作『Devils front line』
コラボ作戦
「operation chase game」及び「operation grave guard」の後日談
本編は此方
↓
https://syosetu.org/novel/191561/148.html
特殊作戦「grave guard」は終わりを迎えリホとシーナは話しをしていた。
情報の元の話や追跡者と墓守の事について話し終わった後の事…。
リホ「この後どうするんや?作戦が終わってもあの拠点はまだ残ったままなんやろ?」
シーナ「ええ。暫くそこの調査に赴く感じです。色々知りたい事もあるので」
リホ「そうか…。あんまり無理するやないで?」
シーナ「貴女に言われる程ではないかと思いますよ、元H&R社の女社長さん?」
リホ「ほーん?初々しくオドオドしていた女指揮官が言うようになったやないか」
シーナ「あの時は新人だったんですから!わ、忘れてください…!」
頬を赤らめるシーナ。
その姿を見てリホはカラカラと笑うのであった。
その後、リホはある人物を探した。
そしてその人物に話しかけようとした時、後ろを振り向き逆に話しかけてきた。
処刑人「ん?どうしたリホ?」
リホ「処刑人、ちと用があるんやけどええか?」
バックパックからひび割れた八卦炉を手に取った。そして処刑人に笑いながら投げ渡した。
処刑人「おい… いいのか?」
ひびが入っているとはいえ大事な武器を渡したリホ、処刑人が疑問に思う中、リホは話し始めた。
リホ「酷使してもうてな〜。デカイ1発を撃ったら壊れるけど…
…改造するなりなんなりとすればええで。アンタの持ってる拳銃といい剣といい… 相当な腕利きの技術者がいるんやろ?ウチもアンタの持ってる武器みたら分かるで。そんでな、見てたらウチの技術者としての血が騒ぎ始めたんや。
…そんな訳で…、八卦炉を渡してみたくなった訳よ。その技術者の手に渡ったウチの武器がどういう風になるか、そして誰に渡すのかって…
…まぁ、そんな感じやな」
処刑人「……一応貰って置くぜ」
その腕利きの技術者の存在が気になり、大事な武器なのだが好奇心でリホは【八卦炉】を渡していた。
内心、本当は少し悔しかったのだ。
今の基地には壊れ掛けた【八卦炉】を修復出来る程の機材と材料は無い。だが【八卦炉】を酷使し続けて壊すよりも長持する方が断然いいだろうと考えたからだ。
リホ「(あぁ… ダメや愛着湧いてもうてる… )
…だ、大事にするんやで?メンテは毎日やぞ?不具合でたら使うの止めるんやで?」
処刑人「お、おう…」
リホ「ウチの
処刑人「…やっぱり返さそうか?」
リホ「大丈夫やから!大事にしてね!」
なんだか我が子を養子に送るお母さんの目をしていた。
そして少し涙目になりつつも帰りのヘリに乗るリホだった。
リホさん、八卦炉をあげる
仕事で忙しいけどリホさんは元は優秀な技術者ですので見れば分かります。そして道具は大切にしますし愛着が湧きます。
そして…
白黒モンブラン様、コラボお疲れ様です…!