【完結】強キャラ東雲さん   作:佐遊樹

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バレンタイン特別回です


25.無価値(ゼロ)

「だめだなー」

「だめだねー」

 

 整備室の片隅で、一夏は天を仰ぎ、簪はがっくりとうなだれていた。

 

 あの後――自身が『IS恐怖症』を発症している可能性があると、一夏は誰にも打ち明けられなかった。

 元より精神的な問題が原因ならば、自分でどうにかしなくてはならない。

 故にどちらかといえば、問題は機体の改修の方。

 

 課題である『白式』の改修と『打鉄弐式』の完成に取り組むことにした。

 

「……当方はそろそろ別件でここを離れる」

「ああ、悪いな」

「……お疲れ、令」

 

 二人して機体を前に、担当整備者と電話をしたり学園が用意できるパーツとにらめっこしたりしながら数時間。

 既に日は暮れていた。

 六月の末から繰り上げられ、中旬に開催される運びとなった学年別トーナメント。生徒全員強制参加となるそのイベントに向けて、一夏は戦いの中で切れる札を増やしたい。簪は機体を完成させたい。

 そこで東雲も特訓を中断し、各々の行動時間を増やす方針に舵を切った。

 

 セシリアは一人、黙々と腕を磨いている。

 箒はIS戦闘機動を想定しつつ、生身で剣を振るっている。

 鈴は――なんか『双天牙月』の消耗速度が想定の三倍早いって怒られて涙目になっていた。たいてい壊したり使い潰したりしているのは彼女でない人間なのだから、理不尽極まりない。

 

 見守ってくれていた、時折差し入れを出したり休憩を提案してくれたりした東雲がいなくなり、整備室に残るのは喧騒とは切り離された一夏と簪のみ。

 

(やっぱ武器を積むのは諦めた方がいいな。何より俺の射撃の腕が足りないと思うし)

 

 借りてきたIS用アサルトライフルを床に転がして、一夏は黙考する。

 

(となるとスラスターの出力やらなにやら……今の『白式』はなんでかわかんねーけど容量が()()()()()()()()()()()()。柔軟性がないというか、本来は何かの一点に特化してるんだとは思うが、それが発現してないというか)

 

 では何が食いつぶしているのか。

 では何に特化しているのか。

 嫌でも、一夏はゴーレムの言葉を想起する。

 

(…………いやいやいやそれは……()()()()()()()()()()。『白式』に発現するわけがない)

 

 頭を振って、もう一度愛機のパラメータに目を通す。

 機動力に重きを置いて、今までよりもスラスターの最大出力を増した。稼働効率にはもっと実働時間を積んでいくことが必要と隣の少女に言われている。

 だからもう、手を加えられるところはほとんどない。汎用性のなさは、逆に調整領域の狭さにもつながる。

 一夏はうんとのびをして、隣の少女に顔を向けた。

 

「あー……気分転換してくる、というか今日はもう帰るよ。夜には雨が降るらしいし。()はどうする?」

「…………」

 

 ここ数日の放課後はずっと一緒に作業をしている相手の名を、一夏は気安く呼んだ。

 男子から下の名前で呼ばれることに多少簪がぐにゃぐにゃしたり東雲が激激おこおこカムチャツカスーパーノヴァになったりしているがこの男は一向に気づいていない。

 唐変木だから、というよりは、そこにリソースを割けていない。

 

 迫るトーナメント。

 うんともすんとも言わない機体。

 整備用に顕現させることはできる。ラインが途切れていてもそこには確かに在る。

 

 だけど。

 戦うための鎧としては、召喚に応じてくれない――いいや、きっと一夏が召喚できていない。

 

「――なあ、聞いてるか?」

「…………」

 

 簪はじっと空間に投影された複数のウィンドウに指を走らせて――ない。というかそのうち一つのウィンドウに注視している。

 何事かと覗き込めば、そこでは変身ヒーローと怪人が壮絶なバトルを演じていた。

 

「休憩中でしたか……」

「違う。休憩なんて甘えた意見は看過できない……! 私は……真剣に見ている……ッ!」

「あ、うん。そうだな」

 

 確か『アイアンガイ』という名前の番組だったか。ヒーロー然とした見た目のヒーローが、マスターXなる敵と死闘を繰り広げている。

 彼女の特撮好きはつい先日知ったしその熱量も理解した。

 一夏とて興味がないわけではないのだが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()彼にとっては、時期を過ぎてしまったコンテンツだった。

 

(ヒーローか……都合よく間に合ったりするもんなのかねえ)

 

 暴れまわる怪人。

 何もできない市民。

 そんな時に、颯爽と現れて、怪人を倒すヒーロー。

 

(いや……うん。間に合うからこそ、ヒーローなのか)

 

 あの時も、あの時も。

 見上げることしか、できなかった。

 ヒーローの背中。

 

 一夏は内心独り言ちて、錆びた笑みを浮かべてから、白式を待機形態に戻して整備室を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 寮への帰り道。

 風がぬるい。もう春が過ぎ去ろうとしている。いや風には湿気も含まれていた。雨の予兆を感じる。

 一夏はぼけっと月を見上げながら、ゆっくり歩いていた。

 

「……あ」

 

 ふと気配を感じて、顔を向けた。

 遊歩道を歩く一夏から見て、右斜め前。

 街路樹を挟んだちょっとした芝生のスペース。そこに、織斑千冬とラウラ・ボーデヴィッヒがいた。

 

「では、しばらくはここの教師でいるのですね」

「そうなるな。不服か?」

「まさか。それが教官の望みなのなら、問題ありません」

 

 思わずしゃがみこんで、隠れた。

 教官――ドイツ。

 同時、口調や態度、日常的な動きにも散見される()()()()()が想起された。

 

(千冬姉がドイツに出向した時、何してるのかは知らなかったが……軍の教導官をやってたのか……!)

 

 事実と事実のつながりを認識し、一夏の脳内で新たな事実への道が構築されていく。

 ――ならば、やはりラウラ・ボーデヴィッヒは軍人だ。

 代表候補生として、軍人として。

 IS乗りとして間違いなく格上。

 

「いささか残念ではあります」

「そう、か。随分と――ため込むことを覚えたな」

「大人になった、と言っていただければ」

「違う」

 

 そうこうしているうちにも会話は続いていた。

 が、今この瞬間に、千冬が流れを切った。

 

「残念だよ。いい影響になると思って、東雲と会わせたが……それは大人になったとは言わん。まだ十五だろう、お前。まだ泣き叫ぶ方がましだ」

「…………それは」

「ラウラ、少し肩の力を抜け。お前の転入を推薦したのは、それが一番の目的だ。大成するよお前は。だから、今のうちに()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 言葉は曖昧だったが、一夏さえ驚くほどに、温かさを含んでいた。

 思わず顔を出して二人の様子を見た。

 想像とは裏腹に――ラウラは、苦虫を噛み潰したような表情だった。

 

「それでは、いけないのです。私は強くなりたい。強くならなければならない……! ()()()()()()()()()()()()()……!」

「……そうか」

 

 一夏は頭を殴られたような衝撃を受けた。

 這ってでも。前に進みたい。進まなければ。

 

(それは……)

「――呼び止めてしまい申し訳ありません、教官。私はこれで失礼します」

 

 足音が過ぎ去っていく。

 夜風が草木を揺らす音だけがしばらく響いた。

 それでも一夏はしばらく歩けなかった。

 

「おい」

 

 千冬の声。

 最初から気づかれていた。

 

「ウサギが逃げてるぞ。追いかけるなら今のうちだな」

 

 盗み聞きを責めることもせず、ただ姉はそう言った。

 

「――ッ!」

 

 即座に一夏はガバリと身体を起こし、ラウラが立ち去った方向へと走っていく。

 千冬は彼の背中を見て、それから空を見上げた。月が雲に隠されようとしている。

 

「……一雨来るな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いつの間にか、雨が降っていた。

 それはあっという間に勢いを増していった。先日の豪雨に匹敵するような量の雨が、雷すら引き連れて降り注いでいる。

 少し走っただけでインナーまで雨がしみこみ、一夏は濡れ鼠と化した。

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒ!」

 

 そんな中で、一夏は雨音にかき消されないよう、腹の底から彼女の名前を叫んだ。

 滲む視界の中で、銀髪が翻る。

 雨を吸っていないかのような、ふわりとした動き――いいや、実際に彼女は傘を差していないのに、濡れてはいない。

 

「……PICを使え」

「……え?」

「傘代わりになる」

 

 ラウラは上を指さした。

 確かに彼女の頭上で、雨粒は弾かれ、彼女を避けるようにして地面に落ちている。

 

「それで何の用だ。貴様と、私は、距離を置くべきだと、言ったはずだが」

「……ため込んでるって、言ってただろ」

「…………聞いていたのか」

 

 ばつが悪そうな顔をして、彼女は一夏から視線を逸らす。

 

「君は……俺のことが苦手だって言った。でも聞きたい。君はどうしてそこまで、前に進もうとする?」

「追い付けないからだ。あるべき自分であれないからだ」

「誰に」

「決まっているだろう。世界の頂点だ」

 

 明確な言葉だった。

 世界の頂点――それを聞いて連想されるのはただ一人。織斑千冬。

 

「休んでいる暇などない。一分一秒、刹那すらも惜しい。私は立ち止まれない。許されない。そんなことをしていたら、()()、何もできない無力な自分に成り下がってしまう……! 私は()()()()()()()()()()()()……ッッ!!」

「――――!」

 

 ドクン、ドクンと、心臓が鳴っている。

 知っていた。

 その慟哭を、自分自身に向けられた憎悪を。

 織斑一夏は知っていた。

 

 雨に打たれながら、視線が交錯する。

 

 ラウラは明らかに、震えていた。

 そうであれと、自分へ必死に言い聞かせているようだった。

 

 揺れが正確に読み取れた。

 現実の自分と理想の自分の乖離。ああそうだ、それこそまさに今、織斑一夏が直面している懊悩に他ならない。

 

「……君は。いや……君も、苦しんでいるのか」

 

 一夏は思わずそう呟いた。

 だがそれはラウラにとって、致命的な地雷。外れかけていた蓋が一気に開き、激情が間欠泉のように噴き上がる。

 

「貴様と……! 一緒に、するな……ッ!」

 

 片方だけの赤い瞳に、昏い衝動が灯る。

 

「私は、東雲令を見た。彼女は私よりも遙かに、教官に迫っている。負けたくない。教官の隣に立つのは、私でありたい。だから常に前へ前へと進んでいる! だが貴様は進めてはいないだろう……ッ!?」

 

 冷静であれ。不動であれ。東雲令を見て、そう思った。そうであればきっと、自分もいつかその領域に、織斑千冬に比類するような高みへと至れると。

 その信念を、感情の牙があっさりと破る。

 

「貴様は、恥ずかしくはないのか。理想の自分とはまるで別物な、現状の自分が!」

「……ッ!」

「その程度でなぜ立ち止まる……! その程度で恥ずかしくないのか! 呼吸しているだけで苦しいだろう!? 生きているだけで本当は耐えがたい苦痛を感じるんだろう!? ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!」

 

 全部、わかる。言葉が余すところなく心の柔らかい場所に突き刺さる。

 だがそれはラウラとて同じだ。声は血を吐くようだった。

 

「貴様は――織斑一夏は、かつての無力な私だ……! 守られるばかりの存在で! 自分の不甲斐なさを噛みしめているくせに前進できないままで! 見ていてイライラする……!」

 

 ラウラは歯をむき出しにして、声を張り上げる。

 あらん限りの敵意をぶつける。

 

 敵意。

 相手を敵と感ずる気持。敵対する心。

 相手を害する意思。相手を否定する意思。

 

 ――あるいはそれは、興味関心の反転。

 

「故に私は貴様を認めない! ()()()()()()()()()()認めるわけにはいかない……!」

 

 完全にヒートアップしているラウラは、今にも相手に殴り掛からんとしている。

 憤懣は気炎となって立ち上り、一夏を否定するために雄たけびを上げる。

 

 許せない。許せない。

 眼前の存在は自分のコンプレックスを煮詰めたような存在だ。視界に入るだけで自分が損なわれたような気にすらなる、看過できない存在だ。

 

「だからッ!」

 

 ラウラは一気に距離を詰めると、一夏の胸ぐらを掴みあげた。

 

「前に進むんだ! 過去の自分を否定して前に進むしかない! 私たちにはそれしか許されない! そうであれと、貴様の心も叫んでいるはずだ!」

「……ッ、おれ、は」

「何だ! 進めない理由でも――」

 

 ハッとラウラが息をのむ。

 

「……IS恐怖症、か?」

「――!?」

 

 言い当てられた。誰にも言っていない秘密。

 一夏の背筋が驚愕に凍る。

 

「そうか……そこまで、かつての私と同じか……!」

 

 論理の飛躍に見えた推測は当てずっぽうではなく、確固たる予感に基づくもの。それは他ならない、ラウラ自身の経験則だった。

 

「ならばせいぜい足掻くといい。私はお前がそうしている間にも進む。進み続ける……! 自分の価値を証明する為に……!」

 

 圧倒されていた。

 決意も覚悟も、すべてにおいて上回られている。

 ただ盲目的ともいえるほどの信念を見せつけられ、一夏はこれ以上ない無力感に襲われた。

 

「……IS恐怖症とは、心の持ちようだ。それを克服できないのならば、貴様には価値などない」

 

 ラウラは乱暴に、彼の身体を横に投げ捨てる。

 水たまりと化している遊歩道に、ばしゃりと一夏の全身が崩れ落ちる。抵抗する気力もなかった。

 

「ISを動かすことすらできない貴様は――無価値(ゼロ)だ」

「……ッ!」

 

 一夏が反論に詰まる。

 それを見てラウラはつまらなさそうに視線をそらした。

 

「貴様が否定したくないのなら、私が否定する。私は、今の貴様の全てを否定する」

「おれ、は」

「だから……いいや。そこで()()()()()

 

 言葉を聞くことすらせずに。

 ラウラは見切りをつけたかのように、背を向けて歩き出した。

 

 

 

 静けさと、孤独と、無力感と、虚無感だけが残った。

 

 

 

 一夏は座り込んだまま、うなだれた、両腕で頭を抱えた。

 心が痛い。胸から血が流れているような感覚。

 

 休んでもいいと肯定された。

 前に進み続けろと否定された。

 

 板挟み。心が引き裂かれたように悲鳴を上げている。

 もう無理だと、一度休もうと叫ぶ自分がいる。

 まだ進めと、ひたすら進み続けろと叫ぶ自分がいる。

 

 だけど結局、恐怖心は拭えていない。

 道を塞がれているのに、何かしなくてはという意思だけが空回り、精神を傷つけていく。

 

「……おれ、は」

 

 ざあざあと、雨が降っている。

 何もかもを流してしまうように。

 何もかもをゼロにしてしまうように。

 

 

「おれは」

 

 

 それは恵みの雨とは言い難いものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 不意に、傘が雨を遮った。

 彼をのぞき込むようにして、通りすがりの東雲令が、手に持った傘を一夏の頭上にかざしていた。

 

「――風邪を、引くぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(おりむーって雨に濡れるのが趣味だったの……?)

 

 違う。

 違う。ここはそうではなく、もっと親身に慰めるべき場面だ。

 

(とりあえず風邪引かないように、部屋に連れて行くか……あっそうだこないだの打ち合わせでデュノアちゃんと連絡先交換したし、タオルと温かい飲み物用意してくれるように頼んでおこう。やだ、当方ったらできる子!)

 

 違う。お前の部屋でいいんだ。

 雨を浴びながら打ちひしがれる男に傘を差し出すなんて、本来東雲の人生の中でもぶっちぎりのムーディかつメロドラマなシチュエーションなのだ。

 それを逃すな。理解しろ。気づけ。今、ラブコメの神様が完全に東雲の味方をしているのだ。

 

 しかし。

 

(ヨシ!(現場猫) 連絡もばっちりした! 部屋に戻ってぽかぽかになり、気遣いの神であるこの当方へ好感度を捧げるがいい! ぐへへへへへ……!)

 

 

 

 

 東雲令を主役に据えたメロドラマは、第一話放送前に終了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『――つまり『VTシステム』と『アンプリファイア』の相乗効果を狙うというのが今回のプランになります』

 

「さいよー」

「おい博士……私は反対だぜ。リスクが大きすぎる。この新顔がどこまで動けるのかも知らねえしよ」

「まーいいんじゃなーい? 大体亡国(そっち)から来た人なんだよー?」

「私とは部隊が違う」

 

『『モノクローム・アバター』筆頭オータム様のご噂はかねがね』

 

「そりゃどーも。でも私はあんたの噂なんて知らない。スコールは何を考えてやがんだ」

「いーよいーよ、そのプランでやっちゃってー」

「お前、計画書一瞥もしてねえだろ……!?」

()()()()()。それで分からないことがあるとでも?」

「ああクソそういやこいつ天才だったな……!」

 

『では実行に移ります。それでは通信を終わります』

 

「あいよ…………おい。これさ」

「最終的には失敗するんじゃなーい? でも結構いい線はいくと思うんだよねー」

「さいですか。で?」

「後片付け、よろしくー」

「あああああああああああああああああ絶対そうだと思ったわ!」

「あ、プランもだし、今この部屋もね」

「お前が食ったポテチぐらいお前が捨てろ! つーかこたつから出ろ! 掃除もできやしねえ!」

「うっさいなー。片付けしないなら部屋から出てってよ」

「あ、それは無理だわ。このラボ、作業台がここにしかねえ」

「お前……束さんの世界を変える発明が行われる作業台でプラモ組むつもりなの……!?」

「こっちがいくつ積んでると思ってんだ」

「知らないよ! 出てけ!」

「イヤ」

「あああああああああああああああああ!!」

 

 

 

 

 




東雲令、痛恨のメロドラマ失敗――!

一夏がぐちぐち悩んでるのは今回までです(二回目)




次回
26.ヒーローの条件

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