東方万屋録   作:ビーツー

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最近寒いです、ゴッサムです
車も凍結、白岩さん仕事しすぎ・・


2話 新聞記者の鴉天狗

 

 

暗かった森を出ると田畑が広がっていた

 

こういう人間の文化を見ると少し安心する

 

そして田んぼ道を歩き続けて人里らしきところに着いた

 

 

そして現在・・

 

「はぁ、流石に歩き疲れた・・」

 

気付くと朝日は昇っており私たちは人里の中にいた

 

 

「飛べないあなたに合わせたわけですし、しょうがないですよ」

 

「それは悪かったね・・」

 

私がそういうと白黒少女は辺りをきょろきょろと何かを探すように見渡している

 

一緒に来ていたルーミアはどこかに歩いてどこかに行ってしまったようだ。

 

 

「あ、開いてました。この茶屋で話しましょう」

 

そこには和風な物構えの茶屋があった。

 

「そうだな、流石に座りたいし」

 

そう言って茶屋に向かい

 

外に置いてある椅子に座った。

 

「ふぃー」

 

「親父くさいですねぇ」

 

「うるさい・・」

 

我ながらに思っていたことだ

 

指摘されると反論できない

 

 

「さて、取材と言ったが私の何を聞きたいんだ? 」

 

「はい、それでは、まず自己紹介ですね

 私は『清く正しく』をモットーに新聞を書く鴉天狗の 射命丸文 です!

 よろしくお願いします! 」

 

天狗か・・実際に見るのは初めてだが

予想と違うな

あとテンション高い・・

 

 

「私だったな

 私は木崎在処だ

 まぁ短い間だがよろしく」

 

「木崎在処さんですね・・ふむふむ」

 

名前を聞くと早速メモ帳に書いていた

 

「まぁ短い付き合いかは、私次第ですけどね♪」

 

「はぁ・・それで、あと他に何が聞きたいんだ? 」

 

「そうですねぇ

 見た感じで分かるんですが

 外来人ですか? 」

 

「外来人? 」

 

「あぁ、その反応で大体わかりました。

 まぁ説明すると

 この幻想郷の外から来た人間のことです」

 

「成る程、なら私は外来人だな」

 

幻想郷では外の人間は外来人というくらい頻繁に外の人間が来るってことか

 

「それじゃあ次の質問です

 実際のとこ男ですか、女ですか? 」

 

はぁ・・またか

 

しかもにやにやと笑ってやがる

 

「私は女だ」

 

「それにしてはボーイッシュな見た目が似合いすぎてますよ」

 

「動きやすいからな」

 

正直ファッションってのがよくわからない

 

「その考えがもう男ですよ

 しかも煙草も吸ってますし、胸ないですし」

 

「胸は関係ないだろ、次だ次」

 

「そうですか? まぁいいです」

 

文は少々不満を顔に出すが次の質問に移っていった・・・

 

 

その後典型的な質問が続いていく

 

 

「それじゃあ、あのルーミアを倒したってことはやっぱり何かの能力なんですか? 」

 

「そうだな・・あまりいい能力とは言えない」

 

忌々しく思うくらいだ

 

「ほう、そう言われると気になりますね」

 

あちらはこっちの気も知らず目を輝かせて聞いていた。

 

「はぁ・・簡単に言うと 綻び が視えるんだ」

 

「 綻び ですか」

 

「ああ、万物全てのものに綻びがあるんだ

 始まりがあって、終わりがある

 それこそ地にも、空にもな

 それが視えてしまう、そんな能力だよ」

 

「それではその綻びはどのように見えるんですか? 」

 

「視えない人には想像できないかもしれないけど 線 だよ

 私の経験上だと、線がそのモノの死にやすい、壊しやすい部分

 なぞるだけでバラバラ死体の完成だ」

 

 

それを聞いた文は目を丸くした

 

「それじゃあ、在処さんはそんな世界をずっと・・」

 

「あぁ、ずっと視てたよ

 目を潰したくもなったっけ

 けど慣れって恐いよな

 今はこの線も点も気分が悪いで済まされるぐらい慣れたよ」

 

「そうですか・・

 それじゃぁ最後に、この幻想郷で何がしたいですか? 」

 

この幻想郷で・・ねぇ

 

そんなの決まっている

 

「私の居場所を探すのさ

 あの紫って言う妖怪も言ってたし

 ここで頑張ってみようと思う」

 

それを聞くと文は少し安心した顔をして「そうですか」と言って

 

書き終えたメモ帳を閉じた

 

「ところでこの質問は取材とは関係ないんですが

 そのポケットに入っているものは何ですか? 」

 

「ん? 」

 

そういわれてポケットに触れると確かに膨らみがある

 

これだけでかい膨らみならすぐ気付きそうなんだけどな

 

それをポケットから取り出すと

 

「・・何だ、これ」

 

それは眼鏡ケースのようなものだった

 

開けてみると無地で地味な黒縁眼鏡が入っていた。

 

「何だ? こんな物入れた覚えはないんだけど」

 

文も不思議そうに見ている

 

「でも少しながらに力を感じます

 何かのマジックアイテムなんでしょうか」

 

「うーん・・とりあえず装着」

 

眼鏡をかけてみる・・・・その瞬間

 

 

私の景色が変わった

 

 

「線が・・視えない・・」

 

忌々しく思っていた景色がこうもあっさりと消えると

 

なんというか・・・・拍子抜けだ。

 

「なに呆然としてるんですか? 」

 

文が私の顔を覗き込む

 

その顔には線も点も無い

 

「ははっ・・」

 

こいつは面白い、随分とあっさり解決するじゃないか

 

たぶん紫が用意したものだろう

 

「はぁ・・まったく、勝てないな」

 

「え? 何がですか? 」

 

「何でもないよ、質問はさっきので終わっただろ

 もうペラペラとは話さないからな」

 

「むぅ・・しょうがないですね」

 

そしてここに来てからずっと聞きたかったことを聞いた

 

「ずっと聞きたかったんだが

 この幻想郷での戦いのルールってやっぱりあるのか? 」

 

「弾幕ごっこのことですか? 

 弾幕ごっこと言うのは・・・」

 

 

少女説明中・・・

 

 

「つまりスペルカードを宣言され

 それから出される弾幕を避け続けるか

 宣言されたスペルの撃破で勝敗が決まるわけだ」

 

「まぁ簡単に言うとそんな感じですね

 でも、弾幕ごっこをしない妖怪も多いので注意しないといけませんよ!」

 

「分かった、肝に銘じとくよ」

 

「ならいいです。それじゃあ

 また何かあったら取材させてくださいね」

 

「はいはい、分かったよ」

 

そういうと、文は満足した笑顔を見せて立ち上がった

 

「それじゃ記事を書かなきゃいけないのでこれで失礼しますね

 茶屋のお金と幻想郷の地図は取材の御代だと思ってください

 あと弾幕ごっこについて詳しく知りたいなら博麗神社に行くといいですよ。それでは! 」

 

ビシィと敬礼をするとすごい速さで飛び、気付いた頃にはもう見えなくなっていた。

 

 

 

「ずず・・はぁ、お茶おいしいなぁ」

 

お茶を飲んで和んでいると少し遠くからルーミアが走ってきて

 

私の横に座る

 

「難しい話終わった? 」

 

「終わったよ

 あ、そうだ、余った団子いるか? 」

 

そう言って余っていた串団子をルーミアに差し出す

 

「うん! ありがとう!」

 

そういうと私から団子を受け取り美味しそうに食べ始めた。

 

「そういえば気になったんだけど

 食べるものは人じゃなくてもいいのか? 」

 

そう聞くと、食べているものを飲み込み話し始めた

 

「うん、別に人じゃなくてもいいの

 だけどやっぱ人の方がいいなぁ」

 

「へぇ・・妖怪の考えることはわからん」

 

 

少女達和み中・・・

 

 

「ふぅ、お姉さんはこれからどうするの? 」

 

私の飲みかけのお茶を飲み終えたか、湯飲みを置いている

 

「さぁ、どうしような

 住む場所も無ければ、職もなしだ」

 

「私と一緒だね」

 

「妖怪と人間の時点で違うよ」

 

さて、まぁぼちぼち考えるとして

 

文の言っていた博麗神社に行くため地図を開く

 

「げ、中々距離があるな・・」

 

地図を見ると人里から地味に遠い距離にあった

 

「まぁ、朝だし時間はある、いい運動だし行くかな」

 

そう言って御代を店員に渡し、店を出ようと立ち上がった

 

「ルーミアはどうするんだ? 」

 

そう聞くと一緒に立ち上がり背伸びをしている

 

「んー、また森をふらつくかなー」

 

「そうかい、ならここでお別れかな」

 

そう言って歩き出そうとすると、また服を掴まれた

 

「まだ用があるのか? 」

 

そう言って振り向くと

 

「行き先同じだし一緒にいこ」

 

変な奴に懐かれたかもしれない・・

 

「はぁ・・勝手にしてくれ・・」

 

 

こうして二人は人里を出た。

 

 

 

 

 

 

 





おまけ


「気になったんだけど」

「何が」

「その眼鏡どうしたの? 」

「変な妖怪に貰ったんだよ、どうだ? 」

眼鏡を指で上げる

「かっこいいと思うよ」

「かっこいいって・・」

「違うの? なら可愛い! 」

「な!?・・やめてくれ私の性じゃない」

「ならどっちなのよ」

「振った私が悪かったよ・・」

「顔赤くしちゃって、こういうのを可愛いっていうのね」

「勝手に言ってろ・・」



百合は大好物ですはい


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