全試合に力入れてたら多分死んじゃうので……
「ひっでぇな」
専用機持ちタッグマッチトーナメント、当日。
大型モニターに表示された対戦表を見て、一夏は独りごちた。
「ひどい……か。なるほど。そういうことか」
朝に最終調整──試合に影響のないよう、本当に調整に留まった──を終えて、一夏と箒はシャワーを浴びてからアリーナのロビーにいた。
周囲の生徒から視線が突き刺さっている。好奇の視線であったり、あるいは、この対戦表の思惑を看破した生徒からの同情の視線だ。
「シード権を得たようですわね」
背後からの声。
振り向けば、制服姿のセシリアと鈴が並んでいる。一回戦を前にして、2人は恐ろしいほどの自然体だった。
「良かったじゃない。あたしたちとぶつかるのは決勝戦よ」
「……それはそう、なのだが」
「決勝で第四世代のデータ取りか、笑えるな」
フン、と鼻を鳴らしながらの言葉が聞こえた。
人垣が一気に割れた。その向こう側から、シャルロットとラウラが揃って歩いてきている。
「……このシード権は、やはりそういうことなのか」
「うん、そうだね。学園は第四世代機のデータ、取られたくないんじゃないかな」
代表候補生はその立場から、度々政治的な配慮を心がけることになる。
そうした観点を持つ者なら一目瞭然だ。
「現状唯一の第四世代機だ。あらゆる国が、喉から手が出るほどに欲しいだろうさ──だがそれをみすみす流してやる理由はないということだな」
横一列に並び、彼ら彼女らはトーナメント表を見上げた。
「学園──っていうよりは、学園の運営権を持ち、なおかつ箒が現在国籍を置いてる日本か。そのところはどうなんだよ、簪」
「……代表候補生に、その辺りの都合を直接知らせることはない……」
視線を動かさないまま名を呼べば、簪が一夏の隣に歩み寄ってきた。無論、ペア相手である楯無の姿もある。
「まあ、来賓ってほぼ企業か国家っスからね。データが欲しくて欲しくて仕方ないって顔に書いてるんスよ、あの人たち」
「IS乗りの宿命だ。将来の食い扶持が欲しいなら、学園にいる間のアピールチャンスを逃すわけにはいかねえのさ」
聞き慣れない声──顔を向けると、そこには最後のペアが佇んでいた。
三年生ダリル・ケイシーと二年生フォルテ・サファイア。
「一年生ばっかってのは癪っスけど、油断も慢心もナシでいかせてもらうっス」
「フォルテのやつ、こないだの黒いやつとあんたが戦ってるのを見てから、すっかりこの調子でな。まったく妬けるぜ」
ダリルのからかうような言葉は、間違いなく一夏に向けられていた。
「え、えーっと……?」
「……まあ、否定はしないっス。その分、絶対に負けたくないっス。こっちにもあるんスよ──積み上げたもの。築き上げたものが」
チリ、と空間に火花が散るのを、誰もが理解した。
今此処に、今日決戦の火蓋が切られるタッグマッチトーナメントの参加者全員が集っている。
「……企業にとっては、私に勝ち進み、試合を多くこなして欲しいということか」
「だけど学園はそれを望んでない。もし勝っちゃったときのために、わざわざシードにした。あーやだやだ、こういう陰謀パート、あたし苦手なのよね」
「しかし目を背けられないのも事実だ。私はドイツである程度は触れてきたつもりだが……いや、私よりシャルロットの方が、経験はあるか?」
「ラウラってナチュラルに僕のことを腹黒だと認識してる節があるよね? なんで? 僕何かそういうことしたっけ?」
「……多分、初動だと思うけど……」
一年生組はリラックスするためだろうか、あえて歓談を始めた。
上級生らもそれを微笑みながら見守り、3人で何事か会話を交わしている。
そんな中で。
「関係ない、優勝は俺たちだ」
「関係ありません、優勝はわたくしたちですわ」
臆すことなく怯むことなく。
1人の男と、1人の女が前に進み出た。
──織斑一夏と、セシリア・オルコット。
前評判における最下位と準最下位のペアが、最も戦士に必要な闘志を見せていた。
楯無は口笛を鳴らしてから、唇をつり上げる。
「へえ……自分の評価は気にしないタイプ?」
「超気にしますよ。でも一番気にするべきところはそこじゃない。俺が、俺の望む俺で在れているか。それだけです」
「この男と同意見というのは体に障りますが……わたくしも他者からの評価は立場上気を配らなければなりません。ですがそれは、わたくし自身のコアにはなり得ませんわ」
堂々たる発言だった。
しかし一夏は数秒黙り込み、眉間をもんでから、くるりとセシリアに顔を向けた。
「……多分今の、癪に障るが正しい日本語だぞ」
「……そういうところ、癪に障りますわ」
「今のは正解だな。ただ、できればもっと有効な場面で使ってくれ」
「癪に障りますわ、一夏さんの顔」
「悪化してんだよなあ!」
箒と一夏、東雲は、トーナメント会場である第一アリーナの観客席に腰掛けていた。
周囲にはクラスメイトらも揃って並んでいる。
タッグマッチトーナメントは丸一日を費やして行われる。午前の部で第一回戦が行われ、午後に第二回戦──準決勝を済ませ、最後に決勝戦となる。
故に午前は一夏と箒は実質待機時間であり、対戦相手の情報を集めるべく観客席に座していた。
「その……頑張ってね、織斑君」
「俺たちを応援してくれるのか?」
「うん、うん……! 私、織斑君なら大丈夫だって信じてるから!」
クラスメイトの女子からの声援を受けて、一夏はにこやかな表情で頷く。
声援──声援? 露骨に、感情がにじみ出ていた。
それを聞いて箒はムッと眉をひそめ、しかし頭を振った。自分がとやかく言うことではない。言いたい。すごく言いたいが、自分が
言い知れぬ葛藤を抱いて箒が唸っていると──応援していた女子の隣。
「オッズで最下位だってさ」
白い素肌と、恐らく地毛ではなく染めた金髪の女子生徒が、気だるげな声を上げた。
「……オッズなんてあるのかよ」
「新聞部主催でー、毎年こういう公式試合ではやってんだってさー。まあお金かけるわけじゃないんだけど。わらしべ的な?」
「物々交換のことをわらしべって訳す人、初めて見たわ……」
一般白ギャル生徒はさして興味なさそうに語っていた。
端末をたぷたぷと弄る彼女に、声援を送った生徒はむっとした表情を向ける。
だが当の本人──オッズ最下位となった一夏は、口元をつり上げていた。
「
「……え?」
「最下位だって……
「うむ。その通りだな」
渦中の最下位ペアは、真剣な表情で断言した。
それを受けて東雲は少し首を傾げる。
「勝算は……当方の知らない、2人の訓練か?」
「ああ。今回ばっかりは、東雲さんも驚かせられると思うぞ」
一夏は自信ありげに答える。
なるほど、と相づちを打って、東雲は視線をアリーナに戻した。
「……そういやオッズって、参加したのか?」
「んー? まあ、いちおー」
白ギャル生徒は気のない声を上げた。
「誰に賭けたんだよ、やっぱ『イージス』か?」
「織斑篠ノ之ペアが勝つ方に66兆2000億」
「えっ」
「えっ」
一夏と箒がぶわりと脂汗を浮かべるのを見て、ジョーダンジョーダンと彼女は笑った。
「でもまあ、2人に賭けたのは事実だし。勝てるっしょ?」
「……ッ! ああ、もちろん」
ぷい、と横を向きながらのギャルの言葉。
一夏の力強い返事を聞きながらも、箒は彼女の横顔を見ていた。
その微妙に頬に朱の差した顔を見ていた。
──いやこいつもじゃねえか!
叫びをぐっとこらえられたのは僥倖である。
本当に、篠ノ之箒の恋路は、前途多難だった。
午前の部──トーナメント第一回戦、初戦。
カードは『シャルロット・デュノア&ラウラ・ボーデヴィッヒ』VS『更識簪&更識楯無』。
共に極めて高い評価の選手で占められた、注目すべき試合だ。
トーナメント直前に
『────いっけぇええええぇえええぇっっ!!』
『来ると思ったよ──聖剣、解放ッ! 『
その幕は、
「な、な、な……ッ!?」
「マルチロックオンシステムは完成してなかったはずだろ!? どうやって……ッ!?」
箒と一夏の狼狽。アリーナいっぱいに爆炎が花咲き、観客席が衝撃に揺れる。
ISバトル、と呼ぶにはあまりにも規模が大きすぎる。
かつての戦争における空爆──よりもひどい。ずっとひどい。
「次の試合は大変だな、アリーナを替えるしかないだろう」
「言ってる場合かよ!? 余波に巻き込まれただけで死ねるぞこんなの!」
顎を指でさすりながら東雲はのたまった。たまらず一夏は悲鳴を上げる。
視界を焼くような炎はやみ、アリーナをドス黒い煙が覆い尽くしていた。
これでは視察もへったくれもない。
「初動としては間違いなく最高クラスだ──並の相手なら、これだけで決まるだろうな」
「そりゃ、そうだろうけどさあ……!」
「だが今回はそうもいかなかったようだぞ」
東雲の言葉と同時。
黒煙が吹き飛ばされた。内部で発生した衝撃が、煙を四散させたのだ。
『あらあら……考えは同じだったみたいねえ……ッ!』
『むしろ……前衛なら、ここを逃す手はないな……ッ!』
アリーナの中央。
巨人が踏み荒らしたかのように砕けた大地の上で、楯無とラウラが鍔迫り合いの格好で火花を散らしていた。
大型ランスとプラスマ手刀が、互いを食い破らんと猛り狂う。
「前衛──タッグマッチにおいての役割分担だな」
「あ、ああ。それは俺も知ってるぜ。一般的には前衛後衛に分かれて……後衛は相手の後衛を牽制しつつ、自分の前衛を援護する……教科書に載ってるコンビネーションだ」
「よく勉強しているな。タッグマッチにおけるISバトルは、互いの役割分担がモノを言う」
故に、近接メインの機体と射撃メインの機体で組むのが理想とされている。
つまりペアの完成度としてはセシリアと鈴こそが王道の最高峰なのだが──
「しかし何事にも例外は存在する。更識楯無とラウラ・ボーデヴィッヒは共に遠中近をこなせる万能型。しかしペア相手はそうではない。故にこの試合は──簪がどこまで相手を抑えられるかにかかっている」
「……っていうと?」
「見れば分かる」
同時。
ラウラが不意に後退した。追いすがろうとした楯無は、しかし急制動からターンにつなげ、上空から降り注ぐ弾幕から逃れる。
後衛であるシャルロットが上を取り──そこから一気に飛び込んできた。
「
「万能型と、機体自体は中距離であるものの本人の技量により近距離でも十全に動けるペア──こうして能動的に揺さぶりをかけ、戦況をコントロールする。極めて高度な戦法だ」
連携訓練にはさぞ力を入れたのだろうと東雲は付け加えた。
だが──言葉こそ脳で理解できれど、眼前の光景には理解が追いつかない。
簪は素早くシャルロットに荷電粒子砲を撃ち込み足を止めるが、その時にはもう大きく後ろへ後退したシャルロットと、入れ替わりにラウラがワイヤーブレードを展開して楯無へ突っ込んでいる。
『ちょこまか鬱陶しいわね……!』
『兎なのでなァ!』
相手がめまぐるしく変動し、楯無と簪は一瞬視線を交錯させた。
『ごめん、リセットを
『──ッ! うん!』
再度装填される誘導ミサイルたち。
しかし──第二波を察知してから、シャルロットたちの動きは素早かった。
『シャルロット、行くぞ!』
『了解ッ!』
2人は足並みを揃え、一転して突撃した。
同時に前衛を行うという暴挙。慌てて楯無が立ち塞がる。
『AIC対策はできてるのよ!』
指を鳴らすと同時、空間そのものが炸裂した。
あらかじめ散布していたナノマシンによる、
たまらずシャルロットたちは急ブレーキをかけ、破壊の嵐から逃れた。
『装填、完了……ッ! お姉ちゃん離れて!』
『オーラィッ!』
爆心地となるであろう戦場から、猛スピードで楯無が離脱する。
それを確認してから、簪は背負ったミサイルポッドから、48発に及ぶミサイルを射出しようとして。
ガシャン、とポッドがスライドし、弾頭が顔を覗かせ。
ブースターに火がつき、まさに『打鉄弐式』から、翼が生えるようにして鉄塊が放たれ。
『──この
聖剣が──
巨大な光の剣が引き裂かれ、幾重もの極細い光条となってミサイル全てに突き刺さる。
『え──』
何が起きたのか分からないまま、簪は自らの最大の武器である大爆発の中に飲み込まれた。
「な、あ……ッ!?」
「ほう。聖剣とはああいう使い方も出来るのか。本体を撃ち抜いたところでミサイルは飛んでくる。本体ごと薙ぎ払おうとすれば、大ぶりになった隙を更識楯無に突かれるだろう。故に──精密にミサイル群を撃ち抜いた。見事な判断だな」
言葉を失う一夏の隣では、東雲が感心したような声を上げていた。
モニターを慌ててみれば、やはり簪のエネルギー残量はゼロになっていた。
『……それで、会長。二対一ですね』
『……そうね』
『AICから逃れつつ聖剣からも逃げる。できますか?』
『──あまり見くびらないで、ちょうだい……ッ!』
そこからは一方的な展開だった。
要所要所でラウラが動きを封殺し、そこをシャルロットが撃ち抜く。時折聖剣を展開するが、ほとんどブラフとしての働きだった。
更識楯無のエネルギー残量がゼロに削られるまで、72秒と少しだった。
『……ははは、負けた負けた。あー、メチャクチャ負けたわね』
『むう……』
勝者であるにもかかわらず、不服そうにしているのはラウラだ。
シャルロットを攻撃の核に据えた結果、ラウラは前衛として楯無と切り結んでいたのだが──両腕のプラズマブレード発振器は砕け散り、レールカノンもまた砲塔半ばで断ち切られている。ワイヤーブレードは全て引き千切られ、地面に転がっていた。
「……結果だけ見れば、シャルロットたちの快勝だけど」
「ラウラ・ボーデヴィッヒをあそこまで削ってみせたのは、やはり国家代表としての腕前が見えるな」
一夏と東雲の分析に、箒はぐっと拳を握った。
「……私は、学園にいない他の選手については詳しくないが……シャルロットとラウラは……」
「肯定する。代表候補生として、まず間違いなく五本の指には入るだろう──更識楯無以下の国家代表では、完封されていただろうな」
それが、次の対戦相手。
ゆるゆると、視線を勝者へ向けた。
2人は互いの破損状況を確認しながらも、朗らかに会話している。
『ラウラ、お疲れ様。なんだか練習よりもずっと動けたね、僕たち。相性がいいのかもよ?』
『フッ……今日は一夏がお弁当に私の好物を入れてくれたらしいからな。気合いが入るというものだ』
『午後の試合、背中撃っていい?』
『何故だッ!?』
──腹黒に対してよく異を唱えられたな、と箒は半眼になった。
第一試合結果。
勝者『シャルロット・デュノア&ラウラ・ボーデヴィッヒ』──それもロシア国家代表を擁するペア相手に。
番狂わせと認識する者もいれば、最新の機体スペックを考慮すれば何ら不思議ではないと断ずる者もいた。
しかし全体的な感想としては、やはり試合の流れも含み、少なからぬ衝撃があった。
だが本物の衝撃は、その後に来た。
『ありえない──『イージス』コンビは公式タッグ戦において無敗だったんだぞ……!?』
『代表候補生同士で、こんな試合があるのか……!?』
急遽場所を変え、第二アリーナ。
客席がざわめいている。客席──否、最も混乱が大きいのは来賓席。
総立ちになっているのは企業や国家からの視察団、野球でいうスカウトマンたちだ。
彼ら彼女らは、膨大なデータを頭に叩き込んでいる。公開されている機体スペック。IS乗りのパーソナルデータ。練習風景。そして過去の試合の実績。
全てを知っているからこそ、この結果に、驚愕を隠す余裕など消し飛ばされていた。
『エネルギー損耗率100%に対して、
モニターに表示された数字は、残酷なほど明暗を分けていた。
片やエネルギーを削りきられた敗者。
片や4分の3以上のエネルギーを残している勝者。
「……なんだ、なんなのだ、これは……」
また事態の理解が追いつかない箒の言葉。隣の一夏もまた、両眼をこれ以上無く見開いている。
周囲に座るクラスメイトらは1人残らず呆けたように口を開けたままだった。
「
そんな中で。
東雲だけが、冷静な声色のまま客観的な評価を下せていた。
「ダリル・ケイシーとフォルテ・サファイア。直接戦闘を行ったのは二度ずつ──どちらも守りにおいては屈指の腕前を持つ。さらに其れ其れのイメージ・インターフェース兵装を組み合わせることで特殊な防御戦術をとることも可能だ。当方とて、二対一では苦しい展開になるだろう」
絶対無敵のコンビネーション、『イージス』──そのカラクリは2人のISが誇る特殊装備にある。互いに炎と冷気を操ることで、衝撃を転移する特殊な結界を構築することが可能なのだ。
隙は無い。こと防御において、2人を打ち破るのは極めて難しい。
「だが、今回ばかりは
東雲の断言に異を唱える者などいない。
学園随一の防御に長けたペアが、封殺された。
平時の絶対的な防壁を完膚なきまでに破砕され、完封された。
『こんな、ことが……!』
ダリルが顔を上げ、低い声で呻いた。
誰もが勝因を見て取れる。
鈴の立ち回りは見事だった。二対一の状況でも必要以上に被弾せず、元より守りを基礎に置く名手2人に深追いせず、戦況を最後まで整理していた。
だが勝利の本質はそこにはない。
『
天高くを陣取り、戦況を最後まで
降り注ぐレーザーは神の怒り、あるいは裁きにすら似ていた。
間隙を縫い、刹那を穿ち、運命すら射止める。
その攻撃命中率──実に、99%!
『これが、セシリア・オルコット……!』
誰かが彼女の名を呼んだ。その声は畏怖に震えていた。
太陽を背に、彼女は観客席に手を差し伸べた。人差し指をピンと伸ばし、銃口のように向ける。
誰に? ──愚問である。
織斑一夏に、だ。
『招待状は届きましたか? 今度の
告げて、彼女はBANG! と人差し指を天へ突き上げた。
それはまるで──遙か高みへと上りゆく、龍のように。
(あっ今当方のこと指さしてた!? えっとこういう時どうすればいいの!? キャーッとか悲鳴上げた方がいいかな!?)
お前は黙ってろ。
冒頭の画像は執筆フォームのスクショです
プレビューで見たら罫線同士が何故かつながらなくて出来の悪い迷路みたいになってて怒り狂いました
簪については次回回収します
本当に申し訳ない(神映画)
次回
49.トーナメント二回戦(前編)