絶望こぞうこと絶望光志郎君は、いったい何を選ぶのでしょうか?
光志郎君は進路指導室にいます。
絶「高校へは、つまらないから行かない」
光志郎君は退屈そうに窓を見ています。
隣には、ルンバちゃんが座っています。
妄「それでは、高下先生は、絶望さんに高校を飛び越して、東大へ行ってみてはと言うのですか?」
高「そうよ、授業をまともに聞いていないのに、今年になってから、彼の成績は学校で一番なの、おかしいと思ってIQ検査をさせてみたら、驚きました。240よ!世界一位なのよ、特に数学がすごい、東大どころか、ハーバードだって余裕で入れるレベルよ!」
高下先生は、興奮してまくしたてます。
妄「それで、私に説得しろということですか?」
高「そうよ、天才よ!天才なのよ!わかるわよね、学校から天才がでるのよ!」
高下先生のテンションがどんどん上がっていきます。
妄「すみませんが、絶望さんの進路は、絶望さんが決めることですので」
高「この、いつもぼーとしていて、何を考えているかわからない彼では、話にならないから、あなたに来てもらったのよ、彼のためなのよ、天才なのよ!わかる!」
妄想さんは光志郎君を見つめます。
妄「絶望さん、帰るよ!」
妄想さんは、光志郎君の手を取って進路指導室を出ていきました。
外は、雨がふっています。妄想さんと光志郎君は一本の傘に肩を寄せて歩いています。
妄「あぁ、むしゃくしゃする、天才、天才ってなんなのよ、今までさんざんバカにしてきたのに、絶望さん、聞いてる?」
光志郎君は、イライラしている妄想さんを見て、笑っています。
絶「ルンバちゃんは、かわいいね!」
妄想さんは、そんな光志郎君を見て笑いました。
妄「ねぇ、このまま、どこか行こう、お腹すかない!」
絶「うん、吉野家がいい!」
光志郎君と妄想さんは、吉野家に入っていきました。
妄「絶望さんは特盛だったわよね、私は並みでお願いします。」
絶「このあとさぁ、今さ、ガンダムOOのA.wakening.of.the.trailblazerがリバイバル上映してるんだけど、見にいこうよ!」
妄「映画か?たまには、いいわね!」
光志郎君と妄想さんは、吉野家を出て、映画を見終わった頃には、夜になっていました。
妄「すっかり、暗くなっちゃたね、いつの間にか、雨、やんだんだぁ、そろそろ帰りますか?」
絶「あそこの公園で休んでいこうよ!」
光志郎君と妄想さんは、公園のベンチに座って空を見上げました。
妄「わぁ~、星がいっぱいで、綺麗!」
雨あがりの夜空いっぱいに、星くずが輝いていました。
絶「世界中の人の数と星の数、いったい、どっちが多いのだろうね?僕たち、一人一人があの星だとしたら、宇宙はどれだけ広いのかな、それぞれの違う世界を持ちながら、共有する世界、僕にもクアンタがあればなぁ、セスナじゃないけど、量子化すれば人も金属のような物質も、この世界中がわかりあえる時がくるのかな?」
妄想さんは、光志郎君の瞳からこぼれる涙を見ました。
妄「なんだか絶望さんが、遠くへ行ってしまいそうで、怖いわ?」
光志郎君はポケットからスマホを取出し、UVERworldのクオリアをかけました。
妄「私、この曲、好き。」
妄想さんは、光志郎君を見つめます。
絶「僕も、大好きだよ。」
光志郎君は妄想さんの柔らかい唇に自分の唇を重ねました。
絶「どこにも行かないよ。」
雨あがりの夜空に、クオリアがしみこんでいきます。
はい、どうも、ありがとうございます。
ガンダムooやエウレカセブンのような、基本的な世界感がしっかりしていて、時代に合わせたメッセージ性がある作品は、いつまでも色あせないないなぁと思います。皆さんは、どんな作品がお好きですか?
それぞれの感性を大切にしましょう!
また、会いましょう。
しんみり、しんみり
愛と平和