ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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一年前から温めていた「ラブライブ×ポケモン」を投稿しました!よろしければこちらもよろしくお願いします!!
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今回のお話はにこちゃんの回です。
努力家にこちゃんの朝をどうぞ




第3章 12話 「矢澤の朝」

 

 

 

 

 

矢澤の朝は早い

 

 

 

 

 

 

 

ー AM5:30 ー

 

 

にこ「…変な夢をみたわ……」

 

 

まだ暗い部屋の中でベッドから起き上がる矢澤にこ。

彼女は誰よりも早く、夢の世界から現実へと戻ってくる

 

 

にこ「花丸と花陽に食べられるかと思った…」

 

 

にこは手探りで服を見つけて着替える。

日の出が遅いと、暗くてどうしても不便である

 

 

にこ「…」スタスタ

 

 

パタン。

部屋の扉を希が起きないように優しく閉めるにこ。

ジャージ姿のにこは、こうして毎朝、自主練へと出かけるのである

 

 

希「……」

 

希「にこっち、努力家やなぁ…」

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

ー グラウンド ー

 

 

…まだ日も出ていない薄暗いグラウンド。

昼間や夜とは別世界のようで、少し寂しく、そして少し広く感じる。

そんな自然に囲まれたグラウンドに、ポーン、ポーン、とボールが弾む音がした

 

 

にこ「ふあぁ〜…」ポンポン

 

 

あくびをしながらリフティングをするにこ。

目をこすってただ立っているように見えるが、足ではボールを蹴り続けている

 

 

にこ「そろそろ新しい必殺技を作ろうかしら…」ポンポン

 

 

ちなみに、にこはこの自主練をーーーー

 

 

 

ーーーー「8年間」、かかさず続けている

 

 

 

 

 

 

ー AM6:00 ー

 

 

にこ「ふぅ…こんなものかしら」

 

 

フリースタイルの技は一通りこなした。

にこはサッカーの日本代表であり、フリースタイルフットボールの日本代表でもある。

練習は疎かにはできない

 

 

にこ「でも、世界で勝つにはさらに磨きをかけないとね」

 

 

気を引き締め、練習に戻ろうとした

 

 

 

「毎朝、関心ね。にこちゃん」

 

にこ「!」

 

 

背後から聞きなれた声が聞こえた

 

 

にこ「ママ…!」

 

真恋「ちょっと、休憩してお話しない?」

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

真恋「はい!にこちゃん」

 

にこ「ありがと。ママ」

 

 

真恋はにこに飲み物を手渡す。

近くのベンチに二人で腰掛け、山から見えるオレンジ色の空を眺めていた

 

 

にこ「最初、ママが日本代表の副監督になるって聞いた時は耳を疑ったわ…」

 

真恋「驚いたでしょ♪」

 

にこ「そりゃ、ね…」

 

 

真恋はJリーグの強豪チームの監督。

毎朝早く仕事へ行き、夜遅くに帰ってくるか、帰ってこないか。

家事や妹達の世話は全てにこがやっていた。

そんな忙しい母が、まさか自分達の指導者として登場するとは、思ってもみなかった

 

 

真恋「私は、立場上休めない。選手達を勝利に導くために、私が一番頑張らなければいけない」

 

にこ「じゃあ、なんでママは…」

 

真恋「きっかけは、あなた達の全国本戦の決勝ね」

 

 

 

 

未来の海和レッズの選手を発掘するために、私や関係者は全国本戦の決勝を見に行っていた

 

 

『あの子はどうです?音ノ木坂のFWの…』

 

『GKも欲しいですね…』

 

 

真恋『……』

 

 

あの時は、仕事として。

もちろん、にこちゃんのことを見守りながらも選手のことを真剣に分析していたわ

 

 

 

わああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!

 

 

 

でも、そんな考えは一瞬で塗り替えられた

 

 

 

実況『また抜いたぁぁ!!!音ノ木坂学院、矢澤にこ!これで5人抜きだぁ!止まりません!!この少女は止められません!!』

 

 

真恋『!!!!』

 

『真恋監督の娘さん、素晴らしい才能ですね!?』

 

『いったい、どのような指導を…』

 

 

真恋『……』

 

 

 

 

私は気づかなかった。

にこの努力を、そしてにこのサッカーを

 

 

にこのサッカーをする姿は、ほぼ、初めて見たわ。

昔はよく見ていたけど、中学になってからは1度も見てはいなかった

 

 

私は衝撃でその場から動けなかったわ。

あの子が私の娘…?

あのプレーは何…?

フリースタイルの日本代表…?

 

 

"才能"。そう言わざるを得なかったわ

 

 

早朝から練習していたのはこころ達から聞いていたわ。

でも、ここまでとは…

恐らく、どのチームもにこを欲しがるはず…

 

 

そして同時に、申し訳なくなった

 

 

真恋『(私は、にこの努力に気づいてすらあげられてなかったのね…)』

 

 

私は、なんて馬鹿な母親なのだろう…と。

娘がここまで大きくなったのに、私は手助けを、支えを、何もしてあげられなかった

 

 

 

 

そして決勝戦は終了し、数日後。

美奈から誘われたのよ

 

 

美奈『にこちゃんと、一緒に向き合えるチャンスよ♪』

 

真恋『にこちゃんと…』

 

 

私はこれ以上の機会はないと思った。

今まで一緒にいれなかった分を。

応援してあげられなかった分を。

これからそばで支えなければってね

 

 

 

 

真恋「今までごめんね?にこちゃん」

 

にこ「違うわママ!ママは家族のために、そして選手、サポーターのために毎日頑張っていたんだもの…責任を負うことは…」

 

真恋「それでも、一人の母親としては何もしていないわ」

 

にこ「…」

 

真恋「だから、これからはママのことをたくさん頼ってね!」

 

にこ「うん!ママ!」

 

 

にこは真恋にそっと寄り添う。

今まで出来なかった分の甘え。

照れくさいからみんなの前ではできない。

だからこの時間を…

 

 

にこ「大切に」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛「にゃふっwww 面白いものが見れたにゃwww」

 

理亞「にこさん…真恋さんのこと、ママ呼び…w」

 

海未「不覚にも…w ふふっw」

 

 

 

にこの威厳←? が崩れるのも時間の問題であった

 

 

 

 

 

 

 

 

真恋「随分と甘えんぼさんね。にこちゃん」

 

にこ「たまにはいいでしょ〜ママァ〜」

 

真恋「みんなの前でも甘えていいのよ?」

 

にこ「そんな事できないわよ…誰かに見られたら……」

 

 

果南「あれ…にこさん?と真恋さん?」

 

 

にこ「ぬおああああああああぁぁぁ!!!!!!??? 果南!?なんでアンタがここに!!?」

 

果南「なんでって…早朝ランニングだけど」

 

にこ「?」

 

 

にこが起きてきた5時半以降、真恋以外に玄関から外出したメンバーは見ていない…まさか、

 

 

にこ「果南、何時からランニングを…?」

 

果南「うーん…最近は少し早く起きるようにしてるから…」

 

 

果南「5時?」

 

 

にこ「」

 

 

 

にこの起床時間が早くなったのは言うまでもない

 

 

矢澤の朝は早い

 

 





一息回はこれにて終了です。次回からアジア予選が始まります!

え?怖い話?気が向いたら続編を書きます。
やむを得なくR15にしましたが、ほぼ、影響しません。

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