サマルトリアの第一王女にTS転生した俺が雌堕ちする話   作:社畜のきなこ餅

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やったぜ、ぎりぎり28日に更新間に合ったぜ……!(23:55)
そんなわけで、第二話投稿です。
本当はもっと先へ進む予定でしたが、仲間新規加入話なのでここで色々と詰め込みつつじっくりことこと煮込みました。


サマルトリアの第一王女にTS転生した俺が雌堕ちする話・承

 拝啓、もはや顔も声も名前も思い出せなくなってしまった前世のお父様にお母様、お元気でしょうか?

 死因もはっきりしてないフワっとした状況の貴方の息子は、股間の息子がパイルダーオフされた状態でありますけれども、元気に異世界にて生きております。

 ただ、もし可能ならばちょっとお願いがあります。

 

 ローラの門を越えてちょっとしたら出てくるマンドリルのエンカウント率について、ちょっとばかり製作者に苦情を送って頂けないでしょうか?

 

 

「これは、キリがないな……アレン、大丈夫か?」

 

「さすがに、苦しいか……な!」

 

 

 飛びかかろうとしていたマンドリルの目をギラで焼きつつ、毛皮と筋肉に覆われたその首を勢いよく切り裂いてアレンへ声をかければ。

 そこには何ということでしょう、マンドリルの突進を真正面から盾で押さえつけるどころか跳ね返した上に。

 たたらを踏んで無防備になったマンドリルを、新品の特製鋼の剣で上下真っ二つにぶった斬る脳筋がそこに居ました。

 

 コレがマンドリル2匹だけならとっくに終わる話であるが、既にあちらこちらに息絶えたマンドリルの死骸が転がってる現状を見ればわかるように。

 次から次に、押し寄せるマンドリルをアレンと背中合わせになりつつ凌いでる状況です。どうしてこうなった。

 

 ただまぁ、せめてもの救いはと言えば。

 

 

「喜べアレン! どうやら敵さんも品切れのようだ、気合を入れろ!」

 

「わかったよ、クッキー!」

 

 

 目に見えて数が減ってきたマンドリルに気付き、声を張り上げて士気を鼓舞すれば背後からは頼もしい応答が返ってくる。

 実にいい、冒険してるって感じが凄く良い。

 正直、割としんどいし体力尽きる一歩手前だがな!

 

 しかしアレだね、画面に入りきらないという理由で4匹しか出なかったマンドリルだけど、実際はこんなんなんだね。

 

 

 

 

 

 そんなこんなで、何とか二人とも脱落することなくムーンペタへ到着。

 血塗れ泥まみれな俺とアレンに門番はぎょっとするも、通せんぼすることなく宿屋の場所まで教えてくれました。 マンドリルの事言うと凄く同情されました、クソが。

 

 

「……正直路銀や補給の問題もあるから、マンドリルから毛皮なり剥ぎ取りたかったところだが。無理だったな」

 

「クッキーってなんで王女なのにそんなにワイルドなのさ……でもしょうがないよ、次の大群が遠くに見えたし」

 

「わかっている、だが勿体なくてな。 殺した以上その死骸には責任を持つべきだ」

 

 

 主に懐事情やドロップアイテムって意味でな! 倒したモンスターがお金に変わるなんて都合の良い事はなく、その死骸を金銭に変えないといけないのだ。

 きっとドラクエのゴールド入手の理屈は、そのプロセスを簡略化していたに違いない。多分。

 

 王族だから路銀の心配は無用? そうかもしれないが、何事も備えあれば憂いなしなのだ。

 

 

「ともあれ、だ。折角宿屋を教えてもらったしとっとと部屋を取って、湯を借りよう……どうした? アレン」

 

「いや……殺した責任、って考えたことなくてさ」

 

 

 隣を歩いていると思っていたアレンが立ち止まり、何やら考え込んでいるので振り返り問いかけてみれば返ってくる言葉。

 まぁそりゃそうである、この世界に産まれて今までの間そんな事考える人間には会った事ないし。そもそも魔物は畑や命を狙う害獣だし。

 

 

「俺はそう思っている、それだけさ。アレンはアレンが思うようにすればいい」

 

「……それでいいのかな? 仲間なのに」

 

「仲間だけども、別の人間だ。考えなど人それぞれさ」

 

 

 強きを挫き、弱きを助ける。まっすぐすぎる男の子には色々と拗れた転生者の言葉は毒だったようだ。失敗失敗。

 まぁ、そんな事より今は宿だ宿。そしてお風呂だ。

 

 が。

 

 

「申し訳ありません……ただいまお部屋が殆ど埋まってまして、お部屋を一つしかご用意できないのですが……」

 

「む、そうか。まぁいい「ちょっと待って?!」……む?」

 

 

 門番に教えてもらったそれなりに大きくよさそうな宿へチェックインしようとするも、女将さんに申し訳なさそうに頭を下げられる。

 だがまぁ、路銀の節約にもなるしまぁいいかと思ってOKしようとしたらアレン渾身の待ったである。

 

 

「アレン、何故止める?」

 

「何故も何も! 僕は男、君は女。わかってる?!」

 

「わかってる、理解した。 だが部屋が埋まってる以上しょうがないだろう。血と泥に汚れたまま町の中を闊歩するわけにもいくまい?」

 

 

 アレン渾身の説得判定、だが残念俺の意志を変えるには達成値が足りなかったようだ。

 てか正直とっとと体を清めたい、切るのもなんか勿体なくて伸ばしてる髪の毛にも血脂が付着して正直気持ち悪い。

 なので、申し訳ないがアレン。君の抗議は却下する。

 

 

「というわけだ女将、その部屋で頼む。後すぐに湯を用意してくれると有難い」

 

「畏まりました。何泊されますか?」

 

「ふむ……2泊ほどでいいよな?」

 

「いいです……」

 

 

 そんなわけで女将へ向き直り、粛々と手続きを進め……アレンへ顔を向け宿泊期間を尋ねてみれば、力なく項垂れつつぼんやりと返答。

 俺との相部屋がそんなに嫌なのか、少し傷付くぞ。なんか小声で頑張れ僕、耐えれるだろアレン。とか呟かれてるのが悲しい。

 

 ところで女将、何故そんなに微笑ましそうに見ている? どちらかというと俺の心は若干萎れ気味なのだが。

 

 

 まぁそんなことはどうでもいい、と自分に言い聞かせつつ部屋へ案内され……ちゃっちゃと装備を外し。

 そうしてる間に、女将が気を利かせてくれたのかすぐにお湯の入った盥を従業員が持ってきてくれる。こういうの、凄く好感度高いよね。

 

 そのまま衣服を脱ごうとして、同じように装備を外しているアレンへふと目を向け。目を逸らされる、解せぬ。

 ともあれだ、俺は学習する出来る子なのだ。この前の勇者の泉のようなうっかりは今後ないものと思って頂こう! などと考えながら決め顔をしつつ。

 

 

「すまないアレン、先に湯で体を拭かせてもらってもいいか?」

 

「あ、うん。いいよ!」

 

「それと、気を遣わせて申し訳ないが背を 「向けておくよ!」 ……ありがとう」

 

 

 踵を支点に華麗に180度体の向きを変えたアレンの動きに感心しつつ、

 お言葉に甘え、しゅるりと音を立てつつ布鎧を脱ぎ。汗で体に張り付いた全身タイツ状の鎧下も脱ぎ去る。

 脱ぎにくいけども、地味に高性能なこの鎧下は耐衝撃性と防寒防熱に優れた一品なのだ。若干ムレるから水浴びや風呂が恋しくなるという問題点もあるが。

 

 そして、下着をはらりと脱ぎ、チャプリとタオルを盥のお湯につけて軽く絞り体を拭い始める。

 男相手にどうこう、という気は毛頭ないがエチケットはとても大事。共に冒険をするアレンに不快な想いをさせるのも忍びないので、髪の毛も含めしっかりと体を清める。

 ふと気になり、ちらりとアレンに視線を向ければ、とりあえず服だけでも着替えたアレンがこちらに背を向けつつベッドに腰かけていた。

 何やら悩みがあるのか、両手を頭を抱えて何やら唸っているが、きっとその内相談をしてくれるだろう。多分。

 

 多感な青少年にとって、この体は色々と毒? そういえばそうだった、いやしかし待ってほしい。

 ここまでそれなりに旅を続けてきた仲だ、もうそんなのはない筈だきっと。 間違いない。

 

 

「……ふぅ、サッパリした。贅沢を言うならば湯に浸かりたいところだが、それは高望みしすぎだな」

 

「クッキーって、節約家かと思ったら変なところで贅沢したがるよね?」

 

「いいかアレン、節約家はな。ここぞというところで贅沢したいから金を貯めるのだ」

 

 

 技術が発展したとはいえ、お湯に浸かるというのはまぁ中々に贅沢なこの世界。

 大体は水浴びで済ませるのが大半である、俺の場合はギラを使ってでも湯に浸かるがな! まぁしかしここで呪文で火を出すわけにもいかないから自重するのだ。

 

 

「ともあれ、だ。すまない、もうこっちを向いてもいいぞ」

 

「い、いや。ちょっと考えごとあるしさ、しばらくこうしてるよ」

 

「? そうか、では俺は湯の交換を頼むついでに、武器屋に武具の手入れを頼んでこよう。アレンの装備を貸してくれ」

 

 

 すぱっと着替えを済ませ、何やらもぞもぞと座りが悪そうにしているアレンへ声をかければ、不思議な返事。

 まぁ彼にも色々あるのだろうと結論づけ、自分の装備が入った軽めのずだ袋と中々にずっしりとくる重量のアレンの装備がはいったずだ袋を両腕に抱えて部屋を出る。

 

 俺が部屋を出た瞬間、何やら壁に打ち付ける音がしたがまぁきっと聞き間違いだろう。

 

 

 そんなこんなで女将に湯の交換を頼みつつ宿を出、若干重量に汗をかきつつ武器屋に装備を預け。

 さぁいざ消耗品の補充、の前にちょっとばかし野暮用を済ますとする。

 ソレは……。

 

 

「え? 野良犬?」

 

「ああそうだ、ムーンブルクの城が陥落した頃から増えた野良犬に心当たりはないか?」

 

「そうは言ってもなぁ…………」

 

 

 犬姫、ならぬムーンブルクの王女(現職業野良犬)の捜索である。

 ちょっと町の外に出たら魔物、特にマンドリルに襲われるような状況下において彼女をそのままにするのはさすがに忍びない。

 まぁ、うん。もしかすると回避できたかもしれないムーンブルク滅亡を、結局防げなかった罪悪感があるのも否定しない。

 

 

「うーん……あ、もしかすると町のはずれの爺様のところに住み着いたアイツかな?」

 

 

 あちこちに聞き込みを続けた末に、ようやく有力情報ゲットである。アレンよほったらかしにしてスマン、代わりにお前の未来の嫁を探しておくから許してほしい。

 詳しく聞いてみると、どうやら昔ムーンブルク城で近衛兵をしていた老人の家に住み着いていると聞けたので、さっそく足を運んでみる。

 

 

「このような老いぼれに、なんの用かの?」

 

 

 そして辿り着いた家の老人は、すさまじく偏屈そうなご老人でした。

 その目は猜疑心に満ちた目をしており、嘘偽りを許さないとばかりにギラついている。

 

 

「急な訪問申し訳ない、野良犬を探していてな」

 

「……何故か、聞いても?」

 

 

 俺の言葉に、俺を油断なく睨み始める老人。その反応が既に何か知っていると言ってるようなものである。

 しかし俺が超絶不審人物である事もまた事実。

 

 

「名乗り遅れたな、俺はクッキー。 サマルトリアの第一王女にて、ローレシアの王子であるアレンと共にハーゴン討伐の旅をしている者だ」

 

「……嘘は、ついてないですな」

 

 

 俺の名乗りに一瞬目を見開くも、俺を険しい表情で睨む老人。しかし俺の鉄面皮が微動だにしない事から溜息を吐き、認めてくれる。

 ありがとう鉄面皮、実は若干内心びびっていたが君のおかげでごり押せた。

 

 

「中へ入って下され」

 

「うむ、失礼する」

 

 

 老人に促され中へ入ると、すぐに扉が締められ鍵がかけられる。

 すさまじい警戒具合だが、同時にここにムーンブルクの王女(現職業野良犬)が居る可能性がぐんと増したな。

 

 

「しかし、何故わかったのですかの?」

 

「目を見ればわかる。 というのは冗談だがな、ムーンブルク城陥落の後に増えた野良犬、それが住み着いているのに追い出そうとしない元ムーンブルク城の近衛兵。 状況証拠としては十分だろう?」

 

「……恐ろしい方じゃ」

 

 

 老人に促されるまま決して広いとは言えない家の中を進み、部屋の扉を開けると。

 そこには、ふっかふかの犬用ベッドとも言うべき物の上で丸まり、寝息を立てている可愛らしい犬がいた。

 時折身を清められているであろうその犬は、薄汚れている様子もなく。むしろ寝ているというのに気品すらも身に纏わせていた。

 

 

「……プリン王女」

 

 

 俺の言葉に寝息を立てていた犬の耳がピクリと動くと、その目を開いて俺へ視線を向け……億劫そうに寝入ろうとして、俺の顔を二度見した。

 実に人間臭い反応である。

 

 なお、余談だが俺は技術交流という名目で何度かムーンブルク城へ使節として強引にお邪魔しており、その際にプリン王女とも知己を結んでいる。

 最初は得体のしれない不思議生物扱いされていたが、何度も交流をする内にそれなりに懐いてくれた可愛い妹分でもあるのだ。

 ……実の妹のように、淑女とは何か。を懇々と説教してくるところまで妹的じゃなくてよいとも当時は思ったが、それも今や良い思い出かもしれない。

 

 

「随分と、可愛らしい姿になってしまったな。だが安心してほしい、すぐに君を人間に戻そう」

 

 

 勢いよく立ち上がり、尻尾をぱたぱたと振りながら走り寄ってくるプリン王女の前で膝をつき、そっと優しく抱き上げてその小さな体を撫でる。

 ムーンブルク王は良い人だった、ムーンブルク独自の製鉄技術や鋳造技術も、同じロトの子孫だからと遠慮なく教えてくれた。

 ソレだけじゃなく、人間として。そして執政者としても立派な方だった。  父も立派じゃないわけではないが。

 ムーンブルク城で働く人々も良い人達だった。練兵場に乗り込んだ小生意気な小娘だった俺に嫌な顔することなく稽古をつけてくれた。

 

 決して、ハーゴンのような薄汚れた狂信者なんぞに、惨たらしく殺されて良い人達ではなかった。

 

 

「絶対に君を戻すことを誓う、だから待っていてほしい」

 

 

 気が付けば顔が強張っていたのか、俺の頬をぺろぺろと舐めてくるプリン王女の頭をそっと撫でて降ろし。立ち上がる。

 

 

「老人、ラーの鏡について知っていることは?」

 

「何故、秘宝であるラーの鏡まで……いえ、今は良いでしょうな。  ムーンブルク城から遠い東、かつて昔築かれた橋梁を幾つも超えた先の沼地に沈められております」

 

「……なんでまたそんなところに?」

 

「真実を映し出すと言う事が、決して良い事だけではないですからの……じゃが、こうなった今はすぐに手に入れられない状況が口惜しいですじゃ」

 

 

 大きく深呼吸し、自分らしくもない憎悪と怒りに染まりかけた思考を切り替え。老人へダメ元で聞いてみれば、まさかの有力情報。

 しかし、やっぱり予想通りな場所に思わず突っ込んでみれば、しみじみと意味深な答えを返される。 まぁ色々とあったんだろう、きっと。

 

 だがまぁともあれ情報ゲットだ、というわけで。

 

 

 

 

 

「コレがラーの鏡か、毒の沼地に沈められているから探すのも困難かと思ったが。すぐに見つかったな」

 

「ぜぇ、ぜぇ……そうだ、ね……」

 

 

 ムーンブルク城から遠く離れた東、何泊もして辿り着いた沼地にてラーの鏡をサクっとゲットである。

 マンドリルフィーバーもなく、問題も特に起こらなくて万々歳である。

 

 途中の川で水浴びした際、アレンの警戒をすり抜けてきた魔物がいたせいで全裸で魔物をしばき倒す羽目になったが。大した問題ではない。

 勇者の泉に引き続き、アレンに全裸を見られたが大した問題ではないのだ。繰り返す、大した問題ではないのだ!

 

 

「まぁアレだ、俺の裸を見た代金と思ってくれ」

 

「クッキーってさ、中々に鬼だよね……」

 

 

 今回の鏡捜索の際、アレンを酷使したが俺は悪くないのだ。

 そんなワケで目的のブツも手に入れたので、苦笑しつつ疲れ果ててるアレンの腕をそっと掴むと覚えたてのルーラでムーンペタまで飛び。

 旅の汚れと疲れを宿で落としてから、老人とプリン王女が待つはずれの家へ到着。

 そして。

 

 

「プリン王女。映すぞ」

 

「本当に、犬になってただなんて……」

 

 

 ラーの鏡をしっかりと掴み、行儀よくお座りしているプリン王女を鏡に映す。

 その背後で、ハーゴンの所業に怒りを再燃させたのか。アレンが俺に聞こえるほどに硬く拳を握りしめている、真っすぐな彼の性格と生き様がまぶしい今日この頃である。

 

 そんな俺の内心は横に置き、鏡に映されたプリン王女の姿と……ラーの鏡が眩しく輝き始め。

 手の中のラーの鏡が砕け散った瞬間、室内を光が満たす。

 そして、その光が止んだ部屋の中には。

 

 

「私、戻れた……? 人間に、本当に戻れたの……!?」

 

 

 紫色の長い巻き毛な髪の毛が特徴的な、とても可愛らしくて美しい少女が立っていた。

 全裸で。

 

 

「っ……!?   きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ?!」

 

「お、おおぅ!? 見るな、アレン!?」

 

「トンヌラ?!」

 

 

 感無量に目に涙を溜めていた顔から一転、顔から火を噴きそうなほどに真っ赤な顔になったプリン王女が両手でそのつつましいい小ぶりな胸を隠ししゃがみ込むのと同時に。

 茫然としていたアレンへ、渾身の目潰しを会心の一撃した俺はきっと無罪だ。

 

 可愛い少女の裸身に、アレンが目を奪われたことにむしゃくしゃなんてしてないのだ。




【人物紹介】
ムーンブルクの王女:プリン
 冒険スタート時点で亡国の姫君という中々にハードな状況のお姫様。
 フリーダムなクッキーが色々とムーンブルクと交流をした関係で、クッキーとは知己の仲であり親友である。
 彼女にとって、クッキーは手のかかる淑女失格王女であると共に、自分にはできない活発なことをやりたい放題やる眩しい親友でもある。
 
 在りし日のムーンブルクを共有できるクッキーは、彼女にとって救いでもある。

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