破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

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この話は試作強化型アサルトさんの『危険指定存在徘徊中』の後のお話
これ見とけばだいたい察しがつく筈

https://syosetu.org/novel/190378/69.html


好奇心は…?

 とある異世界にある旧◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎王国の城から、無事にリホ指揮官と万能者は元の世界に返された。そして戦闘をした訳でも無いが既にボロボロな万能者はリホ指揮官にある事を頼んだ。

 

万能者「・・・・・・なぁリホーマーさん?」

 

リホ「なんや?」

 

万能者「あんたのところの設備ちょっと貸してもらえないか?俺ちょっと来る方法が特殊なやつ使ったから・・・・・・」

 

 ガシャンと音を立てて万能者の右腕が崩れ落ちた。その現場を目の当たりにしリホ指揮官は自分の為に身体を張ってくれたんだなと思い改めて感謝する。

 

リホ「・・・・ちょっとこんなアカン感じなんだ・・・・・・・・・・・・」

 

 こんなボロボロな状況になってる万能者の姿を見た事がない、設備を貸して欲しいと言われてある事が頭に過ぎる。

 

リホ「今基地建設中やからまともな施設ないけど資材なら何とかなるの、鉄骨とか電気関係の配線とか使えばいけると思うけど…?取り敢えず資材置き場の場所教えるで」

 

万能者「ありがとなリホーマー… だけど無理はするなよ?なんかあったら俺もタナカが悲しむからさ」

 

リホ「すまへんな… 」

 

 まともな施設は無いが建築用の鉄骨やら電気関係の配線なら何とか出来る。まぁ、色々と問題は起きるが流石に二度も救ってくれた命の恩人にNOとは言えなかった。

 

 そんなこんなでS13基地の万能者を資材置き場に案内し、自分はS13基地の事務室にさりげなく戻る事にした。案の定騒がれたり、居なくなった訳を聞かれたが『誰が異世界のどっかの城で神に近いようなヤバイ存在に拉致られて、万能者も入ってきて助けてくれた』なんて事を信じる人なんている訳が無く、BAR行って酒のんでた。万能者とは友達。って事で話を合わせなんとか説得できた。

(色々な人形達から怒られたり空砲を至近距離で撃たれたが…)

 

 …と色々な事が起こり万能者は資材置き場で作業を始めた頃、リホ指揮官はある事をしようとしていた。それはかなりファンタジーな事で非科学的で根拠も何も無いが、あの白いドレスの女性や異世界、龍の眷属となった為気になった事だった。

 

リホ「何か… 魔法やら超能力とか使えるんかな?(ワクワクドキドキ…)」

 

 ○裂魔法とかベギ○マとか使えるんじゃね?と言う好奇心で動いていた。

 しかしながらどうやってその不思議な力を使うかなんて分かる筈もなく30分間苦戦し恥ずかしくなりやめる事にしたリホ指揮官だった。

 

リホ「ホンマなんやろ… まぁ、期待したウチが馬鹿やった。テレポートで帰るかの…… ん?」

 

 期待が外れ、テレポートを使い事務室行こうとした。しかしその瞬間不思議な力を感じ始めた。血を飲んで起きた日に感じた不思議な力と同じ感覚だった。なんとなく感覚で、自分の本能に身を任せ不思議な力を大雑把に操りだした。

 

 そして不思議な力を操り、出来たのは空間に浮かんだ紫色の穴。その穴を覗いて見るとS13基地の事務室の真上から見た光景が広がっていた。

 

リホ「わ、ワームホールやな… これ…

うん、掃除とか手の届かない所に手が届くようになったの(現実逃避)」

 

 

 流石に何も出来ないと思っていたが案外すんなりと出来てしまい困惑し改めて人形やめちゃった感じだと感じた。

 




リホッチの新能力

ワームホール
 東方プロジェクトの八雲 紫のスキマのイメージ。
テレポートの妨害する装置に一切引っかからないし探知も出来ない為、防ぐ手立ては無い。

 有効射程はテレポートとは比べ物にならず長く、敵を砂漠や海のど真ん中に移動させたり高い所から落としたり、超長距離移動など出来て汎用性が高くやりたい放題できる。


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