色々と深刻な状況になっていく中、万能者が取る手段とは?
尚迷惑をかけるのはいつも通りな模様(遠い目
「頼むリホーマーさん無事でいてくれ・・・・・・・・」
そう言いながら万能者は数少ない信頼できる人物の一人であるリホーマーがいるとされている場所・・・・・・S13地区のグリフィン基地に全速力で向かっていた・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・!!!??」
「なんだありゃ!?」
その道中の様子がS13地区お住まいの方々(主に山賊な方々)の目に少なからず入ったのは余談である・・・・・・・・・・・・
2時間後・・・・・・
「やっと見えてきたぞ・・・・・・」
万能者は目的地であるS13地区の基地が見える付近まで辿り着いていた・・・・・・・・・
「今リホーマーさんの反応確認・・・・・・・よかった異常はないようだな・・・・・・なんかあの『ドラゴンブラッド』の反応と一緒にいるように見えるのが気になるが・・・・・・・・まぁいい、とりあえず連絡だ」
様々確認をした後に連絡をしようとしたその時
ゾワァ
「・・・・・・・・・!!? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・あっ連れて行かれた・・・・・・・・・」
突然基地のほうから感じた寒気に身を固まらせてしまい、その僅かな隙にその基地から目標だったリホーマーの反応が消失したのだ・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どうしよう」
万能者はその状況を理解したがどうすれば良いかすぐには分からず、数分間ほど思考の海に漂うことになった
「・・・・・あの手札切るか?・・・・・・・・・いや、アレ色々調整と準備と非常事態への備えしないとヤバいことになるしな・・・・・・・・・でも今リホーマーさんという情報源(尚一部私情)を捨てるとなると・・・・・・・ええい、一か八かだ!!」
そして、数分後・・・・・・・・・
その場から万能者の姿が消え去った・・・・・・・・・まるで最初からそこに存在しなかったかのように・・・・・・・・・
尚・・・・・・
S13地区G&K社基地にて
「緊急事態発生!!繰り返す!緊急事態発生!!この基地に万能者が接近している!」
「指揮官は何処だ!?何処にいるんだ!?」
「せっかくヌカコーラを飲もうと思ったのに・・・・」
(ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ)
「また例の女性が震えてるよ!!」
指揮官が人知れず拐われ不在の状態の上に万能者が襲来しているという非常事態にパニックになっていたのは言うまでもなかった・・・・・・・・・
ちなみに街の方も道中の確認したものが伝えたのか、万能者という正体不明の存在によりパニックになっていたのは余談である
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◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎王国 城
「(・・・・・・なんやこれ・・・・・どないすればええんや・・・・・・・・・)」
突然得体の知れない場所に拐われ、本能的に逆らえない正体不明の白いドレスの女性の前にいるという状況から更に混沌としたものとなった状況にリホーマーは戸惑いを隠せなかった・・・・・・・さっきまで感じていた緊張感が消失するほどに・・・・・・・・・
それは
「俺の知り合いがなんかやらかしてしまって、本当にすみませんでした!!!」
困惑している白いドレスの女性の前で全身の装甲がボロボロに傷つき、砕け、欠損している部位も確認できるほどに
ハイ、リホーマーさんすみません
事後処理が大変なことになりました(真顔
最後に万能者が損傷してたのはまた別の話で書く予定です