姿は母親似だが、容姿だけでも救いようがあって幸いだ。」
「でも私、自分のパーツの中で目が一番気に入ってるんです。きれいな色でしょう?」
ロニーはわざとスネイプを挑発したが、スネイプは無視した。
「教えてやろう、ミスター・ポッター。アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えると眠り薬となる。あまりに強力で、『生ける屍の水薬』とも呼ばれる。諸君、なぜノートをとらぬのかね?」
「何で、そんなこと覚えてるんだ?」
ロンがロニーに聞いた。
「記憶力には多少自信がね。マグルの学校に行ってた時も成績は学年トップだった。」
「抜け駆けかよ。」
ダンが小さく言ってクスリと笑った。
ほんとは昨日、必死で予習をしたからなのだが、特に何もせず、小学校で学年首位をとれたのは嘘ではなかったし、ダンとロンに予習をしただなんて言うと馬鹿にされる気がしたので、少しウソをついた。
その後、実習の時間になっても、スネイプの陰険さはとどまることを知らなかった。
スネイプは、生徒たちが組になって簡単なおできを治す薬を調合するのを育ちすぎたコウモリのようにザバザバと見回った。ロニーにしてみると、何が違うのかはよく分からなかったが、ドラコを除くほとんどが注意を受けた。確かに、言われてみると、ドラコの鍋からは独特のツンとした嫌なにおいが漂っている気がしないでもない。しかし、もしそうだとすると、ハーマイオニーの大鍋だって、匂いはした。
一回目の実習では、皆、さほど悪い結果でもなかったが、ネビルは例外だった。ネビルは、どういうわけか、シェーマスの大鍋をねじれた小さな塊にしてしまい、こぼれた薬を浴びたネビルは真っ赤なおできを体中に噴き出していた。
「ばか者!さしたるところ、大鍋を火からおろさないうちにヤマアラシの針を加えたな。」
ネビルはしくしく泣き出した。
それからスネイプはシェーマスにネビルを保健室に連れていくよう命令し、ネビルの隣で作業していたロニーとハーマイオニーに矛先を向けた。
「おい、ポッター。なぜそう忠告しなかった?グリフィンドール、一点減点。」
「それは、先生の仕事なのでは?」
ダンがロニーの代わりに言い返した。数人が笑ったが、スネイプは口をゆがめた。
「もう二点減点。」
「スネイプ、百万点減点。」
ロンが小声で言った。
スネイプは、ロニーのことを嫌ってるなんてもんじゃない。憎んでいる。あの様子だと、おそらくハリーもだ。最も、今日の授業で、ハリーよりもロニーのほうが十倍憎いと認識を新たにしただろう。
「ハグリッドって、ホグワーツの森番をやってるんだけど、今から会いに行かない?実はぜひ来てって言われてて。」
授業が終わると、今日一日の数々の理不尽をハグリッドに話したくて、ロニーはロンとダンを誘った。
金曜日は午後の授業がなかったので、三人は三時前に城を出て校庭へ向かった。禁じられた森との境らへんにある小さな小屋がハグリッドの家だ。
ノックすると、ワンワン!という声に交じって、ハグリッドの大声と、子供の、誰?という声が聞こえてきた。
ドアが少し開くと、隙間からハグリッドのもじゃもじゃ顔が見えた。なんと、小屋の中にはハリーとドラコ、そしてゴイルがいる。
それを見たとたん、ダンとロンの顔にしかめっ面が浮かんだ。それを見て、ドラコとゴイルもムッとしたように二人をにらんだ。
「まあ、ハリー、お前さんがスリザリンに組み分けされるたあ、ちいっとばかし、驚いたな。」
ハグリッドが四人の様子にオロオロするハリーに語りかけた。
「ダンもロンも座りなよ。」
ロニーがダンとロンを無理やり座らせると、ドラコとゴイルも座った。
「何で、スリザリンの連中がここにいるんだい?」
ダンがムスッと言った。
「僕らだって、こんな豚小屋、来たくなかったさ。」
今度はドラコだ。どうやら、ロニーたちが来る前からもともといい雰囲気で優雅にお茶、というわけではなかったらしい。
「ドラコ!ハリーも何でこんなこと言わせておくの?」
ロニーが憤慨した。
「僕だって、ドラコがあんまりハグリッドのことを悪く言うもんだから……。会えば変わるかもってさ、で来たんだけど。」
「いいか?僕は言っただろ?こいつみたいな、純粋な魔法族じゃない奴は、下劣な種族だって。純血が優秀なのと一緒だ。」
ドラコがハグリッドを指さして言った。
「純血が優秀なんて幻想じゃないの?実際、ロンは純血だけど、半純血の私やダンのほうが変身術での成績は良かったよ。」
ロニーは言ってから、今のは少し、ロンに対して無神経かもしれないと思った。
「ロニー、君は、どうせそいつら二人の肩を持ってるんだろう?」
ドラコが嘲るように言った。
「そりゃあ、友達なんだから当たり前だろう?お互い、相手の主張に敬意を払うもんさ。君も、ハリー・ポッターの言うことを聞いてみればどうだい?今よりはましな人間になれるかもしれない。」
ダンが眉を吊り上げていった。
「ハリーはまだ魔法使いの常識が分かってない。それを教えるのは友達の役目だ。」
ドラコが憤然と言った。
「だから、魔法族が優秀だってことも分かっているさ。でも、君は半純血の僕を差別しないだろう?僕が君より劣っていたって、君は僕を友達だと思ってくれているんだろ?」
ハリーが控えめに小さな声で言った。
「君は特別さ。闇の帝王を倒した。」
ドラコが肩をすくめた。
「じゃあ、ロニーは?」
ダンがドラコをにらんだ。
「ロニーは……、友達の大事な人……だ。」
そう言いながら、ドラコは声に詰まって頬を紅くした。
「とにかく、僕が言いたいのは……、自分より劣っているからって、差別するのは間違ってるんじゃないかってことで……それを君に言いたくって、ここに来たんだけど。」
ハリーがドラコのしりすぼみの声を遮って言った。
「そうなの?私が何を話しに来たかというと、スネイプよ!ほんっとにムカつくんだから!お父さんのこと、傲慢だって言ったのよ?容姿は救いようがあってよかったなとも。あのでかい鼻を引っ提げてよく言えたものだわ。」
議論が収束しかけたので、ロニーは今のうちにとばかり言った。
「確かに、父上は、スネイプ先生は立派な方だとおっしゃっていたんだけど……。」
ドラコが言った。
「そうだよ、全く、一時間でロニーから四点引きやがったんだ、ヤツ!」
ロンが憤慨して身を乗り出した。
その後は、ハリーとロニーを通して、(主にロニーたちグリフィンドールの三人は)スネイプをこき下ろし、(主にハリーとドラコは)スネイプについて考察して盛り上がった。
その間、ロンやダンと、ドラコは一言も口を利かなかったし、ゴイルなど、全く言葉を発しなかったが、スネイプをこき下ろすのは楽しかった。
夕食に遅れないようにと、小屋を出たころには、ロニーの中で、スネイプは救いようもない嫌な奴だということで結論が出ていたし、ドラコやハリーの中では、スネイプは少し、あまのじゃくな面があって、有名なハリーをどうせくだらない奴だと、勝手に判断した、ということで納得していた。
でも、ハリーも多少スリザリンナイズされてます。半純血の自分や半巨人のハグリッドを純血の魔法族より劣ていると認めたり……。それでも、ハリーはめちゃくちゃいい子!←原作でも五巻くらいまでは普通にめちゃくちゃいい子ですしね!