サマルトリアの第一王女にTS転生した俺が雌堕ちする話 作:社畜だったきなこ餅
スパっと完結させます。
これ以上雌堕ちネタ書くってなると、マジでR18しか浮かばないという事情はない。ないったらないのだ(目逸らし)
拝啓、前世のお父様にお母様。お元気でしょうか?
ドラクエな世界にダイナミックTS転生をした貴方の元息子は元気にやっております。
3年ちょいほど前には破壊神を仲間と共に粉砕した俺は……。
今では3児の母をやっております。
旅から戻りアレンと結ばれたことを現世の父にうきうき気分で報告したら、何やら処女の血やら何やらの面倒なことを大臣の一人が言い出したので。
面倒だからアレン攫って隠居するね、財産ならあるし。と言い放ったところ全力で引き留められたのも、今は良い思い出です。
まぁそんな面白くもクソもない事はさておき。
男の子が3人続いたので、次は女の子が欲しいね。などと夫であるアレンと笑い合う日々を送っています、孫の顔を見せられないのが心残りですが、とりあえず一旦筆を置きたいと思います。
「お姉ちゃん、毎年産んで3人も男の子産んだのに、まだ孕むの……?」
「うむ、目指せ2桁だ。 ちなみに今は3カ月だぞ」
「孕みすぎぃ!」
護衛の兵士らと共に、ローレシアへ遊びにきた愛しき妹に思わず突っ込まれる俺である。
ちなみに三男のコナンは俺の手の中ですやすやと寝息を立てており、次男のカインは俺の裾を掴んだままぢーと妹を見上げている。
賑やかな妹が来たのに睡眠を続ける辺り、中々に神経が太い三男だ。
なお長男のアーサーは、ちょこちょこと父であるアレンの後ろをついて回っており、今はおそらく執務中のアレンの膝の上に居るはずだ。
「でもほんと、あの……立てばマンドリル、座ってもマンドリル、歩く姿はバーサーカーって言われてたお姉ちゃんが見事に変わったよね」
「待て妹、その評価はさすがに初耳だぞ」
女マンドリル扱いは最早慣れたもんだが、バーサーカー扱いはさすがに心外だぞ。あいつら女と見たら股間おったてて襲ってくる程度に性欲の猿だぞ。
そう反論してみれば、性欲魔人なのは一緒じゃんとずばりと妹からの会心の一撃。 解せぬ。
「しかもさー……お姉ちゃんこの3年ちょいで3人産んだんだよね?」
「うむ、何ならねっとりぐっちょりな夫婦生活を聞かせようか?」
「気になるけどソレはまた後で。 なんでお姉ちゃん、体形ほとんど崩れてないの……? 前に子供が産まれて落ち着いたからってお城に復帰した侍女さん、結構ふくよかになってたのに」
よちよちとおぼつかない足取りで近寄り、抱っこをおねだりする次男坊に目尻を下げつつ抱き上げて背中をポンポンと叩きつつ妹はそんな事をのたまう。
中々に堂に入ったあやし方である、だが妹よ。お前もそろそろ男を探すべきだぞ。
「ふむ、そうは言うが腰回りや尻などに結構肉はついたぞ?」
「世間一般ではその程度ふくよかって言わねぇんだよ、お姉ちゃん」
コナンを手に抱いたまま自らの体を見下ろし妹へ視線を戻して言葉を返せば……まるで俺の乳房を親の仇を見るかのような目で睨むプリンが如き表情で、どすの利いた声を出す妹。 怖い。
まぁ3年前の旅の最中で、乳房以外に尻や太ももがムチっとしちゃってたせいで、最終決戦用の鎧を仕立て直すまでは結構男の視線に難儀してたんだがな。
今の俺の体は、そこから子供を3人産んだ影響か腰回りが太くなり。余分な脂肪がない事が自慢と言えたお腹周りにはうっすらとだが脂肪が付き始めてしまっている。
アレンはキレイで魅力的だと言ってくれているが、このまま行くとちょい危険かもしれないと一人危惧してるのである。
「ちなみに何か運動は…………いやいいやっぱり言わなくて、というか幼いとはいえ息子の前で何言おうとしてんのお姉ちゃん」
「む…………ま、まぁそうだな。 それとまぁ、食生活に気を遣っているぐらいだな」
妹の質問に口を開こうとすれば先手必勝とばかりに発言を止められたので、とりあえず気を付けている事だけでも話しておく。
もちろん無理な摂食制限はしていないぞ、ただ明らかに脂っこすぎるものは避けたり飽食してないだけだ。
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そんなこんなで姉妹の和やかな会話も終え、妹は護衛兵と共に帰っていった。
俺がサマルトリアに居た頃は見かけなかった、新顔と思しき兵がちらちらと俺の体を舐めるように見ていたのが癪だったが……まぁいい、俺は寛大だから妹や父に告げ口はしないでおいてやるのだ。
そういえば説明がまだだった。
俺は今、ローレシア城に在住している。
それも……勇者王アレンとして、彼の父に半ば強引に玉座に据え付けられたアレンの妃として。
ちなみに俺はローレシア臣民から、英雄妃様とか呼ばれてる。こそばゆい。
……今どこからともなく、知らないって事は幸せね。って嘆息するプリンの呟きが聞こえた気がする。
「息子達は乳母へ預けたぞ、君の子だけあって今日も良い子だったな」
「クッキーの教育がしっかりしてるからだよ」
そして今は日も落ち、宴もないことから夫婦の部屋にて夜の語らい中である。
ちなみに今日の俺の夜の衣装は、最近サマルトリアの名産になってきた……貴族女子のナイトドレス、その名も水のネグリジェだ。
どうやらあの頑固職人爺ことドン・モハメ。 俺の姫騎士のドレスとやらを仕立てた際に、なんかの性癖にスイッチが入ったらしい。 酷い話である。
妊婦さんの体温管理も完璧、寒暖の差をシャットアウト。とどめに、肌の色が見えるか見えないかの絶妙な透け透けっぷり。
アレンとの夜の生活にも何度か起用されている、俺の勝負夜着である。
例の危ない水着も、バリエーションを揃えつつ秘密のクローゼットに隠しているぞ。 洗濯を任せている一部のメイドしか知らない、俺のローレシアにおけるトップシークレットだ。
「もう3か月だっけ? 結構大きくなってきたね」
「ふふふ、既に3回は見ているだろうに」
「中々慣れないものさ」
俺をベッドの上で軽く抱きしめつつアレンはお腹を優しく撫でると、空いた手を俺の乳房へ伸ばし始める。
君は相変わらず俺のおっぱいが好きだな!
「んっ……全く、コレは今は子供達用だぞ?」
「そうだったかな? でも君の体は僕のものだし、問題ないんじゃないかな」
「くくく、冒険をしていた頃や。臣民の前に立つ普段の君からは、中々に想像がつかない程度に独占欲が強いな。君も」
自らの体を愛しい男へ擦り付けながら、彼の胸元。そして首筋へ吸い付くように口づけする俺。
もはや雌堕ちどころか、雌堕落状態である。だが後悔はしていない。
「交わう度に蕩けた声で愛を叫び、子供をおねだりする可愛いお嫁さんだからね」
「っ! ば、ばか……そんな事言うと、その、欲しくなるだろうが……」
いつも世話になっているシスターからは、常々妊娠中の夜のにゃんにゃんについては注意を受けている身として。
欲望スイッチを全力で連打するが如きアレンの言葉は、いろんな意味でヤバイ。 主に快楽的意味で。
まぁ結論から言えば、俺はアレンの手とか口で情欲を満たされた。
割とこの男、夜はさでぃすとである。 そうなると夜の俺はまぞひすとなのだろうか。
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とある歴史学者の報告書
勇者王アレンに寄り添い続けた、英雄妃クッキーには数々の逸話が残されている。
自ら剣を取り、サマルトリア近辺の魔物を退治しては臣民へ声をかけていた、という物から。
勇者王アレン、大魔女プリンと共にハーゴン教団を3人で撃破したという荒唐無稽なものまで、千差万別である。
前者については様々な歴史文献や、当時の教育係が遺したとされている日記からほぼ事実であると証明されているが。
後者は……勇者王アレンや大魔女プリンが使ったとされる武具が発見されたのに、英雄妃クッキーが使用したとされる武具が見つからずにいた為、創作と思われていた。
英雄妃クッキーの活躍を位置づける証拠だ、とされて提出された武具がことごとく贋作であったこともきっと拍車をかけていたのだろう。
だが、その歴史認識を覆す近年の史跡発掘によって発見された。
ソレは、地震によって旧サマルトリア城跡の地下宝物庫跡に大きな亀裂が入ったことが切っ掛けであった。
どれだけ調査をしても発見されなかった隠し部屋、その発見に現場は騒然としたらしい。
後日の再調査によって、恐らく大魔女プリンによって現代の人間では知覚できないレベルのマヌーサが固着されていたことが判明し、更に学会は喧騒に包まれる事になるのだが……。
調査班は、逸る気持ちをこらえつつ慎重に中へ足を踏み入れたところ、永い年月で多少の壁面の劣化はあれど清浄な空気に満ちたその空間の奥には祭壇が設けられており。
その上には、文献に遺されていた姫騎士のドレスそのものが飾られていて、左右には英雄妃クッキーが愛用したとされる光のレイピアと力の盾があったそうだ。
この発見により、学会は大いに紛糾。
今まで創作と扱われていた歴史資料を一から洗い直す騒動となり、それにはこの報告書を書いている私も駆り出されたものだ。 アレは本当に大変だった。
ともあれ、この発見により英雄妃クッキーは名前の割に、とにかく子沢山で後の世の英傑となる人物らの母親という扱いから。
ロトの三勇者の一人として、正式に語られる事となったのである。
英雄妃クッキーとは(ロトの血脈歴史名鑑より抜粋)
サマルトリアの第一王女として生を受けたクッキーは、幼少のころから非常に腕白でお転婆だったらしい。
物心ついた頃には兵に交じって木剣を振り、ローレシアやムーンブルクとの交流パーティでは後に共に旅立つアレンやプリンを振り回してはしゃぐところがあったそうだ。
だが、武一辺倒の人物だと歴史創作等では描かれがちなクッキーであるが、その政治能力は幼少のころから既に頭角を現していたとされる史料がある。
当時、活動を始めていたハーゴン教団の危険性を父王へ説いたり、結果的に叶う事はなかったがムーンブルクへの救援体制の必要すら説いていたとされている。
しかし、王族の女性としての自覚は非常に薄かったとも言われており、一部の口さがない城で働く人物は姫の形をしたマンドリルとまで形容するほどガサツだったとも言われている。
この評価はクッキーにとっても甚だ不本意だったとされる事は、彼女の妹であった第二王女の日記にも記されている。
当初、彼女は後の勇者王とされるアレンと共に旅立つも、途中で力不足を感じたことで旅から脱落したというのが歴史家の間の通説だったが。
近年の発表と、再研究によりクッキーがアレン、プリンらと共に最後まで共に旅をし戦い抜いたという研究結果が出ている。
ハーゴン討伐の旅の後、クッキーはローレシア王となったアレンの下へ嫁入りし、そこでたくさんの子宝に恵まれる。
その数なんと、7男8女。死産したり急逝した子も居なかった事から、当時に一人で産んだ数としては破格である。
この子供の数もまた、クッキーの歴史資料の信憑性を揺らがせる一因となったのは、言うまでもない。
なお、この一人の女性が生んだとされる出産数記録は今も破られていない。
嫁入りしたクッキーは、サマルトリアに居た頃からは別人のように良き妻、良き母としてアレンと子供たちに尽くしたとされており。
勇者王アレンとのおしどり夫婦ぶりは、アレンが天に召された翌日後を追うように眠るように息を引き取るまで続いたそうだ。
個人的に、後世の歴史評価的ネタが好きだったので、最後にねじ込む暴挙です。
クッキーが非実在クッキー扱いされた理由?
プリンさんみたいに亡国になったとかならともかく、健在な国のお姫様があんなガンギマリな勢いで戦ったなんてありえねぇ。って歴史家に一蹴されたからです。
側室もなしに合計15人産む妃がどこにいる!ってなったのもあるけど。
歴史創作だと様々なクッキーが描かれてるらしいけど、総じてドスケベボディ扱いされてるそうです。
なおその扱いは、後世で見つかった姫騎士のドレスの形状から確定に至ったそうな。 酷い話である。