破壊の嵐を巻き起こせ!   作:oldsnake

347 / 503
NTKさんの大型コラボ企画
I05地区及びスミス奪還作戦
https://syosetu.org/novel/190134/75.html


☆×2 バーサーカー

 まず先陣を切ったのはバルカンであった。彼女の行手を阻もうとマンティコアが二機近寄るが…。

 

バルカン「邪ァァ魔だァァァァ‼︎」

 

バルカンは即座に大物殺し(ジャイアントキラー)なる大型チェーンソーを起動し、瞬く間にマンティコアを切り裂いた。次に『盾』持ちのアイギスが一体、盾を構えて突進するがバルカンは跳躍して背後に回り込むとチェーンソーをアイギスの背中に突き立て、その身体を貫いた。アイギスは振動に合わせてガクガクと痙攣を起こすとやがて動かなくなった。

他のEA小隊のメンバーも各々の武器で鉄血兵を仕留めていく。だがフレイムはいつもの火炎放射器では今作戦では絶望的に相性が悪いため、サブ武器のジャイロジェット・カービンにて対処していった。

 

 いつもより攻撃は()を破壊しない様に本体を切り裂き、復讐に身を任せた攻撃は更に苛烈を極め敵陣に向かって突撃をしていた。

 一人で突撃するバルカンにペイロードは退いて態勢を立て直す様に命令を出す。だが…。

 

バルカン「肉盾なんざ使ってんじゃねぇ!この屑鉄共がぁぁぁ!!」

 

ペイロード『バルカンさん前に出すぎです!一旦下がって下さい!》

 

バルカン「すまん…!無理だ!ウラァッ!!すまん!切る!」

 

ペイロード『ちょっ!待っt…!』

 

 退いたらいけない気がした。だから退いて後悔したくない。一刻1秒も速くスミスを助けたい。

 こんな外道で趣味の悪い肉盾なんて物を作った奴をぶちのめしたい。

 

 ってかマーダーでもこう言う事はやらない。

…アレは残虐だがサイコで戦闘狂でカニバリズムなだけだが…。

 

 盾を持ったガードが密集陣形で向かって来る。その奥にはイェーガーが銃を構えていた。総勢5×5の25の鉄血の一個小隊。バルカンは大物殺し(ジャイアントキラー)を片手に向かっていく。

 

バルカン「道を開けやがれ!」

 

 隙間なく密集陣形で向かってくるガードの一人の盾の下の隙間に動いて居ないジャイアントキラーを差し込む。そしてその瞬間、疑似強化改造形態に移行。

 

バルカン「派手に吹っ飛びやがれ!」

 

 差し込んだジャイアントキラーで強引にガードをカチ上げた。相当な重さのガードは3〜4m上に吹っ飛び、密集陣形を組んでいたガード達に落下し陣形に隙間が空いた。バルカンはその隙間からイェーガーに起動したジャイアントキラーで斬り掛かり見える範囲で壊滅させた。

 

 その全滅を確認せずバルカンは迷わず突き進んむ。

 

 大事な人の為に、そして人の恋人を奪ったヤツをぶちのめす為に。

 

 スミスとやりたい事なんて沢山ある。

 

 ビーチで一緒に遊びたい。

 

 花火をやりたい。

 

 もっともっと甘えたいし…

 

 …キスもしたい(照)

 

 それとゆくゆくは結婚も…

 

 スミス(恋人)の事を思う度に幸せな事が頭に過ぎり、頭をいっぱいにする。

 

 その瞬間、苛烈な突撃は緩んだ。

 

バルカン「チッ…!囲まれたッ!」

 

 辺り一面鉄血兵、そして自分はいつの間にか囲まれていた。どうやら独断先行していた事が仇になったらしい。

 

バルカン「上等だぁ!この野郎が!全員纏めて捻り潰してやる!」

 

 だが今更止まる訳にはいかない。

 邪魔するなら全員纏めてぶっ潰す。そう決心したバルカンは包囲も構わずひたすら突き進んだ。

 

 




バルカン、スミスを思う余り独断先行一人突き進む
からの鉄血兵によって包囲…

因みに鉄血化バルカンは両目が金色ですが疑似強化改造形態になるお身体に紅い亀裂が入り両目が真紅に染まります。

イメージとしてはキューブ作戦の時の強化された処刑人と狩人みたいな感じです。

なんかダメだったら消します…

あと二重コラボってヤバい…(過労)
…でも頑張る(社畜並感想)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。