テレポート、そしてまたテレポートを繰り返しリホはS10地区へと向かっていた。あのS11の時の様な気味が悪くこの世の理を外れた魔力.その関係者であるギルヴァの所へ行き聞けば分かる。と思っていたからだ。
リホ「(それにしても龍脈の力ってヤバイ、テレポートのエネルギーも代用出来るって…… でもウチ技術者とか科学者とか出来る人形なのになんてファンタジーな事に巻き込まれてやろ?)」
これでも元鉄血ハイエンド、しかも後方支援型だ。それが表立って戦闘してる。それも魔法使いコスして…。
リホ「うわぁ…。側から見たらヤベェ奴やんウチ。まぁ、でもこれがウチの戦闘服や。可愛さと機能性を求めたコスプレ風の戦闘服や異議は認めへんぞ」
話す相手なんて居ない為、一人でぶつぶつ喋りS10地区までテレポートを繰り返す事、数分。やっとS10基地のある街へと入った。流石に街へ入った状態でテレポートして移動は不味いかな?と判断し、ここからは徒歩で便利屋「Devil May Cry」へ向かう事にした。
リホ「懐かしいの… 」
どうしてリホが便利屋「Devil May Cry」の場所を知っているかと言うとH&R社の社長時代、一回だけ
リホ「そういえば…… あっ…
基地の業務の忙しさ、それと様々な問題やトラブルに見舞われて6〜7ヶ月、
リホ「さて… なんか嫌な予感しかせえへんけども…。行きますかの…!」
そしてリホは店の扉を開けた。
ギルヴァ「リホ・ワイルダーか?」
リホ「せやで。…久しぶりやな。こうして会うんはS11地区の時以来か」
ギルヴァ「その様だな。…しかし何があった?以前と比べるとかなり
リホ「あー… そこは色々とな。因みにうち、グリフィンで指揮官やっとるで。S13地区でな」
内心、過去ギルヴァに悪魔持ち出そうとして脅される。という事件?があり少しビビってるリホさんだった。
そしてなんなかんやありミーティングの時、店の前で感じていた違和感は現実の物となった。
リホ「(な、なんでぇ… なんで蛮族戦士がおんねん… この作戦が終わった後が怖すぎんよ〜)」
蛮族戦士「(オリジナル笑顔)」
リホ「うぁ… あのS14地区の時は
顔は平常心、だが内心パニックを起こしていた。
この事態の事についS10基地のシーナ指揮官に話しかけてみる事にした。
リホ「ちょいとええか?シーナ指揮官」
シーナ「何でしょうか、リホ…いえ、ワイルダー指揮官とお呼びいたしましょうか」
リホ「やめてくれや、初めて会った訳やないんから。普通にリホで構わんよ」
シーナ「でしたらリホ指揮官で。…それで何でしょうか?」
リホが親指を立て、ある方向を指す。
その先にいるのは協力を申し出た蛮族戦士。
リホ「あそこに居るの…敵じゃないんやな?」
シーナ「カタコトですが意志の疎通は出来るみたいで、敵対する様子も見受けられませんでした」
リホ「故に、か…。シーナ指揮官、ホント信用してもええんやな?」
シーナ「はい。…もし何かあれば私が責任を負います」
リホ「…そうか。なら問題ないわ」
(どうしよ… 取り敢えずワームホームかテレポートの準備しとこ…。こんな健気でいい人が蛮族戦士にロックオンされたら嫌やし…)
色々な事を考えるリホ指揮官だった。
リホ「(そういえば… あの作戦目標が居る拠点までの距離、位置、内部の構造といい… 敵の数とかといい… なんでそこまでの詳細な情報が分かってんや?その情報は本当に正しいんやろか?あと基地襲撃されて直ぐに分かったんや?基地の場所が分かっていたんやら阻止も出来た筈やし。
…うーん… 取り敢えずアクシデントに備えるか…
…でも… 今はシーナ指揮官を信じるとしますか!大丈夫や絶対!)」
様々な考察が出来る、…がシーナ指揮官を信じる事にしたリホだった。
こんな感じえええのかな?(震え声)
便利屋「Devil May Cry」の前で朝食とってるリホさんは147話『朝ご飯ひ大事』の事です。
そんで仕事仕事、問題トラブルやらでアサルターの事頭から抜けてたリホさん。
蛮族戦士とはS14地区でリホさん(inソホォス)の状態で強者としてロックオンされてる?