ドラゴンクエスト3 そして伝説へ……のはずが、僕の四人目の仲間がだいぶおかしい件について 作:笛ふき用
そしてその日の夜。真新しい店構えの鉱山街の酒場は生まれて間もなくのこの時、前代未聞、空前絶後、ものすごい盛り上がりを見せていた。
理由は。
フォンちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!! いや、素敵な素敵なバニーさぁぁぁぁん! ルビーラおかわりぃぃ!! いや~~、旨い! 今日の酒はうまいぞぉぉ!!
くっ! 私を殺せ! 今すぐにぃ!
あれあれ~、バニーさん、殺せとか汚い言葉はバニーさん言わないはずだよぉ~?
あ~~~もうわかったわよ! ハイ! ヨロコンデ~~!!
あ~、フォンちゃんの脚線美サイコー! 網タイツがまたエロイのなんのって! そこのとっても素敵なバニー姿のバーテンダーさん、ルビーラおかわりぃ!!
はいはい、ちょっと待ってね。フォンちゃん次はこれお願いね。
ハイ! ヨロコンデ~~!!
いや~、あの地獄みたいなノルマでも人間やる気になれば達成できるもんなんなんだなぁ。よ~し、明日からも頑張るぞぉ!! バニーさん、バブル麦汁おかわりぃ!
はいはい いま もって いきます よぉ
ちがうんだよ、ビルドの親方ぁ!! 親方じゃないんだよぉ!! 俺が持ってきてほしいのは女の子のバニーさんなんだよぉ!!
む せっかく ぼくが ばにーさんに なっているのに なんのふまんが あるの?
不満しかないわぁ! アホぉぉぉぉぉぉ!!
ぎゃはははははははははは!!
カオス。
ただただカオス。
店内はもう超満員。そんな中にうさ耳がぴょんと伸びたバニースーツ姿の人間が三人いた。一人はオーソドックスな黒いバニースーツに身を包み、さっきから次から次へひっきりなしにオーダーが飛び交う店内をひきつりきった笑顔のまま行ったり来たりしている我らが勇者パーティの紅一点、フォンである。その鍛え上げられた健康的な肢体はすらりとしていて、特に網タイツに包まれた脚線美の美しさは男どもの視線を釘づけにしていた。
二人目が成熟した大人の色気と体を赤いバニースーツに包んだバーのマスター、アイーダさんだ。バイーン、ムチーン、ボキュ、ボイーンという謎の擬音が聞こえてくるようだ。イヤ、僕の隣でカダルが壊れたように小声で繰り返していた。そんなエロバカカダルの鼻からは鼻血をたらしながら目線が彼女に釘づけである。正直僕はエロ過ぎて直視できません!
……チラ見が限界だよ。……ていうかね、谷間がね、すごいのよ。アリアハンの田舎にはあんなけしからん物はなかった! でもアイーダさんはアリアハン出身だ! やばい、メタパ二喰らったか僕?
最後に白いバニースーツを着てしれっと料理をしながら働いているビルドである。
男がバニースーツ着るんじゃねぇ!
そんなカオスな夜はどんどん更けていく。喧騒と騒ぎがピークになったころ、その日のメインイベントが恥ずかしそうにやってきた。
あ、あの、み、みんな、あと、ゆうしゃさまたちも!
これで、バニーさんというのは、よろしいのでしょうか? あの私、フォンさんたちだけにこのような格好をさせるのは忍びなくて、でもこんな肌がいっぱい見える格好生まれて初めてで……。ていうか、似合いませんよね? 私なんて……。
そこにはピンクと白のコントラストもかわいらしい眼鏡のバニーさんが顔を真っ赤にして立っておられた。
その後、男どものテンションが振り切れたのは言うまでもない。
追記 マリルさんは着やせするタイプだったんだなぁ……、とアルコールでぼんやりした頭で僕は思いました まる
いや、諸々すみません。
とりあえず次が書けたらこれは30の最後に編集で付け足します。
あと、書くのが遅れています。生活リズムの確立がなかなか……。
人生ってままなりませんね(謝罪)