楽笑おじさんと絶望こぞう   作:楽笑

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皆さん、お久しぶりです。

今回は、楽笑おじさんと絶望こぞうの外伝になります。

カインド オブ ブルーのメンバーのひとり、バーカーの話しです。

名前、無記無名バーカー・モダンホラー作家・オカルト研究・犯罪心理学・サイコパス

さぁ、何がおきるやら?





外伝 2028 いかれているのは、世界か私か? バーカー編①

 

 

 

世界が壊れていく………

あからさまに…………

 

欲張りな君たちに群がる思想、

 

「お前は何者なのか?」

 

繰り返しどこかで囁き問いかける。

 

私はどこから来たのか?

 

それが解ったとしても答えはないのだろう。

 

あい変わらず、世界は無記であるかのごとくあざわらう。

 

いいかげんな人こそ、明日があるのでしょうか?

 

過去を忘れて未来にこだわらない。

 

そんな時代に死後など考えるまでもないのだろう!

 

かと言って、今が全てと意気込むこともできない。

 

知らない世界に新たな建造物。

 

混沌は情報とかし世界を飲み込む。

 

真実などは何処にも無い。

 

自分ほど不確かなものは無い。

 

思い込みの戯れ言に過ぎない。

 

私は、無記無名。

 

漂い流れる存在。

 

時には引っ掛かりたたずむこともあろうが、無抵抗であり無関心な存在。

 

それでも、生きている。

 

この素晴らしくも愚かな愛すべき世界!

 

それでも、生きていられる。

 

この素晴らしくも愚かな愛すべき私!

 

 

 

……………………………2028 バーカー書記

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

太陽が昇る国。

 

龍神が守る国。

 

世界の雛型であり、世界最古の国。

 

いまだ謎多き、鎖国しているかのようであり、不気味極まりない国にやって来た。

 

私の名は、無記無名。日系四世のアメリカ国籍。

 

年は、36歳。白髪まじりの髪と不精ひげにシワだらけのくたびれた皮膚が、年齢以上の印象をかもしだしている。

 

 

私が、この国に来たのには訳がある。

 

明治の終わりごろにアメリカに渡った祖先の家本から呼び出されたのだ。

 

百年以上も昔の繋がり、今になって何故なのか?

 

どうして、私なのであろう?

 

四世代の間に東洋の島国の血は薄まり、私自身、ルーツが何処かなど、今となってはどうでもいいことであるのに。

 

たまたま産まれたのがアメリカだから、アメリカ人と名乗っているにすぎない。

 

それなのに、よりにもよって、何故、私なのであろう?

 

運命は自分で選ぶものではなかったのか?

 

人生とは?

 

36歳にもなって、おとぎ話の空想のような国の仕来たりに従わざるおえないとは、あまりのくだらなさに笑い話にもならない。

 

なんでも、建国以来、二千年以上続くまじない師の一族であり、陰陽道の力を操り、国全体に結界を張って世界を安定させるのが使命のようだ。

 

国を陰から支え、操り統治していると云っても過言では無いという。

 

なぜ、私でなければいけないのだろう!

 

先代の頭首によれば、私が産まれる以前から定められていたことであり、今後の運営方法は私に一任するというのだ。

 

あまりにも無責任この上無い、二千年以上もよく続けてきたといいようがない。

 

新たな時代を迎える時期であり、陰陽道をもってしても未来は未定であり、この国の命運は、私にかかっているという。

 

よりにもよって、何故、私なのであろう?

 

そんなことを漠然と思いながら、目的地の位山についた。

 

山深く静かな場所に大きな巨石が無造作に転がっている。

 

見ようによっては祭壇に見えなくもない。

 

なんでも、新頭首はここで自然と一体にならなければならないそうだ。

 

オカルト好きな私でも、眉唾ものであり胡散臭さこの上無いのだが、やればわかるというのだ。

 

いわれるがままに、こんな所まできてしまったのも、いまとなっては自分でもわからない。

 

何かに導かれてというのは簡単ではあるが、36年生きてきて、そろそろマンネリ化してきた人生に刺激を求めていた時期だったのだろうか?

 

それとも、物書きである嵯峨なのか、新たなネタを求めて来たのか?

 

どちらにしても、必ずしも理由が必要とは云えず、全ては後ずけなのかもしれない。

 

 

私は平らな巨石の上に立った。

 

静まりかえった森の大気が湿度を増して霧が立ち込めている。

 

私の隣に霧が集まり大きな龍の頭があらわれる。

 

『お前は何者なのか?』

 

龍の頭が問いかける。

 

「私は私でしかない!、、、あなたこそ、何者なのか?」

 

私は、淡々と問い返す。

 

『我は有るがままの者であり、導きし者!』

 

龍の頭は私の正面に回り込み、互いに見つめ会う。

 

『さぁ、導かれし者よ、我と参ろうぞ!』

 

龍の頭は大きな口を開いて、私をまるごと飲み込む。

 

龍の頭は、そのまま真上に空高く舞い上がりだす。

 

あたかも天空から大地へとタワーが立上がったように見える。

 

私は光に包み込まれ、龍の体内をくぐり抜けた。

 

巨石の上に取り残された私には、何が起きたのか解らぬまま、立ち尽くしている。

 

あまりにも、呆気ない。

 

…………実感がない、、、こんなものなのか?

 

 

周りでは陰陽道の長老たちが卯なずいている。

 

 

私の肩書きがまたひとつ増えただけなのか?

 

この国の命運を握る者!

 

 

はたして、いかれているのは、世界か私か?

 

 

………謎は、謎のままに、その先の先へ………

 

 

 

 

 




新たな肩書きが増えたバーカーに、今後、何が待っているのやら?

気が向いたら、また、書こうと思います。

未来は、いまだ未定ですよね!

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