吸血鬼になったエミヤ   作:炎の剣製

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更新します。
今日からFGOで虚数大海戦イマジナリ・スクランブルが迫ってますし、艦これの雪風改二や秋イベが着々と迫ってきてますから、先日に書いて予約更新しないと次はいつ書ける事か…!
UQ HOLDER!も新刊昨日きたけど、黒幕はバアルじゃなくて並行世界を複数同時観測できて干渉も自由自在とか言う型月世界の第二魔法に喧嘩売りまくっている能力を持つダーナだろ!?


042話 学園祭編 隠し事がバレるとの事

 

 

今現在、エヴァの別荘ではアスナ、刹那、このかの三名が水着を着て遊んでいて、ネギは先日の色々とあった件に関してお疲れのためにぐっすりと眠りについていた。

そしてここに初めて来たのだろう、小太郎はというと感動でもしているのか、というか今までネギはここで修行をしまくっていたのかという事実を知りショックと怒りとずるい!という感情を覚えていたとか。

 

そんなネギ達の光景を料理を作りながら見ていたシホはというと、

 

「みんな、元気ねー……」

 

どこか気が抜けた顔をしている。

 

「シホ様……? なにやら精気が抜けておりますよー?」

 

タマモがそう話しかけるが、理由も分かっているためにあまり強く出れていないでいる。

ちなみに今のシホは背中の傷も隠せるタイプの水着を来てさらにフードを上に着ている。

そしてタマモは見た感じ夏の装いで場所が場所ならパラソルを武器に戦っているだろう姿であった。

 

「事情を分かっているなら今はそっとしておいて……。誰が好き好んで苦手な相手と戦うものですか」

 

そう愚痴るシホであったが、そこでいま聞いてはならない人物が聞き及んでいる事などいつものように気を張っていないシホには気づきようがなかった。

 

「―――ほう……? シホが苦手な相手とな? あのクウネルとかいうふざけた名前の奴はシホ。貴様の知り合いか?」

「げっ……エヴァ」

「ほほう……。その表情からあまり聞かれたくない会話だったらしいな。あとで聞かせてもらうぞ」

 

そう言いつつエヴァはネギの方へと歩いていき、ネギに魔法詠唱用の指輪を渡してそのままシホの方へと帰ってきた。

 

「さて、それじゃ聞かせてもらうぞシホ。クウネルとやらの正体を……」

 

その表情はいつものおちょくる顔ではなく、少し真剣気味であった。

シホもその表情から察したのか少しおどけながらも、

 

「そこまで真剣に聞いてくるならうすうすエヴァもクウネルの正体に気づいているんじゃないの……?」

「まぁな。先ほどの貴様の会話でなんとなく察しさせてもらったよ。ところでなシホ。つかぬ事を聞くが、いいか?」

「な、なに……?」

 

どこか得体のしれない迫力があるエヴァの顔にシホは思わず身を一歩引いてしまう。

そんな表情のエヴァはとある事を言った。

 

 

 

 

 

“いま、どれだけの仮契約者のカードをコピーしたのか”と……。

 

 

 

 

「あちゃー☆」

 

シホの隣で聞いていたタマモは思わず痛い顔になっていた。

シホもシホで内心で、「あ、ばれてる……」と察したものだ。

考えてみればそうである。

シホが増やしているカードの能力は中身はともかくカードに現身としてエヴァが持っている本体のカードにも反映されている。

つまるところ、

 

「私の持っている本体のシホのカードにな……どこか胡散臭い顔をしている奴のカードが映っているような気がしてならんのでな。聞いておきたかったのだ。話してみろ。怒らんから。ン?」

 

どこか赤い悪魔を彷彿とさせるそんなエヴァの可愛いがしかし迫力のある笑顔にシホはもうあきらめの境地になりながらも、

 

「アルです……アルビレオ・イマです」

「よろしい。…………――――いつからだ?」

「ネギ先生の弟子入りテストから数日の事です」

「なぜ、教えなかった?」

「アルに秘密にしてと言われていまして……」

「そうか……そしてカードを登録したのはおそらくだが準備期間の時に学園長に会いに行くとか言った時か? ククク、まんまとだまされたよ」

「その……笑顔は素敵なのになんでそんなに背後が禍々しいのですか?」

「理由を知りたいか……?」

「ごめんなさいッ!!」

 

シホはもう今の空気が耐えられずに即座に土下座を敢行していた。

女性となっても、女性の怖い笑顔にはめっぽう弱いのは衛宮士郎時代の時となんら変わりはないのである。

 

「シホ様、御労しいです~……」

 

 

 

 

 

それからシホとエヴァの両者ともに落ち着いたために、エヴァの脳内では思考が高速回転しているために、

 

「では、アルのカードがまだ生きているという事は……」

「うん。もうばれたんなら仕方がないから話すけど……ナギは生きているって事だね。いまどこでなにをしているのかとかは教えてもらえなかったけどね」

「そうか……」

 

それでどこか泣きそうな顔になっているエヴァであったが、その感情はいまは抑えて一回眼を擦った後にシホにある事を聞いた。

 

「では、あいつからどう交渉してカードを登録させてもらったのだ? そう簡単に渡す奴でもあるまい?」

「うん。まぁ……そこはあれだね。アルのカードの能力を思い出してもらえば分かると思う」

「なに?…………なるほど。貴様の記憶を見せたのか」

「ご名答。アルとは互いにそこまで秘密にするほどのものじゃなかったしね。等価交換は簡単だったよ」

「あいつは他人の物語には飢えているからな。シホの苛烈な過去は奴にとってかっこうの的だったんだろうな」

「ははは……返す言葉がありません」

 

それで苦笑いをするシホは頭を掻いていた。

 

「しかし……なるほど。それならば確かにシホが悩むのは分かるかもしれんな。今はどうかは知らんがどうせ実体では戦ってこないだろうな」

「そう。それで悩んでいたんだよ。なにをしてもダメージが通らないのなら使える物も制限されてたんじゃ千日手になっちゃうし」

「そうか……。なら、カグラザカアスナのハリセンを使わせてもらえばいいのではないか?破魔の武器だから奴にも通用するのではないか?」

「うーん……でもやりすぎるとアルが舞台から消えちゃうしなぁ……。ちょっと丘に刺さってる武器でいいのがないか検索してみるよ」

 

そう言って自分の世界に潜っていって動きが停止したシホの姿を見ながらエヴァはタマモに話しかける。

 

「しかし……なんでもありならシホはあのアルをも消滅させられる武器をいくつも持っているというのは今にしても思えばすごいことだな」

「ですね。さすがはかの英雄王の宝物庫の武器防具をありったけ解析させてもらっただけのことはありますよ」

「まぁな。しかもそれを行ったのがよりにもよってアンリマユの方の人格なんだからな。シホの方だったらそんなさすがに度を越えた事はしないだろうしな」

「そうでしょうねー」

 

と、エヴァとタマモが汗を流しながら話していると、戻ってきたのかシホはいつの間にか一本の竹刀をその手に握っていた。

 

「む? 戻ってきたか。してそのへんてこなストラップの竹刀はなんだ?」

「うん。別名『虎竹刀』。この竹刀は絶対にケガを負わせないという能力があって矛盾するけど、でも確実にダメージは与えるという概念が付属させられているんだ」

「くっ……!あっはっは!なるほど、では舞台ではあのアルがダメージを喰らう光景が見られるという事か! 俄然明日が楽しみになったな」

「ですね~!!」

 

と、もう明日の起こる光景を想像したのかエヴァとタマモは二人して盛大に笑っていた。

 

「でも……気がかりなことがあってね」

「なんだ?」

「アルの大会に出た理由なんだけどね。多分、ネギ先生がらみなんだと思う」

 

シホはいまだに遠くの浜辺で修行をしているネギ達の事を横目で見ながらそう零した。

 

「なに? どういうことだ……?」

「多分だけどね。アルは最高の演出をしようと企んでいると思う。たとえば……決勝戦でネギ先生と現身のナギを戦わせようとか、かな?」

「あー……ありえますね。とってもアルらしいニクイ発想です」

「そうか……カードの能力で過去のナギを出現させるのか」

 

エヴァも思いいたったのか、どこか黄昏顔になっている。

もしやしたら幻でも想いを寄せているナギとまた会えるかもしれないエヴァにとっては絶好の機会だからだ。

幾分悩みもするであろう。

 

「そっ。だから私はこのままアルと戦って、もし勝っちゃったらネギ先生にとっては残念なことにしかならないかなと思ってね。きっと、そんな事になったらネギ先生の成長を阻害しかねないし。ネギ先生の師匠のエヴァ的にはどう思う……?意見を聞きたいんだけど……」

「ふむ……確かにぼーやの成長には一手加える事は出来るだろうが、しかしそれは所詮現状はシホのただの予想であってアルの願望かはまだ分からんだろう? その時はその時だ。シホ。貴様がもしぼーやが勝ち上がってきたならばとてもでっかい壁になってやれ。コテンパンにのめすことを許す」

「いいの……?」

「ああ。別に学祭中にさっきのシホの予想をしなくても、一度落ち着いた場でじっくりと制限時間内でぼーやとナギを会わせてやればいい事ではないか。ま、その時には当然私もその場には立ち会わせていただくがな」

「ちゃっかりしているね」

「ふっ……当然だろう」

 

それでにやりと笑みを浮かべるエヴァの顔を見てシホもどこかすっきりしたのか、

 

「わかった。それじゃ魔法は使えない範囲で、それでも真剣にネギ先生とは戦ってみるよ」

「ああ。貴様が本気を出したら今のレベルではあのぼーやは一瞬どころの話ではないからな」

「ふふ、そうだね」

 

それでシホもすっきりしたのか、エヴァとの会話中でも分割思考で作っていた料理が完成していたために、

 

「ネギ先生にアスナ達も。料理ができたんだけど食べるー?」

「たべるたべる!」

「腹ごしらえやな!」

「ありがとうございます、シホさん!」

「酒ノツマミニハイイカモナ♪」

 

と、場はおおいに盛り上がっていた。

 

 

 

 

 

◆◇―――――――――◇◆

 

 

 

 

 

それから翌日になってシホ達は賑やかな会場の中で控室にいた。

シホの格好はというと、先日の吸血鬼の格好ではなく、少し気合を入れて戦闘時の服ではないがそれに似た感じの赤いコートを来て動きやすい格好をしていた。

ネギや小太郎が控室に入ってくるとネギがタカミチに「手加減しないでね」と宣言している中で、小太郎がシホに話しかけてきて、

 

「シホの姉貴! 絶対に二回戦に勝ち上がるから勝負してな!」

「ええ。本気は出せないけど真剣に戦ってあげるわ。…………勝ち上がっていけたらだけどね」

「なんやシホの姉貴に限って珍しく弱気な発言やな?」

「まぁ、色々とあるのよ」

 

そう言いつつ、シホの視線の先ではアルがにこやかに笑いながら手をやんわりとシホに向けて振っていた。

それで少し変な意味で頭に痛みが走るシホであったが、なるべく気にしない事にした。

そして登場する朝倉と超の二人がルールの説明をしている中で、タカミチが小声でシホに話しかけてきて、

 

「(それで、シホ姉さんも超くんが怪しいと睨んでいるのかい?)」

「(うん。きっとなにか起こすと思うから。だからタカミチも警戒していてね?)」

「(シホ姉さんがそこまで言うのなら……わかったよ)」

 

それで会話をやめてそのまま試合会場に入っていく。

見ればもう人、人、人だらけ。

衛宮家族と一緒にタマモも同じ場所で見学をしていた。

シホはかっこわるいところは見せられないなと少しだけ気合を入れなおしながらも、一回戦の小太郎と愛衣の戦闘を見ていた。

そこでは女には手をあげん。が信条の小太郎の手のひらの風圧による吹き飛ばしで愛衣は一気に吹き飛ばされて場外の池に落ちていく光景を見ながらも、

 

(うん。最初から派手だね。普通に人はあんなに簡単に吹っ飛ぶわけないし)

 

と、考えていて、同時にすぐに自分の番がやってくるのをひしひしと感じ取っていた。

 

『それでは第二回戦、始まります! 昨日は吸血鬼の可愛い衣装を披露していました麻帆良女子中等部3-A所属、シホ・E・シュバインオーグ選手! 対するはフードで全身を隠す謎の男、名前も偽名なんじゃねー!?と話題のクウネル・サンダース選手!』

 

朝倉の実況の中でシホは虎竹刀を握りながらも、

 

「どんな目論見があるのか分からないけど、ただで負けてやらないわよ?」

「フフフ……お相手になりましょうか」

 

『おっとすでに会話が白熱しそうかもです! それでは第二回戦、Fightッ!!』

 

こうしてシホとクウネル、もといアルとの戦いが始まったのであった。

 

 

 

 




シホが使えるカード能力を増やしたら同時にエヴァにも誰のを登録したのかそっこうでバレるとかいう秘密もへったくれもあったもんじゃない感じです。


それとマジで活動報告で少し盛り上がったシホさん達(剣製の方)の異世界旅はまだ草案であって書く気はまだぜんぜんありませんからね?あしからずに。
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