22.雨のち晴れのち少女たち
IS学園は生憎の雨模様。
何かの汚れを丸ごと洗い落とすために、神様がバケツをひっくり返したような、それは雨というよりは垂直の洪水だった。
生徒たちは寮の自室や談話室で、丸ごと滲んだ窓の外の光景を眺めている。
何があって何が動いているのかも分からない。
その中で。
「…………あー」
IS装備開発企業『みつるぎ』からの出向命令を受けた巻紙礼子、
先ほどまで日本の代表候補生、更識簪と極微細な箇所の部品の商談をしていたところである。
倉持技研が中々リソースを割けない中、打開策として『みつるぎ』との合同開発の話が転がり込んできたのはつい先日だ。
都合よく学園に出向していた巻紙は、当然のようにその窓口として、簪とコミュニケーションをとる必要があった。
渉外用の隙一つないダークスーツと、清潔感のある白いブラウス。誰が見てもキャリアウーマンであった。
彼女は艶やかな黒髪を指に巻きつけつつ、物憂げに雨を眺める。性別かかわらず、すれ違う人々はその美貌に立ち止まってしまう。
そんな中。
(つかれた。まじなにもしたくねー。こないだ死にかけたのに次はごっこじゃなくて本当にOLをやれと来たもんだ。やっぱりダミー会社でよかっただろ! こんなに本格的に潜入しなくてよかったんだよ! クソァ!)
彼女は疲労困憊だった。
日々商談をこなしつつ、不意に命令が下れば戦場で暴れ、ウサギ印のラボに帰る日なら安酒を飲みつつクライアントをおちょくり、学園から借り受けている自室に帰る日なら爆睡するかなんとか時間を作ってドラマを一気見したりプラモデルを組んだりする。
その生活が始まって数か月。
満足度こそ高いが、疲労度もまた高かった。
「…………雨、やまねえなあ……」
ややその疲れが深いのか、彼女は今、巻紙礼子は到底出さないような声を出している。オーから始まってタを挟んでムで終わるような名前の女みたいな声だった。
普段のおしとやかで清楚な美女の外面を維持しつつこれをやってのけているのだから、面の厚さたるや相当なものである。
寮の受付で傘を借りることは容易いのだが、根本的に雨の中を進みたくない。
テンションが上がらない、モチベーションもない、つまるところ動く気力がないのだ。
(今日はこっちでいいんだっけか。じゃあなんかドラマ……駄目だ駄目だ、あの更識ってガキが指定した部品をリストアップして朝までに本社に送らなきゃいけねえんだ)
やるべきことを脳内に羅列し、それぞれの優先順位と実行までの過程を計算する。
おそらく深夜二時ごろまではかかるだろう。それを理解して、巻紙はどんよりとした目になった。
「……なおのこと早く戻んねえとだな」
根を張ったように動かない両足を無理矢理動かして、ベンチから立ち上がる。ロビーの受付に顔を出すと、傘ですか? と聞かれた。
頷けばすぐに大きなビニール傘が差しだされた。
会釈して受け取り、寮を出て傘を開く。雨がビニールとぶつかって弾けていくのが見える。
「…………は?」
目的の建物までは一直線。そこに一歩進んで。
巻紙の目の前に。
ふらふらの織斑一夏が現れた。
「ちょいちょいちょーい!?」
素っ頓狂な声を上げて、思わず巻紙は一夏に駆け寄った。
「お前何してッ……ゲフンゲフン、貴方何してるんですか!?」
「……ぁ、巻紙、さんか」
よく見れば彼は動きやすいジャージ姿で、身体は雨に打たれているにもかかわらず高い体温だった。恐らく今まで、雨の中で何か運動をしていたのだ。
「もし、かして、これランニングしてたんですか!?」
雨から防ぐために傘を彼の上にかざして、腕を引いて寮へUターン。
ぐいぐいと引っ張る都合上彼女の身体は傘の外に出てしまい、スーツや髪が濡れていく。
「ああもう無茶苦茶して! この間散々――ああなんか言いたくない! 言う資格がなかった!」
一人で叫びながら、巻紙はひいこらと一夏を軒の下まで運んだ。
彼はぼんやりとした瞳で、しばし巻紙を見つめて……それからハッと意識を取り戻した。
「う、うわ!? 巻紙さんすみません!」
「いえ……その、あまり無茶をするものではありませんよ……?」
接触は久方ぶりだった。
どうしても業務上の都合でほかの生徒と話す機会の方が多く、なかなか時間を取れずにいた。
一般生徒から彼の評判はよく聞いていた。向上心が強い。まじめである。何より、男らしい。結構な割内の生徒が、好意的だった。
けれど。
先の未確認機襲撃事件以降は、特に同じクラスの生徒から彼を心配する声を聞いた。
思いつめたような表情。
日課であった箒やセシリア、東雲とのトレーニングから一時的に離脱して、一人でひたすら肉体を苛めている。ISを起動させているのを最近見ない。
(……クソ、マジ、私がどうこうする資格なんてねえだろ)
自己嫌悪とまではいかない。彼女は自分のやったことに責任感を抱きつつも割り切る、プロフェッショナルとしての精神をきちんと獲得していた。
「……すみません。身体動かしてる方が、今は楽で」
一夏は寮の玄関口の段差に腰かけて、上体を起こした。
その横顔を見て、巻紙は眉を下げる。今は楽、というのなら、
自分ですらさすがに心配するというのに、彼を取り巻く少女たちは今どんな心持なのだろうか。
「ご迷惑をおかけしました。大丈夫ですから」
「…………あー……ああ~~~~…………あああああああああああもおおおおおおお!」
突然だった。
巻紙が唸り声をあげ、呻き、ついには髪をかきむしりながら叫んだのだ。
一夏はギョッとして彼女を見た。湿気もあいまって一瞬でぼさぼさの髪になった巻紙が、キッと、普段の雰囲気を激変させている。
「いいですか、織斑君」
「は、はい」
ずいと顔を寄せられ、一夏は思わず目をそらしそうになった。角度的にその豊満な胸のサイズが強調されているし何より近いしいい香りがする。雨の中でもふんわりと鼻腔をくすぐってきていて思春期の男子としてさすがに平常心を保てない。
「君は今、極めて特殊な環境にいますね」
「え、あ……まあ、そうですね」
「一度考えを改めてください。君を取り囲んでいるのは、長年多くのIS操縦者を見てきた私からしても異常な才覚を持つ、黄金世代とでも言うべきエリートたちです」
断言だった。
長年IS操縦者を見てきた、というのには肩書が説得力を持たせていた以上に、何より
「特に東雲令。数十年に一度などという評価では生ぬるいでしょう」
「でも、千冬姉……織斑千冬から数年後ですよ」
「君、確率の偏りって知らないんですか?」
あきれ返ったように、普段の清楚さとはかけ離れた表情で言い放たれてはさすがにばつが悪い。
話の腰を折ってしまってすみません、と一夏は軽く頭を下げる。
「ですからどうか理解してください。君はまだ、方向性すら定まっていない、
「……ゼロ」
「はい。ですからどうか……見失って立ち止まることはあっても、這ってでもそちらに進もう、だなんて考え方はやめてください」
「それは」
「そうやって
言葉に込められた強い感情が、一夏の唇を縫い付けた。
巻紙はしばらくの間一夏の瞳を覗き込み……嘆息して、身体を起こす。
「ほら、冷えないうちにシャワーを浴びて、寝てください。温かいものを飲んでからがベストです」
「……ありがとう、ございます」
言われた内容を反芻していて、一夏の返事はどこか投げやりだった。
ゆっくりと、一歩一歩確かめるように歩いていく彼の背中を見送って、巻紙礼子は――オータムは目を閉じた。
(後はあのガキ次第だな。もっかい立ち上がって噛みついてくるならそれでいい。牙が折れちまったんなら、バイバイだ)
責任を持てるはずもない。
肩入れする理由もない。
だからさっきの言葉も話半分で、それは巻紙礼子を名乗る女の、どちらかといえば脳ではなく脊髄から出てきたものだった。
肉体に負荷をかけ続けて、意識をそちらに向ける。
頭が余計なことを考えないよう、常に
とりあえずの方策として一夏が打ち出したのはこれだ。
無論、東雲達にはその旨を説明して、頭を下げた。
各々悲しそうな顔をさせてしまったが、それまでの環境が一夏にとって負担になるなら、とうなずいてくれた。
東雲は無表情のまま、静かにうなずいた。
『当方は、織斑一夏の負担にはなりたくない』
いつも通りの筋の通った声だったのに、何故か彼女は今にも消え入りそうだった。
「……クソ」
部屋に戻ってシャワーを浴び、ポットに粉末のココアと沸かしたお湯を雑に突っ込んだ。
水とココアの成分が混ざり切っていないまま、一気に流し込む。口の中が焼けるように熱い。今はその感覚がちょうどよかった。
「……俺は」
テーブルに両手をついて、壁に掛けられた鏡を睨む。
映りこむ男の両目の下は
「……俺は、本当は……どうなりたかったんだ……?」
言葉は空しく溶けていった。
翌日の天候は嫌になるほど真っ青な空だった。
一夏は早朝に目を覚ますと――深夜まで寝付けず、寝入ったというよりは気絶した、に近い――着替えて身支度を整え、走り込みのために外へ出た。
すれ違う生徒らからあいさつされ、軽く返す。たいていは他クラスの生徒だ。一組クラスメイトは、最近、声をかけるというよりは無理はしないでねと心配してくれる。
その気持ちを重荷に感じるようになったのは、やはりあの戦闘以来か。
久々にトラウマを発症したからといって、それが原因でずっと精神的に不調が続いているわけではない。
理由はシンプルだ。
(――俺はどうすれば、あのオータム相手に、戦えるようになる?)
はっきり言ってしまえば、その思考回路は視野狭窄に近い。
だが、絶対に敗北してはならない戦場において、
寮を出て、ランニングシューズの爪先で地面を叩き、軽くストレッチをする。
ISを動かさなくなって一週間ほど。
心のどこかで、あの感覚を、鎧をまとい戦場に身を置く感覚を恐れている自分がいる。それを一夏は自覚していた。
「……っし」
自分の頬を張って、一歩踏み出し。
「ああああああああごめんそこどいてえええええええええええええ」
ものすごい勢いで横殴りの衝撃を食らった。
「グワーッ!」
漫画みたいな声を上げて一夏は吹き飛ばされ、ゴロゴロと地面を転がる。
――が、咄嗟の反応は間に合った。最低限の受け身で衝撃を分散させつつ、何よりも
「あーやっばい! デュノア君見失った! どこ!?」
「いた! あそこで……あそこで……」
「織斑君ともつれ合ってるうううううううううう!?」
衝撃の後にやってきたのは、これまた衝撃――じみた絶叫の群れだった。
後頭部をさすりながら顔を上げると、曲がり角から猛ダッシュしてきた女子たちがこちらを指さして叫んでいる。顔に見覚えはない、それにリボンの色、つまり学年すらバラバラだ。
車が二両半並ぶはずの遊歩道をふさいで、しかし尚あふれ続けているほどの大人数。
そんな少女たちは一様に目を限界までカッ開いて、一夏たちを見ていた。
「そん……な……王子様を織斑君に取られたァァァァァァァ!」
「織斑君手を出すのが早すぎるでしょ!? もう一組全員妊娠してたりするの!?」
「えっ織斑君がデュノア君を妊娠させたの?」
「黒髪ワイルド×金髪王子isGOOOOOOOOOOOOOOOOOD!!!! どっちがどっちどっちがどっちなの!?」
「えっ織斑君がデュノア君を妊娠したの?」
手の付けようがない大騒ぎとなって、静かな朝が粉々に粉砕される。
これ寮の生徒から苦情来るだろと一夏が顔を引きつかせたとき。
「い、いてて……」
むくり、と。
一夏が受け止めた金髪の
超至近距離で、両者の視線がばっちりと結ばれる。
「って――うわぁっ!? お、お、お」
「お?」
「織斑一夏!?」
素っ頓狂な声を上げて、彼は飛びずさった。
そう、彼。
見ることになるとは思っていなかった、自分以外のIS学園男子用制服を身に纏った、中性的な顔立ちの少年。
まぶしい金髪を一つに束ねて下げ、彼はぱちぱちと目をしばたいて。
それから後ろで硬直している女子たちにばっと振り向いた。
「あわわ! ご、ごめんね織斑君! また後で!」
「あーっ! デュノア君が逃げた!」
「逃がすな! 追え!」
ズドドド、と轟音を上げながら、少女たちは颯爽と逃げ出した貴公子を追いかけていく。
巻き上がった砂煙を思いっきり吸い込んで、一夏はむせた。なんか涙も出てきた。なんで人助けしてこんな目に遭ってるんだろうと世の無常さを呪った。
一団が通り過ぎ、目をこすりながら立ち上がろうとして。
「……って、あれ?」
気づけば胸元に、身に覚えのない白いハンカチが置かれている。というより、落としたらたまたまそこに一夏の身体があった、みたいな感じだ。
恐らくさっきの少年の落とし物だろう。
ふと見れば、ハンカチの縁には、金色の糸で名前が縫われていた。
"Charlotte"
「なんて読むんだコレ」
一夏は語学に疎かった。
首をひねり、まあ何かしらのタイミングで届ければいいか、とジャージのポケットに入れておく。
なんというかすごくアンラッキーな出だしになってしまったが、そのせいで憂鬱な思考が吹き飛んでいる。
苦笑しながら痛む個所はないかを確認して、うんと伸びをして空を見上げる。
さっきまでは抜けるような青が嫌だったが、今はそうでもなかった。
青空には雲一つない。
正確にいえば黒点が一つあるが、気にするほどの大きさじゃない。
どうせ隕石か何かだろう。
「……は?」
思わず間抜けな声を上げてしまった。
黒点――何らかの物質が、明らかに学園を、というか寮の前に広がる芝生広場をめがけて落下している。
目を凝らして確認すれば、点には手足がくっついていた。
大の字で、風を全身で受け止めるようにして、制服姿の少女が一人墜落している。
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!?」
それを認識した瞬間に一夏は全力疾走を開始した。
いや何してんのあの子は何が起きてんだよこの日は親方空から! みたいなぐちゃぐちゃの考えのまま突っ走って、途中でISの存在を思い出す。
無断展開は禁止されているが。
「ええいしょうがねえ、『白式』!」
人命救助が優先と判断し、手首に取り付けられた白いガントレットを走りながら掴む。
発光と同時、白い鎧が展開――
――され、ない。
(……ッ!?)
反応がない――つまりこれもう走ってさっきみたいに受け止めるしかない。泣きそうだ。
畜生なんで俺がこんな目に! と絶叫しながら、一夏は両足をフル回転させた。
そして全力疾走の甲斐あって、少女の墜落寸前に、なんとか間に合う。
受け止める体勢に入れるほどの余裕はない。故に選択したのはスライディング。
「――ッシャァァバッチコーイ!」
威勢良く叫んだ一夏が右足からエントリーすると同時に。
「えっ」
するーっと一夏は少女と地面の隙間を通り抜け、そのまま、どかーんと芝生広場に植えられた巨木に激突した。
「グワーッ!」
漫画みたいな声を上げて、一夏は右足を押さえてその場にゴロゴロと転がる。
一夏は泣いた。もう今日は厄日だと思った。
「……おい」
「あああああもおおおおおやだあああああああ! 今日は駄目だ! 閉店! 帰るわ俺!」
「……おい、お前」
一人で泣き叫んでいると、不意に影が差した。
動きを止めて顔を上に向けると、一人の少女がこちらを覗き込んでいる。
先ほど一夏が受け止める前に静止した――思えばあれはISを起動させ、PICで自分を受け止めたのだろう――銀髪の少女だった。
左目が眼帯に覆われ、右の真紅の瞳がこちらを無遠慮に見つめている。
「私を助けようとしたのか、織斑一夏」
「そりゃ、まあ……落ちてきてたら助けようとするだろ」
「そうか。ならば感謝する」
彼女はぺこりと頭を下げた。
慌てて一夏はジャージについた草を払いながら立ち上がった。
「い、いや。気にしてないって……ていうか、あれ? 俺の名前」
「知らないはずないだろう、世界唯一の男性IS乗り」
そういえば有名人になってるんだっけ、と学園島での暮らしに慣れきっていた一夏は手を打つ。
「ああ。織斑一夏だ。ええっと……」
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。そして私は……
「へ?」
突然――ではなかった。ただ一夏が気づいていなかった。痛みやら混乱やらでから回っていた思考回路が、ここにきてやっと元通りになり、即座に感知する。
その赤い瞳に込められた、決して好意的とは言えない感情に。
「私を助けようとしたその意気やよし。だが……それでも私は、どうしても貴様を好きになれん」
「えーっと……」
「……困惑は仕方ない。これは……私のわがままなのだ。自分でも抑えきれない感情なんだ。だから貴様を傷つけることがないよう、貴様も傷つくことがないよう、私と貴様は距離を置いて過ごすべきだろう。以上だ」
言うだけ言って、彼女はすたすたと歩き去っていく。
「……なんなんだよ、今日は……」
一夏は天を仰いで、嘆息した。
ぶつかられるわ転がるわ女の子が落ちてくるわ転がるわ……転がってばかりだった。
まあ、トラブルはあったが、別にいい。自分の日常がこれで劇的に変化していくわけでもない。
そう思いなおして、改めて一夏は走り出すべく、一歩を踏み出した。
「今日は転校生を紹介します! しかも二名です!」
(どっちも知ってるゥゥゥゥ――――!?)
日常が劇的に変化する予感に、一夏は思わず頬をぴくぴくとひくつかせた。
(あ、おりむー、今日なんか少し元気になってる……?)
隣の東雲はその様子を見て、安堵していた。
(良かった、最近ずっとふさぎ込みがちだったもんね。なかなか話しかけられなかったけど……そろそろ、また話せるようになるかな……? その、よく考えたら、まずはお友達からっていう方が自然だし!)
内心で拳をぐっと握り、東雲はここからの逆襲を画策する。
(その点では転校生っていうのはいい気分転換になるかな! 最近はせっしーとりんりんをギタギタにしながらしののんに基本機動教えてばっかだったし! なんとかここからおりむー復帰までこぎつけたいな! で、転校生って……あの眼帯すっげぇこっち見て驚いてるけど誰だっけ……あと隣は……男装趣味? もしかしておりむーとのペアルック狙いか……!? テメェッ!)
急にキレんな。
第二部が虐殺エンドになってしまったので
明るく進めていきたいと思います
あと更新ペースも一章分書き溜めて順次放出ではなく
素直に書きながら投稿する感じに切り替えていきます
毎日更新とはならなくなりますのでご容赦ください
次回
23.エンカウントが止まらない