超寒いです
白岩・・頑張りすぎだ・・・・
博麗神社(朝)
「ふぁぁ・・」
昨日の酒がまだ残っているのか気だるい朝を迎える
部屋は締め切ってあり、障子から光が差し薄暗い
ってか調子に乗って飲みすぎたな・・
途中から記憶が曖昧だぞ
いつの間に部屋で寝ていたんだ?
「頭が重い・・ってか痛い・・」
そう言って上半身を上げ
横に手をつく
「むぎゅっ」
「・・・・ん? 」
何か手で踏んでしまったようだ・・って何で声がするんだよ
恐る恐る横を見ると・・・・
「ちょっと・・踏むことないじゃない」
「・・・・・・・・」
いやいやいや、おかしいぞ
何で私の横に霊夢が寝ているんだ・・?
え? 何があった? 夜私何した?
「何もしてない・・はず、こ、これは偶然だ・・」
「何言ってるのよ、あんたがやったんじゃない」
「は? 」
おいおいおいおい、どういうことだ
ヤった? 私が? 何を?
いやいやありえないだろ、常識的に考えて!
「ま、待て、記憶が混乱している
一から説明してくれないか? 」
顔を真っ赤にしてあたふたと手を動かし返答を待つ
「落ち着きなさい、はぁ・・全く、強そうに見えて顔に出なかっただけなのね
面倒だけど、誤解してそうだし一から説明するわ」
昨夜、博麗神社(縁側)
「うへぇー・・眠い」
頭がくらくらし霊夢にもたれ掛かる
「あんた、以外に弱いのね」
「いやぁ・・人と飲むのは初めてでね
舞い上がってしまったよ、恥ずかしい限りだ」
酒で赤くなった顔が熱くなるのがわかって尚恥ずかしくなってしまう
「はぁ、世話が焼けるわね、ほら立ちなさい」
そう言って立たされるが、足元がおぼついてうまく歩けない
「悪いねぇ霊夢ぅ・・」
「悪いと思うなら動きなさい」
「へいへーい」
軽く引きずられながらも寝室に着いた
「さ、早く寝なさい」
「心細いから霊夢も寝ようかぁ・・」
そう言って寝かすために体を傾けていた霊夢の手を引くと
「ちょ、え? きゃぁっ」
バランスが崩れて倒れてきた霊夢を抱き枕にして布団に転がる
「あったかいなぁ・・」
「はぁ、やれやれね」
そのまま人の温かさを初めて感じながら眠った
戻って博麗神社(朝)
「・・というわけ
おわかり? 」
「はい・・思い出しました」
何これ、すごく恥ずかしいんだけど
「何恥ずかしがってるのよ」
「いや、酒は飲んでも飲まれるなとはよく言ったものだと思ってね・・」
「はぁ、別に私は気にしてないわよ」
「霊夢が気にしなくても私がするんだよ・・」
私がこんなに酒に弱かったとは・・
気を抜くと人はこんなにも堕落するんだな・・
「はぁ、早いとこ切り替えなさい今日はやること一杯なんだから」
「何するんだっけ・・」
まだ赤い顔で言葉を返す
「朝は私の弾幕ごっこ講座、昼は就職活動に住居探し、ほら、やること一杯よ」
今日一日のプランを聞いて軽くため息をする
「気が滅入りそうだな・・」
「もう滅入ってるじゃない
まぁまずは朝食ね、簡単なの作るから布団畳んでおきなさいよ」
「へいへい・・」
博麗神社(居間)
「それじゃあ、頂きましょうか」
「はいよ」
「「いただきます」」
今日のメニューは
目玉焼きに冷奴、漬物に味噌汁、あと白米といった典型的な朝食だ
少女達食事中・・・
食べ終えお茶を一口
「ずず・・はぁ、ごちそうさま」
「はい、お粗末さま
それにしてもよく食べるわね」
「朝食わないと動けなくなるだろ」
「まぁそうだけど」
二人で後片付けをして居間に戻る
「さて、それじゃあ弾幕ごっこ講座に入るわ」
「よろしく先生」
なんだか母さんに勉強を教えてもらったときを思い出すな
「それじゃあ、はじめるわね
弾幕ごっこのルールは把握してる? 」
「一応な、相手を倒すか、スペルカードが消えるまで耐えれば勝ちなんだろ」
「簡単に言うとそうね
でも在処は空も飛べないからまともな戦闘は地上でしかできない」
「そうなるな、武器もナイフしかないから近接しかできない」
「そんな状況で戦うには、相手が地上にいる時に無力化する、時間まで避ける、ぐらいね」
「まぁ決定的な解決にはならないわけだ」
「そんな在処にプレゼントよ」
そういう言うと裾から一枚の御札を取り出す
「何だそれ? 」
「これは 霊撃 一瞬だけどんな弾幕も防ぐことができるわ
その代わり使えるのは10分に一回だけ」
「便利なのか不便なのか・・」
一回だけ弾幕を防いだところで何も変わらんだろ
まぁ無いよりはましだが・・
「便利に決まってるじゃない
これを使えば、相手の決め技を相殺させてその隙に倒すこともできるわ」
「あぁ、成る程」
確かに私の戦い方なら一瞬の隙で倒すことができないこともない
これは便利だ
「それじゃ、ありがたく貰いますかね」
そう言って霊夢からお札を受け取る
「やっぱどこかに貼るのか? 」
「貼らなくても、その場で札を出し宣言すれば使えるわよ」
「うーん・・」
正直、宣言するときに大きな隙になる
それは白兵戦では大きな隙になるはずだ・・
「なぁ霊夢、この御札何かに付けることはできるか?」
「付ける? 何かによるわね」
「ならこれにできたりするか?」
そう言って腰に付けているナイフを抜き、霊夢に見せる
「ナイフ? 」
その刃の部分に巻くように御札を貼る
「これを切れるように同化させるとかできるか? 」
「うーん・・私にはできないけど、できる人なら知ってるわ」
「そのできる人って言うのは?」
「魔法の森の近くにある香霖堂という店があるわ
そこの店主ならたぶんできると思う」
地図を出し確認する
場所は・・少し遠いな、まぁ宿探しのついでに行ってみるか
「それにしてもこんな短い刃で大丈夫なの?」
ナイフの刃を見て不安そうな目で見てくる
「まぁ心許ないが、外の世界だと簡単にはもてない代物だったしな」
父の刀を何度か鍛錬では使ったが、それきりだ
「刀ねぇ・・あっ、そう言えば」
何かを思い出したかのように霊夢が歩き出す
何でか分からなかったが、とりあえずついていく事にした。
博麗神社(物置)
「んーと、確か・・」
ついて行くと、霊夢は物置の奥を漁りはじめた。
「何を探してるんだ? 」
「刀でしょ・・・・あった! 」
そう言って取り出したのは長い木箱だった。
「何だそれ・・」
「まぁ見なさい」
そう言って結び目を解き木箱を開ける
「おぉ! 」
その中には白鞘の状態の刀が入っていた。
「前に紫に貰ったのを思い出したの
幻想入りした無銘の刀だけど
見た目も地味だし、長さも刀ほど長くないしカッコ悪いからあげるって」
「成る程な・・鞘を見るだけじゃ何も分からないし
とりあえず居間に持っていくぞ」
「そうしましょうか」
そう言って刀の入った木箱を持って物置部屋を出た
戻って博麗神社(居間)
「それじゃ抜くぞ」
霊夢が無言でうなずき、私は刀を抜いた。
その刃は、濡れたように艶やかで、氷のように冷ややかな銀色
刃も確りしていて職人の腕を感じる
柄の部分もがたが無く、難なく振れるだろう
無銘なことが惜しいくらいによくできた刀だ
「刀の感想は? 」
「長くなるぞ」
「簡単に言って」
「最高だ」
「ならよかった」
「でもこの刀不思議なんだよ」
「何が? 」
「握るとその場所から熱を感じるんだが」
「ちょっと見せて」
そういうと霊夢は刀を私から受け取りじっと観察する
「・・この刀少なからず霊力を帯びているわ」
「霊力? 」
幽霊の力か?
「幽霊の力じゃないわよ
簡単に言うと人間誰しもが持っている潜在能力みたいなもの
それを修行して増幅させてコントロールできるようになると・・ほら」
そういうと霊夢の開いた手のひらの上に握り拳サイズの弾幕が出来上がった。
「便利なんだな、霊力って」
「まぁ潜在能力といっても、使いこなせる人は昔に比べて少なくなったわ
たぶん形だけでもこの神社に奉納されていたからか霊力が宿ったのかもしれないわね」
「ふぅん、それで、この刀は貰ってもいいのか?」
「どうせいらない物だしね
それにあんた自身が気に入ってるでしょ」
「まぁ、そうだけどさ」
そう言って刀を受け取り鞘に仕舞う
「さて武器も手に入れたし弾幕講座も終わり
人里に行くか・・」
はぁまたあの長い階段を下りるのか・・気が滅入るぞ
「なら一緒にいきまいょうか、私も人里で用事があるし」
「本当か、少しは楽できそうだ」
話し相手がいるだけで幾分楽にはなるだろう
「歩いてじゃないわよ? 」
は?
まさか・・
「空を飛ぶとは言わないだろうな? 」
「逆に飛ばずに行くと思ったの?
時間かかりすぎるわ」
「じゃあ、私は? 」
「私が持てばいいじゃない」
「なんと・・・・まぁ楽だしいっか」
「ならよし、行くわよ」
「ヘイヘイ」
そう言って刀を腰に差して忘れ物は無いか確認し
外の庭に出た。
「それじゃあ、私の手につかまって」
「はいよ」
そう言って霊夢の手を握る
「飛ぶわよ」
「どんと来い」
私がそういうと霊夢の体が浮いた
「あれ・・私が浮かない」
「当たり前でしょ、修行もしてない人間が飛べるわけ無いじゃない
じゃあ飛ばすわよ」
「え・・・えぇぇぇぇぇっ!・・・・・・」
博麗神社には一人の叫び声が残るだけだった・・。
おまけもあったのですが
ノリで書いた身内セッションのTRPGネタだったので自粛しました
もし読んでみたい物好きがいましたら気軽に言ってくれれば書いちゃいます